ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!? 作:RIM-156 SM-2ER
では本編どうぞ
「ここが私の部屋です」
国防軍のパイロットと宮藤たち7名はリーネに基地の中を案内してもらっていた。
どうやらリーネの隣の部屋は宮藤の部屋だったらしい。そのさらに横の部屋に髙梨は案内された。部屋に入ると高橋は嬉しそうな声を出す。
「うわぁ、広い部屋だなぁ」
髙梨ははしゃぎまわる。すると高林が叱った。
「おい髙梨!修学旅行じゃねぇんだぞ!!」
「は、はいぃ」
髙梨の先ほどの気分はどこへやら、情けない声を上げて萎縮してしまった。
「次は小瀬さんたちの部屋に案内しますね」
リーネについていき階段を一階分上がる。何故髙梨はしたかと言うと女性なため飛野がミーナに頼んだのだ。一番階段に近い部屋は今浦がその右横には向嶋、それから順に小瀬、高林、飯塚、緑川、松坂と言う順で部屋を使うことになった。
7人はそのまま食堂に案内された。
「ここが食堂と厨房です」
貴族の館の食堂と言う感じの部屋だった。だが厨房が隣接しているため家具の配置を換えればどことなく艦内の科員食堂に似てくるだろう。
「普段は係の人が食事を作ってくれるんですけど時々皆がお国料理を作ってくれるんですよ」
宮藤が食堂の中に入ると「扶桑の料理も食べてくれるかなぁ」とつぶやいていた。扶桑の料理と言っても日本の料理と変わらないため国防軍の8人は喜んで食べるだろう。
そこからお風呂や(場所を説明されただけ時間によって入る時間を設けるそう)や射撃場に案内された。
しばらく外を歩いていると何人もの記者が一人の金髪の少女を取り囲んで取っていた。松坂は気になってリーネに聞く。
「リネットさん、あれは?」
「ハルトマン中尉です。こないだ撃墜数が200機になったんですよ」
「へぇ・・・」
現代の戦闘機パイロットは5機落とせればエースと言われるので彼女の撃墜数がどれほどすごいかわかるだろう。
「隣にいるバルクホルン大尉なんて250機ですよ。ミーナ隊長も160機を超えています」
「トップエースと言うわけか・・・」
「ところで小瀬さんたちの撃墜数はどれくらいなんですか?」
小瀬が面くらったような顔をするが微笑んで答える。
「俺は7機で高林は3機、松坂はこないだので初戦果で他の奴らは0。今浦中佐は11機で向嶋中佐は10機だったと思う。飛野大佐は15機だったかな」
ココのトップエースに比べえばはるかに少ない撃墜数に期待はずれな顔をする。だが彼女らの相手はネウロイと言う人類共通の敵、罪悪感も何もなく落とせるが国防軍の戦闘機パイロットの転移前の敵は人間だったのだ。人間相手の撃墜数なんて少ない方が言いに決まっている。でもそんなことを言っては何も知らない少女らを気づつけていしまうと思い全員が苦笑するにとどめた。
「すごいですね・・・・。私なんて何もできない足手まといですから・・・・・」
リーネが暗い顔をしてそういう。
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「うわぁ・・・・すごぉい!」
宮藤の声がその場にいた全員の鼓膜を叩く。すると小瀬は手すりに身を預けながらぽつりとつぶやく。
「絶景だな・・・・」
ドーバー海峡に突き出ているため潮風が9人の頬をなでる。リーネが対岸の陸地を指差す。
「あちらがヨーロッパ大陸です。大半はネウロイの手に落ちてしまっていますが・・・・」
その言葉を聞いて宮藤の表情が少しだけ曇った。
ーーーーー
滑走路で宮藤とリーネが訓練をしていた。その横の広場には灰色のステルス塗装を施されたF-35JCがあった。その周りでは整備員がミサイルをチェックしたりしてスクランブルに備えていた。
また高林と髙梨がその様子をじっと見ていた。2人とも耐Gスーツだがその横にいた向嶋と緑川はフライトスーツのみを着ていた。その理由は今日のスクランブル当番は高林と髙梨であり向嶋と緑川は何かあった時のバックアップだからである。
坂本に怒鳴りつけられ滑走路を往復する2人の様子を見ていると髙梨がふとこんなことを漏らした。
「防大に戻ってきた気分です・・・・」
髙梨は防衛大学校を卒業してからパイロットになったのだ。すると同じ防大卒業組の緑川もそれに同意する。
国防空軍(航空自衛隊)のパイロットになるには3つの道が存在する。
まず一つ目は航空学生として入隊し最初からパイロットになる方法。これはパイロットになるには一番早い方法だ。
2つ目は防衛大学校に入学してから国防空軍の幹部候補生学校に入る方法。これは少し遅くなるが別の職種を選ぶこともできる。
3つ目は普通の大学を卒業してから国防空軍の幹部候補生学校に入る方法である。
「確かに防大で教官にああやってド突かれたっけなぁ・・・・」
「・・・・8キロ遠泳もありましたねぇ」
ついでに言うと防大1年生は日本で唯一人権が認められていないとよく言われている。上級生からいちゃもんをつけられて物を窓から捨てられたりすれ違うたびに叱られたり教官から「目の輝きが足りない」という理由で外出を取り消されたり等である。
「俺さぁ8キロ遠泳でおぼれかけたことあるんだよねぇ・・・・・」
「私の同期にもいました・・・・」
二人が防大時代の思い出話に花を咲かす。
すると走り終えたのか少し水分を補給した後訓練をしていた2人が腕立て伏せを始めた。それを見た後二人は待機室内に戻って行った。
いかがでしたでしょうか?
ご意見ご感想お待ちしております。
次回 第10話 閑話
お楽しみに