イメージ次第で魔法が使えるなら、忍術(のマネ)もできるよな!?   作:一日の睡眠時間は10時間

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またお久しぶりです。一日の睡眠時間は10時間、です。
また期間を空けてしまいました、反省します。理由というか言い訳をさせてもらうと、ここ最近はリアルの出張が多くあり投稿する機会がとれなかったことが原因です。
(あと副業のマスター兼ガールズバンドのライブスタッフ兼決闘者兼指揮官業に勤しんでいたことも一環かと…)
今後は無理のないペースで定期投稿できるように頑張る所存で行かせていただきます。

今回は研究会の立ち上げから原作初の戦闘介入までです、どうぞ。










「これ以上揉めるとホントに檻にぶち込むよ?」
by ヤマト


其の八 俺、色々聞くってばよ!

 

皆!久しぶりだな。マルトだぜ。

俺の熔遁螺旋手裏剣で酷い有様になった教室を忍術で直していたところだ。

木遁と風遁で木材を切り出し、床に填め込む。表面を火遁で炙り、塵遁で削って溶遁の薄いゴム膜でコーティングして終わりっと。あと魔法の暴走対策で防壁を張らないといけないだろうが、そこは先生にぶん投げよう♪

 

「で、()()は一体なんだ」

「え、なんだよオーグ」

「先程からのお前の魔法だ、あれが普通じゃないことはわかるだろ」

「え、俺は普通なことだと思ってるけど」

「は…?」

「ん?」

『え?』

 

修理が終わったタイミングで、オーグの質問に答えたら他の全員から驚かれた。

 

「普通の魔法で木を生やすことはできないぞ」

「俺はできるぞ?」

「…さっき説明はされたが、普通の魔法で溶岩は作れないぞ」

「俺はできるぞ?」

「本当に人間か、お前?」

「何を言ってるんだお前は、俺は人間だ」

『いやそれは無い』

「さっきから酷くねえか!?」

 

こんなの村での仕事でやりなれてるし、村の皆だって当たり前のことみたいな反応してたんだが!?

 

「魔力で大工仕事してるの、初めて見たかもぉ」

「あんな魔力の使い方、私は無理」

「はぁー…シンが私達の知ってる攻撃魔法の考えをぶっ壊したなら、マルトは魔法の使い方をぶっ壊してるわね」

「加えてあれだけの大魔法を使ったにもかかわらず疲れた様子もないでござる」

「どうやらマルト君は魔力の制御が僕等の中でも特別上手なんだろうね」

「見ろ、あれが普通の反応だ」

「えぇ…」

 

クラスメイトの反応を見せられた俺は、大袈裟すぎないかと困惑した。

確かに原作だと戦闘シーンくらいしか魔法は出てなかったし俺の存在が異常なのは認めるが、そんなに驚くことかよ。

そう考えると他の二次創作の転生者が思う常識って転生先次第じゃ異端なんだろうな。しかし、コイツらの反応を見る限り、俺の忍術は全く分からないみたいだな。

 

(忍術を知らないって、俺が前世でやったことって…)

「流石、学院から推薦されたのは伊達じゃないわけだな」

「ん? 学院からってどういうことだよシン?」

「いや、そうだってオーグが」

「はぁ…おいシン、不用意に情報を喋るな」

 

ちょっと絶望タイムを感じていた時、シンは俺が知らない情報を言っていた。それを指摘されて悪い悪いとシンが謝っているのを横目に、オーグが渋々詳細を話す。

かいつまむと、俺とランキング10位だった【ユリウス=フォン=リッテンハイム】の成績の差がたったの1点で、普通なら俺はAクラスに行く予定だったんだけど、試験の担当していた教員が俺の忍術の印がこれまでの生徒とは違いオリジナリティがあると報告があって、その異色の魔法の発動方法について興味があり、詳しく調べられるよう少人数で作られるSクラスに置いて調査するというのが俺がSクラス入りした理由らしい。

 

「どうせだ、マールもここで説明しろ」

「説明しろって別に言う必要なくないか? 俺が印、こうやって手で形を作るのも無詠唱みたいなもんだろ?」

 

我流だから変な癖がついてんだよと言いながら12種の印を見せるとほぼ全員が物珍しそうにしていたけど、シンとオーグとマーカス先生の3人が目を鋭くさせた。

 

「なあマール、それもう一回やってみてくれよ」

「別にいいぞ、ホイ」

 

シンに言われてもう一回印を組んで見せると3人は真剣な表情をしていた。

 

「なあ、どうしたんだよシン? 珍しく真剣に見るな」

「…マール、お前【魔技(まぎ)】って分かるか?」

「まぎ?」

 

あれ、何か思ってたのと違う質問が来たな。それでも俺はシンの質問に分からないフリをする。

 

「小さい時にじいちゃんに聞いたんだよ。魔法が作られる前にあった魔法みたいな力って」

「シン君のお祖父様…賢者様がですか!?」

「ああ、でもじいちゃんが俺達くらいの時の噂話だから事実かもわからないとも言っててさ、その時に見せてもらったのとマールの手の形が似ていたんだよ」

 

そう言ってシンがやってみせたのは両肘を肩まで上げて手の指を交互に組む「巳」の印だった。それは確かに俺が見せたけど、俺が前世で広めたのは【忍術】の筈だぞ?

