ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!? 作:RIM-156 SM-2ER
今回のお話は実は作者が好きな映画の登場人物が元になったキャラが多数出ております。
では本編どうぞ。
「失礼します」
陸軍の野戦用の迷彩服に身を包んだ男がオリーブドラム色のテントの中に入っていった。
「おお、
テントの主である、日本国海兵隊第4海兵旅団旅団長、上島徳之助、准将はそんな声で男を出迎えた。小泉と呼ばれた男――小泉重雄は第4海兵旅団の情報通信参謀で国防陸軍から出向してきた歩兵少佐であった。制帽を取ると上島の机に近づいた。
「西部方面統合軍総司令部に出頭せよとのことです」
真柴は持っていた封筒を上島に渡す。上島はペーパーナイフで封筒を開き中の命令書をだす。胸ポケットから煙草を取り出し火をつけてうまそうに吸った後、煙草を口にくわえさっき取り出した命令書をおもしろくなさそうに見る。
「俺は、どうもあそこが好かん!何かがあるとすぐに足の引っ張り合いになる。それも毎日だ。あれじゃぁ、ネウロイが消えた後世界大戦だぞ・・・・・」
「はっ、ですが、日本が連合軍に参加している限り命令には従わないとですから・・・・・」
小泉が困ったようにそう返すと、上島は煙草を灰皿にいれ立ち上がり、脇にかけてあった戦闘服を着る。
「これから西部方面統括軍総司令部に向かう。車をまわしてくれ」
上島が戦闘服のボタンを留めながら言うと、小泉はカッと心地いい音を立てて姿勢をただし上島に敬礼した後、テントを出て行った。
「まったく・・・・・。国益を優先するのは結構だが、時と状況を考えろってんだ・・・・・・」
上島は戦闘服を着た後、迷彩帽をかぶってテントから出て行った。
―――――――
「日本国海兵隊の上島だ」
上島と小泉は総司令部につくと入口の衛兵にそう言った。衛兵は捧げ銃をして上島を出迎えた。上島は衛兵に敬礼をすると中に入っていった。
上島は階段を上り、司令室に向かう。重厚なチーク材の扉をノックすると中から入るように促す声が聞こえたので上島と小泉は中に入った。
「日本国海兵隊第4海兵旅団、上島准将。入ります」
中には数名の将官とその副官らしき軍人がいた。上島は小泉を連れて一番下座に座る。すると、一番上座に座っていた西部方面統括軍総司令官のリべリオン空軍大将が口を開いた。
「さて、全員集まったようだな。今回集まってもらったのは、ガリアの解放作戦についてだ」
「「「「「っ!」」」」」
その場にいた全員に緊張がはしる。最近、日本の参戦で戦況が好転してきたとはいえガリア解放作戦を行うなど予想をしていなかったからだ。
「望月少佐。説明して頂けるかな」
その場の全員の視線が会議室の隅っこに座っていた二人の男に向けられる。1人は日本国国防空軍の1人は国防陸軍の制服をきており少佐の階級章が付けてあった。
男は名前を呼ばれるとスッと立ち上がる。
「日本国国防空軍第1戦略爆撃航空団の望月庄造少佐であります。よろしくお願いします」
「同じく国防陸軍第1空挺師団の真柴司郎少佐であります」
二人は制帽を取ると深々と頭を下げた。そして真柴は会議室の上座に設置してあるプロジェクターを起動させ望月が説明を始めた。
「まず、本作戦はネウロイにより占領されたガリア北部の奪還・解放を目的としております」
望月が話し始めると将官たちは手元にあったコピー用紙でできた資料をめくり始める。
「この作戦に当たり最大の障害となるのはパ・ド・カレー東部50km地点にあるネウロイの巣であります」
空軍のRF-15戦術偵察機が取ってきたネウロイの巣の写真がプロジェクターに投影される。
「まずこの作戦は全4段階に分けさせていただきます」
すると次は日本の潜水艦とトマホークの画像が投影された。
「現在、我が軍ではわかしお型原子力潜水艦及びネウロイの巣を攻撃するために改修されたUGM-109JH改の派遣準備が為されており3カ月後にはブリタ二アに到着する予定であります。この作戦の第1段階にはこの、わかしお型原子力潜水艦及びトマホーク巡航ミサイルを使用します」
上島が手を挙げて質問する。
「来るのはわかしお型の何番艦だ?」
「軍機によりココでは話すことはできません」
