アリシゼーション~アリスの恋人   作:ジーザス

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1週間ぶりの投稿になって済みません。小説家になろうに新しく投稿している作品を書いていると時間が経ってしまいました。

バイトばかりで書く時間がないので遅くなりますが書き続けるので宜しくお願いします。


恐怖

〈整合騎士〉。それは驚異的と言えるほどの剣技と〈神聖術〉を使う人間ならざる存在。そして〈人界〉を守護する最強の存在でもある。総数は32人と小規模だが、1人1人が一騎当千。もしくは一騎当万にも値する実力者であるのは間違いない。

 

だが半分はある理由で戦闘不能だし、可能な騎士でもさらに半分は〈果ての山脈〉へ赴き、絶え間なく〈ダークテリトリー〉から侵入してくる悪鬼共から〈人界〉を守護している。そうなるとこの場に居ることができるのは、多くて8人というところだ。

 

といってもその内の2人は敵対することを選んでいるし、1人はカイトに記憶を揺さぶられて戦闘不能。1人は4人の戦略によって敗北し、2名は4人の背後で自らが所持する毒武器で戦闘不能。残るは騎士長なる〈整合騎士〉最強の存在と、眼前で直立不動とばかりにその場を護り抜く騎士のみ。

 

ファナティオ・シンセシス・ツーという名が示すとおり、〈人界〉へ2番目に召喚された最古参の騎士だ。名に恥じない強さをその華奢に見える立ち姿の奥に秘めている。それを直感的にキリトとユージオは察し、カイトとアリスは8年間をこの場で過ごしてきたので知っている。勝てるかどうかと思わせられるほどの圧力だが、決して4人は諦めの言葉を口にはしていない。

 

それは「勝てるかもしれない」という安易な希望ではなく、勝つという断固とした決意を胸の内に秘めているからだ。負けることは消してできない。必ず勝って自分たちの正しさを証明してみせるという力で突き進む。

 

 

 

 

 

鞘に剣が収められているというのに、闘気を抑え込めていないのか不気味な圧力が肌をこがす。むせかえるような気迫に後退りしそうな脚に活を入れて見据える。

 

「ここまでやってくるとは私も正直驚いている。デュソルバート殿であれば、簡単に捕縛していると予測していたのでな」

「それは良い意味で裏切られたと言いたいのですか?ファナティオさん。それとも仲間を傷つけられたことに憤りを感じているのかわからないけどさ」

「半々というのが正直なところだ。騎士カイトと騎士アリスの2人とは本気で剣を交えたことなど、これまでで一度たりともなかったのだからな」

 

それを聞いて俺は内心うへぇと思ってしまった。

 

〈整合騎士〉の中でも2番目に強いこの人と勝負をしてこなかったのは機会がなかったのもあったが、一番の理由としては戦いたくなかったというのがある。こうして剣を向け合っていないというのに冷や汗が止まらないのだから正面から向き合うなんてしたくない。だが今の状態ではそれは不可能だ。意見が相違なのであれば剣を交えなければならないのは明白だから。

 

んで、俺の隣で若干不機嫌そうにしてる人いるんですけど。何でなの?

 

「ファナティオ殿、私は貴女の強さを痛いほど知っています。そんな貴女を倒さねばならない日が来ることを私はこれまで恐れていた。今もこうして向かい合うだけで本能的に危険だと理解しています。それでも私は貴女と戦う。私たちが間違っていないということを示すために戦います!」

 

アリスは気迫溢れる台詞を吐いて、腰から黄金色に輝く自身の〈神器〉である《金木犀の剣》を勢いよく抜刀した。りんっと微かに剣が鳴いたような音と共に、切っ先をファナティオに向けて告げた。

 

「私からカイトを奪おうとした罪をここであがなってもらいますよ!」

「「「はぁぁ!?」」」

 

わけのわからぬ理由で宣戦布告をしたアリスに、キリトとユージオは興を削がれたように体勢を崩した。ついでに言えば、ファナティオもおよそ騎士が出すべき言葉ではない言葉を発していたのでそれだけ予想外だったのだろう。蹈鞴を踏んで体勢を回復させたキリトとユージオは、問題の張本人の顔を覗き込みそしてげんなりとした表情を浮かべた。

 

「カイト、お前その顔はヤバいぞ…」

「…カイトだってわかっているんだけどね。そんな顔されたらカイトだって納得できなくなったよ」

 

2人が見て損したカイトの顔は、これ以上ないほどに緩みきっていた。緩みきっているという表現で良いのかわからないほどの有様だということだけ記しておくべきだろうか。

 

「いやぁ、アリスにそこまで言われるとは思ってなかったなぁ。萌え死にしそうだけどしちゃって大丈夫かな?いいよねしちゃっていいよね!?」

「落ち着けカイト!ここで戦力4割減なんてシャレにならないぞ!」

「カイト戻ってきて!昇天はダメ!」

 

