一人一つの性格《カテゴリー》   作:yourphone

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『DOD―Star Dust』の効果を少し変えました。
前:フィールドから離れる場合エンドフェイズまで除外。
後:墓地へ送られる場合、エンドフェイズまで除外。


転じて
穏やかなる疾走


 さてさてさて。脱出したはいいものの、ここどこ? 見たことのない通りをとたとた歩く。

 ここはデッキさえ持っていれば大抵の事は出来る世界だけどさ、今は警察に頼れないしお金も無い。

 警察に頼れればここがどこだか、そして警察さんに住まわせてもらってたあの寮までの距離がどれだけあるのか分かる。けどその場合小野寺さんの所に連絡が入る可能性が高い。

 僕一人であの人から逃げるのは……無理だ。デュエルならともかく単純な身体能力は比べていいのかどうかだし僕は人間止めてるようなデュエルマッスルは持ってない。“君”みたいに『DOD』の能力を引き出せれば別だろうけどなぁ。

 うーん。タクシー乗ってお代をデュエルで踏み倒す? でもそもそも何処へ向かえばいいかわかんないしそんな酷いこと出来ない。

 

 おっとと。考え事してたらぶつかっちゃった。ごめんなさい。

 

「「 あ、師匠! 」」

 

 ん? ああっ! その二つの顔は佐藤姉妹!

 

 

 

 

 

 

 

 

助かったよー! 迷子になってたから君たちに会えてよかった!

 

 久々に握る鉛筆。紙の匂い。んー、最高。これでようやくコミュニケーションがとれるようになった。ま、二人のノートと鉛筆を借りてるだけなんだけどね。

 それにしても小野寺さんの豪邸、わりと近くにあったんだね。

 

「迷子ですか?」

「師匠も迷子になるんだ」

 

 うぐっ。そりゃあ捕まってた所から逃げ出してきたなんて言えないよ。心配させちゃうし、この二人だと伝えたらそのまま「成敗だー」とか言って突貫しそうだし。なんとか誤魔化そう。

 

まあね、サルも木から落ちるんだよ。それにしても二人の両親は共働きなんだね

 

 今はいわゆる放課後なんだけど、この家……マンションの一部屋に、二人の親は居ないみたいなんだよね。

 

「……? これなんて読むの?」

「ふたりの、りょうしんは……うごきなんだね?」

 

 あらら、読めない? ふりがなふってあげよう。『ともばたらき』って読むんだよ。つまり、二人とも働いてるってこと。

 

「……あー。その……です、ね」

「お父さん居ないの!」

 

 ……んっ? 聞き間違いかな? 二人のお父さんは居ないって聞こえたけど。

 

「お姉ちゃん!」

「師匠なら大丈夫だって、真加」

 

 そっかぁ。どんな理由で居ないのかは聞かないでおこう。知らないかもしれないしね。代わりになでなでしよ。

 なでなで~なでなで~。無表情でごめんね?

 

「わっわっ」

「師匠っ!?」

 

今日はいっぱい遊ぼう!

 

 ウリアしかデッキないけどね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 ソリッドビジョン設定とかあったんだね。初めて知ったよ。おかげでウリアのあの派手すぎる召喚演出が無くなったうえにとっても小さくなった。可愛い。

 

「師匠強い……!」

「勝ーてーなーいー!」

 

 やっぱりウリアを出せればそれなりに強いや。でもそれまでにやられかけたりしたし、安定感が欲しいなぁ。

 でも新しいカード買うお金無いしなー。今あるカードでどうにかするしか無いかー。

 だからどんなカードがあるか見ーせてー!

