諸々の話し合いやイベントを終えて、さぁ大迷宮攻略だと思ったら、大樹の霧が薄くなる周期がまだ先だったらしく、それまでは各々で休憩したり鍛錬することになった。
もちろん、俺の指導も欠かさず行っている。
そして、いよいよ明日出発するということになったわけだが、俺は天之河、谷口、坂上を呼んで一か所に集めた。
「さて、明日は大樹の攻略に行くわけだが、最後の仕上げだ。3人まとめてかかってこい」
俺の言葉に、天之河たちの目が点になった。
「えっと、どうしてまとめてなんだ?」
俺の言ったことの意味が理解しかねたのか、天之河がそんなことを尋ねてきた。谷口と坂上も、視線で同じことを尋ねてくる。
「たしかに今までは個別特訓に重点を置いたが、別に連携がまったく必要ないというわけじゃない。俺が個人の実力を伸ばすようにしたのは、俺から言わせればお前たちの連携がまだまだだったからだ」
「・・・どういうことだ?」
「簡単な話、連携が単純な足し算だと考えるなら、1+1よりも2+2、2+2よりも5+5の方が強いに決まっている。連携ってのは、弱い奴同士で支え合うだけならただの三流だ。強い奴同士で互いをカバーし合ってこそ、連携は真価を発揮する」
俺の言葉に思い当たる節があったのか、天之河はサッと目を伏せ、谷口と坂上は握りこぶしに力を込めた。
俺たちがオルクス大迷宮で香織たちと再会したとき、天之河たちは魔人族の魔物に惨敗していた。敗因は、個々の力不足だ。どんなに卓越した連携をとっても、それが相手に通用しなければ意味がない。結果として天之河たちはいいようにやられて撤退を余儀なくされ、最終的に死に目を見た。
それは逆に言えば、それぞれにさらに実力があれば乗り切れた可能性があるということでもある。
もちろん、この程度の鍛錬ではできることなんてたかが知れているが、無いよりはマシだ。
その無いよりはマシの中から、何を得ることができたのか。今回はそれを見極める。
「そういうわけだから、今回は俺も容赦なしでやらせてもらう。殺しはしないが、怪我くらいは覚悟しておけ。どうせ、骨折程度でもすぐに治るからな」
本当に再生魔法は便利だ。回復魔法では治せない欠損級の傷でも、再生魔法なら容易く元に戻すことができる。
「ルールは、そうだな・・・攻撃手段は、お前たちは周囲を破壊しない範囲なら手段問わず、俺は主にこの双剣で、神代魔法を含めた魔法の使用は最低限にする」
「最低限って?」
「直接攻撃に使わないってところでいいだろう。例えば“緋槍”や“震天”は使わないが、風魔法や重力魔法によって体勢を整えたり、空間魔法で移動するのはありってことで。勝敗は、寸止めや意図的な急所のかすり傷を負ったら負けだ」
「・・・なんだか、峯坂にハンデが多くないか?」
俺の出した条件に、天之河が怪訝な表情で問いかけてきた。
本人は純粋に疑問に思って、という風に話しかけたつもりだろうが、俺は瞳の奥にある嫉妬心を見逃さなかった。大方、俺が見下しているとでも思っているのだろう。
「まぁ、俺の調整も兼ねているからな」
「調整?」
「真の大迷宮ってのは、少しの油断が命取りになることもある。攻略の証を4つ持っていることが挑む条件になっていたことからも、難易度は他の大迷宮よりも高いと考えていい。だから、俺も最終調整をしておこうと思ってな。あえて魔法を縛って、身体の動きを確認したい」
俺はどちらかと言えば、魔法よりも近接戦闘の方が得意だが、近接戦闘は敵に近づく分、被弾する可能性も高くなる。
別に当たらなければ問題ないが、俺はパーティーの中でも耐久力が低い。完全後衛のユエでも“自動再生”というチート固有魔法のおかげで被弾しても問題ないし、他の面々も素の耐久が半端なく高いからあまり気にならない。
それに対し、俺は基本的に防御力は低い。多少の被弾ならすぐに癒せるが、即死のリスクはハジメたちより高いのも確かだ。
だから、念には念を入れて、体捌きだけでどこまでいけるか、確認しておきたい。
「・・・そういうことなら、わかった」
