ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!? 作:RIM-156 SM-2ER
では本編どうぞ。
※アムラ―ムを30式短距離空対空誘導弾に変更
日本国国防海軍第1空母打撃艦隊第1空母飛行団第1戦闘飛行隊スパロウ隊
母艦からの指示により4機のF-35JCは超低空を飛行していた。スパロウ隊の隊長である今浦岳人海軍少佐は編隊の一番左にいる機のパイロットが辺りをキョロキョロして強張ったように操縦しているのに気づく。
「スパロウ04。どうした?緊張しているのか?」
『はい。スクランブルは何度もしましたが初めての実戦なもので・・・・・』
スパロウ04こと松坂桜介少尉は1ヶ月前にこの部隊に来たが日中紛争を体験していないため初めての実戦となるのだ。
『隊長は初めての実戦の時はどんな気持ちでしたか?』
突然の質問に今浦は面食らうが少しフッと笑ってこう答えた。
「初めて中国機と戦った時は恥ずかしい話だが・・・ちびったな・・・はっはっはっ!なぁに初めては皆そんなもんさ。訓練通りにやればいい・・・・」
ーーー化け物のビームとやらにチャフやフレアが効くとは思えないがな・・・・
今浦は松坂を不安にさせないように心の中でそう付け足した。
ふと今浦が上を見上げると6本のミサイルが自分たちの進行方向に飛んで行った。
「さて、そろそろだ!全機!気を引き締めてかかれよ!」
『『『
ーーーーー
ーーーううっ・・・・だめ・・・・もう・・・・・
宮藤がコアを前にしてそう思った時だった。
ドーーーーーン
突然ネウロイが爆発した。そしてインカムから声が聞こえてきた。
『こちら日本国国防海軍第1戦闘飛行隊!後はわれわれにお任せください!』
宮藤はうしろの方を見ると灰色のネウロイによく似た形をした飛行物体が4つ飛んでいた。
ーーー!!ネウロイ!!
宮藤は手に持っていた機銃を向け引き金を引こうとするがインカムから坂本の声が聞こえてきた。
『宮藤!やめろ!それは撃たなくていい!』
「えっ・・・・」
宮藤が困惑の声をもらすと坂本は安心させるように一言だけこう言った。
『味方だ・・・・・』
宮藤はそのまま見ていると4つの飛行物体は散開し2機はネウロイのうしろに2機は上につきネウロイのビームを尋常でない速度でかわす。
『FOX-1!!』
インカムからそんな男の声が聞こえると飛行物体の胴体の下が突然開き魚雷のようなものが投げ出される。すると魚雷の後部に火がともりネウロイに向かう。
ドーーーーーン
魚雷はネウロイに近づくと爆発する。
ーーーーー
「FOX-1!!」
ネウロイの後方にいたF-35のパイロットは符丁をコールするとミサイル発射ボタンを押しこむ。
すると胴体下のウェポンベイから30式短距離空対空誘導弾が発射されネウロイに飛んでいく。
ドーーーーーン
サイドワインダーはネウロイに近づくと接近信管を作動させ爆発を起こす。パイロットは隣の機のパイロットと同時に速度を上げ
「こっちだ!でかぶつ!!」
ネウロイはビームを2機に向かって発射するが音速を超える戦闘機には当たらない。パイロットは上の2機を見上げるとこう叫んだ。
「今です!!隊長!」
ーーーーーー
『今です!!隊長!』
今浦はその声を聞くと松坂に指示を出す。
「スパロウ04!俺についてこい!」
『
今浦は急降下を開始する。松坂の機もそれについてくる。
「FOX-3!」
符丁をコールし機銃を発射する。F-35JCに装備されているGUA-12 25mm航空ガトリング砲を発射する。
ブォォォ
1秒間に60発と言う発射速度のせいで低く唸るような発射音と光の線が発生する。
ビームを放ってくるが松坂も今浦も巧妙にかわして行く。
機銃弾はネウロイに着弾し穴をあける。そしてついに赤紫色の発光体が見える。今浦はネウロイに激突しそうになるが旋回してかわす。そして後ろをちらりと見ると松坂に指示を出した。
「いまだ!撃てぇ!!!」
『FOX-3!!』
松坂も符丁をコールしネウロイに機銃を撃ちまくる。
機銃弾はネウロイのコアに正確に着弾しコアを粉砕する。ネウロイは白い破片を残して消滅した。
4機は平常飛行にもどる。そして速度を落とししばらく旋回しているとストライカーユニットと呼ばれる機械をはいた少女が近づいてくる。
今浦は見覚えがあったため通信で話しかけた。
「坂本少佐!どうも、出航前の模擬空戦以来です・・・・・・ん?そのお嬢さんは・・・・・?」
今浦がそう問いかけると坂本は抱えている少女を少しだけみて微笑みながら答える。
『ああ、宮藤芳佳。今回、初めての実戦でネウロイのコアを出させるところまでしたウィッチであり、そして私の恩人の一人娘だ』
「なるほど。期待の大型新人ですか・・・・。怪我してるんならあかぎに運びましょうか?」
今浦の誘いに坂本は首を横に振る。
『いや、いい・・・。疲労で寝ているだけだからな・・・』
「そうですか・・・・」
今浦はそれ以上しゃべらなかった。そのとき宮藤が目を覚ました。
『あれ・・・・・』
『気がついたか』
坂本と会話を始める。
『よくやってくれたよ。お前がいなかったら私もどうなっていたことか・・・・・』
坂本が優しく話しかけているのを無線機ごしで聞いていた。
『でも、私・・・・また最後に失敗しちゃったし・・・・・』
今浦がここで会話に割り込んだ。
「お嬢ちゃん・・・・初めては皆そんなもんさ・・・最初は先達のことを見て強くなっていけばいいんだ」
『あなたは・・・?』
「おおっと失敬!国防海軍の今浦だ。以後よろしく」
そこまで話すと坂本が再び話し始める。
『今浦中佐の言うとおりだ。初めてであんなにできたなら上出来だ・・・・・・』
スパロウ隊の面々がその会話をしみじみとい聞いていると突如早期警戒機から通信が入った。
『こちらホークアイ01。しみじみ話しているとこ悪いんですがそろそろ交替の時間ですよ。帰還してください』
「こちら、スパロウリーダー。
今浦は2人の方をむく。
「そろそろ俺たちは帰還する。それじゃあまた・・・」
今浦はそれだけ言うと機体を傾けてあかぎの方に飛んでいく他の僚機もそれに続く。
途中交替の部隊とすれ違い今浦たちは扶桑艦隊上空の護衛をその部隊に託すとあかぎに帰還した。
いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想お待ちしております。
次回 第6話 到着
それではさようならぁ