現在、俺達は【オルクス大迷宮】の正面入口がある広場に集まっていた。
まるで博物館の入り口のような、ちょっとイメージとは違う広場で受付の人にチェックをしてもらい、迷宮に入る。
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迷宮はとても静かだった。
縦横五メートル以上ある通路は明かりもないのに薄ぼんやり発光しており、松明や明かりの魔道具がなくてもある程度視認が可能だ。
隊列を組みながら進んでいるうちに、ドーム状の広場に出た。そして、物珍しげに 辺りを見渡している俺達の前に灰色の毛玉が湧き出てきた。
「よし、光輝達が前に出ろ。他は下がれ!交代で前に出てもらうからな。準備しておけ!あれはラットマンという魔物だ。すばしっこいが、大した敵じゃない。冷静に行け!」
メルド団長の指示に従い、俺達は前衛に俺、雫、龍太郎を配置して魔物と戦闘。その間に後衛である香織と、特に親しい眼鏡をかけた女子、中村恵里、そして背が小さくていつも元気な谷口鈴が詠唱するという訓練通りのフォーメーションで対処する。
俺はハイリヒ王国から貰った聖剣という名の純白に輝くバスターソードを振るう。
この剣には光源に入った敵を弱体化させる効果と、担い手の身体能力を自動で強化する効果がある。
ちなみにエミヤさんに「宝具と比べてこの剣はどうですか?」と聞いたら、『宝具で例えるとどんなに高く見積もってもランクE~Dが席の山だろうな。強化は魔術でも再現可能だし、この程度の弱体化、ライダーの宝具には到底及ばん』と返された。ちなみにライダーとはエミヤさんが聖杯戦争で戦ったり一時は共闘したりした背の高い女の人らしい。
さすがに言いすぎだと思ったが、竜殺しの聖剣、必殺必中の呪いの槍、人々の祈りの結晶、終いには一つの世界が宝具だという英霊もいて、その世界すら破壊する宝具もあるらしい。
それを聞いたら自分の聖剣もショボく見えてきた。
龍太郎が篭手と脛当てのアーティファクトで衝撃波を放ち、雫は刀による洗練された抜刀術で一瞬で敵を切り裂いていく。
そうこうしているうちに詠唱が完了したらしく、三人同時に放たれた魔法で残りの敵が焼き払われた。
「「「暗き炎渦巻いて、敵の尽く焼き払わん、灰となりて大地へ帰れ―――螺炎」」」
三人同時の詠唱で放たれた魔法は、簡単に広間にいる魔物を全滅させた。
どうやら一階層の敵は、俺たちにとっては弱すぎるようだ。
そこからは特に問題もなく交代しながら戦闘を繰り返し、順調よく階層を下げていった。
そして、一流の冒険者か否かを分けると言われている二十階層にたどり着いた。
しかし、騎士団のサポートやアーティファクトがあるとはいえ、二週間で一流のレベルになれるなんて、勇者の力はすごいと思う。
『全くだ。召喚されるだけでただの学生が二週間でこれほどの力をつけるとは。努力という言葉が馬鹿々々しく思えるよ』
(そうですね。俺も、なんで今まで日本で筋トレやってたんだろって思います)
『身体能力もそうだが、魔術もだな。日本の魔術と違って魔術回路も必要としないし、触媒も必要ないからな。私の師は宝石に内包されている魔力を利用する宝石魔術の使い手なのだが、いつも金欠に悩まされていたよ』
(俺は日本に魔術があることにびっくりですけどね。異世界召喚は確か、第二魔法でしたっけ?)
『異なる世界に移動するという点では、第二魔法の並行世界の運営と異世界召喚は似ているが、規模が違う。異世界など、そもそも存在自体証明されていない。もはや新しい魔法といっても過言ではない。異世界召喚とは、それほどの偉業だよ』
(そんなにすごいんですか。さすが、神様といわれていることはありますね。エヒト神は)
(……この世界の神とは、神霊のようなものだろうか?それにしては人間に干渉しすぎではないか?神代の頃は神が地上で暮らしていたところもあったわけだし、神が人に干渉するのはありえない話ではない。だが、異世界から召喚するより、その世界の人間に祝福を与えるのが普通ではないか?それとも、この世界と私達の世界は、神の在り方が違うのか?)
