一人一つの性格《カテゴリー》   作:yourphone

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踏み潰す強さを

 うぐぐ……あの二人(?)を助ける為にタックルしたはものの、ここからどうしよう……。

 

「おいおい、ガキ。邪魔すんならてめぇごと連れてっちまうぜぇ~……?」

 

 ひいぃっ! こわ、こわぁっ! この人目がイっちゃってるんだけど!?

 そ、そうだ! とにかく、あの二人をここから離れさせないと! とりあえずあらかじめ用意しておいたスケッチブックで警察さんのところに行ってくれるはず!

 デュエルディスクを構える。今僕がやれることは、これしかないから。

 

「ぷっ、おいおいデュエルしようってか~? しかもそんなボロッチイディスクで~? ギャハハハハハ! 良いぜ! ぶっつぶしてやるよ! デュエル!」

 

 先攻は僕。手札は……まぁ完璧といっていいんじゃない?

 

「セット、セット、セット、セット、『カードカー・D』。ドロー、エンド」

 

 さて、ハーピィとかしないでね? 負けちゃうから。

 

「あのよぉ~。どうせやるならもっと派手にやれよ! じゃなきゃ……潰す楽しみがねぇってんだ! 俺のターン! ドローだ!」

 

 うるさいなぁ。……どうせ知らないカード使うんでしょ?

 

「ケッケッケッ、『テラフォーミング』!」

 

 あ、知ってるカードだ!

 

「デッキからフィールド魔法『ホームーブ』をサーチする!」

 

 やっぱり知らないカードじゃん!

 

 

『ホームーブ』

 フィールド魔法

 このカード名の効果は1ターンに1度しか発動できない。

 ①手札・デッキから『ハウシサイド』モンスターを墓地へ送る。その後、そのモンスターよりレベルが1つ低い『ハウシサイド』モンスター1体をデッキから手札に加える。

 

 

「そのまま発動! 効果でデッキからレベル12、『ハウシサイド・チョッピングモール』を墓地へ送りレベル11の『ハウシサイド・ディパーティドメント』を手札に加える!」

 

 墓地増やしてサーチとかなにそれ! ……でもレベル11じゃあそう簡単には出てこないよね?

 

「こいつは俺のフィールド魔法を踏み荒らして特殊召喚できる! まずはお披露目からだ! 『ハウシサイド・ディパーティドメント』!」

 

 簡単に出てきてるじゃんっ!?

 

 

『ハウシサイド・ディパーティドメント』

 レベル11 光属性 機械族

 ATK3000 DFE2800

 ①このカードは自分フィールドのフィールド魔法を墓地へ送る事でのみ特殊召喚できる。

 ②1ターンに1度、このカードをリリースして発動できる。自分の手札・デッキから合計レベルが10となるように『ハウシサイド』モンスター3体を特殊召喚する。(同名モンスターは1枚まで)

 

 

 でっかーい! 見上げる大きさのモンスターだ! ……上の方に薄気味悪い笑顔が見える。このデパートの看板なんだろうけど、なんか……気持ち悪い。嫌な感じ。文字通り上から目線だし。

 って、前を向いたら入り口に牙生えてるじゃん! 入ったら確実に食べられちゃうじゃんっ!?

 

「そしてこいつをリリースしてデッキから合計レベル10となるようにモンスターを3体! 特殊召喚するぜ!」

 

 だからずるいってば!

 

「出すのはレベル2、3、5! 『ハウシサイド・マウス』! 『ハウシサイド・ボーイ』! 『ハウシサイド・ファザー』!」

 

 

『ハウシサイド・マウス』

 レベル2 地属性 獣族

 ATK200 DFE200

 ①フィールド魔法1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、手札から『ハウシサイド』モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

『ハウシサイド・ボーイ』

 レベル3 光属性 戦士族

 ATK300 DFE300

 ①このカードが『ハウシサイド』モンスターの効果で特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから『ハウシサイド』カード1枚を手札に加える。

 

 

『ハウシサイド・ファザー』

 レベル5 闇属性 サイキック族

 ATK1500 DFE1500

 このモンスターの①②の効果は1ターンに1度、どちらか片方しか発動できない。

 ①墓地のレベル7以上の『ハウシサイド』モンスター1体をデッキに戻す。その後、シャッフルする。

 ②手札・フィールドのレベル4以下の『ハウシサイド』モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分の墓地のフィールド魔法1枚を手札に加える。

 

 

 茶色くて可愛らしいけど何かの内蔵を咥えているネズミと、スーツに身を包んでるけど清潔感が無い男の子、そしてディパーティドメントの看板とそっくりな笑いを浮かべたハゲ頭のおじさんが現れる。

 ……色々酷いね!?

