聖帝様がナザリックに来たようです   作:カツアキ

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遅くなりました!
物語も佳境に入ったと考えて良いのだろうか?
どうなんだろうか。難しいですね。
そういえば最近、平成から令和へと元号が変わりましたね。
元号が変わっても、のんびりゆっくり投稿していきたいと思いますので。
何卒宜しくお願いいたします。
では本編です


帰れターバン 2

ナザリックにて未だに猛威を振るい続ける(主にパンドラとサウザーに)ターバンの餓鬼を、元々いた世界に送り返す為の作戦が始動する。

 

 

作戦名・タルタロス

 

 

タルタロスとは、冥府よりも深い奈落の名を冠する、数多の神々を恐怖させる地獄の神をさすらしい。

 

 

 

そんなターバンの餓鬼を、元々いた世界に送り返す為に、アインズ達はターバンの餓鬼の標的にならない様に、ゆっくりとしかし迅速に行動を開始するのだった。

 

 

 

 

一方その頃……

 

 

 

ターバンの餓鬼に翻弄され続けていたサウザーにも変化があった。

 

 

 

それは、体育座りをしたまま不動を貫くことである。

 

 

 

だが、パンドラズ・アクターとしては、たまったモンじゃない。

 

 

アインズの命令で囮をしているパンドラズ・アクターとは違い、サウザーは作戦会議に出るのが面倒だといって、こちらにいるのだから。

もちろん、作戦会議に出たところでサウザーに妙案など露程もしていないアインズ達は満場一致で、それに賛同した。

海のリハクは作戦会議への出席を希望していたが、何か嫌ということで、同じく囮側にいた。

 

 

そして、今パンドラズ・アクターと海のリハクの二人がターバンの餓鬼に苦しめられているのだ。

 

 

 

「(クックック、何も俺が刺され続ける必要はない。

このパンドラ何々とリハクのジジイが囮を果たせばよいのだ。我ながら見事な知謀策略、さすが聖帝、閃きも聖帝に相応しいモノよ!

フハハハハハっ!)……フハハハハハっ!」

 

 

どかっ‼

 

 

 

「ぐぅぅ……ぬかったわ‼」

 

 

 

 

 

「馬鹿なんですか?サウザー殿?

下らない抵抗してないで、アインズ様達が解決法を見出だして下さるまで、ターバンの餓鬼を引き付け続けるのです!さぁっ!【どかっ‼】ヌゥゥシィィッ!」

 

 

 

 

「お待ちなされ、パンドラズ・アクター殿。

サウザー様を動かしたいのならば、やり方が違いますぞ。

 

サウザー様……聖帝ともあろう御方が、たかが子供一人に臆したというのですかな?

 

やれやれ情けない。

 

そうやって座り込み、不動の構えをとる行為はすなわち防御。南斗鳳凰拳の継承者に相応しくない行為ですぞ?

プッ、前進制圧あるのみぃ~!とほざかれていたのは、どこのどなたでしたかなぁ?(笑)

 

それとも、貴方は鳳凰の翼をもがれ、空も飛べぬ鶏にでもなったのですかな?プポホォッ(笑)!

 

南斗チキン拳に改名なされては如何かな?

コケコッコーと鳴くだけの哀れで滑稽な鶏になったのであれば、仕方ありません。

 

どうぞ心行くまでそこで大人しく、ブロイラーばりに鎮座なされておればよろしいですぞ。お似合いですな!

 

ハーッハッハッハッ!」

 

 

 

ターバンの餓鬼を引き付けつつ、狙われやすいカバディから、太ももを激しく動かすサンバにチェンジした自称 知将海のリハクは年齢を感じさせぬ上に全く似合わないサンバダンスを披露しターバンの餓鬼を微妙に翻弄しつつ、サウザーを焚き付ける事に、いらんことしぃの血を存分に騒がせるのであった。

 

 

「………………ジジイ…………貴様の遺言はそれで良いのだな?…………良かろう……

この聖帝を愚弄したことあの世で悔いるが良いわ‼【どかっ‼】ぬぅっ!効かぬわ‼餓鬼がぁッ!!!!!」

 

 

 

ターバンの餓鬼に太ももを刺された事も気にせず、サウザーはリハクへと一直線に迫っていく。

 

 

 

 

 

「原作通りに天寿を全うすることなく死ね!

