二人の魔王の異世界無双記   作:リョウ77

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青い海の上と港町で

「・・・疲れた」

 

それが、怒涛の展開を乗り切った俺の感想だった。

あの後、俺たちはマグマだまりからどこかの地下に流された後、ほぼ丸1日くらい激流にさらされ続けた。

その間、船内はこれでもかというくらいに荒れ続けた。最初はユエと俺の“絶禍”でなんとか船体を安定させていたが、さすがに長時間は魔力がきつかった。

そこで、ハジメが生成魔法で重力石を生成し、それを元に浮遊する座席を作った。

完全にシェイクされるのを防げたわけではないが、それでもだいぶマシになっただけ御の字だろう。

その後もしばらくの間眠らずにしのいでいたが、ある時、今までで一番の衝撃が船体を襲った。その衝撃はすさまじく、“金剛”を発動した潜水艇に直接ダメージを与えるほどで、その勢いのまま吹き飛ばされた。

だが、俺はここで安堵した。このすさまじい衝撃の正体は、水蒸気爆発によるものだと察したからだ。つまり、少なくともマグマの中から脱出できたということである。ハジメのクロスビットでも、そのことはすぐに確認できた。

それでも潜水艇はかなり傷ついたが、浸水しなかっただけマシだ。

だが、それで俺たちの受難が終わったわけではなく、その後も苦難は続いた。

両翼や船尾が大破してしまったものの、操作だけなら魔力操作でできるから問題ないとそのままハジメが運転を始めたのだが、そこにこれでもかというくらいに魔物が襲い掛かってきた。

最初は、体長が30mくらいの巨大なイカっぽいなにか。その次は水の竜巻を作るサメの群れ。

最初は潜水艇に搭載されている武装と俺とユエの魔法で撃退したが、武装が尽きてからは俺とユエの魔法頼みになり、ユエの魔晶石の魔力のストックがなくなってからは、シアから吸血して“血力変換”で魔力をひねり出し、シアが貧血でぶっ倒れてからは、ほとんど俺1人で魔物を殲滅した。

ティアからも魔力の供給と俺の“高速魔力回復”のおかげでなんとか乗り切ることができたが、俺は魔法を行使し続けた疲労でぶっ倒れた。

その後は、ハジメが潜水艇を海面に出して、休憩することになった。

今は、ティアが俺を抱きしめながら横になっている状態だ。

この潜水艇は、あらかじめ大きく作って部屋を多めに作ってある。なぜかと言われれば、たのs・・・それぞれゆっくり休憩するためだ。

2人一部屋で、割り振りも自然に決まっているが、断じてそれぞれ楽しむためでなく、ゆっくり休むためだ。

 

「ツルギ?大丈夫?」

 

俺のつぶやきが聞こえたのか、ティアが心配そうに俺を見つめる。

 

「ちょっと体はだるいが、問題ない。殴られたところも、ティアのおかげでほとんど治ってるからな」

 

どうやら、俺がぶっ倒れてからもティアは回復魔法を俺にかけてくれていたようで、腹の傷はほぼ完治していた。

 

「まぁ、今はゆっくり休もう。ティアも、俺に回復魔法をかけっぱなしだっただろ?」

「そうね。でも・・・ん」

「んむ」

 

そう言うと、ティアは体を寄せてキスをした。

最初は軽く触れる程度だったが、繰り返すごとにだんだんと深くなっていき、体もより密着させてきた。

 

「ツルギ・・・」

「・・・まさか、部屋の中とは言え、大海原のど真ん中でやるとはなぁ・・・」

 

そう言いながらも、俺はティアを拒絶しない。周りに配慮して、遮音結界を張っておくのも忘れない。

やっぱ訂正。楽しむための部屋割りだったわ、うん。

 

 

* * *

 

 

ティアと楽しんだ後、船内の共有スペースに向かうと、そこにはむすっとしたシアと、ちょうどすっきりした様子でハッチから戻ってきたハジメとユエがいた。

 