 

「『ハウシサイド・ボーイ』の効果だ! デッキから『ハウシサイド・ホラピタル』をサーチ!」

 

 手札減ってないし! でも、これならステータスが低いからなんとかなる?

 

「『ハウシサイド・ファザー』の効果発動! フィールドの『ハウシサイド・マウス』を墓地へ送り墓地の『ホームーブ』を回収!」

「『苦紋様の土像』」

 

 フィールド魔法強いからここで出しておかないと!

 蜘蛛を模した変なのが出てきて、僕の前で縮こまる(守備表示)

 そしておじさんが持ってたファイルみたいなのでネズミをしっしっと追い払う。

 

「おぅ? 罠モンスターか……ククク、知ってるか? 罠モンスターを使うやつは狡猾なイメージがあるが……本当は根暗なだけなんだよぉっ!」

 

 うぐっ! ね、根暗じゃないし! 喋れないだけだし!

 

「手札を一枚捨てて『ライトニング・ボルテックス』! 破壊するぜ!」

「『宮廷のしきたり』」

「あるよなぁ! チェーンして『サイクロン』! 割れろ『苦紋様の土像』!」

「『偽物の罠』」

「ちっ!」

 

 あっぶなー……! なんとか耐えた! でも雷と嵐で髪がボサボサに……。

 

「フィールド魔法、『ホームーブ』!」

「『深淵のスタングレイ』」

 

 隠れていたエイがふわりと出てくる。守備表示で、お願い壁になって!

 そしてエイからビリビリと電気が流れて、『苦紋様の土像』の模様が発光する。破壊するのは勿論!

 

「『苦紋様の土像』、『ホームーブ』」

「めんどくせーなー! ……まぁこれで終わると思ってんならまだまだだぜ! 俺はフィールド魔法『ホームード』を発動!」

 

 

『ホームード』

 フィールド魔法

 このカード名の効果は1ターンに1度しか発動できない。

 ①手札・デッキから『ハウシサイド』モンスターを墓地へ送る。その後、そのモンスターよりレベルが1つ高い『ハウシサイド』モンスター1体をデッキから手札に加える。

 

 

 二枚目? ……いや、一文字違う! わかりにくっ!

 

「効果でデッキからレベル11、『ハウシサイド・ディパーティドメント』を墓地へ送りレベル12、『ハウシサイド・チョッピングモール』をサーチ!」

 

 また似たような効果使って……レベルが高いのをサーチになってるんだね?

 

「『ホームード』を墓地へ送り『ハウシサイド・チョッピングモール』を特殊召喚!」

 

 

『ハウシサイド・チョッピングモール』

 レベル12 地属性 機械族

 ATK2800 DFE3000

 ①このカードは自分フィールドのフィールド魔法を墓地へ送る事でのみ特殊召喚できる。

 ②1ターンに1度、このカードをリリースして発動できる。自分のデッキから合計レベルが11となるように『ハウシサイド』モンスターを3体まで特殊召喚する。(同名モンスターは1枚まで)

 

 

 またでっかいモンスターだ。建物から手が生えてて、両手に巨大ななたを持ってる。ひえっ、なたが地面に叩き付けられた!

 あ、待って。さっきのディパーティドメントと同じなら、もしかして……増える?

 

 

「リリース! 合計レベルが11となるようにデッキから3体まで特殊召喚! 出すのはレベル1、4、6! 『ハウシサイド・マーチン』『ハウシサイド・メイド』そして『ハウシサイド・マザー』!」

 

 

『ハウシサイド・マーチン』

 レベル1 風属性 鳥獣族

 ATK100 DFE100

 屋根裏に潜むつばめ。住人たちからの猛攻をマウスと共にかいくぐる。全ては生き残るため。この殺人屋敷(ハウシサイド)から逃げ出すため。(通常モンスター)

 

 

『ハウシサイド・メイド』

 レベル4 水属性 獣戦士族

 ATK400 DFE400

 ①このカードが『ハウシサイド』モンスターの効果で特殊召喚に成功した時に発動できる。フィールドの表側のカード1枚を持ち主の手札に戻す。

 

 

『ハウシサイド・マザー』

 レベル6 炎属性 魔法使い族

 ATK1600 DFE1600

 このモンスターの①②の効果は1ターンに1度、どちらか片方しか発動できない。

 ①墓地のレベル4以下の『ハウシサイド』モンスター1体をデッキに戻す。その後、シャッフルする。

 ②手札・フィールドのレベル7以上の『ハウシサイド』モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分の墓地のフィールド魔法1枚を手札に加える。

 

 

 いやーっ! 増えたーっ!

