二人の魔王の異世界無双記   作:リョウ77

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自分との戦い

光が収まり目を開けると、そこは2m四方の通路だった。

ついでに言えば、

 

「分断されてるなぁ」

 

光が収まる直前に周囲の気配が消えていったのはわかっていたから動揺もしないし予想もしていたが、実際にそうなったらなったでため息の1つもつきたくなってしまう。

まぁ、わかりきっていたことだしと、先に進むことにした。

一歩足を進めるごとに足音が鳴るんだが、それがやけに反響して耳に入り、俺の心に響いてくる。その感覚がなんだか気持ち悪い。

そんな感じで歩くこと10分ほど。通路を抜けると、大きな部屋の中央に巨大な氷柱が立っていた。直径がかなり大きく、円形なのに俺の姿が真っすぐに映る。

他に通路もないし、そのまま道なりに真っすぐ進んで氷柱に近づいてみる。

そして、それを姿見代わりに全身をくまなく見てみたが、

 

「・・・やべぇな。傍から見れば、完全にコスプレじゃねぇか」

 

どこからどう見ても某アーチャーの服なこと、そして、ここ最近は自分の服装に違和感を持たなくなったことに、俺は思わず四つん這いになって突っ伏す。

いや、ハジメよりかはまだいいかもしれないけどな?まだアキバに行けば問題なく溶け込めそうではあるけどな?それでも、そのことを受け入れつつある自分を自覚すると、やっぱ、俺もハジメと似た者同士なんだなって思ってしまう。俺は中二病をこじらせたりなんてしてないのに・・・

 

「・・・たしかに、これだと日本での居場所がなくなってもおかしくはないなぁ・・・」

 

白髪眼帯に黒ずくめのハジメに比べれば、まだマイルドではあるが、それでも腹部とかそこそこ露出があるこの服装は、俺が通報されてもおかしくないかもしれない。

 

『そういう意味じゃねぇよ』

「・・・やっぱり、そうなるか」

 

部屋の中に聞き慣れた声が響き渡り、俺は顔を上にあげた。

そこには、()()()()()()()()()姿()があった。

そう、俺は四つん這いになっていたのに、壁に映っている俺の姿は立ったままだったのだ。

 

『やっぱり、動揺はしねぇか。予想通りか、()?』

「当然だろう。この大迷宮のコンセプトは、だいたい予想がついている。その上で、天之河の証言を考慮すれば、いずれこうなるとは思っていた」

 

だから今さら動揺することもないが、壁の中の俺はニヤニヤと笑うだけだ。

 

『ちなみに、コンセプトってのは?』

「お前が俺だと言うんなら、それくらいわかるんじゃないのか?」

『いやいや、たしかに俺はお前だが、全てじゃない。それもわかっていただろう?』

「まぁな」

 

いくら大迷宮と言えど、本人とそっくりそのままの偽物を作り出すことはできない。それはハルツィナ樹海が証明している。

目の前の俺・・・虚像が『全てじゃない』と言ったのが、それを裏付けている。

おそらくこれも、大迷宮が用意した試練の1つ。であれば、答え合わせも必要だということか。

俺としてはめんどくさいが、仕方なく答えることにする。

 

「この大迷宮のコンセプトは、自分の嫉妬や憎悪、逃避したい現実、その他諸々の自分の“負の側面”に打ち勝てるか。要は、“自分に打ち勝つこと”が攻略の条件だろう?大方、神とやらにつけ込まれないための試練ってところか」

『さすがは俺だ。まったくもってその通りだ』

 

満足する回答だったのか、虚像の俺がわざとらしい仕草でパチパチと拍手する。

ずいぶんとムカつく面だ。偽物とはいえ、俺とは思えない。

だが、そのムカつく面は、拍手が終わると同時に豹変した。

目は赤黒く光を放ち始め、髪や装備はツートンカラーに、肌の色は魔人族に似た浅黒い色に染まった。

まるで魔物みたいだと考えながら、俺はトンッと軽く後ろに飛びのき、日本刀を生成した。

 