「お前らも起きてたのか・・・ていうか、シアはどうしたんだ?」

「・・・べつに、大したことではありません。激しい揺れと、艶やかな声と、生々しい音で目が覚めて、元気になっただけです。襲ってやろうと思うくらいに」

「そうか」

 

俺とティアの方は、ちゃんと遮音結界を張ったからシアに聞こえるはずがないし、聞こえたところでここまで不機嫌にはならないだろう。

とすると、ハジメとユエの方か。

あれ?でもハジメとユエは潜水艇のハッチから戻ってきた。

ということは、ハジメとユエは外でそのまま・・・。

・・・日本にいたころじゃあ、想像もできなかったな。

俺の方も人のことを言えないとはいえ、ちゃんと部屋の中で、音が漏れないように、という配慮はちゃんとする。

だから、ハジメとユエに比べれば、まだ良識はある・・・のか?

とりあえず、そんなこんなで相当寂しさをつのらせたらしいシアは、ハジメの隣に腰かけてギュッと抱きつき、ハジメとユエが2人がかりで慰めた。

その後でハジメと話したのだが、ハジメが言うには、昨夜見た星の位置から考えると、今いる場所はエリセンの北らしい。だとすると、陸地を左手側に南下すれば、少なくともエリセンとグリューエン大砂漠をつなぐ港が見えるか。

とりあえず、遭難の危機はあまりないことにほっとした。

それから二日目の正午くらいの時間、俺たちは食事休憩をすることにした。

メニューは当然のように海で採れた魚だが、運よく海獣・・・の魔物を捕えることもある。

捕獲した魔獣は俺が魔力を抜き、毒の有無を確認してからそのまま生で食べる。そうすれば、野菜類がないこの状態でもビタミンを摂取することができる。

ただ、宝物庫が手元に無いせいで、今できる調理と言えば切って焼くしかできない。

一応、焼き加減を調節したり、海水から塩を作って味付けしてはいるが、味のバリエーションはかなり乏しい。

それでも、大海原のど真ん中で食べる魚というのも、なかなかにおいしく感じる。場所や雰囲気も調味料の1つだというが、たしかにその通りだ。祭りや海の家で食べる焼きそばが普段よりおいしく感じるのと同じだ。

そんなこんなで見たことのない魚の丸焼きや刺身に舌鼓を打っていると、シアのウサ耳がピコン!と跳ね、ついでせわしなく動き始めた。

そこで、俺とハジメもなにか複数の気配が俺たちを囲むようにして近づいてくるのを感知した。

直後、潜水艇の周りに20人ほどが三叉槍を手にして海の中から現れた。

海の中からでてきたことと、エメラルドグリーンの髪とヒレのような耳を持っていることから・・・海人族か?

ただ、感じる雰囲気は尋常じゃなく、警戒心にあふれている。

 

「お前達は何者だ?なぜ、ここにいる?その乗っているものは何だ?」

 

そのうちのハジメの正面にいる1人がハジメに問いかける。

だが、今食べている魚はなかなかに歯ごたえがあり、飲み込むのに時間がかかる。

一応、ハジメからすれば真面目な態度をとっているつもりなんだろうが、海人族の兵士からすれば余裕の態度のように見えたらしく、額に青筋が浮かんでいる。

 

「あ、あの、落ち着いて下さい。私達はですね・・・」

「黙れ!兎人族如きが勝手に口を開くな!」

 

それを察したシアがハジメの代わりに答えようとするが、怒声と共に切り捨てられる。

どうやら、兎人族の地位は海人族からしても低いらしい。

ただ、なんとしてもハジメの口から答えさせたいらしく、三叉槍をシアの方に向けて勢いよく突き出された。

ったく、仕方がない。

 

「はい、ストップ」

「ッ!?」

 

俺はそう言いながら、剣製魔法で鎖を生成して海人族の兵士と三叉槍を拘束した。兵士は、槍を突き出した姿勢のまま振りほどこうともがくが、その程度で外れるほど、やわではない。

 

「なっ、なっ」

 

他の兵士たちは目の前の光景に絶句しているが、俺はそれに構わずに話しかける。

 