 羽根がほぼ抜けたつばめ、狂ったようにバケツを振り回すメイド服の女の子、そして怒り狂った女性が出てきた!

 だからなんでこんなに怖いのー!?

 

「『ハウシサイド・メイド』の効果! 『深淵のスタングレイ』をバウンスする!」

 

 ああっ、エイがメイドのバケツの中に! ん? ぐるぐる回って……投げたーっ! こっちに!

 いたっ!

 

「ケハハハハハッ!」

 

 むーっ、笑ってないで私の『苦紋様の土像』を越えてみせなよ!

 

「『ハウシサイド・マーチン』と『ハウシサイド・ボーイ』をリリースして『ハウシサイド・ホラピタル』をアドバイス召喚!」

 

 

『ハウシサイド・ホラピタル』

 レベル10 闇属性 機械族

 ATK2800 DFE2800

  ①このカードは自分フィールドのフィールド魔法を墓地へ送る事でのみ特殊召喚できる。

 ②1ターンに1度、このカードをリリースして発動できる。自分の墓地から合計レベルが9となるように『ハウシサイド』モンスターを任意の数だけ特殊召喚する。(同名モンスターは1枚まで)

 

 

 ギャーッ、ゾンビーッ! び、病院から! ゾンビがーっ!

 

「おいおい、もっと反応してくれよ~? つまんねぇじゃ~ねぇかよぉ~! バトルだ! 『ハウシサイド・ホラピタル』で攻撃ぃっ!」

 

 『苦紋様の土像』の守備力は2500。倒され―――ないや。『宮廷のしきたり』あるしね。

 うわ、ゾンビたちが『苦紋様の土像』に群がってる。……けど傷一つついてない。

 

「なんで壊れねぇんだよ!」

 

 だから『宮廷のしきたり』があるんだってば!

 

「あーうぜぇ、うぜぇうぜえっ! ターンエンドだ!」

 

 えーと、メイドが守備表示で残りは病院(2800)おじさん(1500)女性(1600)か。

 

「ドロー」

 

 うーん、なかなか。だけど本当に出していいのかなぁ……出さないほうがいい気がするなぁ……。

 えぇい、ままよ!

 

「『王家の神殿』、セット、『深淵のスタングレイ』。『苦紋様の土像』」

 

 そこの『ハウシサイド・ホラピタル』! 明らかに公害を越えて災害だから破壊だ!

 ―――おおぅ、電気系統が壊れたのか火花を出しながら爆発した。

 

「ち、この野郎!」

 

 んー。ん~~。どうしよ……出さなきゃ勝てないけど、出したらヤバいのは直感的に分かる。

 ―――あぁもう、後でいっぱい警察さんに怒られるとするよ!

 フィールドの永続罠3枚を墓地へ!

 

 黒雲が渦巻き、風が荒れ、雷が鳴る。

 赤き神と対立しろ、伝説に描かれし炎の幻魔!

 

「『神炎皇ウリア』」

 

 立ち上がる炎の柱、天災を体現する龍が姿を現す。そして敵対者に怒りの咆哮を放つ。

 ……いや、その、壮大に出過ぎ! 伝説なのは分かるからもっと静かに! せめて大人しく出てきて? 僕が怒られる事になっちゃうから。……やっぱり違うのにすれば良かったな……

 

「な……幻魔だと!? なんでこんなガキが!」

 

 破壊するカードが無いや。攻撃力もまだ3000しかないし。

 

「『失楽園』。ドロー」

 

 二枚ドローは……ふんふん、まぁまぁかな。

 

「『隣の芝刈り』」

「なっ、正気か!?」

 

 君に言われたくないな。そっちのデッキは大分減ってるよね……って21枚!? こっちは51枚だから……30枚を墓地へ。

 うわぁ。これは酷い。墓地の永続罠は21枚落ちて、24枚。

 だからウリアの攻撃力は24000。ダイレクトアタックで三人倒せるよこれ。

 

「あ……が、ば……かなぁ……!?」

「バトル。『神炎皇ウリア』、『ハウシサイド・ファザー』。ハイパーブレイズ」

「な、グアァァァアッ」

 

 一 撃 必 殺 だ! ふふん、次があるならエクストラデッキを使うんだね!

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