『はっ、やる気満々って感じだな』

 

そう言いながら、虚像は足を踏み出し、水面から出てくるように波紋を広げながら実体を伴って顕現した。

 

「まったく、どんな魔法を使えばそんな真似ができるのか」

『それを知ったところで、何かできるわけでもないだろう?』

「ただの興味本位だ。まぁ、おしゃべりはこれくらいにするとして・・・」

 

そう言いながら、俺は殺気を放ち、身に纏わせる。

虚像の方も、俺と同じように日本刀を手に持ち、俺と同じように殺気を身に纏わせる。

俺は、ハジメのように辺りに殺気をまき散らすような真似はしない。いつでも自在に形を変え、余計な人物には感じさせず、相手だけに鋭く向け、あるいはぼかして手の内を読ませない。その程度のことは、目の前の虚像も当然のようにできるらしい。

 

『さぁ、峯坂ツルギ。お前は、お前()に勝てるか?』

 

虚像の言葉と共に、俺と虚像は同時に前へと踏み出した。

刹那、ギィンッ!と甲高い激突音が響き渡る。そのまま、俺と虚像はつば競り合いの体勢に持ち込む。

初撃で打ち合った感じ、実力は俺とほぼ五分といったところか。

押し込まれはしないが、押し込むこともできない。

やむなく後ろに飛びずさり、今度はマスケット銃を10丁生成し掃射する。

虚像の方も、俺とまったく同じ動きで引き下がり、同じくマスケット銃を10丁生成、掃射した。

放たれた弾丸はすべて撃ち落とされるか、刀によって弾き弾かれ、お互いに傷1つつかない。

次に俺は刀を消して、代わりに白黒の双剣を生成する。

虚像も白黒の双剣を生成し、俺と同時に踏み込んだ。

互いに肉薄し、白黒の双剣を振るう。その動きはまったく同じで、すべて迎撃し、迎撃される。

お互いに手の内がわかりきっているから、迎撃も容易にできる。

お互いに、決め手に欠ける状況だ。

 

『はっ、やっぱり強ぇなぁ、(お前)?だが、わかっているんだろう?お前()は本当は弱いってなぁ?』

「あ?」

 

唐突に、虚像の口が開かれる。いきなり何を、とは思ったが、攻撃の手も迎撃の手も緩めない。

 

(お前)は、いつだって自分のことで精いっぱいだ。たしかにこの世界の人間や他のクラスメイトに比べれば強いだろうが、仲間内では何もかも中途半端でしかない』

 

たしかにそうだ。ハジメにはすべてのステータス値で、ユエには魔力で、シアとティアには身体能力で、ティオとイズモには精神力で、俺は足元にも及ばない。俺の持つ力は、そのすべてにおいて中途半端、言ってしまえば器用貧乏だ。

 

『特に、ハジメのことは最初は俺が守ってやるって息巻いておきながら、結局守り切ることができずに死なせそうになったし、今では守られる側だ。その力を、(お前)は羨ましく感じただろう?』

 

ハジメが得た力は、血反吐を吐くような、という生ぬるいものではない、まさに死に目に遭いながらも手に入れたものだ。その苦しさは、俺の想像できるものではないと、わかっている。

だが、もしその力が俺にあったら?という考えはぬぐい切れなかった。

 

『日本でもそうだ。(お前)は必死に強くなろうとしたんだろうが、それはどこまでも自分のためだけ。決して誰かのために動くことはなく、敵を作ることがほとんどだった。結局敵を作って、ハジメに迷惑をかける結果になった。お前は、ハジメに甘えてばっかりだった』

 

香織絡みのことだ。ハジメに突っかかる男子生徒を俺は力づくで追い払い、それによってハジメに直接危害をくわえてくるようなことはなくなったが、代わりに陰口を叩かれたり、陰湿な噂を流されることもあった。噂に関しては俺が出所を徹底的につぶしたが、陰口がなくなることはなかった。ハジメはいつも、あいまいに笑って受け流していたが、心労がなかったと言えばうそになるだろう。

 

