ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!?   作:RIM-156 SM-2ER

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皆さまどうもSM-2です。
今回は少し出来に不満足・・・・・・。皆さまに楽しんでいただければ幸いです。
では本編どうぞ。


第29話 音速突破

「シャーリーさん?聞える?」

 

今浦たちは滑走路に仮設の司令所を設けシャーリーたちと通信していた。ミーナはシャーリーから返答があると横で計算をしていた今浦に無線機を渡す。

 

「敵はすでに内陸部に進入!位置は当基地より295度、距離20マイル!速度は500ノットで超高速型と思われる!針路は295度!このままいくと・・・・・・」

 

横にいた坂本が進路上に線を引く。するとロンドン上空を飛行することが分かった。坂本は今浦から無線機をひったくる。

 

「ロンドンだ!今、高林たちが向かっている!協力して敵を撃破するんだ!シャーリー、お前のスピードを見せてやれ!」

『了解!』

 

そういうと通信を終える4人はシャーリーたちが飛んで行った方をみた。その横をルッキーニが慌てた様子で走っていった。4人はその様子が気になりルッキーニに視線をむける。

 

「あぁ・・・・・シャーリーいっちゃったぁ・・・・・」

 

松坂は何故ルッキーニがそんなことを言うのか首をかしげた。ルッキーニにはそんなことには気づかずさらに機に懸ることを言う。

 

「まさか、あのままなのかなぁ・・・・・」

「?なにがあのまま何ですか・・・・?」

 

松坂がそういうとルッキーニが口を滑らした。

 

「あのね・・・・・昨夜ね・・・・私、シャーリーのストライカーをね・・・・・」

 

それを聞くとミーナと今浦の顔が険しくなった。怒気と言うか殺気が感じられる。そんな二人の殺気を感じてかルッキーニが肩をびくっと震わせ、まるで油の切れたブリキのようにギギギと後ろを向く。

 

「あの・・・・・・なんでもないです・・・・・・」

 

後ろには顔は笑っているが目が笑っておらず黒いオーラをバリバリ出しているミーナとルッキーニをものすごい形相で睨みつけている今浦そしてそのオーラに押されてか冷や汗をかきながら後ずさる松坂と坂本の姿があった。

 

「続けなさい?フランチェスカ・ルッキーニ少尉?」

 

ミーナの言葉にルッキーニはあたかも死刑宣告を受けたかのように顔を青ざめ、冷や汗をだらだらかいた。

―――――――

「えっ?シャーリーさんのストライカーが?」

 

松坂は今浦の指示で至急もう一つの無線機で高林たちと通信していた。

 

「そうなんです!どうやら昨日、ルッキーニ少尉が壊してしまったみたいで・・・・・」

 

チラリと後ろを見ると頭に大きなタンコブを作ったルッキーニが今浦にがみがみ怒られておりその横で坂本とミーナがシャーリーと後続の宮藤たちに連絡を取っていた。

髙梨はその報告を聞いてとある事を思い出す。

 

――だから、あの時潤滑油の匂いが・・・・・・!あの時、気づいていれば・・・・・・

 

あの時とは昨日、ルッキーニと廊下ですれ違った時だ。その時ルッキーニからは潤滑油の匂いがしたのだ。髙梨は、ハンガーで昼寝していてその時、ハンガーにあった潤滑油がついたのかと思ったのだがそうではなかったらしい。シャーリーのストライカーを壊したルッキーニがストライカーを直そうとしたときについたものだあったのだ。髙梨は自身の唇をかんで悔しがる。

 

「とにかく、シャーリーさんを止めてください!」

「分かった!」

 

高林はそう返事すると険しい顔で前方を睨んだ。

―――――――

当のシャーリーはそんなことをつゆ知らず敵の方向に飛んでいた。

 

――いつもと違う・・・・・

 

シャーリーはそんなことを思っていた。それは昨日ルッキーニがストライカーを壊してしまったからなのだが。そちらに気を取られ過ぎてインカムから坂本の声が聞こえているのに気がつかなかった。

 

『・・・・大尉・・・・・シャーリー大尉帰還せよ!シャーリー大尉!』

 

宮藤とリーネはミーナ達から連絡を受け全力でシャーリーの後を追っていたが余りの速さに追いつけずにいた。その左横1kmを高林と髙梨のF-35がマッハ1.6で飛んで行った。1km離れているが衝撃波によって作られたものすごい音が二人の鼓膜を叩く。

そのはるか前方を飛ぶシャーリーは加速し続けていた。

 

――なんだ?加速が全然止まらない・・・・・今日はエンジンの調子がいいのか?

