※登場人物
ケイド6…人類の守護者ガーディアンの三つの職業のうち、『ハンター』を代表するリーダー。エクソと呼ばれるアンドロイドでお調子者。いつも外に出たがっている。
イコラ・レイ…ガーディアンの職業『ウォーロック』をまとめる。種族は人間。疑問はそのままにしておかないタイプ。
ザヴァラ…ガーディアンの職業『タイタン』を統括する。アウォークンとよばれる、肌の白い人類の派生種族。頭の固さと責任感では誰にも負けない。
レベル0.歴史のお勉強
Destiny1からDestiny2までの少しの間…
タワー、バンガードの会議室
「イコラ、こんな時間に呼び出してどうした?もしかしてデートのお誘いか?俺はいつでもOKだぞ!さあ!」
「ケイド。聞きたいことがあるの」
「なんだ?まさか…スリーサイズか!?ちょっと待ってろ、今測ってくる!」
「違う。ケイド、あなたはトラベラーと我々の歴史についてどのくらい知ってる?」
「哲学的な質問だな。例えるなら…」
「いいから答えて」
「なんだよ…歴史だろ?俺たちの」
「そうだな…まずはトラベラーだ。真っ白の超デカイ球体!それが火星に現れて、俺達にすんごいテクノロジーをプレゼントしてくれた!」
「人類はもう大喜び!黄金時代の到来だ!太陽系のどこにも、人間が住んでない星なんか無くなった!あと俺が産まれた!これは一番大切だ。テストに出すぞ」
「エクソ。自己増殖機能を備えた、超高性能アンドロイド。あなたもその一人よね、ケイド」
「ああ、そうさ。おでこの角がチャーミングだろ?」
「そんで…あー…そのあと…」
「暗黒」
「そう!暗黒…ってなんだっけ?」
「はぁ…外宇宙からトラベラーを追ってきた敵性体の総称。トラベラーがガーディアンにもたらす『光』の力に対して呼ばれるの」
「暗黒には4つの種類がある。宇宙を放浪し、略奪と虐殺を繰り返すフォールン。虫と死の神を崇め、生物のことごとくを喰らい、侵し尽くすハイヴ。その圧倒的な軍事力で複数の銀河を手中に収め、未だ侵略を続ける大帝国カバル。そして、星の機械化と時間改変による我々の排除を目論む機械の集団。暗黒の中の暗黒とも呼ばれるベックス」
「あー。そうだったな。つまり暗黒は敵だ。そんでトラベラーと人間はそいつらと、それはもう戦ったんだ!」
「でもダメだった。もう全然。負けばっかり。人類はついに月まで奪われて、地球のこんなところにまで押し込まれた」
「もうダメか…そう思ったその時!地球に移動していたトラベラーが最後の力を振り絞り、暗黒を撃退…はしてないが押しとどめた!」
「そんで、トラベラーが最後に放ったゴースト達…ガーディアン用のナビゲーターで、トラベラーの子機みたいなもんだな。意外とおしゃべり。…とにかくそれを使ってガーディアンを生み出した」
「そこからは私が話そう」
「ザヴァラ!来てたのか!」
「今来た所だ」
「ガーディアン達は暗黒に対し勇敢に戦い、壁を築き、『シティ』と『タワー』を築いた。今我々がいる所だな」
「我々は団結し、バンガードを作ってガーディアンを組織した。ガーディアン達に装備を提供し、訓練を施し、送り出してきた」
「もちろん予期せぬ危機が我々を襲うことが何度もあった。ガラスの間…ハイヴの王子クロタ。エルダーズ・プリズンの挑戦…そして邪神オリックス…しかし、その度に、彼らは我々と共に戦い、勝利を収めた」
「彼ら…今は何をしてるのかしら」
「さあな。暗黒と戦ってるのだけは確かだ」
「新たな武器を求めて?」
「かもな」
「とにかく、そうして我々は今日もガーディアンとして、人類を守っているわけだ」
「というわけで、今日の会議を始めるぞ。二人とも位置につけ」
「イコラ。歴史をうまく言えた俺へのご褒美は、一週間外出権がオススメだぞ!」
「ダメ」
「なんだって!?」
「おい。早く位置につけ。ハンターのうちの一人が妙な反応を見つけたらしい。そう言ったのはお前だろう、ケイド」
「ああ、そうだった。俺が思うにアレはカバルだと思うんだが…」
Destiny2へ続く