オラリオそれは我が糧である 作:エア運送
残念ながら召喚した相棒は死んでしまいました。
目の前には干からびた透明な膜のようなものの残骸がある。
まてっ、言い訳をさせてもらおう
そう、あれは…
……
…
赤光した召喚陣からはぷるぷるした物体x、スライム君が現れた
うん、可愛いや
このすべてを魅了する独特なフォルム、色は透明がかった緑、皆の愛する不定形型モンスター、スライムである。
こっちに来いと念じるとぷるぷるっと震えながら地べたを這いずり、のそーりのそーりとこちらにやって来た
掴む手、撫でる手がないのが悲しいがそばに寄って来るのが実に微笑ましい。
直下で止まると、どうしたのーといわんばかりにうねうねと手を伸ばす様に形を変える様はこちらに呼びかけているようだ。
特に意識疎通出来るのか確かめたかっただけで用はないので、楽にしていいと念じこれからどうしようかと考察に入る。スライムは理解したのか一度だけぽよんと跳ねた
何にしてもポイントが必要だなと、ピンは10pt~キリまで数万ptと色々雑多にあるコンソールのスクロールを適当に流し見しつつ玉に愛玩スライムを見て考える
stagelevel1(next1/2)
とステータスを見直した時に気付いた
…これはスライムを召喚したからか
ならもう一度召喚すれば2/2になりlevelがあがるのでは…
ポイントは15pt…今すぐ再度の召喚もできるが私の関心は別の所にあった。
目が覚めてこの数分、訳も分からず極度のパニックに緊張状態を強いられ精神的に疲れた。少しでもいいから休みたい。お休みモードないのかなとコンソールを探してみる
この目がずっと開いた状態、渇きはしないし痛みも感じないが、心を休め何も考えない時間が欲しい。その思いでスリープモードというのを見つけた
数字のスクロールバーのようなものが出る、相棒が居るから仮眠で数時間がいいかなと思い3を設定し意識する
私の意識が遠のいていく。スライム君少しの間だけどおやすみなさい
またあとでね
…
……
という訳である。
目が覚めて起きたら我が相棒が死んでいた、何という事だろう。おージーザス
たかが3時間程度で死んでしまうほど脆弱だとは夢にも思わなかった。だが一旦気分を切り替え覚醒した私は気分もそうだが今ある状況を把握し打開するために落ち込んでいる暇はないのだ
許せスライム、君の尊い犠牲は無駄にしない。現状打破のために進むことにしステータスを立ち上げ固まった。口がもしあればさぞみっともなく開いていたことだろう
stagelevel2(next1/4)
3,145,864p(2/m)
と目に入った。
何事だ何が起こったんだ身の上に起こったことを考えてみる。
一日1440ptが2倍になって2880pt割ってみると1050程度か…確か設定したのは3…それが意味するのは…
時間じゃなくて年数かよ、せめて日数だろ。それは想定外だっ
私はどうやら3年もの間お休みしてしまったらしい、そりゃスライム君もご臨終するわ納得。自分も一緒に躯にならないだけ良かったかもしれない
遺骸を見てみるともうカラカラのパリンパリンだもんね見るだけしかできないけど
気持ちを改め莫大なポイントをげっちゅした私は適当にポイントを消費する作業に入った
フロア増設1部屋増やすごとに1000pt適当に10部屋1万pt
階層、増やすごとに1000ずつ上がっていくこと10層4万5千pt
自分のステータス、1ptあげるごとに現状の値が必要になってくること全部100まで上げていく。動けないので意味がないが身を守るためにはしょうがない。何事もいざというときのための備えは大切だ。約2万5千pt
適当に片っ端から召喚されるモンスター
かのスライム
定番のゴブリン
コボルト
スケルトン
ミノタウロス
ゾンビ
レイス
オーク
ドラゴン、サキュバス、インプ、ウルフ系列、ラミア、パピー
階層をまるまる水質エリアにしてマーマン、テンタクルス、セイレーン
思うがままに次々と生み出される新たな世界
途中部屋の狭さに召喚されたモンスターが圧迫される事態などがあったが、拡張して事なきを得た。あの時はほんと焦った。
階層やフロアを仕切りにした色々な世界
湿地エリア、火山、海岸、森林、草原、岩山様々
改築には植林や肉食の餌用に必要なリポップされるものも含まれ、それぞれに応じた環境を整えていく
stagelevel3(next2/8)
2,304,765p(3/m)
毎増量ポイントはレベルに比例、レベル経験値の基準は隠れミッション的なものみたいだ。システムでの新たな試みを試す度に上がっているのか
今度は能力付与とアイテム欄を重点的に見ていこう
モンスターは意思疎通が思念を読んでくれるように動くがやはり言葉で便宜を図れるようにはしたい
とりあえずホログラム越しに見える階層やフロアを覗き適当にモンスター毎に能力を付けていく。自分にもだ
あっ、そうそう自分の姿をホログラムに写したら水色の真ん丸い水晶球だった。これにはびっくり。どうりで動けないはずだと
どうしようもできない事を気にしても埒が明かないので作業を進める
指揮、武具系スキル、狩猟系スキル、建築、農耕、採取、挌闘、手芸なんてものもある
毒系の耐性や魔法の一覧名等多岐にわたる中、お目当てのを見つけた。
テレパシーと翻訳だ。自分に付与しステータスをみてみる
name【 】
stagelevel3 (next4/8)
1,214,265pt(3/m)
STR100
VIT100
DEX100
AGI100
INT100
ability 【テレパシー】【翻訳】【鑑定】【状態異常無効】【物理耐性Ⅴ】【魔法耐性Ⅴ】【浮遊】【魔力操作】【サイコキネシス】【アイテムボックス】【転移】
他にも気になるスキルは沢山あるがポイントが心もとなくなってきた。さて、これで動く水晶玉の完成だ。いささか圧迫死しそうになった不安があるのでステータスの値も上げておく。直にフロアを見回ってみよう。直接見るのは何事も大事だ、現場の意見大切に!
各フロア階層を見て回り配下モンスターに打診していく。おおむね良好で指した問題もなくちょっと水場が足りないと言えば出してやり、訓練をしたいからと武具を出し、怪我をするかもしれないと思案すればポーションを置いていく。住居を立てたいと言えば木材になるようなものを植林するか整地セットなるアイテムを召喚する、大工道具も一緒だ。
段々とこのダンジョンというものの形が成っていく中でふと思った
外はどうなっているのだろうと…
先ほど見たmenuの中でopenという表記が気にかかる
このダンジョン以上の難がある危険性を孕む未知が待ち受けようとも私ははやる心と興味を押えることができなかった
ダンジョンをopenしますか?
Yes No
そっとボタンに触れた
作りこまれた創世もの何か出てこないかなぁ、ネタ的なものなので作者が見るならここら辺は丁寧なほうが好ましいです。
オバロもスールシャーナの六大神時代から誰か書いてくれませんかね
原文を引用しない部分が多々なので独創/想像力や発想/展開、オリジナルに自信のある方は是非是非挑戦してみては?