『天之河のこともそうだ。あいつはいつも自分の力を誰かのために使っていた。自分のためにしか使えなかった(お前)と違って、何人も救ってきた。自分にできないことをやってのけていた。お前はそれに嫉妬していただろう?』

 

天之河の周りは、天之河が救った人間で溢れていた。いつも1人だった俺には、実現できない光景だった。どうして自分はできなかったのだろうと思うこともあった。

 

(お前)も、もうわかっているだろう?(お前)が天之河に強く当たっていたのは、ただの八つ当たりだ。ずいぶんと情けないよなぁ?これを知ったら、ティアやイズモはどう思うだろうなぁ?』

 

いつも強くいようと、自分の大切な人を守ってみせると言いながら、このようなみっともないことをしていると知られたら、軽蔑されるだろうか、見放されてしまうだろうか。

 

『お前の父親も、所詮他人でしかない。ティアやイズモへの思いだって、結局のところ甘えでしかない!(お前)は、いつになっても、どこに行っても、結局1人なんだよ!!』

 

そうだ。俺は今までずっと1人だった。今は一緒にいてくれているが、いつ離れるかわからない。

その光景を想像し、剣筋を鈍らせてしまった。

虚像はその隙を見逃さず、俺の双剣を弾き飛ばした。

俺は大きくのけぞってしまい、がら空きになった喉元に虚像は流れるような動きで黒い剣を首に突き刺そうとし、

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はその攻撃を、黒剣の柄で防御した。

 

『は?』

 

それが信じられなかったのか、虚像はアホみたいに口を開けて呆ける。

俺はその隙を見逃さず、隙だらけの横っ腹に後ろ回し蹴りを叩き込んだ。

蹴り飛ばされた虚像は壁に巨大なクレーターを作って陥没して止まった。

 

『がふっ。ど、どういうことだ。今言ったことは、たしかにお前が抱える闇のはず・・・』

「まったく。コンセプトがわかっていたとはいえ、こうも分かりきったことばかり言われると、むしろこっちが呆れる。やっぱ、所詮は紛い物か」

 

たしかに虚像の言う通り、今言われたことは事実だ。少なくとも、否定はしきれない。

だが、それだけだ。俺からすれば事実確認でしかなく、それ以上でもそれ以下でもない、なんともつまらない内容だった。途中あたりから明らかに盛ってきたし。

内心で呆れ果てている俺は、1つずつ訂正を入れていくことにした。

 

「俺が弱いからティアやイズモが離れていく?だったら、2人はとっくに離れている。なんせ、情けないところなんてすでに何度も見せてるからな」

 

ティアには胸の中にうずくまって泣いたところを見せたし、イズモにも思わず弱音を吐いて抱きしめられたことだって何回もある。

俺としてはむしろ、そっちの方が軽く黒歴史なんだけどな。

続いて、

 

「天之河の八つ当たりの理由をすり替えられても困る。あのバカにできて俺にできないことがあるってのは、まぁ、たしかに事実なところもあるんだろうが、それは別に大したことじゃない。それ以上に俺は、あいつのガキみてぇな性根にストレス抱えてるんだよ」

 

あんないい年して「自分は悪くない!」って自分の非を認めようとしない奴は、初めて見たよ。しかも、八重樫が苦労しているのにも気づかず、ご自慢のご都合主義で「俺が守る」などとほざいている始末。むしろ、俺が八重樫のフォローに回ることの方が多かった気さえするんだが?

そんなガキみたいな面倒ごとばかり引き起こすから、俺はストレスを抱えているわけで、だから八つ当たりしているんだよ。

八つ当たりしてること自体は認めるよ。実際そうだし。これに関しては開き直っていいと思っている。周りにも同じこと言ってるし。

最後に、

 

「俺が1人になるからなんだ?ただ、それを指くわえて見ているだけだと思ってるのか?どんな手を使ってでも離れさせねぇし、離れてもまた引き寄せる。俺も親友や仲間にならって、それくらいの覚悟は済ませた」

 

