ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!? 作:RIM-156 SM-2ER
話のストックがぁ!切れたぁ・・・・・・。今週中にため書きしないとやべぇ・・・・・。
では本編どうぞ。
真下の町は空を飛ぶネウロイによって紅蓮の炎に包まれていた。ネウロイは更にブームを撃ち町のあちこちで爆発が起こる。
それを目の前で見ていたゲルトルート・バルクホルンは怒りに身を任せ手に持っていたMG42をネウロイに向けトリガーを引く。
「うああああああああああ」
タタタタタタタタタ
軽快な発砲音とともに弾が発射されネウロイの体をえぐる。そのうちえぐれた部分から赤い発光体がのぞく。銃撃をそこに集中させ数発着弾するとネウロイは白い破片に変わり町に落ちて行く。
だがバルクホルンがふと見た先には自身の妹がいた。そしてその妹の近くにネウロイの破片が落ちて行き・・・。
「クリス!」
バルクホルンは飛び起きた。そこは空の上ではなく自身の寝室であった。どうやら夢を見ていたようだった。
「なんで、今頃あんな夢を・・・・」
ーーーーーー
「・・・・・・・」
青年は何かがくるまれたビニールシートの前でうずくまっていた。後ろから足音が聞こえそちらを向くと航空自衛隊の制服を着たよく知る男が立っていた。
「大輝君・・・・・」
青年はキッと男をにらめつけると、男の制服の襟をつかんで涙を流しながら怒鳴った。
「今浦さん!亜里沙は・・・・亜里沙は守ってくれるって約束しましたよね!!・・・・なんで・・・・なんで守ってくれなかったんですか!!」
「大輝君・・・・・・」
「うぁああああああ」
青年は男の胸板をたたきつつ泣きじゃくった。
「はっ・・・・・」
青年ー日本国国防海軍少尉、飯塚大輝ーはそこで目を覚ました。飯塚は部屋を見渡した後自身の太ももにこぶしをたたきつける。
「またあの夢か・・・・」
ーーーーー
「飯塚」
食堂に向かう途中、飯塚は後ろから声をかけられる。振り返るとそこには上官である今浦がいた。
「どうしたんですか?中佐」
「昨日、部屋の前を通った時に聞いたんだがかなりうなされていただろう・・・・・・・。亜里沙さんのこと・・・・・」
飯塚はそういわれると微笑みながらこう返す。
「いえ、あの時中佐は最大限自分との約束をまもろうと努力してくださいました」
「そうか・・・・そう言ってくれると助かるよ」
ーーーーーー
「ねぇ、芳佳ちゃん聞いた?カウハバ基地が迷子になった子どものために出動したんだって」
リーネは食事の用意をしつつ宮藤にそう話しかけた。
「へぇそんな活動もするんだ。すごいね」
「うん、たった一人のためにね」
2人がそんな会話をしていると髙梨と緑川が入ってくる。髙梨は朝食を手に取ると2人に話しかける。
「なんの話をしているの?」
「あ、髙梨さん」
髙梨は微笑みながら「おはよう」という。宮藤は髙梨の問いにこたえた。
「カウハバ基地が迷子の子供のために出動したらしいんです」
「へぇ。そうなんだ」
「そうやって一人一人助けられないと皆を助けられないもんね」
「そうね」
髙梨はそういうと食事を取るために席に向かった。
「皆を助ける・・・・そんなこと夢物語だ・・・・・」
朝食の置いてあるお盆を手に取りつつバルクホルンはそうつぶやいた。
「え、なんですか?」
宮藤はバルクホルンの方に駆け寄るが「ひとりごとだ・・・」と言われてしまった。
そのうちにウィッチーズの皆や高林、今浦、飯塚たちがやって食事を取り始める。だが一足先に来ていたバルクホルンは食事に一切手を付けていなかった。そんなバルクホルンの両脇にミ―ナとハルトマンが座る。
「どうしたのトゥルーデ?浮かない顔で」
「食欲もなさそう」
その言葉を聞いたバルクホルンは即座に否定した。
「そんなことはない」
「食事だけはしっかり取るトゥルーデが手もつけないなんて」
ハルトマンがそういうとバルクホルンはスプーンを手に取り一口食べると宮藤の方をちらりと見た。
「えっ」
台所で洗い物をしていた宮藤は誰かからの視線を感じてみんなが食事をとっているテーブルの方を見る。
「どうしたの?」
「うん。誰かが見ているような気がしたんだけど・・・・」
リーネの問いに宮藤はそう答える。
「だれか?」
「気のせいかな・・・」
するとルッキーニがきれいに食べ終えた皿を出して「おかわり!」と元気な声を出した。
「あ、はーい」
宮藤はおかわりの入ったボウルをもってテーブルに行く。ふとバルクホルンの方を見ると一番最初に食事を始めたにもかかわらずバルクホルンの食事はほとんど手が付けられていなかった。
「あの、お口に合いませんでした?」
だがバルクホルンはその問いに答えず食事を片付けて食堂から出て行ってしまった。
宮藤がそれを見ているとルッキーニが横から皿を差し出す。
「おかわり早く~」
「あ、はいはい。ちょっと待ってね」
するとペリーヌがあきれ顔で納豆をスプーンで掬いつつこう言った。
「バルクホルン大尉じゃなくてもこの腐った豆なんてとてもとても食べられたものじゃありませんわ」
「納豆は体にいいし、坂本さんも好きだって・・・」
ペリーヌは宮藤が坂本
「さ、坂本さんですって!少佐とお呼びなさい!私だってさん・・・・づけ・・・で・・・・・・・」
自爆したペリーヌの顔はみるみる赤くなる。それを見て今浦は飲んでいた水が気管に入ったらしくゴホゴホせき込む。向島、高梨も笑った。飯塚は無表情を保っていたが肩のあたりが一瞬プルプルしていた。
「ごほっ、ごほっ、クロステルマン中尉、納豆は腐っているんではなくて発酵しているんですよ」
ようやく気管に入った水を肺から追い出した今浦はペリーヌにそういう。
「まぁ、腐っていると発酵は紙一重なんですけどね」
腐敗と発酵はどちらも微生物が食物などについて有機物を生成することをいうのだが人間に有益なものを生成することを発酵、有益でないものを生成するのを腐敗という。
「納豆が腐っているというのなら、あなたがよく食べるチーズやパンも腐ったものを固めたり焼いたりしているものになりますし紅茶も腐っていることになりますよ」
「まぁ、アジアのものはにおいがきついのが多いですけどね・・・・」
無論、ヨーロッパにもくさい発酵食品はある。皆さんご存知世界一くさい食べ物、シュールストレミングがその代表だ。
ペリーヌはそういわれてしまうとぐうの音も出ないのかそのまま黙ってしまった。
「おかわり~!」
横からお預けを食らったルッキーニが涙目で皿を宮藤に差し出した。
飯塚は食事を終えた後水を飲みつつバルクホルンが出て行ったほうを見ていた。
ーーバルクホルン大尉、なんか
いかがでしたでしょうか?
今回からバルクホルン大尉の回となります。飯塚君が言っていた「あの時の自分」とは何でしょうね。実はこの物語の根本設定に関係していることだったりするんですよね。
次回のあとがきでヒントを書かせていただきます。
ではまた次回さようなら!
第15話 大尉の過去