望月は短くそう答えると上島は「そうか・・・」とだけ言って黙った。他に質問が出ないのを確認すると望月は説明を続ける。
「まず、第1段階では潜航したわかしお型よりサーモバリック弾頭搭載のトマホーク巡航ミサイルを発射、巣にまとわりつく雲を吹き飛ばします」
アメリカ、ダグウェイ実験場で撮影されたサーモバリック弾頭搭載巡航ミサイルが爆発した時の写真が映し出される。空には巨大なキノコ雲があがりさながら核爆発のようであった。
「雲が完全に取り除かれ尚且つ、爆発によって生じたキノコ雲がある程度消えたら第2段階に移行します。まず、我が軍のB-3A戦略爆撃機5機に貫通弾頭の対ネウロイ拠点用に改修されたALCMを搭載。巣に対し空爆を行います。原子力空母ですら1発で致命傷を負う量の弾頭重量です、巣は完全に破壊されると思いますが、もし破壊できなかった場合沖合100kmからトマホークによる支援攻撃の後、F/A-18JFによる地中貫通爆弾での空爆を敢行、巣を破壊します」
F/A-18JFは15000mまで上昇出来るためネウロイの攻撃圏外から攻撃できるという寸法であった。爆弾が破壊されてしまう心配もあったがそれは、海軍の攻撃で引きつけることになっているのだ。
「その後、ノルマンディーに連合軍を上陸、またヒスパニアからも連合軍を参加させ陸戦・空戦型ネウロイを撃滅します。なお、一番厄介な空戦型ですが巣を破壊すれば出てこなくなりますので国防空軍、海軍の戦闘機部隊とウィッチにより撃滅します。ガリアのネウロイを掃討後カールスラント国境での防衛を開始して作戦を終了と言う形になります」
するとカールスラントの将官が手を挙げて質問をした。
「だが、巣を破壊できなければどうするのだ?そのB-3Aとやらが撃墜されてしまったら・・・・・」
「B-3Aは高度2万メートルから攻撃をいたします。ネウロイは現在高度1万メートルが限界高度ですので撃墜される可能性は非常に少ないかと。また仮に高度1万を超えるネウロイがいても後方のE-2の監視網に引っかかります。その時点で作戦を中止し作戦を練り直しますし、護衛に我が軍の戦闘機が付きますのでご安心ください。E-2が撃墜されても同様です」
まず、亜音速で飛行できる爆撃機がその半分程度の速度のネウロイに撃墜される可能性が少ないのだが。
だが次にブリタニアの将官が口を開く。
「だがね、望月少佐。我々は巣の内部構造がよくわからないのだぞ・・・・。そんな状態で作戦が成功するのかね?」
だが望月は不敵な笑みを浮かべると真柴に合図した。
「ご安心ください。既に我が軍の戦術偵察機により内部のコアの様子は把握済みであります」
プロジェクターから投影される画像はFLIRや磁気探知機で撮影された映像だった。
「ネウロイやネウロイの巣に使用されている素材は可視光線を透過しなくとも赤外線などの不可視光線は透過することが分かりました。磁気探知機にも反応いたしません。ですがネウロイのコアは赤外線を発し磁気探知機にも反応することが分かりました。その結果わかった内部構造がこちらになります」
巣の中心部分真ん中にコアが鎮座しているCG画像が流れた。
「ネウロイの巣の内部は空洞か、または外殻で埋まっているかのどちらかですが、どちらも波状攻撃で外殻を破壊、コアに弾頭が到達すればコアが破壊され巣も消滅します」
「そうか・・・・・」
ブリタニアの将官は憎々しげに望月を睨みつけていた。
―――――――
「くそ!忌々しい日本人どもめ!これでは我がブリタニアはイニシアチブを握れんではないか!」
会議が終わったあとブリタニアの将官――トレヴァ―・マロニー空軍大将は自室の机を思いっきり殴った。
「中佐!
「はっ、7割がた開発は完了しておりますが開発完了まで4カ月はかかるかと・・・・」
「おそい!!2ヶ月にしろ!ガリア解放作戦が始まる前に完成させるのだ!」
マロニーがそういうと副官は姿勢をただした。
「分かりました!」
「ネウロイを駆逐した後世界を率いるのは我がブリタニアなのだ・・・・・」
いかがでしたでしょうか?
あの映画を見た方ならたぶんもう分かると思います。想像してみるのも面白いと思います。
そしてマロニー大将が言っていたあの兵器はアニメにも出てくるあれです。分かりますか?
ではまた次回さようなら
第23話 日常
お楽しみに