俺の説明に天之河は表面上は納得したが、表情はどう見ても「不満だ」と語っている。こいつは、未だに「自分が勇者なのに・・・」とか考えてるんじゃないだろうな。
だが、それを考慮する俺ではないが。
そんなことを考えながら、俺はコインを生成した。
「それじゃあ、俺がこのコインをはじいて、地面についたら始めよう。本当は、こんな決闘じみたルールでやりたくはないんだが・・・まぁ、今回くらいはいいか」
戦場では、特に大迷宮攻略において「よ~い、どん!」で戦闘が始まるなどまずありえない。突然の奇襲にも問題なく対応できるように、不意打ちで始めてもよかったんだが・・・さすがに、こいつらにそれはまだ早い。常在戦場の心構えは、一朝一夕で身につくものでもないし、バカ勇者から変な反論をされても面倒だ。何かあったら、最悪俺たちでカバーすればいい。
「んじゃ、さっさと始めるぞ~」
そんなことを言いながら、俺はサクッとコインを指ではじいた。
「わわっ!?」
「ちょっ、いきなり・・・」
「文句言ってもコインは止まらないぞ」
合図無しで始めるつもりはないが、突然合図をしないとは言っていない。
これでもサービスしているんだから、文句を言うのはお門違いだ。
「龍太郎!鈴!早く構えるんだ!」
意外だったのが、真っ先に反応したのが天之河だってことか。俺の精神改z・・・特訓が効いている様だ。
まぁ、今回の場合、あまり俺をいい目で見ていないわけだが。用心深く疑われているというか・・・まぁ、悪意を疑うことも重要だし、別に構わないと言えば構わないのだが、こいつの場合は疑うというより信じ込むって方が正しい。結局、ご都合主義のままに自分を信じて疑わないという根本がそのままなのが、俺の頭痛のタネなのだが。
今はそのことは置いておいて、俺も白黒の双剣を生成して、いったん距離をとる。
そして、コインが地面に落ちた瞬間、
俺は、一瞬のうちに谷口との間合いを詰めた。
「ッ!?」
だが、谷口はよく反応し、俺が右の黒剣を振り上げた時点ですでに杖を盾にしていた。
俺がそのまま黒剣を杖に向かって振り下ろして吹き飛ばすが、谷口は上手く衝撃を逃がしたようで、ザリザリと地面を削りながらも踏みとどまった。
谷口には、最低限ではあるが杖術を教えた。俺自身そこまで得意というわけでもなくてあまり指導できなかったが、ちゃんと自習したようで拙いなりにも様になっている。
「はぁっ!!」
「おらぁ!!」
その隙に、天之河と坂上が左右から俺を挟んで攻撃を仕掛けてきた。立ち位置を微妙にずらしていることから、同士討ちは望めない。
だから俺は、体を回転させて左の白剣で天之河の聖剣を受け止め、そのまま刀身を滑らせた。そして天之河の懐に潜り込む寸前に再び体を回転させ、聖剣をかち上げた。かち上げた先には坂上の拳があり、そこに上手くぶつけさせて2人の体勢を崩した。
俺はその隙をついてまとめて2人を・・・
「“天絶”!」
斬る寸前に、俺は片手でバク転してその場から飛びずさった。
次の瞬間には、先ほどまで俺がいた場所に“天絶”が猛スピードで通過した。
「っ、すまねぇ!」
「助かった、鈴!」
今の“天絶”は、言うまでなく谷口のものだ。
おそらく、“天絶”を俺と坂上、天之河の間に展開して防ぐのは難しいと判断し、逆に障壁によるチャージでダメージを与える、それができなくても距離を取らせようとしたのだろう。そして、それは成功した。
これまでの特訓の中で、最も成長著しいのはまず間違いなく谷口だ。俺の指摘を飲み込み、さらに自分で考えて新たな発想につなげている。さっきの“天絶”による攻撃も、俺が教えていないことだ。
それだけ、中村との話し合いに本気なんだろう。
その真剣さに、俺は内心でほほ笑む。
それに比べて、男2人ときたら・・・片や脳筋で、片や頭の中お花畑だからな。本当にどうしようもない。
それはさておき、やはりまずは谷口をどうにかするべきか・・・今の状態だと、後方支援が1人いるかいないかだけで戦いやすさがガラッと変わる。