 

「使ってないカードはこれです」

「どーだ!」

 

 おーいっぱいあるじゃん! ふんふん。……ふん、ふん? あーそりゃ使ってないカードの束じゃあこんなもんか。ペンデュラム召喚できるから『終焉の焔』もいらないし『心の眼の騎士(ハードアイズ・ナイト)』と『心の眼の魔導師(ハードアイズ・マジシャン)』がめちゃくちゃ強いから他のペンデュラムモンスターもいらないしなー。

 ん? これは知らないカード……『リベンジ・ハート』かぁ。

 

 

『リベンジ・ハート』

 速攻魔法

 このカード名の①の効果はデュエル中に一度しか発動できない。

 ①自分のライフが1000以下の時に1000ポイント以上のダメージを受ける場合に発動できる。そのダメージを0にし、自分のライフを100にする。

 ②このカードが墓地に送られた場合に発動する。自分フィールド上のモンスター一体を選び、その攻撃力をお互いのライフの差分アップさせる。

 

 

 

これハートって付いてるし、どう? 負けそうな時に使えばハートアイズの低い攻撃力を上げて逆転できるよ?

 

「あー……『リベンジ・ハート』」

「師匠。その逆転だぁっ! は皆考えた事がありますよ」

「だけど上手く使えなくって。結局はネタカードにしかならないの」

 

 だよねー。そもそもそんなダメージで負けちゃうような状況だったらまずモンスターは残ってないだろうし、墓地に送るギミックがあるなら他にもっと墓地に送りたいカードは沢山あるだろうしね。

 でもなんかピンッて来たんだよね。なんだろう、上手く言えないけどさ。僕が使ってもいいけど『ウリア』に入れるのは違うし、『DOD』は……むしろ使わせる側だしなぁ。

 

ハートアイズは手札一枚からでも動けるし、最近あんまり勝ててないんでしょ? ならこういう逆転のカードを入れておくのも良いと思うんだ。あと名前にハートって書いてあるし

 

「んー。いくら師匠でも、なー」

「だよね、お姉ちゃん」

 

 珍しい、美加ちゃんが反対するなんて。でもそっか、入れたくないなら無理に勧めないよ。

 

「1枚しか入れられないよ!」

「入れるの!?」

 

 入れるの!? あ、被った。それに誰か帰ってきたみたい……って帰ってきた!?

 

「ただいま……っ、誰!」

「お帰りなさいお母さん! この人は私たちの師匠だよ!」

「お帰りなさい」

 

 お邪魔してます、ペコリ。うわぁ、綺麗な人。そう言えば顔が二つあることに気をとられがちだけど美加ちゃんも真加ちゃんも可愛いんだよね。

 

「お母さん、あのね!」

「師匠がお泊まりしたいって言ってるの。良い?」

 

 もう一回ペコリ。おうちに泊まりたいっていうのは既に二人に伝えてある。……伝えてあったのさ!(言いたいだけ)

 だけど二人のお母さんは嫌そうな顔だ。ダメかぁ。まあ一晩ぐらい公園で過ごせるでしょ。そう考えてたら。

 

「……勝手にしなさい。けど夕食は増やさないから」

「「ありがとうお母さん!」」

 

 まさかのOK。しかも二人のお母さんはさっさと出掛けてしまった。

 うーん……何処に行ったんだろ? まぁいっか。

 

「そっか、もうご飯の時間だ!」

「用意しなきゃ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして泊めてもらった次の日。学校はお休みらしい。前にも行ったカードショップにおでかけしようと思う。……二人のお母さんは、ずっと寝てて朝ごはんは自分達で用意した。

 二人が言うにはこれが普通なんだって。一人で働いてるなら仕方ないのかな……。

 

「師匠食べるのおそーい」

 

 む、着替えるのは僕のが速いもんね! そもそも一人分の食事を二つの口で食べるんだもん、勝てないに決まってるでしょ!

 二人はワイシャツしか持って無くてボタンを着けるのに少し時間がかかってた。僕の服は昨日のと同じティーシャツ……着替えがないからね……。水砂さんなら見逃してくれるかなぁ。

 

 朝ごはんのパンを食べ終える。

 

むぐぐ。行くよ!