ハジメは言った。たとえ化け物でも、ユエたちと一緒に過ごすと。

ユエも言った。たとえ裏切られても、ハジメを逃がさないと。

だったら、俺もそれくらいの気概を見せなきゃだめだろう。俺だけ、弱気になっている場合ではない。

俺だけそんなんでは、ハジメやユエに笑われてしまう。

とはいえ、曲がりなりにも相手は大迷宮の試練。この程度では引き下がらなかった。

 

『だ、だが、実の母親を殺した十字架は、一生お前にかかる。そんな状態がいつまで・・・』

「あぁ、それなら、俺にも少し思うところがあってな」

 

それは虚像の言う通りだ。

日本では、俺は実の母親を殺した罪にさいなまれていた。だから、ひたすら自分を鍛え、あの日のことを乗り越えられるようにとがむしゃらに走り続けた。ティアにも話し(意図せずハジメたちにも聞かれたが)、そんな俺を受け入れてくれた(ちなみに、香織と八重樫にもティアからその話を聞いたと本人たちから聞かされ、軽く頭を抱えた。2人に嫌悪されたり突き放されたりしなかったのは救いだったが)。

それで、俺の精神にも余裕ができたからだろうか、あることに気づいた。

 

「たしかに俺は母さんを殺した。それは紛れもない事実だ。だが、おかしいんだよ」

『おかしい、だと?一体なにを・・・』

「いくらお互いに錯乱していたとはいえ、俺に戦闘の才能があったとはいえ、たかだか5歳のガキが覆いかぶさった大人から刃物を奪って逆に刺し返すなんて、できるはずがないんだよ」

 

たしかに、武術には相手の武器を奪って相手を斬り伏せる技術は存在するが、それでも限度はある。例えば、あまりにも体格差が大きいときとかだ。昔の俺と母さんはそれに当てはまる。

であれば、何があったのか。その辺りが、俺の記憶の空白に関連することなんだろうが、1つだけ推測することができる。

それは、

 

「俺が母さんを刺したんじゃない。母さんが自分で自分を刺したんだ。丁寧に、柄を俺に持たせてな」

 

その意図は、俺にはわからない。過去視で俺の記憶を探るにしても、魔力が足りず断念。結果、肝心なことはわからずじまいだ。

思えば、父さんが殺された件も不自然なところがあった。以前、俺は父さんが殺された事件をこっそり調べたことがあるんだが、俺の調べられる範囲では「通り魔に殺害された」以上の情報はどこにもなかった。最初は「まだ犯人は捕まっていないのか」くらいにしか思っていなかったが、犯人の名前はおろか、特徴を示した手配書や逮捕状のデータさえもなかった。

つまり、

 

「俺は、事件に関するすべてのことを知らない。だったら、何が何でも真相を確かめるまでだ。幸い、それができそうな手段はあるからな」

 

そのためにも、ここで立ち止まっているわけにはいかない。

 

「だから、お前をさっさと片付ける。いつまでも邪魔してんじゃねぇぞ」

 

そう言って、俺は再び日本刀を生成した。

 

『・・・まったく揺るがないな。だが、そのままでは(お前)には勝てねぇぞ』

 

虚像の方は、悪態をつきながらも立ち上がり、同じように日本刀を構えた。

だが、

 

「なんだ。まさか、まだ互角とでも思っているのか?」

『? どういう・・・っ!?なぜだっ、なぜ急に弱体化されてっ』

 

虚像は、突然の事態にうろたえる。

“看破”で虚像のステータスを見れば、先ほどの3分の2ほどまでに下がっていた。

この現象を引き起こしたのは、俺だ。

 

「やっぱりな。互角のまま決着がつかないなら、試練にならない。なら、弱体化する方法があると考えるのは難しくない。コンセプトがわかっているなら、その方法だってすぐに思いつく」

 

大方、自身の精神の強化か、言われたことを認めたうえで前に進む意思を見せることだとは、すぐに予想がついた。だから実践してみたが、どうやら当たりだったようだ。

 

『だがっ、なぜこうも急に!そんな予兆なんてなかったはず・・・まさか・・・』

 

