荒ぶる神な戦艦水鬼さん   作:ちゅーに菌

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前回までのあらすじ


…………………………。
……………………。
………………。
…………。
……。


作者も覚えてないから一度読み返すわ。







在りし日の

 

 

 

 

 

『ヨカッタラドウゾ』

 

「ああ、ありがとう……」

 

 お盆からギルバートの目の前にメロンソーダが机に置かれた。どうやらかなりの好物らしく、部屋の隅にメロンソーダの缶が2ダース単位で入った箱が置かれていた。

 

 いざ来てみたまではよいものの、想像以上の気安さと普通の人間のようなニライカナイに話すことが見つからないギルバートは、何か話の種はないかと部屋を見渡す。

 

(たたみ)……?」

 

 すると壁に立て掛けてある奇妙なものに気付く。それは明らかに普通の畳と、作り掛けの畳であり、何がどう転んでもニライカナイという見てくれと指定だけは、超ド級のアラガミとは結び付く筈もないものであった。

 

『アア、ソレ? 私今畳ヲ作ッテルノヨ。イイ"い草(イグサ)"ガ、近クニ群生シテイルノダワ。昔、ウドン(うどん)作リヲ嗜ンデイタ時ニ偶々、教ワル機会ガアッタノヨ』

 

「…………そうなのか」

 

(ジョーク……だよな?)

 

 しかし、何故か畳とニライカナイが結び付くらしい。アメリカンジョークのノリかと考え、ギルバートはそれを流すことにする。

 

 するとニライカナイは神妙な顔付きになったため、ギルバートも居住まいを正す。

 

『サテ、何カラ話ソウカシラネ……』

 

「アヤメから大体のことは聞かせてもらった」

 

『……ソウ、ケレドアノ娘ハ、私ノコト脚色スルデショウカラ現実ハソンナモノデハナイワ。行キ当タリバッタリダッタノヨ』

 

 そう言ってニライカナイは昔を思い返すように少し笑みを浮かべながら自嘲気味に笑う。コロコロと感情を変える人間のようなその姿からは、どこにもかつて対峙した時の風格は残っていなかった。

 

 むしろ、吹けば簡単に飛んでしまうような儚ささえ垣間見え、ギルバートが居たたまれない感覚を覚えた――その矢先である。

 

『キット貴方ハ、私ノセイデ死ヌヨリモ辛イ目ニ遭ッタ。ダカラ貴方ニハ私ヲ殺ス権利ガアルワ』

 

「――な!?」

 

 そう言うニライカナイの胸元が蠢き、淡く発光する赤い宝石のようなモノ――ニライカナイのコアが露になる。それを中心に植物の蔦のようにも見える組織繊維が、コアの後面と側面全体から伸びており、それがアラガミの心臓部であることを感じさせる。

 

 そして、ニライカナイはそっとギルバートに迫りながら彼の手を取ると、剥き出しのコアを握らせる。それは人肌よりも少しだけ熱く、ゆっくりと鼓動をしているように僅かに動き、生きた宝石というこれまで触れたことのない奇妙な感覚があった。

 

『コアノ結合ヲ緩メテイル今ナラ……私ヲ殺セルワ』

 

 ニライカナイが呟いたその言葉に目を見開く。彼女の瞳は真っ直ぐにギルバートを見つめており、それが比喩でもなんでもないことに気がついたからだ。

 

 だが、答えを探すうちに、ギルバートはあるものを見つける。

 

 それはニライカナイのギルバートの手を取っていない方の手が、本当に小さく震えているというものだった。視線や態度、鼓動の速度からは一切感じれないが、無意識に出てしまっているそれが飾り気のないニライカナイの本心なのだろう。

 

 誰にも彼女は言わず、態度にも出してはいないが、確かに"死にたくない"と叫んでいるようにギルバートは捉え、そう思ってしまえばもうこの後に取るべき行動など決まっていた。

 

「止めてくれ……」

 

 ギルバートは小さく首を振り、ニライカナイのコアから手を放す。そして、彼女の身体をそっと少しだけ押し戻すと、その優しげな目を見ずにポツリと呟いた。

 