今にも天使の輪っかがついた状態で肉体から半透明のカイトが出ていきそうだ。2人が賢明にこの場に留めようと自棄になっている傍らで、アリスは眼に炎が点ったかのような強さの視線をファナティオに向けていた。炎と形容していいのか悩むほどの熱量を発しているのが、アリスの背後にいるカイトたちにも感じられていた。それなのにカイトの顔はだらしないことになったままである。

 

「カイトに色仕掛けで接近するとは何事ですか!?」

「知らぬ!我にそんな記憶などない!」

「それが余計に腹立つんですよぉ!」

 

言い終わるか終わらないかのタイミングで、アリスはファナティオへと突っ込んでいく。そしてファナティオも迎え撃つとばかりに跳躍する。アリスからすれば恋人を横取りしようとする騎士。ファナティオからすれば記憶にない罪を擦り付けてきた騎士。どちらも敵と認識するには十分すぎる理由であった。

 

「カイトは渡しません!」

「奪うつもりなど毛頭ないわ!」

 

同時に地を蹴り、〈単発水平斬り〉を互いに繰り出す。ぎぃん!と大音量の金属音が回廊一帯に響き渡り、3人の鼓膜を振るわせる。鍔迫り合いに移行してからも高速戦闘が続行されているのを見て、だらしないを通り越して顔面崩壊を起こしていたカイトも真顔に戻った。

 

相手に負荷を与えるような連続技を繰り出すファナティオに対して、一発勝負かと思うほどの一撃を乗せた攻撃で応戦するアリス。時折アリスの頬や服を剣先がかすめ血や繊維を宙に舞う。アリスの攻撃を神器で受け止め、その重さで体力と〈天命〉を減少させられるファナティオ。

 

互いに一歩も退かず、絶え間なく攻撃を繰り出すことで相手の攻撃を緩めようとしている。だが決定打に欠け時間が過ぎ〈天命〉が際限なく減少していく。

 

というのに…。

 

「カイトは私のものです!相手が副騎士長だとしても却下です!」

「先程からそうではないと言っている!」

「では3年前の宴会の席での行動はなんと説明するのですか!?」

「っ!あれは酒に酔っていただけだ!それが騎士カイトを奪うことには繋がらないだろう!」

「いいえありますぅ!カイトに抱きついたり頬に口づけしてたじゃないですか!騎士とはいえそんな行為が許されるとも!?許されません!許されません!」

 

視認さえ難しい速度で剣を振るっているというのに、口では残念なことしか発されていない。傍観者というより空気となっている3人からすれば、ツッコむこともできない状況であった。

 

「「「…」」」

「…どうなってんだ?これ」

 

沈黙に耐えられなくなったキリトが発した言葉がこれだった。そんな言葉しか出なくとも仕方ないと2人は感じていた。自分が口を開いていたなら同じ言葉しか出てこなかっただろうから。

 

「カイトは覚えてる?その宴席でのこと」

「…あぁ~、覚えてるんだがあまり口に出したくないかな?だって口にしたらアリスが「カイト、何か言いましたか!?」ひぃ!なんでもありません!…こうなる」

「なるほどな。アリスは地獄耳なわけだカイトに関しては。っうひぃ!」

 

余計な言葉を口にしたからだろうか。アリスが高速詠唱で風素を1つ生成し、キリトに向かって打ち出していた。立ち位置を見もせずに正確に照準させ直撃させるとは恐ろしい才能である。と言ってはカッコいいが、アリスが視線を向けずともキリトに命中させたのは、意外と単純な理由である。

 

キリトとユージオは普段、カイトを挟んで両隣を歩いている。左にユージオ右にキリトというのを出会って数時間で理解していたのだ。普通であれば偶然か今だけと思うはずだが確信がアリスにはあった。アリス本人に聞けば、「愛のなせる技」と言うかもしれない。もしかしたらそれは無意識なうちに《アリス》という〈人工フラクトライト〉に刻み込まれていた《記憶》なのかもしれない。

 

3人にあの頃(・・・)から何も変わらないものを感じていたからなのか。

 

「とまあ、キリトの被害は無視してっと。あの日俺たちは〈セントラル・カセドラル〉にいる全員で食事をしていたのさ…。」

 

カイトは今回の事件の発端となった起点へと意識を向けるのであった。

 

 

 

 

 

 

3年前…

 

『騎士長dance!踊れや騒げや 』

『『『『や~や~や!♪朝が来るまで!』』』』

 

