戦姫絶唱シンフォギア The Guardian of The Heaven【一時更新停止】   作:SOLUNA

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読者のみなさん、間が開いて非常に申し訳ありません!!
投稿不定期ですが、再開します!
では、どうぞ!


第十三帖

「リディアンが・・・リディアンがノイズに襲われたって!」

 

「ええ!!?」

 

「何だと?!・・・リディアンが!?」

 

「そんな・・・!」

 

響を含めた装者たちは狼狽した。

 

「やはり、そういうことだったのか・・・。」

 

()()()()()()()()()()()って、どういう意味ですか、風魔さん。」

 

「単純な話だ。ここのノイズの襲撃はリディアンを襲撃する為のカモフラージュつまり陽動だったということだ。」

 

「つまり、我々の意識をリディアンからそらすためというわけだったのか。」

 

「それに、・・・大量のノイズが出てきたとなると必然的に(風魔)も出てくる可能性が十分高いしな。そうとなれば、リディアンは完全に手薄となるわけだ。」

 

「そんなことをやらかす奴は、たった一人しかいない・・・!!」

 

「・・・ああ。フィーネだ。」

 

「フィーネ?」

 

「今回のノイズの事件を起こした張本人さ。元々()()()()()()人間だよ!!」

 

()()()?」

 

「その話はあとだ。今はリディアンに向かおう。」

 

そういうと、風魔たちはリディアンに向かった。

 


 

リディアンに装者達が向かっている数分前、二課本部では・・・

 

「くっ・・・。まさかここまでとは。」

 

緒川慎次はリディアンのこの惨状に唯拳を握ることしかできなかった。そして、疑問を浮かべた。

 

(・・・だが、それ以上に何か妙な胸騒ぎがする。)

 

(ノイズは装者や風魔があらかたの大量のノイズを掃討したのとほぼ同時刻にリディアン(ここ)にノイズが襲撃してきた・・・。こんな偶然があり得るか?)

 

(・・いいや!装者が全て出払っているということは二課の人間しか知らないはずだ!!)

 

(・・・ということは、まさかこの襲撃は・・・!)

 

そう緒川が思いかけた時、右肩を鋭い痛みが襲った。

 

「なっ・・・・何?!」

 

突如攻撃を受けた緒川は痛みに耐えながらゆっくりと後ろを振り返った。

 

そこには、「ネフシュタンの鎧」を纏った謎の女が蛇腹剣で緒川の右肩を貫いていた。女の後方を見てみると、本部の皆が全員倒れていた。おそらく謎の女に倒されたのだろう。

 

「あ・・・あなた、一体何者だ?どこから入った?」

 

「あら?『何処から入った』というよりは、元々私はここにいたわよ。」

 

「!!?・・・その声、櫻井女史?!い・・一体どういう・・・?!」

 

「どうもこうもないわよ・・・。これが、櫻井了子の本当の姿『フィーネ』だったということよ。」

 

「・・・そ、そんな。櫻井女史・・・、あなたが『フィーネ』・・・!?」

 

フィーネは緒川の右肩を貫いていた蛇腹剣を引き抜いた。

 

「でも、まさか。ここまでことがうまく運ぶとは思ってなかったわ。スカイタワーの方にノイズをばら撒いたことで装者達や風魔があっちに集中したことで、此方が手薄になった今が好機だと考えたのは正解だったわね。」

 

「おかげで、十分な時間稼ぎができた上に、この本部の守備戦力はほぼ皆無・・・。デュランダルを手に入れるのに大きく手間が省けたわ。」

 

「ま・・・まさか、あなたの狙いはデュランダルだったんですか?!!」

 

「ええ。・・・まあ、実際にはそれだけじゃないけどね。・・・では、行こうかしら。緒川君に二課の皆、さようなら。」

 

緒川「ま、待て・・・!!」

 

緒川の呼び止めを無視して、フィーネはエレベーターで最下層に向かっていった。

 

やがて、エレベーターが最下層に到達した。そして、扉に向かおうとした時だった。

 

 

 

 

「待ちな。」

 

 

 

しかし、突然どこからともなく声が聞こえたかと思いきや、突然天井が粉砕され瓦礫と共に何かが落ちてくる。

 

そこから現れたのは、やはり・・・・

 

「私をまだ、その名で呼ぶつもりなの?」

 

「女に手を挙げるのは正直気が引けるが、二課の皆に手を出した以上黙って見ているわけにもいかないしな。悪いがお前をぶっ倒す!」

 

二課司令・風鳴弦十郎だった。おそらく、この場所のかなりの硬い筈の鋼鉄の壁をぶち抜いてここまでやってきたのだろう。

 

「改めて思うが、どうやったら人間の力で壁を突破してここに来られるのだ?・・・本当に人間をやめているわね。」

 

「そりゃあ、自分がよく分かっているさ。」

 

「だがよく私がここを狙っていることと私の目的に気付けたな?」

 