しばらく神について考えたエミヤだが、まだ判断材料が少なく、途中で思考を放棄した。
その間に光輝はメルドに怒られていた。どうやらこの密室で崩落の危険のある大技を使用したらしい。自業自得だ。
『今のは君が悪い。よく反省すべきだな』
(ちゃんと反省してます。けど、香織が怯えているのを見たら、頭がカッとなっちゃって……)
『仲間がやられて怒るなとまでは言わないが、それを表に出すのはよしたほうがいい。君はクラスの中心、言い換えればリーダーだ。そんな重要人物がすぐに冷静さを失い、周りをまとめられなくなったら、それでもし予想外の緊急事態が起きたら、あっという間に全滅だ。君は、常に冷静な判断を下せる精神状態でいなければならない。リーダーとはそういうものだ』
(わかりました。肝に銘じます)
肝に銘じても、それを実際に行動に移せるかは別問題だ。エミヤもそのことはもちろん分かっている(肝心の光輝は分かっていないが)。だが、そこら辺は時間で解決するしかないだろうということも分かっていた。そもそも、二週間前までただの学生だった人物が、いきなり戦闘集団のリーダーになれと言うのも無茶な話だ。だからこそ騎士団の人達もサポートについてるわけだし、後は自分や周りの指導次第だと、前向きに考えることにした。
「……あれ、何かな?キラキラしてる……」
香織のその言葉に、クラスメイト達の視線は壁に生えている鉱石に向けられた。
「素敵……」
クラスの女子はもちろん、宝石なんて興味が無いはずの男子ですら、その輝きに目を奪われていた。
ただ、エミヤは……
(あれほどの大きさと質の鉱石、加工して宝石にすればどれほどの魔術が行使できるか……。凛が見たら奇声を上げて喜びそうだな)
と、魔術師としては至極全うだが、クラスメイトとは ズレた考えを抱いていた。
「だったら俺らで回収しようぜ!」
そう言って、檜山はメルドの注意も聞かずに鉱石を回収した。
そして……
「団長!トラップです!」
「ッ!?」
突如床に魔法陣が現れ、転移系のトラップが発動された。
転移した場所は、ざっと百メートルはありそうな巨大な石造りの橋の上。橋の両サイドのはそれぞれ、奥へと続く通路と上階への階段が見える。
メルドは地形を確認した後、すぐ全員に指示を出す。
「お前達、直ぐに立ち上がって、あの階段の場所まで行け。急げ!」
その指示に従う生徒たち。だが、迷宮の罠が唯の転移で終わりのはずがない。
新たな魔法陣が橋の上に現れ、階段側の入り口から大量の魔物が召喚された。そして、通路側からは一匹の巨大な魔物が召喚された。
その魔物の名は……
「----まさか、……べヒモス……なのか……」
「グルァァァァァアアアアア!!」
それは六十五階層に出現する魔物。最強といわれた冒険者ですら、歯が立たないと言わしめるほどの化け物だった。
「ここは俺たちが食い止める!光輝、おまえたちは早く階段へ向かえ!」
「待って下さい、メルドさん!俺達もやります!あの恐竜みたいなヤツが一番やばいでしょう!俺達も……」
なかなか指示に従わない光輝に、メルドはべヒモスの脅威を伝える。
「分かったか!?奴は化け物だ!さっさと行け!私はお前達を死なせるわけにはいかないんだ!」
その時のメルド団長の表情は鬼気迫るもので、俺は下がりそうになった。だけど、このままではメルド団長が危ない。俺は、絶対に人を見捨てたりなんかしない!
『光輝、君のそれはメルドの覚悟を踏みにじるものだ!君は、勝てない相手に挑んでこの場にいる全員を無駄死にさせる気か!?』
「俺は誰も死なせない!ここにいる全員、俺が守り切って見せる!!あんな化け物、俺が倒してやる!!!」
それは独善であり、傲慢であり、愚行だった。
他者の意見を聞かず、自分の意見を押し付けて、自分の正しさを貫く。これが独善以外のなんだ?