騎士という威厳は何処へやら。それほどにまで泥酔し鎧を脱ぎ捨て、壇上でジョッキを傾けながら騎士長以下の騎士を自身が煽っている。上気しているらしく、頬が紅潮しながらラフな和服姿で叫んでいる騎士長を遠巻きに俺は眺めていた。

 

『騎士長がこれでいいのか…』

『時には羽目を外してもいいだろうさ』

『ファナティオさん…。副騎士長なら上の暴走くらい止めて下さい』

 

そこには宴会の席だというのに兜を脱がずにいる副騎士長ことファナティオ・シンセシス・ツーが立っていた。ご丁寧なことにグラスに注がれたワインにストローをさして、胸当と兜の隙間から吸い込んでいる。そこまでして自分の素顔をさらしたくないのだろうか。

 

『〈時には〉と言いますが、騎士長は普段から羽目を外していると思いますよ」

 

俺の言い分は最もだろう。なんせ騎士長がまともに事を成している姿を見たことなど週に1回程度だからだ。そりゃ真面目にやっているときは、「普段のだらしなさの象徴」とはかけ離れたものになるのだが。今の有様と普段の生活を見ていると羽目を外して良いとは言えない。

 

『それが騎士長閣下の性格なのだ。ああしても騎士は皆ついて行くのだから、評価を低くするのは野暮というものだ』

『ファナティオさんがそう言うのであれば、今までの評価はなかったことにしておきます。…しかしこの様子では明日に影響出ますが宜しいので?』

『私もそれは危惧している。翌日からまた〈巡回〉が始まるというのにこれではな』

 

〈整合騎士〉は全部で31人存在しているが、その半分は《再調整中(ディープ・フリーズ)》になっているから、実質活動できるのは最大で15人ほどである。

 

アリスは食材確保に赴いているので今は近くにいない。《暁星の望楼》を支えている柱の1つにもたれかかっている俺と目の前に立つファナティオさん、そして今回の宴会のためにある特設ステージでダンスを披露しながら酒を飲んでいる騎士長。

 

それを除くとここにいる騎士は11人。そのすべてが騎士長とともに騒いでいるので、12人の暴走を止められる存在はいない。唯一止められるのがアリスなのだが、当人は『今日ぐらいはご自由にさせてあげましょう』と言っているので歯止めが効かない。

 

完全に〈チェックメイト〉なのである。

 

そもそも今回の宴会の立案者が、ダンスを披露中の某騎士であるため誰も口にできないのが現状。楽しんでいるから止めたくないのだろうけどな11人の騎士様は、今回の宴会は長期間の〈巡回〉を終えた騎士を労うために開かれているので楽しんでいることに水を差すのは、確かにファナティオさんの言う通り野暮だろう。

 

〈巡回〉を終えた騎士と待機していた騎士の総入れ替えの日でもあるから大目に見ておこうか。もっとも新しい〈整合騎士〉である俺が言えたことではないが。かく言う俺もそれなりに楽しんでいるから人のことは言えない。

 

『しかしこれほどまで盛り上がっていると難しいですね。止めれば楽しい空気がなくなりますし、止めなければこれからの仕事に支障が出ますから』

『四面楚歌か』

「周囲を囲まれているわけではありませんが。改善策が見つからない以上、そう表現しても可笑しくはないでしょう』

『ということは?』

 

一泊置いて叫ぶ。

 

『『我々も楽しむ者なり!』』

 

同じ言葉を発した俺たちは、席に置いてあった肉料理を胃に流し込む。といっても某アニメ主人公のように口一杯に頬張って大量に食べるのではなく、ナイフとフォークを用いて行儀良く食べるのであった。

 

 

 

10分後…。

 

赤ワインを大量に飲酒したことで、ファナティオさんは泥酔していた。

 

『カイトぉ~、どうしてあの人は振り向いてくれないにょかにゃ?』

 

兜を外して、俺にもたれかかるように頬を紅潮させているファナティオさん。

 

アリスという一番の存在がいるというのに俺の心は揺らいでいた。紫色の艶のある髪。白く透き通った肌。鋭さのある顔立ちなのに酒を飲み上気したことで、俺の心を爆発させるほどの色香を醸し出している。そして酒に酔った口調は、某アニメの黒和服を着た猫妖怪っぽくなってるし。元の人間性を知っていれば別人と評しても可笑しくないほどの変貌ぶりなので、どうすればいいのか俺は悩んでいた。

 

助けを呼ぼうにもこの状態を見られれば、はやし立てられるだろう。声をかけても相手にされないのは想像に難くない。こちらも八方塞がりなため、俺1人で解決するしかないようだ。

 

『その相手がどなたなのか存じ上げませんのでお答えできかねます。ですが騎士であっても恋心を抱くのは可笑しくありませんし笑い飛ばすこともしません。俺も想いを寄せる相手がいますから』

『アリスちゃんのことかにゃ?悪い子じゃにゃいけど料理が終わってるにゃ。それじゃ妻としてダメにゃにょ』

 

へべれけを通り越して人格崩壊してる!メーデー!メーデー!それかSOS!エス・オー・エス!俺じゃ収拾付けられへんから誰か助けてぇな!はやし立てられてもええから誰かぁ!