「本当に……俺が人殺しになっちまうだろうが……」

 

『――――――』

 

 その言葉に目を見開いて放心するニライカナイ。そして、次第にほんの少しだけ、彼女の表情に笑みが溢れるのがわかる。

 

 それだけではなく、ニライカナイの片目から一筋の涙が溢れ落ちた。

 

「ッ! お、お前そんなキャラじゃなかっただろ」

 

『――!? イ、イエ……私、アノ頃ノキャラハ作ッテタカラ……』

 

 ギルバートは慌てて話を逸らし、それにニライカナイも乗る。そうして、二人の話は彼女からの視点で見た他愛もない話に変わる。

 

 いつしか彼女の手から震えは消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《KUTさん腹へんないすか?》

 

「腹減ったなあ」

 

《この辺にィ、美味いラーメン屋の屋台来てるらしいっすよ》

 

「おっ、行きたいなあ」

 

《じゃけん夜行きましょうねー》

 

「えっ……なんで夜ッ!?」

 

『アッチノ"テロップ"ノ子ガ私ノ娘ノ"オトタチバナ"ヨ』

 

「オトタチバナ……アレが極東で感応種の処理に利用されている第一種接触禁忌種アラガミなのか……」

 

 ギルバートとニライカナイが話していると、ゴッドイーターに擬態している娘――オトタチバナと、フェンリル極東支部で第一部隊の隊長をしているその恋人――藤木コウタが特に理由なくやって来たため、ギルバートの顔合わせと他愛もない会話を行った。ちなみに今は昼間である。

 

 そして、帰っていく2人を眺めながらギルバートは、この極東支部という場所が如何に常識外れなのか改めて知り、何とも言えない表情を浮かべていた。

 

「アラガミと恋人になっているとはな……」

 

『アナタモ欲シイ? 勿論、イイワ――』

 

「いや、待て待て待て。なんだかわからんが止めてくれ!」

 

 両手に鈍く輝く赤黒いオラクル細胞の塊を形成し始めたニライカナイを、ギルバートは慌てて止める。

 

 既にアラガミの中でも規格外の彼女ならば、極東支部の殲滅から己に連なるレベルのアラガミの創造まで気軽に出来てしまいそうという逆の信頼を覚えていたため、その慌てようは本物であろう。まあ、見た目だけならアラガミが極大の攻撃を行う予備動作そのもののため、誰であろうと止めるか逃げた筈だ。

 

 しかし、行動を止めたニライカナイは申し訳なさげな表情になると、少しだけ不満げにも見える様子になる。

 

『ケレド……"見殺しのギルバート(アバンダン・ギル)"ダナンテ酷イ俗称ガ付クダナンテ全然、アノトキハ思ッテイナカッタカラ……何カ私ニ出来ルコトハナイ? 何デモ……何デモスルカラ……!』

 

《ん? 今、何でもするって言ったよね?》

 

「お、おい……ハナ! しっ、失礼しましたー!」

 

 エレベーターを待っていたオトタチバナが、何故か急に戻ってきたが、すぐにコウタによって引きずられて行き、今度こそフロアから居なくなる。

 

 真顔でフリップを持ったまま退出していくオトタチバナを見つつ、その意味のわからない様子に、ギルバートは確かにニライカナイの血を引いていると確信した。

 

「とは言ってもな……」

 

 ギルバートは割りと真剣に望みを考えてみるが、己の人生の最大の後悔が結果的に勘違いであり、恩師のケイト・ロウリーが生きて戻ってきた上、またゴッドイーターとしても活躍できるようにまでなった。そして、本当の仇である赤いカリギュラもニライカナイの全面協力の元、かつてのメンツで挑んで彼自身がトドメを刺せた。

 

 彼からすれば、どれだけ感謝してもし切れず、むしろ彼の方が謝りに来ていたため、そのようなことを言われたところで返す言葉がなかったのである。

 

「あーうぅぅぅー!!」

 

『アラ、"チョビ"チャン……ソノ泣キ方ハゴ飯ネ』

 

「チョビっていう名前なのか……?」

 

『イイエ、名前ガマダ決マッテイナイダケネ。小サイ生キ物ハ皆"チョビ"ナノヨ』

 