とはいえ、最初の不意打ちが失敗に終わった以上、力押しは難しい。先に天之河と坂上を片づければあとは簡単だが、谷口の支援がある以上はそれも難しい。
だとすれば・・・
「終わりだ!」
後ろから、天之河の声が聞こえ、剣を振りかぶっている気配を感じた。
とりあえず俺は、後ろを振り返らずに黒剣を後ろに掲げ、天之河の攻撃を防いだ。
「もらった!」
後ろに注意が向いたと判断したらしい坂上が正面から突っ込んできたが、俺は
「なっ」
「はぁ?」
天之河と坂上は俺が武器を手放したことが意外だったのか、目を丸くする。
その隙を突いて、俺は白剣の柄を
狙いはもちろん、谷口だ。
「っ、“天絶”!」
谷口はこれに素早く反応して“天絶”を展開し、これを防いだ。
だが、俺の狙いは攻撃ではない。
「谷口、脱落だ」
「え?」
俺は
これで谷口は脱落だ。
「鈴!くそっ」
「おらぁ!!」
谷口の撃破に焦ったのか、天之河と坂上が再び俺を挟み撃ちにしようとするが、
「天之河、坂上、脱落だ」
「あっ・・・」
「ありゃりゃ・・・」
俺は再び2人の攻撃をいなし、首筋に双剣を突き付けた。
これで、決着がついたな。
「さて、結果は俺の勝ちだが・・・まぁ、及第点ってところか。これくらいなら足を引っ張るなんてことはないだろう。少なくとも、俺たちに迷惑かけっぱなしってのはないか」
「あ、あはは・・・」
「悔しいが、しゃあねぇか」
「・・・」
俺の評価に、谷口は苦笑いし、坂上は悔しそうにしながらも納得していたが、天之河だけ暗い雰囲気でうつむいていた。
こいつ・・・また変なことを考えているんじゃないだろうな?
「そういえば、峯坂君。さっき、鈴の前に突然現れたのって何だったの?」
「そういやぁ、いきなり俺の目の前から消えたな」
微妙な雰囲気を察したのか、谷口と坂上が話題を変えてきた。
まぁ、それくらいなら言ってもいいか。
「あれは、空間魔法で瞬間移動したんだ。もうちょい詳しく説明すれば、投げた方の剣を基点に転移したんだ」
要するに、俺流・飛〇神の術、といったところだ。
別に瞬間移動なら交換転移でもよかったのだが、こっちの方が攻撃面では便利なこともあって、練習して身に付けた。これなら、転移してすぐに攻撃に移れるし、壁や天井に突き刺せばすぐに高いところに移動できる。利便性で言えば、こっちが上だ。
それにしても・・・なんだか物足りない。
別に、俺がこいつらに負けるとは思っていなかったが、最後に天之河と坂上が突撃してこなければ、もう少し勝負は長引いただろう。その辺りの判断力が、この2人には欠けている。
もう一度相手するのも悪くはないが・・・せっかくだ。あの2人を呼ぼう。
「お~い!ティア~!八重樫~!こっち来てくれ~!」
俺は、離れたところでいつものように手合わせをしていたティアと八重樫に声をかけた。
声をかけられた2人は、いったん手合わせをやめてこっちに来た。
「ツルギ、どうしたの?」
「なにか用事でもあるのかしら?」
俺たちのところに着くなり、2人から理由を尋ねられた。
これに俺は、もったいぶることなく答える。
「早い話、俺と手合わせしないか?」
「・・・そう言えば、私は最近、ツルギと手合わせはやってないわね」
「私も、王都のとき以来ね。じゃあ、どっちから先にやる?」
最近はずっと八重樫と手合わせをしていたティアは乗り気になり、八重樫も順番を決めようとする。
だが、その必要はない。
「あ~、そうじゃない。2人まとめてかかってこい」
「「「・・・え?」」」
俺の言葉に、天之河、坂上、谷口の目が点になった。
八重樫も声は出なかったものの目をぱちくりさせ、ティアが困惑しながらも理由を尋ねてきた。
「えっと、理由を聞いてもいいかしら?」
「だって、どうせ1人ずつじゃ俺が勝つだろ?それとも、2対1でも俺に勝てる自信がないのか?」
ティアの問い掛けに、俺はあえて挑発的に返した。
実際、1対1なら十中八九俺が勝つ自信がある。ティアとは武術の差が、八重樫とはステータスの差がある。それも、ちょっとやそっとでは埋められないくらい。