 

「オーグと先生も知ってるのか?」

「俺は歴史関係の研究会の発表で魔法の発祥という説を出していたのを思い出してな」

「私もだ。それと、我が家の書庫にマールが見せた手の形の一部が記された書物があったのを覚えている」

「マジか」

 

3人の話をまとめると、今より数百年前の世界に【魔技】なるものがあって、それが体系を変えたのが今の魔法ってことか。あれ、これって六道仙人(大筒木 ハゴロモ)っぽくね?

 

(そっか~、俺が広めた忍術(魔技)が今の魔法になったってことか~)

 

なんて心中ニヤけているとシン達からこんな提案された。

 

「マルト、良かったら俺のじいちゃんに会ってみないか?」

「え、マーリン様にか!?」

「少なくともここにいる面子ではお前の魔法のことを詳しく解らないだろう。なら、より魔法の専門家に会うのが最適だ。私も父に相談してその書物を持って来よう」

「あ、俺は悪いが辞退するぞ。魔技は研究以上のことは分からないからな…あと、一教師の分際で賢者様に会うのは胃にクるものがあってな…」

「そ、そうですか。マールはどうだ?」

「そりゃもうオッケーだぜ! あ、でも先に家に連絡を入れてからいいか?」

「話は決まりだな、授業の後はシンの家に集合するぞ。他に来る奴はいるか?」

 

それからシンの家に行くメンバーが決まった後、俺達は全員一緒に飯を食いに行った。そこでシンの魔物狩りの経験談を聞かされたことくらいで、他は特に話もなく昼飯を食べ終わった俺達は次に見に行く教室を目指し移動する。

 

「研究会って色々種類があるんだな」

 

魔法や魔道具全般のものからその中から特定の種類のものを取り上げたものまで、それ以外にも文化系の研究会もあって本当に多種多様だった。もちろん、救国の英雄であるマーリン様やメリダ様の研究会、一種のファンクラブ的な物もあった。

 

「まあ、研究会っていうよりも好きな人が集まってやる活動って感じだし、先生たちも結構適当なとこがあるのよね」

「それでも、定期的な発表会でアピールしないと解散させられることもある」

「ん~でもぉ、私達は大丈夫だと思うけどなぁ~?」

「そうだよ! 何せこっちには賢者様のお孫さんと古代の魔法使いがいるんだから!」

「「ははは…」」

 

結局、俺のことは様子見ということで話は終わったけど謎の魔法を使う俺はシンと一緒のビックリ人間認定されてしまい、最終的にSクラス研究会のテーマに起用されることとなった。本当ならここはシンだけのはずなのに、どうしてこうなった!?

偶然重なった俺とシンの苦笑いが宙に漂った後、それはやってきた。

 

ゾクゥッ!!

 

「っ」

「この魔力は!?」

「どうしましたか、シンくん?」

「マルト?」

(そうだよ、原作はこの後、()()()が来るんだった!)

 

油断していたことに気づいて後悔しても、事態は進む。

学院から外に続く道から感じ取った気配が近づいてくる。俺とシンが警戒状態をとったのにつられた皆もそっちに目を向けた。

 

「あれは、【カート】か…?」

「…違う」

「マルト…?」

 

少し前にシシリーをストーキングしていた事と階級を使った強迫行為で自宅で謹慎状態の筈だった【カート・フォン・リッツバーグ】の姿をしているが、あれは前までのあいつじゃねえ。

 

(さて、周りにはオーグ以外にも一般の生徒もいる。下手に忍術を使えないし、どうやって、()()()()かな…?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。
いや~、辛い。なにが辛いってネタが無いことが辛い。
やっぱり何話か書き溜めていったほうが良いですかね?
次回もどうするか構想を練らないと…(使命感)

あ、次回というか切りが良いところでちょっと番外編みたいなものを入れてみたいと思います。テーマとしては「マルトが別の世界に転生していたら」というもう何番煎じか分からないテーマですが本編の筆休みにちょくちょく書くと思います。結構行き当たりばったりな感じで気ままにやっていこうかという所存です。

こんな作者で申し訳ありません。アニメが終わっても頑張って書いていくので、よろしくお願いします。

では、一日の睡眠時間は10時間でした。
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