「話を聞きたいなら、もうちょい落ち着け。それじゃあ、そっちの方が話を聞く気がないように思えるぞ。あと、ハジメ、さっさと飲み込め。なんかそれのせいで過激になってる部分もありそうだし」

「ちょっふぉまふぇ、ふぐのみふぉむ」

 

「ちょっと待て、すぐ飲み込む」とでも言ったんだろうが、口に含んでいるせいでうまく言えてない。

あと、ユエとシアが急いで飲み込もうとしているハジメを見て微笑ましそうにしているのも、ちょっと今はやめてほしい。

周りから、もはや殺気のようなものまで感じる。

できるだけ早く、穏便に済ませた方がいいだろう。

 

「えーと、とりあえず俺たちとしては、海人族とはあまり争いたくない。だから、穏便に話し合いといかないか?そっちから手を出されると、こっちも反撃せざるを得ない」

 

俺たちとしても、ミュウとおなじ海人族をあまり傷つけたくはない。

それが原因でミュウが悲しむというのも、あまりいい気はしないしな。

ただ、海人族の兵士たちは相当警戒心が高いようで、俺の言葉をまるっきり信じてくれようとしない。それどころか、投擲用らしき短い銛を構えだした。

 

「そうやって、あの子も攫ったのか?また、我らの子を攫いに来たのか!」

「もう魔法を使う隙など与えんぞ!海は我らの領域。無事に帰れると思うな!」

「手足を切り落としてでも、あの子の居場所を吐かせてやる!」

「安心しろ。王国に引き渡すまで生かしてやる。状態は保障しないがな」

 

・・・あ~、だいたい察した。

察したが、周りの兵士たちがもはや警戒心を通り越して強い恨みを発しはじめている。

たしかに考えてみれば、見たことのない船に乗っており、兎人族の奴隷(に見える)の少女を連れており、海人族の警戒範囲をうろついている、さらにハジメの見た目は義手と眼帯で怪しい・・・誤解されるのも無理はないか。

それに、亜人族は種族における結束や情が非常に強い。他種族はもちろん、同種族は特に。シアのハウリア族がいい例だ。

だからこそ、同種族の少女がさらわれたということに、自分の子と同じくらい大切なのだろう。

ということで、

 

「だから落ち着けって言ってるだろうに」

「「「「なっ!?」」」」

 

今銛を構えている全員を優しく、されどもしっかりと拘束させてもらう。ちゃんと怪我をしないように気を配りながら。

 

「そっちが話せっていうから対話に応じようとしてるのに、自分たちで勝手に放り投げるんじゃねぇよ。あと、お前たちの言う“あの子”って、ミュウって名前だったりしないか?」

「なっ、なぜミュウのことを知っている!?」

「俺たちは、フューレンのギルド支部長、イルワ・チャングからミュウの護送の依頼を受けている。今は訳あって一緒にはいないが、アンカジまで戻って来ている」

「だ、だまされないぞ!そう言って、また我々をさらおうと・・・」

「お前たちが信じられないってのもわかる。だから、いったんエリセンまで行って、だれか同行者を決めてアンカジまで一緒に迎えに行く、ってところで手打ちにしないか?俺たちとしては、ちゃんと依頼書もあるし何もやましいことはないんだが、そっちが信じられないって言うから譲歩しているんだ。だから、わかるな?」

 

俺がちょっと威圧しながら問いかけると、すぐに頷いてくれた。

若干顔が青くなってる気もするが、ちゃんと俺の話を聞き入れてくれたってことでいいだろう。

 

「というわけだ。めんどくさいことになったが、こんなもんでいいだろ」

「・・・まぁ、ミュウのためならしゃあねぇか」

「・・・ん、ちゃんと話を聞いてくれて助かった」

「早く、ミュウちゃんを家族に会わせたいですねぇ」

「そうね。そのためにも、さっさと終わらせましょうか」

 

ハジメたちも俺の意見に異論はないということで、まずはエリセンに向かうことにした。

ミュウのことに関してはそれからだ。

 

 

* * *

 

 