そして、俺の返しに案の定、ティアと八重樫は額に青筋を浮かべた。
「・・・いいわ。今日こそ、ツルギに勝ってみせる」
「・・・調子に乗ったこと、峯坂君に後悔させてあげるわ」
「オーケー、それでこそだ」
考えてみれば、八重樫に鍛えられたティアと手合わせするのは初めてだ。どれだけ成長したか、確認しよう。
「んじゃ、ルールはさっきと同じでいいか。合図は、谷口が出してくれ」
「わ、わかったよ」
谷口が頷くのを確認してから、俺たちは広いところに移動して位置についた。
俺は再び白黒の双剣を生成し、ティアは拳を、八重樫は黒鉄の柄に手を添えて構えをとった。
準備ができたと判断したらしい谷口は、右手を上にあげて、
「それじゃあ、始め!」
合図とともに振り下ろした。
それと同時に、俺とティアは同時に踏み出し、剣と拳をぶつけ合った。
次の瞬間、周りに衝撃が吹き荒れる。天之河たちは、腕をかざして踏ん張っていた。
・・・そして、こうしてぶつかり合っただけで分かった。今のティアの拳は、ぶれのない真っすぐなものだ。
以前までのティアもそれなりに拳に芯が通っていたが、今回はそれよりもさらに鋭くなっている。
やはり、八重樫に指導を任せて正解だったようだ。
「疾っ!」
そう思っていると、後ろから声と剣気を感じ、剣に込める力を抜きながら白剣を下に振りぬいた。
直後、キィン!という音を鳴らしながらも黒鉄を受け止めた。どうやら、先ほどの衝撃を姿勢を低くすることでやりすごし、そのまま背後に回って黒鉄を抜刀したようだ。
この、徹底的に相手の死角を捉える戦い方。八重樫も、自分より高いステータス相手にどのように立ち回るか、ティアとの手合わせを経て相当研究したように思える。
それに、連携もよくとれている。単純な膂力なら俺よりも高いティアが上から攻撃し、勇者パーティーの中でも屈指の素早さを持つ八重樫が下から攻めることで、今の俺はバランスを崩してしまった。狙ってやったのなら、大したものだ。
そこに、バランスを崩した俺の横っ腹を狙ってティアが後ろ回し蹴りを叩き込もうとしたが、俺はギリギリのタイミングで黒剣を引き戻し、柄でティアの蹴りを防いだ。そのまま勢いに任せて自分から吹き飛び、とりあえず二人から距離を取ろうとしたが、地面に足をつけたときには八重樫が近くに迫っていた。
無理やり体をひねらせて再び八重樫の攻撃を防ぐが、今度はティアが俺の背後に回り込む。
攻撃の気配を察知して、同士討ち狙いで手首のスナップで投擲した白剣に転移するが、ティアはわかっていたように方向を変えて俺に突撃してくる。
・・・それを、何回も繰り返す。すんでのところで攻撃を避けることはできているが、俺の方から攻撃できない。それに、2人の方はすでに完璧なリズムで攻撃する手を休めない。今のところ、2人の連携にほころびが見えない。それこそ、天之河たちの時よりも高い精度でお互いの動きを合わせている。
こうなると、何とかしてこのリズムを崩したいのだが、なかなかその機会が来ない。俺を捉えられないことに焦ることもなく、着々と俺の逃げ道を塞いでいる。このまま続ければ、50手以内に俺が2人の攻撃に捕まってしまう。
こうなると、俺の取れる手段は・・・正面突破しかない。
「お、らぁ!!」
覚悟を決めた俺は、ティアの攻撃で距離をとるのではなく、逆にはじいてから懐に潜り込んだ。
だが、ティアには読まれていたらしく、一歩引いて俺の間合いから逃れていた。
そして、後ろからは八重樫が抜刀の構えを取り、今まさに放とうとしていた。
無理やり攻撃した俺に、これを防ぐことはできない。
故に、八重樫の放った居合抜きは、俺の首元に吸われるように迫り・・・
首に触れる寸前に、俺は八重樫の位置と入れ替わった。
「っ!?」
「うそっ!?」
これは予想できていなかったのか、八重樫とティアは愕然とし、八重樫はなんとか剣を振るう腕を止めようとした。
その隙を、俺は逃さなかった。
ガシッ!