自分は正しい?それは傲慢だ。人は完璧ではない。完璧ではないから、当然間違いを犯す。だが、光輝は自分は全て正しいと思い込んでしまっている。それは罪深いほどの傲慢だ。
そして、その独善と傲慢に自分以外の人間を巻き込んで、破滅させる。はた迷惑な愚行だ。今の状況では、光輝はどうやっても仲間も自分も救えない。
自分の身を犠牲にして皆を逃がす選択肢はない。だって死ぬのは怖いから。
騎士団を犠牲にして生き残る選択肢もない。それは自分の正しさに反する。
全員で協力する選択肢もない。だってこの危機的状況ではそこまで頭が回らない。
自分の正しさを貫いて、貫かなかったら助かるはずの命を無駄死にさせて、周りを巻き込み破滅する。
ああ、なんて滑稽なことだろう。それはもはや勇者でも、英雄でもない。ただの道化だ。
魔王を倒すどころか、幹部にすら会っていない。迷宮の序盤でデットエンド。三流にも劣る駄作の舞台。だが……
「天之河くん!早く撤退を!皆のところに!君がいないと!早く!」
だが、この男がいる限り、そんなことにはさせない。
「みんなリーダーがいないからパニックになっている!一撃で切り抜ける力が必要なんだ!皆の恐怖を吹き飛ばす力が!それが出来るのはリーダーの天之河くんだけでしょ!前ばかり見てないで後ろもちゃんと見て!」
俺は、普段おとなしい南雲とは思えない剣幕に圧倒されて、つい逃げていったクラスメイトを見た。そして目に映ったのは、万全の状態なら勝てるだろう相手に、パニックになって逃げ惑うみんなだった。
この状況を見て、そして南雲にあれだけ説教されて気づかないほど光輝は愚かではなかった。
「ああ、わかった。直ぐに行く!メルド団長!すいませ―――」
「下がれぇーー!」
俺の言葉は、騎士団の人達が張った障壁を破ったべヒモスの突進に遮られた。
南雲がとっさに作った石壁で多少は威力を殺せたが、それでも吹き飛ばされてしまう。
だが、後方にいたおかげで俺と南雲、それと近くにいて巻き込まれた雫と龍太郎と香織はすぐに起き上がることができた。前にいた騎士団の人達を壁にしたようで少々心苦しいが。
「ぐっ……龍太郎、雫、時間を稼げるか?」
聞いてみたが、二人の顔はきつそうな表情を浮かべている。それでも、確かな足取りで前に踏み出した。
「やるしかねぇだろ!」
「……なんとかしてみるわ!」
「香織はメルドさん達の治療を!」
「うん!」
二人が時間を稼いでいる間に、俺は俺が放てる最大の攻撃の準備をする。
「神意よ!全ての邪悪を滅ぼし光をもたらしたまえ!神の息吹よ!全ての暗雲を払い、この世を聖浄で見たしたまえ!神の慈悲よ!この一撃を以って全ての罪科を許したまえ!―――神威!」
詠唱とともに放たれる極光の光。橋を震動させるほどの威力。そして、その一撃がべヒモスに直撃した時、辺りは光に包まれ、橋に亀裂が入る。
まぎれもない全力の一撃。だが、それを受けてもなお相手は……………
無傷。
べヒモスは低いうなり声を上げた後、スッと頭を抱えた。頭の角がキィーーーという甲高い音を立てながら赤熱化していく。そしてついに、頭部の兜全体がマグマのように燃えたぎった。
「ボケっとするな!逃げろ!」
メルドの叫びに、ようやく無傷というショックから正気に戻った光輝達が身構えた瞬間、べヒモスが突進を始める。そして、光輝達のかなり手前絵で跳躍し、赤熱化した頭部を下に向けて隕石のように落下した。
光輝達は、とっさに横っ飛びで回避するも、着弾時の衝撃をもろに浴びて吹き飛ぶ。ゴロゴロと地面を転がりようやく止まったころには、満身創痍の状態だった。