とりあえず海人族の兵士たちを説得した俺たちは、潜水艇の周りを兵士たちが囲む形でエリセンに向かった。

ちなみに、道中で聞いた話なのだが、今襲ってきた連中は全員ミュウのことを直接知っていたらしく、ミュウが誘拐されたときに母親が負傷したこともあって、余計感情的になったらしい。

さて、そんなミュウがハジメのことを“パパ”と慕っていることを知ったら・・・その時の反応が楽しみだ。

そんなこんなで、海の上を走ること数時間、ついに陸地が見えてきた。

 

「お、ようやく町が見えてきたな。あれがエリセンか」

「ん?おぉ、本当に海のど真ん中にあるんだなぁ」

 

ハジメの言う通り、海のど真ん中にとつぜん現れたような感じだ。

港には多くの桟橋が突き出ており、屋台が数多く立ち並んでいる。海人族の少女が誘拐された後ではあるが、観光客はやはりそれなりにいるようだ。

その観光客や地元民たちは、武装した大勢の兵士が囲んでいる得体のしれない乗り物とそれに乗っている俺たちを見て目を丸くしたり、中には騒ぎ出す者まででてきたが、とくに気にせずに空いていた桟橋に潜水艇を止める。

 

「さて、事情説明は頼んだぞ。面倒なことになったら、その分ミュウとの再会も遅れるからな」

「あ、あぁ、わかっている」

 

そう言って、兵士の1人が俺たちのところに来たお偉いさんらしき人物に事情を説明し始めた。

だが、詳しいことは遠くて聞き取れないが、なにやら難航しているようで、なかなか同行者が決まらない。

後ろのハジメが、だんだんイラついているのを感じるが、今のところは待つことしかできない。

できることなら、なるべく穏便に済ませたいんだが・・・。

そう思った矢先に、事情を説明した兵士を押しのけて大勢の他の兵士たちが押し寄せて、あっという間に俺たちを包囲した。

その中の、隊長格らしき人物が高圧的に話しかけてくる。

 

「大人しくしろ。事の真偽がはっきりするまで、お前達を拘束させてもらう」

「・・・おい、ちゃんと話を聞いたのか?」

「もちろんだ。確認には我々の人員を行かせればいい。お前達が行く必要はない」

 

・・・バカなのか頭でっかちなのか。いずれにしろ、面倒なことになったな。

一応、ミュウの故郷ということでハジメも自制を利かせているが、イライラが募っているのが気配で丸わかりだ。

 

「あのな、俺たちも早く仲間に会いにいきたいのを我慢して、わざわざ勘違いを正しにここまで来たんだ。ちょっとは話を聞いてくれてもいいんじゃないか?」

「果たして勘違いかどうか・・・攫われた子がアンカジにいなければ、エリセンの管轄内で正体不明の船に乗ってうろついていた不審者ということになる。道中で逃げ出さないとも限らないだろう?」

「どんなタイミングだよ。逃げ出そうっていうなら、兵士を全員拘束した時点でそうしてる。わざわざここまで来る意味もないだろうが」

「その件もだ。お前達が無断で管轄内に入ったことに変わりはない。それを発見した自警団の団員を襲ったのだから、そう簡単に自由にさせるわけには行かないな」

「・・・あのな、最初に襲ったのはお前たちの兵士の方なんだが?それとも、おとなしく手足を斬り落とされていればよかったとでも言うのか?・・・いい加減にしろよ」

 

そう言いながら、俺は強めに殺気を放つ。

俺の放った殺気に周りは腰を抜かすが、隊長格の人物はわずかに後ずさりするだけだった。思ったよりは有能なようだ。

だが、胸元のワッペンにはハイリヒ王国の紋章が入っている。おそらく、保護の名目でエリセンに駐屯している部隊の隊長格ということだろう。周りの海人族の兵士、おそらく自警団だろう兵士たちも、及び腰になりながらも引こうとはしない。