「え?」
「あ・・・」
俺は双剣を上に放り、素早く回り込んで2人の手首をつかみ、くるりと2人の体を回転させて地面に倒れさせた。
そして、落ちてきた双剣を両手でつかみ、それぞれの首筋に突き付けた。
「はぁ、はぁ、俺の、勝ちだ」
息を切らしながらも、俺の勝利を宣告し、双剣を消して座り込んだ。
これに負けを実感したティアと八重樫は、悔しそうにしながら大の字に寝転がった。
「あ~、もう、また負けたのね」
「そうね。あと少しで勝てると思ったのだけど・・・」
「実際、かなり危なかった。あそこで攻め手を変えなかったら、確実に俺が負けてたな」
結果として勝てたからよかったものの、俺の内心は冷や汗がだくだくだ。しかも、天之河たちの時には使わなかった位置入れ替えまで使わされた。
ていうか、
「つーかさ、ずいぶんと息ぴったりだったな。事前に打ち合わせでもしてたのか?」
「え?そんなことしてないけど?」
「そうね。私たち、ずっと手合わせを繰り返してきただけだし」
仲良しかよ。自覚してるのかは知らないけど。
ただまぁ、正直なことを言えば、手ごたえで言えば、断然、天之河たちよりもこっちの2人の方があった。即興でここまでの連携をしたとなると、やはり収穫はあったようだ。俺の意図していないものも含めて。
これは、うれしいことだ。
ただ、
「・・・・・・」
ちらりとばれないように視線を向ければ、そこには瞳の奥を暗くした天之河の姿が。
自分たちでは軽くあしらわれたのに、2人はそれなりに追い詰めていたことに思うところがあるのか。
だが、さすがに八重樫相手になにかすることもないだろうし、ティアに害が及ぶ可能性もあまり高くはない。
となると、その矛先はどこに向けられるのか。今の段階ではわからないが、その不満は大迷宮攻略で発散させてもらおう。万が一にでも俺とかに向けられたら困るし。
「んじゃ、鍛錬の方をやっていくとして・・・とりあえず。坂上と天之河は広場の外周を100周走ってこい」
「は!?なんでだよ!」
「そうだぜ!なんで俺たちだけ!」
「お前らが戦犯だからだろうが。すぐに焦って突撃しやがって。ちょっとは谷口を見習え。お前らよりよっぽどしっかりしてたぞ」
「え?そ、そうかな。えへへ・・・」
「あぁ、そうか。谷口が走らないことが不満なんだな?だったら、谷口も一緒に走ってこい」
「ちょっ、なんで!?」
「いいから、はよ行って来い。これ以上文句を言うなら、全員に電撃をプレゼントするぞ」
「ひ~ん!峯坂君の鬼ぃ!」
「くそっ!!」
「ちくしょう!根性ぉぉ!!」
「・・・相変わらず、ツルギは容赦ないわね」
「・・・やっぱり、南雲君と大差ないんじゃないかしら?」
ツルギ式訓練“へまをしたらとにかく走らせる”。
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定期試験が終わり、夏休みに突入したので、頑張って投稿していきます。
まぁ、夏バテはそのままでグロッキーなところもありますが。
遅くなりましたが、アニメ5話見ました。
ようやくハジメさんがユエ様に食べられましたね。
もうニヤニヤが止まりませんでしたよ、えぇ。
ただ・・・この段階でまだ5話って、ペース遅くないですかね。
本当にウルの町までやるのか・・・いや、ティオが紹介されている時点でやるのは確定なんですけどね。
少なくとも、香織再会はなさそうですね、これは。