「お前等、動けるか!」
メルドが叫ぶように尋ねるも返事はうめき声だ。おそらく全員衝撃で体が麻痺している。内蔵へのダメージも相当だろう。
メルドは香織を呼ぼうとして、その視界に駆け込んでくるハジメの姿をとらえた。
「坊主!香織を連れて、光輝を担いで下がれ!」
光輝を、光輝だけを担いで下がれ、その指示は、すなわち、もう一人くらいしか逃げることも敵わないということだろう。
メルドはこの場を死地と見定め、命を賭けて食い止めるつもりだ。
だが、そうはさせまいとハジメはある提案をする。それは、この場の全員が助かるかもしれないが、成功の可能性も低く、ハジメが一番危険を請け負う方法だ。
メルドは逡巡するが、べヒモスはすでに頭部を赤熱化させ、戦闘態勢を整えている。時間がない。
「くっ、まさか、お前さんに命を預けることになるとはな……必ず助けてやる。だから……頼んだぞ!」
「はい!」
べヒモスは、メルドに向かって頭部を振り下ろす。だが、メルドが避けたことによって頭部は石中にめり込んでしまった。
「―――錬成!」
石中に埋まっていた頭部を抜こうとしたべヒモスの動きが止まる。周囲の意思を砕いて頭部を抜こうとしても、ハジメが錬成して直してしまうからだ。
これがハジメの作戦。この方法なら、倒せはしないまでも時間を稼ぐことは可能だ。
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ハジメが時間を稼いでいる間、光輝は雑魚魔物の群れを突破していた。
「―――天翔閃!」
純白の斬撃が魔物達のド真ん中を切り裂き吹き飛ばしながら炸裂した。
「皆!諦めるな!道は俺が切り開く!」
光輝が発するカリスマに、生徒たちが活気づく。
「お前達!今まで何をやってきた!訓練を思い出せ!さっさと連携を取らんか!馬鹿者共が!」
皆の頼れる団長が天翔閃に勝るとも劣らない一撃を放ち、敵を次々と打ち倒す。
二人の体力は香織の治療によってある程度回復していた。
魔物を蹴散らしながら、光輝は考える。本当にこれでいいのか?と……
(エミヤさん。俺は、どうしたらいいんでしょうか?南雲が強敵相手に頑張っているのに、俺は何もしていない)
『ふむ、確かに実力差が分からずクラスメイトの指揮を放棄して皆を壊滅寸前まで追い込み、判断が遅くなってべヒモスの一撃をくらい自身も瀕死。最大の一撃は無傷という結果で終わり、一人置いて撤退するしかなかった。その一人は自分が見下していた人物であり、しかもその人物のほうがこの状況で自分よりはるかに貢献しているとは、英雄王が見たら笑い転げそうだな』
「うぐっ!っでも、俺はこのままで終わりたくない!このままじゃ南雲が犠牲になる可能性のほうが高い。そんなのは嫌だ!」
『ならどうする?全力の一撃は無傷だった。南雲君のように足止めに適した能力があるわけでもない。そんな君がもう一度あの場に戻ったところで、足手まといになるだけだ』
(でも、俺はこのまま南雲に任せっきりは嫌だ!俺だって皆を助けたいんだ!)
エミヤは躊躇った。力を貸すか貸さないか。
元々力は貸さないつもりだった。光輝の独善と傲慢からくる愚行は目に余る。そのせいで周りが危険な目に遭ったのも事実だ。もしここで力を貸したら、調子に乗って今以上の愚行を繰り返さないとも限らない。それは光輝の成長のためにも良くない。故に、力は貸さないつもりだった。だが……
(光輝は言った。皆を助けたいと)
誰かを助けたい。それは、
(それでも力を貸さないのは、かつての自分を否定することになるのではないか?)