もちろん、エリセンで問題を起こすのは、ミュウの故郷であることももちろん、メルジーネ海底遺跡を攻略する上でも、拠点となる町で面倒ごとを起こすのはよくない。

アンカジにミュウがいるのは確実だし、それを証明すればそこで疑惑も解ける。それは頭ではわかっている。

だが・・・理不尽を前に「はい、そうですか」と大人しく引き下がるほど、俺もおとなしい性格をしていない。

俺が得た強さは、本来はそれらを乗り越えるために手に入れたものだ。

それは、ハジメも同じ。

ハジメの方も、相手の言い分をこれ以上聞くつもりはないようで、剣呑な空気を放っている。

これでも俺たちの言うことを聞かないと言うなら、多少の実力行使はやむを得ないか・・・

 

「ん?今なにか・・・」

 

そこで、シアが耳をピコピコさせながらきょろきょろと空を見回し始めた。

おそらく、何かの気配をつかんだんだろうが、ここにきて一体なんなんだ?

俺は殺気はそのままに、上空を見まわす。

だが、それらしき姿は・・・

 

「・・・ッ」

 

ん?うっすらとだが、俺にもなにか聞こえて・・・

 

「・・・パッ!」

 

・・・まさか!?

 

「ハジメ!上だ!」

「あ!?」

「・・・パパァー!!」

 

真上を見ると、そこにいたのは、

 

「ミュウッ!?」

 

満面の笑みで自由落下をしているミュウだった。その後ろには、慌てて落下する黒竜のティオと、その背に乗ってやはり焦った表情をしている香織とイズモの姿があった。

ていうか、なんでそんな笑顔で紐なしバンジーができるんだよ!?

なんにせよ、このままはやばい!

 

「くっそっ!」

 

俺はとっさに風魔法“嵐帝”を絶妙な加減で放ち、上昇気流を発生させてミュウの落下の勢いを減衰させる。

そこでハジメが“空力”と“縮地”を発動させて一気に跳躍し、ミュウの落下位置を推測し、速度を調整、ミュウを柔らかく受け止めた。そしてミュウを抱きしめたまま“空力”を発動し、なんとか地上に戻っていく。

なんとか事なきを得たが、内心は冷や汗がだくだくだ。

 

「パパッ!」

 

そんな中、ミュウはと言えば俺たちの内心を少しも気にせず、満面の笑みでハジメの胸元に頬をスリスリさせる。

推測だが、おそらくティオあたりが真下に俺たちがいることをミュウに教えたのだろう。その結果、故意か事故か・・・いや、あれは確実に確信犯だな。まぁ、それで俺たちめがけて落下した、ということか。

落下しても俺たちが確実に受け止めるだろうことを信頼してくれたのはうれしくもあるが、だからって普通、4歳児が満面の笑みでフリーフォールをするか?

なにはともあれ、地上に戻ったらハジメに盛大に叱ってもらおう。さすがに、何回もこんなことをされたら俺たちの精神がもたない。




『ミュウよ、もうそろそろエリセンにつくぞ』
「本当なの?」
「そうだな。もう見えるはずだが・・・ん?」
「イズモ?どうしたの?」
「いや、ツルギ殿たちが見えた気がしたのだが・・・ティオ様、どうですか?」
『・・・うむ、たしかにいるの。ご主人様たちも一緒じゃが・・・』
「本当なの!?パパーッ!!」
「あ!ミュウ!待て!」
「あぁ!ミュウちゃんが飛び降りた!?」
『なんじゃと!?ミュウよ、待つのじゃ!』

たぶん、こんな感じなんだろうな~、っていうミュウの飛び降り現場。


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ウェブ版ありふれの最新投稿を読んで思ったのですが・・・
kou様の「厨二は自覚せずとも厨二なのだ」が本当だとすれば、遠藤の業はある意味ハジメよりも深いということになりそうと言うか・・・
さすがのハジメも二重人格にはならないですしね。
これは遠藤の厨二の業が深いのか、“深淵卿”がすさまじいのか、それを目覚めさせる原因であるハウリアが悪いのか・・・
この時点でハジメパパの古傷をだいぶえぐったのなら、ハウリア族と会ったら、いったいどうなるのか・・・楽しみですね!

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