ジジイィィィ!!!!!」

 

 

 

 

 

もう後、数歩でリハクの命を摘み取る所までサウザーが迫った時に、二人の間に完全装備状態となり、真紅の矢と化したシャルティアが割り込む。

 

 

 

 

「どうやら、間に合ったようでありんすねぇ。では…

ふっ飛べ!アインズ様の前で王を名乗る不敬者!

並びに、ナザリックへの不法侵入者!」

 

 

 

シャルティアはサウザーとリハクの両者を消費アイテム【不浄衝撃盾アイテムver】を用いて吹き飛ばす。

 

 

 

「ちぃ!下朗がぁ!」

 

 

 

「ひぎぃぃぃ!!」

 

 

 

悪態をつくサウザーに醜い悲鳴をあげるリハクを他所にナザリックの守護者並びにアインズ達が次々と転移門から出て来ていた。

 

 

 

 

「上出来よシャルティア、まぁあの程度なら、私にも容易にできるのだけれど。」

 

 

 

 

「一言余計でありんす。アルベド!

主のデカイ図体じゃ、わらわの様に素早く動くのも無理ありんせん。気にしなさんし。」

 

 

 

 

 

「二人とも、児戯はそこまでにしておけ。」

 

 

 

 

 

「「はっ、アインズ様!」」

 

 

 

 

 

 

本来であれば、いくらこの二人でもこの状況で、じゃれあう程、馬鹿ではない。

では何故、じゃれあっていられるのか。理由はこの状況を作り出した元凶を排する策を用意したからに他ならない。

 

 

 

 

「何のマネだ‼骨男!!」

 

 

 

 

 

「貴様!アインズ様へなんたる暴言!

万死に値する!!!!!」

 

 

 

 

 

「よせ、デミウルゴス。私は気にしていない。

邪魔をして悪いな聖帝サウザー。だが、私にも事情というものがある。

それをお前に説明するのも面倒なので、行動で示すとしよう。

アウラ、マーレ……やれ。気をつけてな。」

 

 

 

 

怒髪天をつく勢いのデミウルゴスをなだめつつ、アインズは褐色の双子のエルフに指示を出す。

 

 

 

 

「はっ、お任せください!アインズ様!!」

 

 

 

 

 

「お、お任せください!ア、アインズ様!」

 

 

 

 

 

しかし二人はサウザーとリハクには目もくれず、ゆっくりと、吹き飛ばされたサウザーに巻き込まれる形で吹き飛ばされ、キョトンとしていたターバンの餓鬼へと歩を進めていく。

 

 

 

「それじゃ、始めるよぉー。ターバンの子、あんたは大人しくしといてね!」

 

 

 

 

 

「ほ、ほら、これあげるから……ねっ?」

 

 

 

 

マーレが大きなペロペロキャンディをターバンの餓鬼に見せつけている間にアウラがアイテムを起動させる。

 

 

 

 

アイテムの名は、山河社稷図。ユグドラシルにおいて、200個しかないワールドアイテムの一つ、その効果は使用者と対象者を様々な種類の隔離空間へと幽閉することである。

 

 

 

幽閉対象は使用者であるアウラ、対象者がマーレとターバンの餓鬼である。

 

 

アウラが今回、幽閉先に指定したのは、特にフィールドダメージを与える事のない。ただただ脱出不可能なだけの空間。無明の牢獄である。

下手にフィールドダメージを与えるフィールドに幽閉し、暴れられては手がつけられないため、脱出不可能なだけのフィールドを選択したのだ。

 

 

勿論、この化け物は脱出不可能の空間からも脱出するのであろう。しかし、それはすぐにはできない。

これはあくまでも仮定に過ぎないが、ターバンの餓鬼は時空を越える事のできる存在ではあるが、それには相応の時間を要すると思われた。

 

 

その根拠は、サウザーが現れた時とターバンの餓鬼が現れた時とで、差があるということである。

 

 

 

つまり、ターバンの餓鬼をアウラとマーレが足止めしている間にサウザーをボッコボコにしてリハクに連れ帰らせる。それが今回の作戦のざっくりした内容である。

 

 

 

 