 "そうかな……そうかも……?"と少しだけ流されて納得しそうになったギルバートであるが、やはり何度考えてもおかしいことに気付き、単にお腹にいた頃に付けていた仮名をそのまま呼んでいるだけではないかという結論に落ち着く。

 

『ウン……コンナママ擬キノデヨケレバ、タントオ食ベ』

 

「――――――!?」

 

 するとギルバートが目の前にいるというのにニライカナイは、乳房の片方をはだけさせ、赤ん坊に授乳を始めた。

 

 突然の出来事に目を逸らす前に彼女の胸を見てしまった事から赤面しつつ、彼は声を荒げる。

 

「待て待て待て待て! 直ぐに部屋から出ていくから――」

 

『……? 別ニイイワヨ。見ラレテモ減ルモノジャナイシ』

 

「俺の精神が磨り減るんだよ……!?」

 

 本当に何もわかっていなそうな様子で、小首を傾げて見せる赤ん坊を抱いて授乳中のニライカナイを一瞥してから、ギルバートは慌てて部屋の外に出て、下を向いたまま扉を背にして座り込む。

 

「………………アイツ!」

 

 そして、ギルバートはそれに気付いて頭を抱える。

 

「何でもするって……本当に何でもする……!!」

 

 主にえっちぃ事であるが、男性である彼からすればそう思うのも仕方の無い事であろう。ニライカナイの態度や気安い雰囲気は、余りにも無防備過ぎて心配になるレベルであり、却って男性側の方が心配になるような人種である。

 

「まったく……」

 

 ギルバートはそんなことを考えながら溜め息を吐き――。

 

 身体を屈めて彼を覗き込み、半眼でにやにやと笑みを浮かべている赤縁眼鏡を掛けた茶髪の女性――ケイト・ロウリーと目が合った。

 

「へー……ほーん……ギルもやるわねぇ……」

 

「け、ケイトさん……? あのいやこれは……というかいつから居て……」

 

「チョビちゃんが泣いてた辺りから声は聞こえてたわよ?」

 

「………………」

 

 つまりほぼ全部である。後、チョビ呼びは共通認識らしい。

 

 別に壁が薄いわけではないのだが、ゴッドイーターは肉体が感覚器ごと強化されており、聴力なども常人に比べれば強化されているのだが、今やケイトはニライカナイ侵食因子モデルとでも言うべき、第二世代型神機使いという約束された超人である。そのため、あらゆる身体能力まで並みのゴッドイーターを遥かに凌駕していた故であった。

 

 猫のように口許をニマニマと歪めたケイトは、ニコリと花が咲くような笑みを浮かべ――勢いよく踵を返して走り出す。

 

「ハルー! ハルー! ギルがカナちゃんにエッチなお願いしてるぅー! いーけないんだー♪ いけないんだー♪ せんせいにいってやろー!」

 

「――!? 違いますから変な誤解……いや、悪ノリしないでくださいケイトさん!?」

 

 脱兎の如く逃走し出したケイトを彼は追う。しかし、その様はかつてグラスゴー支部で、彼女とハルオミに振り回されていた時とまるで変わらず、困り顔をしつつもどこか楽し気に見えるギルバートがそこにはいた。

 

 

 

 結局、償いはその場の雰囲気に流れ、いつものように和やかかつ賑やかになったが、既に友人以上になりつつある彼らの距離感と関係はこのくらいで丁度いいのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『"ソーマ"ガ帰ッテクルネェ……』

 

「あうー?」

 

 と言うよりも既に彼は帰ってきており、自室の扉一枚挟んだ先でサカキ博士とニライカナイ()についてのやり取りをしているので、博士の説明が終わったところで出ていく手筈になっている。

 

 チョビちゃんを抱っこしながら、既に知ってはいるが、先日サカキ博士から言われたことを思い返す。

 

 ソーマ・シックザール。

 

 フェンリル極東前支部長ヨハネス・フォン・シックザールの実子であり、マーナガルム計画においてP73偏食因子を細胞に埋め込まれて誕生した人間であり、キャラメイクを行うゲームの仕様上、実質的な主人公と言っても過言ではない。暗い設定の彼と、アラガミのシオちゃんとのやり取りは、無印が名作だと言われる由縁であろう。