「うち等の調査部だってそこらの盆暗とは違う。それに米国政府さんのおかげで、俺はお前の行動に遅れながらも気づけていた。後はあえてお前の策に嵌められたと見せかけて、シンフォギア装者を全員あっち(タワー)の方に動かしたのさ。まあ、(仮面ライダー風魔)も来てくれるとは思っていなかったが。」

 

「陽動と陽動のぶつけあいをしたというわけね。まさかお前がここまで食えない男だったとはねぇ。だが、この私を止められるとでも思っているのかい?」

 

「そりゃあ愚問だろ。さて、とっちめせてもらおうか!」

 

なんの迷いもなくというか戸惑いもなく答える弦十郎。

 

地面を蹴り砕いてフィーネに詰め寄ろうとする弦十郎。それを阻止すべく蛇腹剣を振るうも右肩に掠めただけだったが、フィーネは蛇腹剣をコントロールして剣先を湾曲させ背後から彼を襲おうとしたが、これも躱された。弦十郎は天井の出っ張りを掴み、そのまま体を持ち上げて天井に足を付けた後、天井を思い切り蹴りつけてとてつもないスピードで落下してきた。

 

そしてそのスピードを上乗せした拳を振り下ろしてくる弦十郎に、フィーネは蛇腹剣をアンカー代わりにして壁の突起に引っ掛けてギリギリの所で避けるも彼の拳の掠った鎧の部分にひびが入った。

 

「何・・・!?」

 

これには、さすがに驚いて距離を取るフィーネ。

 

鎧はすぐさま修復するが、フィーネは険しい顔で弦十郎に視線を移す。

 

「まあ、このまま易々目的のものが手に入るとは思っていなかったが、これは少しばかり本気にならなくてはな。」

 

すると、フィーネは蛇腹剣をどういう訳か床に突き立てた。弦十郎は不審に思ったが足元に意識を向けてすぐさま理解し、そこを飛び退けた。すると弦十郎がいたところを赤いエネルギーの柱が突き抜けて天井を貫通した。そして飛び退け着地した場所にまたしても赤い光の柱が突き抜けていき、避けきったところに弦十郎の拳が突き出された。

 

フィーネは蛇腹剣を戻して受け止めたがその尋常ならざるパワーにだんだん押し負けていき、押し負けた瞬間蛇腹剣をつかまれ、さらに鎧によって重量が増している筈のフィーネを軽々と振り回し、そのま真壁に勢いよく叩きつけた。

 

そのまま壁に叩き付けられるフィーネ。

 

「グッ・・・・!!」

 

思わず呻き声をあげるフィーネ。

 

(まさかここまで完全聖遺物が力負けするとは・・・!?一体どうなっている・・・!?)

 

その心の中でのフィーネの問いに、弦十郎はこう言い返した。

 

「飯食って映画見て寝る!男の鍛錬はそれだけで充分!」

 

その過程で、一人の少女(立花響)が鍛えられているのだから少なからず納得がいく。

 

「だが所詮は生身の人間だ・・・!」

 

フィーネはすぐさまソロモンの杖を取り出し弦十郎に向けるが・・・・

 

「させるか!」

 

すかさず弦十郎が床を踏み砕いて飛び散った破片を蹴り飛ばす。

 

「フン!!甘いわ!」

 

フィーネはそれを弾き、ノイズを召還させようとするが・・・・。

 

「甘いのはどっちかな?」 

 

弾かれた破片で発生した埃などでできた煙がフィーネの視線を遮った瞬間に弦十郎はフィーネの懐に潜り込みアッパーカットを繰り出した。アッパーは直撃し、ソロモンの杖が天井に突き刺さる。

 

「何ッ!?」

 

そしてすかさず、弦十郎がそのまま回し蹴りでフィーネを蹴りとばした。そして二度不叩き付けられたフィーネに

 

「今度は避けられないぞ!」

 

素早く間合いを詰めた弦十郎の繰り出した拳は、間違いなくフィーネに直撃するものだった・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「弦十郎君!」

 

一瞬、フィーネの顔が了子のものに戻る。

 

「・・・ッ!?」

 

それを見た瞬間、弦十郎の動きが完全に停止した。それをフィーネが見逃す訳がなかった。

 

次の瞬間、刀身を垂直に戻した蛇腹剣を持った右手が、弦十郎の腹を貫いた。

 

「ッ!!!」

 

蛇腹剣を引き抜かれ倒れた弦十郎の体を中心に、血溜まりが広がる。

 

「所詮は貴様もただの人間・・・!抗うも、覆せないのが運命なのだ・・・!」

 

弦十郎の横を通り抜け、ソロモンの杖を回収する。

 

そう言って、フィーネはデュランダルが保管されているアビスへと続く道を開け、そして、どこで手に入れたのか二課の通信機を取り出し、認証パネルにかざしそのまま扉の向こうに入ろうとした瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だが、その運命を決めるのは貴様じゃない・・・。」

 

そう後ろから声が聞こえ、フィーネの横を紫色の弾丸が通り抜けて行った。

 

フィーネが振り向くと、そこには装者達とガシャコンバグヴァイザーを構えた仮面ライダー風魔の姿があった。




久しぶりの投稿です!!今回はここでいったん切ります!
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