オラリオそれは我が糧である   作:エア運送

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第一話目覚め

 

……

 

目が覚めたと言っていいのだろうか、始めに思ったのは体が動かないという事だ。

 

ここはどこだ、拉致、誘拐かとも思ったが、何より感じた違和感はその一言に尽きる。

 

私の視界からは体を確認する手も、顔にかかる髪の毛も見えず、自分の鼻先さえも見えない。

 

瞬きさえも出来ないのだ

 

勿論声を上げることなど皆無

 

身に覚えのない理不尽な、この拘束から困惑すること少し部屋の中を視線だけで見渡し確認する。

 

下は砂地と言うより石地と言えるだろう、ゴツゴツして堅そうだ、そして正方形ともいえる岩壁に囲まれたような状況で他には何もない。

 

私はしばし呆然とした

 

そしてもう一つなにも思い出せないという事に愕然とした。

 

何をしていたかとか、そういう事は当たり前、私が誰であったかも思い出せない、名前すらもだ。

 

何かの実験の非検体にでも利用されたかとも思ったが状況が状況だけに何一つ出来ることもない。

 

見ることができる前方を確認しただけだが閉鎖された空間に隔離するにしても可笑し過ぎることに苦笑を漏らすところだ。笑えないが

 

他に考えられるのは異世界転移等だがどうなのだろうか、何かに召喚されたとしても何も見当たらないのだ。

 

ステータスとか出てくれればなと考えた時だった

 

視線の前にブーンとアニメで見る立体ホログラムみたいなコンソールが空中に立ち上がった。

 

name【  】

 

stagelevel1 (next0/2)

 

10pt(1/m)

 

STR1

 

VIT1

 

DEX1

 

AGI1

 

INT1

 

ability none

 

menu

 

…驚かされるが私はどこぞのRPGの初心冒険者にでもなってしまったらしい。これは端的に私の事を表しているのではないか

 

名前はないらしい、悲しい事だ…思いつかないので飛ばすことにする。

 

stagelevel1 (next0/2)とは経験値なのだろうか、数字の意味するところ何かするようだ。

 

10pt(1/m)とは何か1分毎のポイントが貯まっていってるのだろう

 

STR、VIT等はステータスそのままだ

 

abilityはないらしい、まぁそうだな一塊の人間が空を飛べるだとか、手から炎、心を読めるだとかあるはずもない。

 

最後のmenuに意識した時だったずらーっと羅列が伸びた。

 

召喚、合成、能力付与、増設、建設、アイテム構築、階層。

 

召喚されるモンスター名、アビリティーツリー、アイテム名等、様々な文字羅列が視界の範囲を覆っていく。まだまだ伸びるようだ

 

ストップストップ、とまれっと焦りながらも意識して漸くピタッと止まる。

 

際限の効かないPCのようで使い勝手に困りながらも閉じることを念じると一面の視界が確保できた。

 

再度コンソールを出し冒頭に乗っかっていた召喚をこの見える範囲でだけと出してみる。

 

モンスター名の横にptがついてある。

 

これはそういう事なのだろうと確かめる意味で私は徐に意識し召喚することにした。

 

モンスター名【   】10pt

 

召喚しますか?

 

Yes No

 

Yesに意識を向けると目の前の床に六芒星を模したものを基調にした、邪神でも召喚されるんじゃないかという複雑な模様をなぞりながら赤い光が発光し煙が充満していく。

 

光が収まり煙の中からシルエットが浮かび上がってきた。

 

未だ勝手がわからず至らぬ身ではあるがこれから共にする仲間に心が踊る

 

よろしくな、我が召喚せし相棒よ。

 

 




さぁこれであなたもダンジョンマスター、オラリオの街を原作主人公達が来るまでに整えておこう。

能力は自分で最強系にできるはず、神羅万象並みのトンでも万能能力だ。

原作知識知らない子ですね状態…だがなにも問題なし。

きっと外はジュラ紀から村が回りに立ち並び神様が降臨するまで、きっとオラリオが組みあがっている筈さ

そんな面白い小説を待ってるぜ!
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