言っている途中で気づいたのだろう、あり得ないと言った風につぶやいた。

 

『コントロールしたというのか、自分の精神を・・・』

「元々、日本にいたころの鍛錬はそれが目的だったんだ。できないはずがないだろう」

 

日本で武術の鍛錬をしていたのは、精神修行が目的だった。これくらい位の芸当なら、俺でもできる。

 

「まぁ、ティオとかイズモなら大迷宮に悟らせずに強弱のコントロールすることもできるだろうが。俺にできるのは、せいぜいやせ我慢くらいだし」

 

ユエよりも長く生きてきたあの2人は、精神力チートと言っても過言ではない。ティオはあれだが・・・竜人族の矜持はまだ生き残ってるようだし、大丈夫だろう、うん。

 

「さて、おしゃべりはこれくらいにするとして・・・さっさと構えろよ。これで終わらせるんだからな」

 

俺はそう言って、刀を水平に、腰だめに構え、

 

「“禁域解放”」

 

昇華魔法による、疑似“限界突破”の強化を施した。

虚像は、何かに納得したように苦笑した。

 

『・・・なるほどな。お前()はこの試練を、それこそこの世界に来る前からクリアしていたということか。だが、一部の開き直りは感心しないな』

「俺の親友は、それこそ全部開き直りで攻略してそうだが?」

 

頭の中では、何を言われても「そんなもん知らん、死ね」とドパンする親友が簡単に想像できてしまう。

さすがに、それはないと思うが・・・言いきれないのが悲しいところだ。

虚像はさらに苦笑を濃くしながらも、俺と同じ構えをとった。

そのまま機会をうかがい・・・俺と虚像は同時に踏み出した。

 

『秘剣・燕返し』

 

虚像から放たれるのは、瞬間3連続斬撃。俺の持つ攻撃の中でも、特に殺傷能力の高い攻撃だ。

だが、俺よりもステータスが低い上に、俺が繰り出すのは、さらに早く、3回分の攻撃を一回にのせた斬撃。

 

 

 

その名も、

 

 

 

「一閃」

 

 

俺の攻撃は、虚像の刀を両断し、そのまま虚像を袈裟斬りした。

攻撃をもろに受けた虚像は、そのまま地に倒れ伏し、塵となって消え去った。

 

「・・・終わってみれば、あっけないもんだったな」

 

最初から俺には相性のいい試練だと思ってはいたが、ここまで拍子抜けだとは思わなかった。

まぁ、これで俺は大迷宮を攻略したということでいいんだろう。

氷柱の方を見ると、一部が溶け出して新たな道が生まれた。

おそらく、どこかにつながっているんだろう。大方、他のメンバーのところに出るといったところか。

 

「さて、あと2人ほど心配な奴はいるが・・・」

 

どのみち、俺が手を出してもあまり意味はない。あくまで攻略に必要なのは本人の意思だ。

だが、もし必要になったら、その時はフォローくらいはしてやろうと心に決め、新たな道へと足を踏み出した。




「エ〇ヤのコスプレなら、ポーズも考えた方が・・・?いや、それだと俺もハジメと同類に・・・いやでも、ティアからねだられる可能性も0ではないし・・・でもハジメの同類になるのは、いやでも・・・」
『いつまでくだらないことで悩んでるんだよ』

割とどうでもいいことで真剣に悩むツルギに虚像が呆れるの図。

~~~~~~~~~~~

いやぁ、思った以上に虚像の台詞選びに苦労しました。
一応、自分ではけっこういい感じになったかなぁ、とは思っています。

学祭も終わって久々に投稿したら、2度目の日間ランキング10位台で驚きました。
この作品も、いつの間にか人気になったんだなぁ、と書き始めた当初からは想像もしなかった事態に、うれしさ半分感慨半分です。
最初の方は、というか、わりと今も書きたいから書いているという感じなので。
これからも引き続き、面白い作品作りを心掛けて頑張っていきます。
・・・日間ランキングにのるたびに、こんなことを言いそうな気がしてきました。

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