 

 ちなみに素の性格はあまり変わらないが、後の作品ほど明るく外向的になっていくため、ONE PIECEで例えるとゾロみたいな性格をしているので、どちらかと言えばツッコミよりもボケに回ることの方が多いツンデレである。

 

 アルダノーヴァ試作機である俺からすれば、ヨハネス・フォン・シックザールが造った負の遺物という事で共通している。というか、時系列的に言えば妹……に当たるのだろうか? 無論、認知してくれればの話だが。

 

 もしくはアラガミ化したアイーシャ・ゴーシュを成長させて造ったのが、ノヴァなわけで、明らかにノヴァの面影がある女神を持つアルダノーヴァな俺は、彼の母親のアラガミ細胞から出来てるわけで……うーん、よくよく考えると彼との関係が複雑過ぎるなぁ……。

 

 まあ、その辺りは俺が思い当たる時点で、サカキ博士が考えていない訳もないので、その辺りを汲み取って説明してくれているのだろう。本当にゴッドイーター界のドラえもんことサカキ博士には頭が上がらない。

 

 まあ、幼体のアラガミバレットが偽で埋め尽くされていることで有名で、GOD EATER RESURRECTIONのラスボスことアリウスノーヴァの事件もあった後らしいので、その辺りも理解してもらう必要があるだろう。主に俺の安全性について。

 

 あれ……? 今まで気にしていなかったが、ひょっとすると俺ってアルダノーヴァじゃなくて、アリウスノーヴァの仲間の可能性の方が高くないか……? 何も受け付けないレベルで無駄かつ異様に硬いし……やろうと思えば超弩級のアラガミをポンポン生めるし……。うーん、アイデンティティーの崩壊を起こしそうなのでこれ以上考えるのは止めよう。俺は善良な神機もどきのアラガミ、アルダノーヴァⅣ号機ことニライカナイことカナちゃんなだけでいいじゃないか。

 

 まあ、万が一、本当に第三のノヴァで終末捕喰の後継者で制御出来なくなった場合のために、確実に自殺する手段ぐらいは確保しておこうと考えていると、扉がノックされる。

 

 どうやら博士とソーマくんとの話は終わったらしい。チョビちゃんをベビーベッドに寝かせてから一度だけ深呼吸して、着ている白衣と掛けている眼鏡を直してから俺は扉の外に出た。

 

 そして、彼を目にした――その瞬間、私の細胞全てに何かが駆け巡り、心の奥底の更に底にあった何かが浮上し、溢れ出す。

 

 

 

「――――! 本当にまたアイツのようなアラガミとはな……いや、こっちの話だ。挨拶がまだだったな……俺はソーマ――ソーマ・シックザールだ」

 

 

 

 思わず、眩暈のような感覚を覚えたが、彼がいる手前、その姿を、声を残らず、細胞全てに取り込む。身体で聞き、細胞で知覚する。それだけで何故か心地がいい。

 

 ソーマ・シックザール。

 

 何故か、さも当たり前のようにそう名乗ったソーマく――()()()の声を聞いた俺は、胸の高鳴りを覚える。それも恋心などではなく、純粋な嬉しさによるものだと気づいた。

 

 心地がいい――心地がいい――心地がいい――。

 

 

「…………? 呆けてどうかしたのか?」

 

 

 こちらを警戒させないためか、少し笑みを浮かべて見せるソーマは確かな成長が感じられる。シオに対応していた時と同じようにしていてくれているのかもしれない。

 

 心地がいい――懐かしい――心地がいい――。

 

 それもまた嬉しかった。背が高くなったのも嬉しい。笑うようになったのも嬉しい。ヨハネスに少し似た服装になり、白い服を着ているのも少しだけ複雑な気持ちだが、それでも嬉しく思えた。

 

 懐かしい――愛しい――懐かしい――。

 

 ソーマを爪先から頭の先まで眺める。すっかり私どころかヨハネスよりも大きくなって……。それだけの年月が彼に流れた証だろう。

 

 愛しい――愛らしい――愛しい――。

 

 肌の色は私に似てる。体つきと雰囲気はヨハネスにそっくりだけれど、笑い方は私に似て不器用なのかもしれない。ああ、それもまた愛おしい……()()ソーマ……!

