ストライクウィッチーズの世界に日本が転移!?   作:RIM-156 SM-2ER

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はい、皆さまこんにちはSM-2です。
この作品をリメイクするかもしれません。詳しくは活動報告の方に記載しております。
では本編どうぞ!


第37話 本国の動き

「いまだに電子攻撃可能なネウロイの発見には至っていないのですね・・・・・?」

 

日本国第103代内閣総理大臣、速水紀彦は閣僚会議でそうつぶやいた。それに対し同席していた行田が答えた。

 

「ええ、陸、海、空、海兵隊。全軍の総力を挙げて捜索していますが未だに発見には至っておりません・・・・」

「だが、派遣した部隊は大部隊だったはずだ!それなのに発見できないのは国防軍の怠慢ではないかね?」

 

財務大臣がそういうと行田は苦い顔をして返した。

 

「確かに派遣された部隊は大部隊でしたが、あれだけで欧州全域をカバーはできません。それに各方面に散らばる戦線に7機しかない早期警戒機を割いているんです。航空戦力はかつかつだといってもいいんです・・・・・」

 

行田の言う通り、日本は「あかぎ」に搭載されているE-2早期警戒機7機をスオムス、オラーシャ、オストマン、ロマーニャ、ヒスパニア、に割いて各戦線で空戦型ネウロイを早期発見しウィッチや戦闘機を有利な位置に誘導させるという援護に回しており、「あかぎ」には2機のE-2しかない。また戦闘機部隊も咲いているため、航空戦力は限界に近いのだ。戦線が集中していれば楽だったのだが。

すると外務大臣が行田にこう問いかけてきた。

 

「つまり、援軍があればいいんですね?」

「ええ、ですが本土防衛も考えるとこれ以上か厳しいというのが現状です・・・・・」

 

外務大臣は速水総理の方を見る。速水はしばらく外務大臣を見た後、こう答えた。

 

「あの件について、ここで話してもいいぞ」

 

あの件・・・・とはいったい何のことなのかほかの閣僚は見当がつかなかった。外務大臣は静かに口を開いた。

 

「実はこの間、アメリカ大使から提案があったのです・・・・」

「提案というと・・・・?」

 

国交大臣がそう尋ねる。

 

「・・・・・在日米軍を欧州に派遣し国防軍を援護する代わりに、第2のアメリカを作ってほしい・・・・・・とのことでした」

 

会議室に衝撃が走った。

日本が転移したとき、国内には約319万人の外国人がいた。そのうち約12万人は暴動などを起こし逮捕されている(大半が中国、朝鮮人だった)。その、299万にも及ぶ外国人は日本にとって悩みの種だった。幸いにも約29万人は日本国籍を取得して日本人として生活している。だが日本政府にとって一番の悩みの種は在日米軍とアメリカ人であった。彼らは核や弾道ミサイルはないものの、空母や多数の戦闘機など、日本の脅威になりえる兵器を保有している。日米同盟があるが、祖国を失った彼らがどんな理由で暴走するかわからなかった。その悩みの種が第2の祖国を造ってくれと言ってきたのだ。驚かないほうが無理だ。

 

「だが、第2のアメリカを造るといっても・・・・・土地はどうするんだ・・・・・」

 

国交大臣がそう尋ねると外務大臣がこう答えた。

 

「中国のあった位置は荒涼地帯でどこの国家のものでもない。別に何処かの領土だったとしても文句はないだろう。米軍の力も見せ付け国際社会に米国建国を認めさせようという腹だろう・・・・・・」

 

全世界で中国の合った位置はこの世界では荒涼地帯で、満州に石油があるかも不明だ。あったとしてもこの世界の技術では採掘不能だが。

だが経産大臣が不安を漏らす。

 

「だが、扶桑皇国がうるさいのではないか?米国と日本は同盟関係だ。扶桑と敵対した時に挟み撃ちにされると考えるのでは?」

 

すると防衛を担う防衛大臣が提案する。

 

「では、扶桑と安全保障条約を結べばいいのでは?扶桑は日本にとって文字通りの生命線です・・・・・」

 

日本は石油や鉄などの資源や農産物を扶桑から輸入している。文字通り、生命線だ。第2のアメリカを造ったとしたら、アメリカも同じだろう。そのため、扶桑、日本、米国で同盟を組めばいいのではないかと言うのだ。

 

「だが、アメリカ人以外の外国人はどうする?米国を造ったら彼らは黙っていないぞ?」

 

官房長官の質問に外務大臣は少し考えた後こう答えた。

 

「同じく中国に国を造りましょう。無論、196カ国を建国するわけにもいきませんから、国民20万人以上が日本国内にいる国家のみを個別で作り、それ以外は各地域ごとで連邦を造らせてしまえばいいのではないでしょうか?」

「しかし、在日米軍派遣だけじゃアメリカ建国の労力に見合うとは思えないな・・・・・・」

 

速水はもうひと押し欲しそうだった。速水がアメリカ建国の条件として提示したいものについて、外務大臣と防衛大臣は何となく気がついていた。

防衛大臣は速水がアメリカにつきつけたいであろう条件を代弁する。

 

「イージスシステムやF-22、F-35の技術などに関して、ブラックボックスを日本に公開するのを条件にしてはいかがでしょう?」

 

イージスシステムやF-35は日本に米国から提供されているとはいえ、その中核技術はブラックボックスとなっていた。日本は新世界で米国建国と引き換えにそのブラックボックスを公開してもらう、と言っているのだ。

 

「それなら、いいんじゃないか?」

 

その日の閣僚会議で、在日米軍に対ネウロイ戦での支援を要請し空母「エンタープライズ」を含む第7空母打撃群と在日米空軍を欧州に派遣すること。在日米軍に軍事的ブラックボックスの公開をしてもらうこと。中国大陸に現在、日本にいる外国人のための国家を建国すること、そのために国際社会に働きかけることが決定した。

 




いかがでしたでしょうか?
上手い感じに日本の思惑なんかをかけたと思います。在日米軍を早いことどうにかしたかったのでこういう話を書きました。まぁ、リアルに日本が転移したとしたら、ここぞとばかりにイージスシステムとかF-35のシステムとかのブラックボックスの開示を求めると思うんですよね。なんだかんだで、日本がアメリカから輸入している兵器のシステムはブラックボックスが多いので・・・・。
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ではまた次回!さようなら!

次回 第38話 司令部の苦悩

お楽しみに!
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