少し前なら、自分を憎んでいた時ならそうしてもよかったかもしれない。だが、今のエミヤはもうかつての自分を憎んではいない。
(俺は遠坂と約束したはずだ。俺も、これから頑張っていくと。それが例え、今の俺でなくても、衛宮士郎であるのなら、自分がこの約束を破る理由にはならない)
例えその約束が、記憶ではなく記録に成り下がったとしても、それを守ると誓った。
(誰かを助けたいという想いは、決して間違いなんかじゃない。この言葉を聞いて、あの時の俺は答えを得た。そして、俺もこれから人を助けていこうと思った)
光輝の想いが決して間違いではないのなら、光輝が人を助けるためなら、エミヤが力を貸さない理由は存在しない。なら……
『光輝、
(本当ですか!?)
『ああ、だが、これだけは約束してくれ。この力は、誰かを助けるために使ってくれ。決して、間違ったことには使わないでくれ』
俺は、その言葉にかかったとてつもない重圧を前に、返事を躊躇ってしまった。だけど、俺はこの力を間違ったことに使うつもりはない。だから、俺は約束した。その言葉にはとても釣り合わないような小さい覚悟で。
「分かりました。俺はこの力を誰かのために使います」
俺はそう遠くない未来で、この言葉を後悔することになる。俺は結局、誰かのために戦うことが出来なかったから。俺如きでは、この約束を守ることは出来ないから。それを、思い知らされることになるから。
「【
でも今は、そんな深いことなんて考えられない馬鹿な俺は、この力を使う。
俺の外見が変わっていく。王国で支給された服から、赤い外套と黒のボディアーマーに変身した。見た目だけじゃない。力、速度、耐久、魔力、技術すらもこの身は英霊エミヤのモノへと変わっていく。
(すごい。この力なら、俺は……)
「雫、
「ちょっと、いきなりそんなこと言われても、てかあんたじゃあの化け物には敵わな……何その格好!?」
俺は状況が理解できずに呆然とする雫に強引に聖剣を押し付け、べヒモスに向かって跳躍する。
「
投影するのは干将・莫邪。英霊エミヤが愛用した互いに引き合う性質を持つ夫婦剣。その贋作。
それを思いっきり、頭が埋まっているべヒモスに振り下ろした。
「ギャァァァァアアアア!!」
神威ですら傷つけることが叶わなかったべヒモスを、干将・莫邪は簡単に傷つけた。
「天之河君!?なんでここに!?それに、その姿は……」
「話は後だ!急いで皆と合流しろ。こいつの相手は俺がする」
ハジメが動揺して、錬成をやめた隙に、べヒモスは石中から脱出した。そして、頭部を赤熱化させて、光輝に向かって振り下ろす。
だが、それを光輝は双剣を交差させることで受け止める。
「嘘でしょ!?」
「はああああっ!」
そのままべヒモスの頭部を跳ね返し、距離をとる。
「すごい」
ハジメが思わず感嘆の声を漏らすが、光輝も同じことを思っていた。
(さっきまで手も足も出なかったべヒモスがこんなにあっさり……。すごい。さすがはエミヤさんの力だ。これなら俺は戦える!こいつに勝てる!!!)
光輝は双剣をさらに強い力で握りしめながら、吠える。
「さあ来いべヒモス!俺がいる限り、ここにいる人たちは誰一人殺させはしない!」
「グルァァァァァアアアアア」
第二ラウンドが始まった。
この話の内容について説明していない部分や、おかしな部分について自分で気づいた範囲で解説していきます。
まず、エミヤについて。
この作品に出てくるエミヤは、UBWのことは座に帰った後記録になったけど、その記録でも影響を受けて過去の自分を憎むことをやめた状態です。
次に光輝が夢幻召喚で詠唱していない件について。
本来あの詠唱は英霊の座にある本体からその力を空間置換により自分の体に置換するためのものですが、光輝の体にはすでにエミヤの分霊が存在するので詠唱の必要はないのです。プリヤ士郎がカードを使わなくても力を使えるのと似ています。本来はインストールと唱える必要もないのですが、そこは光輝がカッコつけてやりました。
他にも設定に矛盾点、おかしな部分、誤字脱字などがありましたら、ご報告お願いします。