「「はーい!」」

 

 二人が元気に返事をすると同時に、部屋の扉が荒々しく開けられる。

 

「うるさいわよあんたたち……!」

 

 部屋から出てきたのは二人のお母さん。寝起きだから長いブロンドの髪の毛がぐちゃぐちゃだ。

 

「いつも言ってるでしょ! 休みの朝ぐらい寝かせなさいよ! なんで言う通りに出来ないのよ!」

「「ご、ごめんなさい」」

 

 ヒステリックに怒鳴られた二人は反射的に謝ってた。うぅ、こわ。

 

「私の朝ごはんは?」

「あ……」

「そ、その、えっと」

 

 二人がちらっと机の上を見る。そこには空のお皿が二つ。まさか、二人のお母さんの分のご飯、僕が食べちゃった……?

 

「用意しなさいって言ってるでしょ!? なんでそんないつもいつもどんくさいの!」

 

 っ!? 叩いた……ご丁寧にも二人それぞれに一回ずつ。

 

「あんたが、あんたたちが! 普通の子供だったら! あんな目で見られないのよ! なんでそんな頭なのよ! なんで、なんで!」

「おか、お母さん!」

「あうあうあうあう」

 

 二人のお母さんは二人の肩を掴んでガクガクと揺さぶる。真加ちゃん(いもうとのほう)が何か言おうとしてるけどうまく喋れてない。

 僕は二人のお母さんの―――この女性の腕を掴む。多分、文字を書いてる暇はない。だからただ睨み付ける。睨めてるか分かんないけど。

 

「師匠……?」

「なによあんた。……この子の友達、だったわね?」

 

 頷く。ついでにデュエルディスク展開。女性も二人から離れてデュエルディスクを展開する。

 

「なに? やろうってんの? たかが子供が何も知らずに粋がってんじゃないわよ!」

「し、師匠!?」

 

 ごめんね二人とも。今、僕、凄く怒ってる。

 

「デュエル!」

 

 僕のターンからだ。……うーわ。

 

「『チキンレース』。ドロー。

 『カードカー・D』。『妖刀竹光』。

 『黄金色の竹光』。ドロー。『黄金色の竹光』、ドロー。」

 

 あ、三枚目引いた。

 

「『黄金色の竹光』、ドロー。

 『闇の誘惑』、ドロー。『バトルフェーダー』除外。『闇の誘惑』、ドロー。『異次元の偵察者』除外。『闇の誘惑』、ドロー。『バトルフェーダー』除外」

 

 うー、我ながら酷いデュエルだ。ドローばっかり。

 

「『チキンレース』、ドロー。『チキンレース』、ドロー」

 

 今のライフは5000、手札は6枚。フィールドは『妖刀竹光』を装備した『カードカー・D』と『チキンレース』。

 ……上下が薄い車におどろおどろしい刀が縄でくくりつけられてるのは、凄くシュール。

 

「ずいぶんとドローするじゃない。お目当てのカードは引けたのかしら?」

 

 ふん、どうだろうね?

 

「カードを4枚セット。『カードカー・D』効果。リリースして2枚ドロー。ターンエンド」

 

 手札四枚。モンスターゾーンはがら空き。ほら、攻撃してきなよ。出来るならね!

 

「私のターン、ドロー! 『龍魔導の守護者』を召喚! 手札を捨てて効果発動!」

 

 水色の鎧を身に付けた槍兵が現れる。確か『融合』か『フュージョン』をサーチだったよね。

 

「『DOD―Not』、チェーン、『デモンズチェーン』」

 

 これでフィールド上でモンスター効果は発動できなくなる!

 

「甘い! 手札を捨てて『ツインツイスター』!」

 

 ぎゃっ! くっそー、『DOD―Protect』さえあれば!

 

「ふん、『融合』を手札に加えるわよ! 更に『テラ・フォーミング』! 『混沌の場(カオス・フィールド)』をサーチ! そのまま発動! 発動時にデッキから『疾走の暗黒騎士 ガイア』をサーチ!」

 

 ガイア? それとも『カオスソルジャー』? どっちでも倒す!