制限時間は一時間。

それ以上はアウラとマーレが危険過ぎるという事でアインズが制限を設けたのだ。

一時間を過ぎれば、アウラがアイテムの効果を切り、帰ってくる事になっている。

そして、サウザーがいない事に気付いたターバンの餓鬼は自ら、この世界から離れ帰っていくハズだと。

 

 

 

 

その肝心のターバンの餓鬼は今まで味わった事のない美味なるペロペロキャンディに舌鼓をうっていた。

 

 

 

このペースでは30分程でなめ尽くしてしまうだろう。

だが、他にも様々な菓子を用意しているため、問題はない。

 

 

 

問題は、サウザーをボッコボコにすることである。

 

 

 

 

仮にもサウザーは守護者各員よりも強者である。

魔法への絶対耐性にスキルの無効化、状態異常も通用しない、その上近接戦闘ではセバスを上回るのだから。

ターバンの餓鬼程ではないが、サウザーも実際十分化け物なのである。

 

 

 

 

しかし、問題はない。

 

 

 

守護者一人より強いなら、守護者複数人で叩けば良いのだから。

 

 

 

「ぐっ、はぁはぁ、成る程な

数を揃えればこの聖帝を討てると?

考えたものだな、下朗の分際で。」

 

 

 

 

「諦めろサウザー、もうお前に勝ち目はない。

大人しく、リハクに連れて帰られろ。

リハクとやら、貴様の目的もサウザーを連れ帰る事なのではないか?」

 

 

 

 

「おっしゃる通りです。

我々の将に修羅の国なる所より、次々と刺客があらわれ、てんやわんやしているのです。

そして、我々だけでは対処しきれなくなってきた為、サウザー様を連れ戻しに来たのです。」

 

 

 

 

「リ、リハク。貴様ぁ、ここぞとばかりにシリアスな理由を持ってきよって。

俺は最後の将とやらを守ってやる義理はない。

貴様だけで帰れ!俺が帰りたくなったら連絡するから迎えにこい!」

 

 

 

 

「どうやって連絡するというのですかな?

それに、南斗五車星も来てしまって、今まさに将の守りは六聖拳の皆様だけなのです。何卒サウザー様もお力添えを!

我らが将の為、南斗の安寧の為に!」

 

 

 

 

「断る‼俺は聖帝サウザー!!

誰の指示も受けぬ‼」

 

 

 

 

 

 

「致し方ありません。アインズ様。

ここは半殺しにしてリハクとやらに引き渡しましょう」

 

 

 

 

 

「良かろう。デミウルゴス。

しかし各員、油断はするなよ?」

 

 

 

 

 

「「「「ハッ!」」」」

 

 

 

 

 

「フハハハハハっ!愚かなり骨男!!

この聖帝にゴリ押し等という戦法が通用すると本気で思っているのか!

良かろう!ならばこちらも数を揃えよう!」

 

 

 

 

守護者達がサウザーを取り囲むと同時にサウザーは高笑いを始めだしたのだ。

この余裕は何なのか、ハッタリか、それとも本当にこの状況を打破する手段をこの聖帝がもっているのか

 

 

 

「サウザーよ、この期に及んでハッタリか?

見苦しいぞ!」

 

 

 

アインズの言葉を他所に、サウザーは高笑いを続ける。

何故なら、打開策はあるからだ。

 

 

 

 

「良かろうッ!!!!!下朗共ッ!!!!!

ならば今一度見せてやろう!

貴様らが数で押しきると言うならば、こちらも数を揃えるのみ!

刮目せよ!!!

これが、この聖帝の奥の手

 

南斗版・生・無想転生だッ!!!!!」

 

 

 

サウザーの影がゆらりと揺れ、広がり

そして、7人の戦士が姿を現す

 

 

 

 

 




いやーノリで書くものじゃないですね!
ちなみにシャルティアがサウザー達を吹き飛ばした際、なぜスキルではなくアイテムなのかというと、過去にサウザーは魔法無効、バッドステータス無効、スキル無効とかいうチート発言をしちゃった為です。
見切り発車でこういう事してると、自分で考えた設定に苦しめられるんですよね……
悲しい限りです。
次回もかなり投稿が遅くなると思いますが、何卒ご容赦ください。
それでは、誤字報告、感想お待ちしています。
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