学戦都市アスタリスク 叢雲と歌姫と孤毒の魔女、3人の物語 作:ソーナ
私、ソーナの第4作品目≪学戦都市アスタリスク 叢雲と歌姫、孤毒の魔女、3人で紡ぐ物語≫です。
それではどうぞ!
始まりと再会
~シルヴィアside~
1年前 《
「・・・・・・シルヴィア、ここまでよ」
「オーフェリアちゃん、なんで・・・・・」
「・・・・・・運命には逆らえないのよ」
『
『決着~!今年度の《
「ごめんね・・・・・綾斗くん・・・・・」
私は消え行く意識の中、オーフェリアちゃんを見て言った。私とオーフェリアちゃんの幼馴染の名前を。
そして、時が進み半年後
『クインヴェール女学院』生徒会室
「はあ~・・・・・・」
「どうしたんですか、シルヴィア?」
「どうしたも、こうしたもないよ、ペトラさん~」
私は生徒会室にいる、この学院『クインヴェール女学院』の理事長であり、プロデューサーでもあり、運営母体W&Wの幹部でもあるペトラ・キヴィレフトさんに愚痴を漏らした。
幸いにもここには私とペトラさんしかいないためこうして砕けた口調で話すことが出来る。
「どうしたも、こうしたもないとは?」
「綾斗くんの事だよ~」
「綾斗くん・・・・・・ああ、天霧くんの事ですか?」
「うん」
「天霧くんがどうかしましたか?」
「どうかしましたか、じゃないよ!なんで、綾斗くんが『星導館学園』に行っちゃうのよ!」
「いや、行っちゃうのよ、も何も・・・・」
「どうせならここに入ってきてくれれば良かったのに」
「さすがにそれは無理があるかと」
「ええ~。ペトラさんなら出来るんじゃないの?」
「いや、私でも無理だと思いますよ。それ以前にここは、女学院なんですよ」
「そうだけど~・・・・・・・」
「全く・・・・・シルヴィアはホントに天霧くんの事になると回りに目がいきませんね」
「し、仕方ないでしょ!」
「やれやれ」
ペトラさんは私の反応を見て呆れた、と言うよりもう見慣れたと言う感じで答えた。
「早く、来ないかな~綾斗くん」
「ハァー・・・・・・」
私は生徒会室の窓から見える『六花』を見て呟く。
その表情は恋する乙女のようだった、とペトラさんが後で言った。
実際、恋してますしあながち間違ってはないわね。
~シルヴィアside~
その頃『六花』で迷っている一人の男子がいた。
~綾斗side~
「あれ、何処だここ?」
俺は辺りを見渡して呟く。
「すっかり迷っちゃったかな?とにかく沿岸沿いに出られればいいんだけど・・・・・」
「・・・・・綾斗?」
「え?」
俺はいきなり背後から呼ばれ振り返った。
そこには一人の女子がいた。
俺の着ている星導館の制服とは違うと言うことは他校の生徒か・・・・・・ん?今、この子俺の名前言った?
「・・・・・綾斗?」
「え、あっ、ごめん。え~と、君は・・・・・?」
「覚えてないの?私は・・・・・・オーフェリア・ランドルーフェン」
「オーフェリア・ランドルーフェン!?」
俺はその名前に聞き覚えがあった。
一つは俺の幼馴染として、もう一つはここ『アスタリスク』での前回の《
だが、俺の幼馴染のオーフェリアは髪の色が純白ではなく栗色の筈だ。だが、その記憶も十年以上前の記憶だ。
「・・・・・思い出した?」
「・・・・・まさか、オーフェリアなのか?」
「・・・・・疑問に思うのもそうだよね。前はこんな髪の色じゃなかったし」
前は、と言う単語に俺は確証した。今目の前にいるのは幼馴染のオーフェリア・ランドルーフェンだと。
「オーフェリア・・・・・」
「・・・・・今夜時間ある?」
「今夜?」
「・・・・・そう。話があるの。シルヴィアにも声かけといて」
「シルヴィにも?」
「・・・・・ええ」
そう言うとオーフェリアは俺に背を向けて歩き出そうとした。
「ちょ、ちょっと待って、なら場所はここでいい?」
俺は慌てて表示させたアスタリスクでの家の場所をオーフェリアに送る。
「・・・・・ええ。時間は19時半でいいかしら?」
「ああ。それと・・・・・」
「・・・・・何?」
「『星導館学園』ってどっち?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・アッチよ」
オーフェリアはやや呆れたような眼差しで俺を見ると指を指して教えてくれた。
「ありがとう」
「・・・・・それじゃあ」
そう言うとオーフェリアは今度こそ、歩き去っていった。
「オーフェリア・・・・・」
俺は目の前にいたオーフェリアの事を思い出した。
「まずは、シルヴィに連絡録らないと」
俺は昼にシルヴィに連絡することにし、オーフェリアに指差された方に歩いていった。
しばらく歩くと『星導館学園』の姿が見えた。
時間も充分あるしなんとか間に合うだろう。
そう呟き、俺は『星導館学園』に続く橋を渡り始めた。
どうでしたか?
感想やアドバイスなどお待ちしてます。