 

「『融合』! 手札の『疾走の暗黒騎士 ガイア』と『霊廟の守護者』を融合!

 大地を駆ける騎士は、新たなる境地を求めて空へと飛び立つ! 『天翔の竜騎士 ガイア』!」

 

 来た! 真っ赤でとげとげした竜に乗る騎士! 槍届かないでしょ!

 そして融合モンスターならこれも使える!

 

「『混沌の場』にカウンターが二つ乗り、『天翔の竜騎士 ガイア』の効果!」

「チェーン。相手が融合召喚に成功した場合、『DOD―Change』は発動できる」

 

 

『DOD―Change』

 永続罠

 このカードは相手が融合モンスターの特殊召喚に成功した場合にのみ発動できる。

 ①1ターンに1度、このカードと自分フィールド上の『DOD』モンスターを除外して発動できる。エクストラデッキから『DOD―Five Dragon』を融合召喚扱いで特殊召喚する。

 ②フィールド上のこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから『DOD―Change』以外の『DOD』罠カード1枚をセットする。

 

 

 

 女性は何かあるのかと身構えるけど、まだ効果使えないんだよね。でも発動はこのタイミングしかない。

 

「……何もないなら、『螺旋槍殺(スパイラル・シェイバー)』をサーチ。発動!

 『龍魔導の守護者』の効果! 『竜騎士ガイア』を見せることで墓地の『カース・オブ・ドラゴン』を裏側で特殊召喚!」

 

 『カース・オブ・ドラゴン』はドラゴン族の通常モンスター。倒すと墓地の『霊廟の守護者』が特殊召喚されるうえに回収されてしまう。裏側だから効果で処理する? でも『DOD』は案外効果破壊が無いんだよね。

 

「『チキンレース』の効果で自身を破壊して、バトル! 『龍魔導の守護者』で攻撃!」

 

 くらうよ! 攻撃力1800って結構あるね!

 

「『天翔の竜騎士 ガイア』で攻撃! スパイラル・シェイバー!」

「『死霊ゾーマ』」

 

 『デモンズ・チェーン』とはまた違った防御札。ウリアから移動させた。

 さあ、攻撃する? 僕に2100ダメージ与えて、2600のダメージを受ける?

 

「くっ……攻撃するわ!」

 

 いたっ! これは、ドロー優先かな。残りライフ、1100。もうダメージはもらえないね。

 

「『混沌の場』にカウンターが乗って、『螺旋槍殺』により2枚ドロー、1枚捨てる。……ターンエンドよ」

 

 セットは無しか。儀式魔法のサーチもしなかったし……カオスは無しかな。

 

「ドロー」

 

 手札は五枚。場には『DOD―Change』だけ。まあいいか。

 

「『DOD―ダーク』を召喚」

 

 

『DOD―ダーク』

 レベル4 闇属性 悪魔族

 ATK 0 DFE 0

 ①このカードが戦闘で破壊される場合、墓地へはいかず除外される。

 ②このカードが除外された場合に発動する。デッキから『DOD』罠カードをセットする。

 

 

 

 目の前に闇が生まれる。出てきたというより、その場所の光が無くなった……そんな感じ。

 

「攻撃力0?」

「『DOD―Change』の効果発動。『DOD―ダーク』と共に除外する事で融合召喚」

「モンスター1体で融合!?」

 

 僕の頭上へと移動した闇の塊が五つに分裂し、五角形の頂点へと移動する。

 

「世界の終末は五つの破滅から始まる」

 

 闇がスッと消える。けどこれは、嵐の前の静けさだ。

 

「火の破滅、冷然」

 

 ピシッと音がなり、闇の塊があった空間にヒビが入る。その隙間から赤い眼がガイアを見つめる。

 

「風の破滅、停滞。水の破滅、気化。地の破滅、不毛」

 

 告げる度に空間のヒビは増えていく。緑と、青と、茶色の眼が見える。

 

「そして光は消え、ただ闇だけが残る! 融合召喚!

