サウザー達がターバンの餓鬼に苦しめられている頃
カルネ村にも奇妙な人間が来ていた。
姿は人間だが、明らかに普通ではないテンションとファッションを身にまとった男に村の代表であるエンリ・エモットが恐る恐る話し掛ける。
「あ、あの~。どちら様でしょうか?」
「ガッデム!アングリー?ノー!ハングリー!!ハンバーガーッ!!」
「ひっ!ジュゲムさん。何とかできませんか?」
「エンリの姉さんを連れて逃げるのが精一杯かと。いや、正直逃げきれるかも分かりません。
ですが、戦って勝てる相手じゃねぇのは確かです。」
「そんなぁ……ルプスレギナさんも今はアインズ様の所に帰っちゃって居ないし、どうしよう。」
そうこうしている内に何処からともなく声が聞こえてきた。
「あのアメリカンコスチュームは間違いない!アインだ!おーい!アイーン!おーい!探したぞー!」
「おい!待てヒューイ!置いて行くな!」
何やら青いのと赤いのが此方に向かって走って来ていた。
その奥には何か黄色いのが、「逆に進むも自由!」と言いながら、別方向に歩いていた。
「え?誰?アイン?この人?かな?」
「恐らくそうでしょうね。」
「あの~、アインさん?お知り合いですか?」
「ジャクソンッッ!!」
エンリは恐らくそうなんだろうなと思うことにした。
一方その頃トブの大森林では……
幼い少女がとんでもない巨漢相手に目くじらをたてていた。
「だから!いい!?あたしの名前はネムだってば!ネ・ム!わかったおじさん?」
「……リス……」
「ネーム!!」
「……ネ、ネ、」
「そう!頑張って!その調子!」
「リスッ!!」
「ネムだってば!」
後に根負けしたネムがオーガの2倍はあろうかという巨漢をカルネ村まで引き連れてくるのであったが、ゴーレムやデスナイトを軽々と凌駕する怪力と巨大な体に似つかわしくない温和な性格が相まって瞬く間に村の人気者へとなるのであった。
ちなみに皆からは「リスの人」と呼ばれるのであった。
所変わってナザリック地下大墳墓
かれこれ二時間はターバンの餓鬼に翻弄されていたサウザー、パンドラズアクター、海のリハクの三人を見ながら会議を進めるアインズ一向はとある仮説をたてる。
ターバンの餓鬼はサウザーがナザリックに来て初めて確認された存在だ。
サウザーの転移に巻き込まれた、のではなく、時空を超え追ってきたとすれば対処はできる。
サウザーをもといた世界に送り返す。
ただそれだけだ。
しかし、方法が分からない。
海のリハクとかいう老人はまるで、自らの意思でここに来たかのような口ぶりだが、あの体たらくでは役には、たちそうもない。
散々悩んだ挙げ句、サウザーをボコボコにした後、縛り上げ、リハクに連れ帰らせるという至ってシンプルな作戦が始動。
問題はターバンの餓鬼をその間、足止めすること。
しかしこれに関してはアウラが妙案があるとのこと。
かくして!ナザリック地下大墳墓の運命やいかに!
短いです。はい、すみません
アウラの妙案ってなんですか?
教えて下さい。