 

 愛らしい――抱きしめたい――愛らしい――。

 

 

「カナくん……? ああ……やはり君のオラクル細胞は()()()が強いのか……!」

 

「おい待て……いったい何を黙っていた……?」

 

「いや、仮説の段階だったからね。うんうん、良ければ存分に甘えるといい……彼女は"君の母親(アイーシャ・ゴーシュ)の人間らしい部分を最も強く残して引き継いだアラガミ"だよ」

 

「は――?」

 

 

 抱きしめたい――抱きしめたい――抱きしめたい――。

 

 そう……そうだ……! 愛しい()()()! 全て……全て思い出した……!

 

 (わたし)は……ニライカナイ(わたし)で……瑞木フォウ(わたし)だから――――――"アイーシャ・ゴーシュ(わたし)"で……!

 

 抱きたい……! あのときは出来なかったから……! ソーマ、ソーマ……ソーマ! たった一人の愛する我が子……!

 

 

『ソーマ……! ソーマ……!』

 

「うおっ!? 突然、抱き着く――」

 

『ゴメンナサイ……! デモ私ハ"アナタ"ヲ抱キシメテ上ゲルコトモ出来ナカッタカラ……20年モ待タセテシマッタカラ……!! 本物デハナイケレド……限リナク近イ偽物デモ……! 私ハ帰ッテキタワ……!』

 

 

 

 ああ……ああ……私が最期に見たときは、触れたら壊れてしまうと思うくらい小さかったのに……! こんなに大きくなって……立派になって……!

 

 涙が止まらない……! だってこんな奇跡はきっとありえない筈なんだから……!

 

 

 

「――――()()……なのか……?」

 

『――――――――』

 

 

 

 その言葉だけで、私の全身の細胞は電撃を浴びたように衝撃が駆け巡り、身体が溶鉱炉にでもなったように熱く火照る。

 

 会えて、抱き締められただけでもキャパオーバーに近かった私は――プツンと緊張の糸が弾けてしまった。

 

 

『――キュウ(きゅう)……』

 

「お、おい……!? 大丈夫か! 倒れたぞ!?」

 

「ふむふむ、アップグレードし立ての人格には、ちょっと荷が重かったみたいだ。言葉は選ばないといけないねぇ」

 

「俺が悪いみたいに言うな……!?」

 

 

 えへへ……()()()()幸せ――ガクリ――。

 

 

 

 

 

 







※今回、三点リーダーと、ダッシュを使いまくりましたが、今話ぐらいなのでお兄さんゆるして。

ソーマくんから見たカナちゃんの関係:母親で妹
※ソーマくんを前にすると、カナちゃんがちょっと可笑しくなるだけで前の人格が塗り潰されたりはしていないので安心してください。むしろ、今回でようやく究極完全態・グレート・カナになりました。





~QAコーナー~
Q:なんでこんなに更新に時間が空いた! 言え!

A1:
 これまで書いて来ましたが、正直、前話で私が投稿の前段階で当初予定していた"ケイトさんを救済する"という最大の目的を達成してまったため、燃え尽きてしまったというのが最大の理由ですね。
 後のことは全てやり遂げた後の話であり、2のストーリーとラケル博士を少しだけ良い方向の解決するという目標の再設定で、私自身のモチベーションが余り保てず、このような自体になってしまい誠に申し訳ありません。
 未だに皆様から感想を頂くこともあり、それが励みになり、今再び筆を取る意欲と、2のストーリーを執筆にあたり、10回程は見返す勇気が湧いたので、そこまで更新は早くはないと思いますが、1話の文字数を減らしてでも少しでも早く投稿していきたいと思います。
 まことに勝手な私ではありますが、それでもまた楽しんでいただけるというのなら幸いです(建前)






A2:
この主人公、ドチャクソ・セイヘキ・ササリンティウス3世過ぎて、書いてて心のTNP(ち◯ぽ)に優しくないんだもん(本音)




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