 

『…髪に櫛を入れて唇に朱をさしてもあの人は気付かぬばかりか見もしない。私はどうすればいいのだ』

 

本心を口にして静かな寝息を立て始めたフォナティオさんに、俺は同情するより安堵していた。〈神界〉から〈召喚〉されたと信じているこの人でも、〈人界〉の民と同じように恋をして結ばれたいと思うのだと。俺の膝の上で穏やかな寝顔を浮かべている副騎士長を見ながらそんなことを考えていたためか。自身に向けられている〈嫉妬〉と〈羨望〉を含んだ視線に気付かなかった。

 

 

 

 

「…というわけなのです」

「おぅ、思ったよりハードじゃん。カイトも苦労してんなぁ」

「あはははは、業が深いと言っていいのかな?」

 

カイトの話を聞き終えた2人は、なんと言っていいのかわからなくなっているらしい。頬をひくつかせているキリトと感情が含まれていない笑い声を上げるユージオ。その視線の先では未だに口と剣で戦闘続行している2人の騎士がいる。

 

「羨ましいんですよぉ!膝枕なんて!」

「会話の内容なんぞ覚えておらんわ!酒に酔っていただけなのだから許せ!この嫉妬騎士が!」

「言いましたね!?だから貴女の想いは届かないんですよ!この片想い騎士!」

 

アリスの台詞で空気が割れた。それを感じたのか男勢が身を寄せ合い絶望の表情を浮かべる。

 

「おいカイト!これ収拾しろ!」「無茶言うな!こうなったら言葉じゃ通じないってば!」「同じ騎士だろ!?」「同じ騎士でも次元が違うんだよ!」「そんなことで言い合わないでよ2人とも!解決策考えて!」

 

とっくみあいを始める3人の前で、数mの距離をとりつつ互いに相手の動きを観察する2人。双方ともに眼に宿るのは、光を超え炎のように荒れ狂っている謎物質。

 

「そこまで言うのであれば見せてやろう!我が神器《天穿剣》の驚異を思い知れ!〈エンハンス・アーマメント〉!」

 

〈記憶解放〉ではなく〈武装強化〉を発動したファナティオは、アリスだけではなくカイトたちまでも攻撃対象と認識していた。詠唱もなく発動させるのはいかに副騎士長でも容易ではない。だがアリスの言葉が琴線に触れたことで発動を可能にさせていた。

 

剣先から放たれた青白い何かがアリスに放たれる。視認するなど不可能な速度でアリスに接近する、アリスやカイトたちより後ろから業火の矢が飛来する。鋭角に近い角度で上空から方向転換した矢が青白い光と衝突した。

 

爆風と熱によってアリスの肌が妬かれる。

 

「っ!」

 

跳躍を繰り返し、カイトの隣まで移動したアリスは振り返り驚愕した。

 

「貴様はっ!」

 

ファナティオの驚愕にカイトたちも振り返り眼を疑う。そこに立っていたのはいるはずもない存在。右肩から大きく剣によって削がれた赤銅色の鎧。全てを焼き尽くすばかりに熱を発する長弓を左手に持つ男。そして何より眼を惹いたのが、ユージオが経験しキリトがそれを眼にしている光景。

 

後に《隻眼の炎騎士(せきがんのえんきし)》とカイトによって語り継がれることとなる右眼のない(・・・・・)人物。

 

「遅れて申し訳ない。副騎士長ファナティオ・シンセシス・ツーよ、我は此より其方との立ち合いを所望する!」

「…最古参の騎士ともあろう者が情けない。我が神器で無に還してやろう!」

「〈整合騎士〉が1人デュソルバート・シンセシス・セブン。いざ参る!」

 

弦を親指と人差し指を握り引くことで、業火製の一本の矢を生成するのではない。デュソルバートは中指・薬指・小指までも弦に番えて引き絞る。

 

「我が神器《熾焔弓》は、塵も残さぬ故その場合は許さなくとも構わん。ゆくぞ猛火(ほのお)よ!」

 

生成された4本の業火矢(えんし)が放たれ、ファナティオへと空間を焦がし明確な敵対の意思を持ったまま飛翔した。




…アリスのキャラ崩壊がマズいな。一部の台詞でお嬢様的な口調になっているので違和感満載ですが時にはこういうのもありかなと思い書いてみました。

デュソルバートさん登場させたけど次どうしよう!考えてないぞぉ!

どうにかして辻褄合わせて書きます!

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