 顕現せよ、『DOD―Five Dragon(ファイブ ドラゴン)』!」

 

 最後に見えたのは、真っ黒な眼。

 

 ゴルルゥアアッーー!

 

 バキンッと空間を破壊し、五つの首を持つ星型の竜がその姿を現す。手足は無い。顔から延びていくカラフルな体色は体の中心で混じり合い、目に悪い極彩色となっている。

 

 

 

 

 

『DOD―Five Dragon』

 レベル12 闇属性 ドラゴン族 融合

 ATK 5000 DFE 0

 『DOD』モンスター×5

 ①このモンスターは効果では破壊されず、除外された場合エンドフェイズに自分フィールド上に特殊召喚される。

 ②1ターンに1度、ライフを半分払って発動できる。このモンスターは5回攻撃することができる。このターン自分は他のモンスターで攻撃できず、相手に与える戦闘ダメージは半分になる。

 

 

 

 

 っていうかさ。僕、二人とのデュエルからデュエルディスクの設定<抑え目>から変えてないんだけど。なんで部屋いっぱいいっぱいの体格のまま出てるの!?

 

「なっ……何よこのモンスター!」

「除外された『DOD―ダーク』の効果。デッキから『DOD―Protect』をセット。ライフを半分にして『DOD―Five Dragon』の効果発動。ディファント・オンエンド・デイ」

 

 五つの首が咆哮をあげ、僕に噛みつく―――っ!?!? いだだだだっ、いぎっ!? 手足がちぎれるーっ!

 ふひゃっ! 目の前が真っ暗に! べちゃべちゃで生暖かい……頭の後ろで何か動いてる。

 

「「 師匠が食べられたー!? 」」

「何してんのよあんた!?」

 

 すぐにFive Dragonは離してくれた……痛い……。でも体には傷痕(きずあと)はない。頭もべとついてない。この、二度と効果使わないからね!

 

「……バトル。このターン、『DOD―Five Dragon』は五回攻撃可能、与えるダメージは半減」

「なっ!」

「ディザスター・アザー・ディメンション」

 

 一撃目、炎が竜騎士を包み込む。

 二撃目、風が『龍魔導の守護者』を吹き飛ばす。

 三撃目、氷が『カース・オブ・ドラゴン』に突き刺さる。

 

「『霊廟の守護者』を守備表示で特殊召喚! そして『カース・オブ・ドラゴン』を手札に加える!」

 

 そういえば『混沌の場』のカウンターがいっぱいいっぱいだね。

 四撃目、『霊廟の守護者』は大地の裂け目へと落ちていった。

 これでもうモンスターはいない。僕の怒りをくらえっゴレンダァッ!

 

「きゃーーーっ!」

 

 1200+1600+2500で5300もの大ダメージ! 『チキンレース』使ってるから、残り1700!

 例えどんな理由があっても、僕の友達を理不尽に叩くのは、許さない!

 

「カードを2枚セット。ターンエンド」

「う……ぐ……! ドロー!」

 

 さぁ、手札三枚でどうするの?

 

「『融合』! 」

「チェーン、『DOD―Protect』。永続罠を表側に、『DOD―Not』」

「それがどんな効果だろうと止まらないわ! 『カース・オブ・ドラゴン』と『暗黒騎士ガイア』で融合! 『天翔の竜騎士ガイア』! そして効果発動!」

 

 Notがある限りモンスターの効果は発動できないんだけど。

 

「ふふふ、『天翔の竜騎士ガイア』には攻撃宣言時に相手モンスターの表示形式を変更できる! そのモンスターは守備力が0……貫通ダメージであなたは終わりよ!

 ―――な、なんで効果が発動しないの!」

 

 んー。しかたない、効果の説明ぐらいしてあげようかな。

 

「『DOD―Not』が有る限り、フィールドでモンスターの効果を発動できない」

「な……」

 

 ほら、もう勝ち目は無いでしょ。ターンエンドするか、せめてサレンダーしてよ。

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