 

その間もひっきりなしに基地から通信が来るがシャーリーの耳には届いていなかった。

 

――この感じ・・・・似てる。あの時と・・・・・

 

シャーリーの脳裏に入隊前、バイクでの世界最速の新記録を出した時の記憶がよみがえる。その時、後ろから追いかけてくる2機のF-35が見えた。速度から行ってもうそろそろシャーリーに追いつけそうである。

 

「いっけぇええええ!」

 

シャーリーはそんな叫び声とともに固有魔法である「加速」を起動させる。それによってシャーリーは一気に速度を上げた。すると音速を超えたことで作りだされるソニックブームが発生しはるか後方にいた宮藤とリーネが安定飛行を阻害される。同じように2機のF-35にもソニックブームが襲うが機体形状が元々音速での飛行を想定しているため特段問題なかった。

だが高林と髙梨は驚愕し自身の速度計を何度も見直す。2機はシャーリーと並走するために速度を落としていたのだがマッハ1.2で飛行している自分たちがシャーリーに追いつけないのだ。

 

「うそぉ・・・・・・・」

「速度を上げるぞ!」

 

高林の指示でスロットルを再び上げマッハ1.6で飛行をはじめた。

その時、シャーリーはどんどん変わる眼下の風景、そして音が何もしなくなったことでマッハを超えたことを認識した。

 

「これが・・・・超音速の世界・・・・やった!あたしやったんだ!」

 

シャーリーははしゃいでいると横に2機のF-35が並ぶ。そして高林から無線が入った。

 

「曲がるんだ!イェーガー大尉!早くするんだ!」

「高林少佐!あたしやりました!音速を超えたんです!」

 

高林の声は緊迫したものであったが夢が実現したことではしゃいでいるシャーリーには聞えなかったらしい。

 

「早く曲がるんだ!敵と衝突するぞ!!!」

 

音速の世界を既に知る高林は今から急に停止しようとしても前方の敵に衝突することを知っているため曲がるように指示をした。

シャーリーはそれで異変に気付き前方を見る。

 

「え・・・・・」

 

すると今まで何もなかった空に黒い点が出来たかと思うと急速にその点が大きくなっていった。髙梨と高林は機体を急上昇させ、敵を避けた。

 

「ええ・・・・・・・え~~~~~!!!」

 

シャーリーはとっさに急ブレーキをかけシールドを貼るが高林の指示通りに曲がることはせず、そのまま敵に突っ込んだ。弾丸とほぼ同じ速度で突っ込んだシャーリーはネウロイのコアを破壊し敵を撃墜した。

急いで追いかけていた宮藤とリーネは止まって基地と通信を始めた。

 

「敵、撃墜です!」

『シャーリーさんは?』

 

ミーナが無線でそう聞くと宮藤とリーネはシャーリーを探し始める。すると敵を撃墜したことによって生まれた雲の中からシャーリーが上昇してでてきた。

 

「あ、無事です!シャーリーさんは無事です!」

 

宮藤はそういうとリーネとともにシャーリーの方へ飛んで行った。

するとシャーリーの水着が破れてストライカーが足から外れた。全裸になってしまったシャーリーはストライカーが外れたことで海面に向かって突っ込んでいった。

 

「全然無事しゃな~い!!」

 

リーネと宮藤は急降下して海面すれすれでシャーリーをキャッチする。すると宮藤の手がシャーリーの豊満な胸をつかんでいた。宮藤はそれをもみ始める。するとその時坂本の声がインカムから聞えてきた。

 

『どうした?!』

「シャーリーさんは確保しました!でも!」

 

リーネは宮藤のやっている行為から目をそらし報告した。その報告を不審に思った高林が機体を傾け下をのぞく。

 

「あっ・・・・・・・」

 

そこには全裸のシャーリーと胸をもむ宮藤の姿は見えた。高林は機体を水平に戻す。

 

「何も見てない、何も見てない・・・・・・」

 

すると無線から坂本の声が聞こえてきた。

 

「おい、なにが・・・・・・」

「おっきい・・・・・・・」

 

坂本の声を宮藤の呟きが遮る。すると、リーネの悲鳴が聞こえた。

 

「きゃぁ!芳佳ちゃん!なにやっているの!!」

 

仮設司令所では状況を想像した松坂が顔を真っ赤にしうつむいて、ミーナが少し頬を赤らめ恥ずかしそうな顔をし、本国に奥さんと5歳の子供がいる今浦は愕然としていた。何も分からぬのは坂本のみであった。

 

「状況を正確に説明しろ!」

「説明できませ~ん!!」

 

坂本の指示にリーネの叫びが夜空にこだました。




いかがでしたでしょうか?
アニメ見ているときに敵が内陸に進入してるってミーナ中佐が言っていたのにシャーリーがネウロイと激突したのって海だったんで何度も見返した記憶があります。
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ではさようならぁ

次回 第30話 真夜中のスクランブル

お楽しみに!
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