イメージ次第で魔法が使えるなら、忍術(のマネ)もできるよな!? 作:一日の睡眠時間は10時間
前回休止宣言をして早4か月、長らくお待たせしてしまってすみませんでした。今回から復帰、という感じにしたいのですが忙しくってストック分ができていないため、次回更新までまた期間が開いてしまうかもしれません。それでもいいという人がいてくれると私としても幸いです。よろしくお願い致します。
更新再開最初の今回はSクラスとの顔合わせ、ファーストやらかしまでの話です、どうぞ。
「木の葉をになうこれからの子供達・・・それが“玉”さ」
by 猿飛アスマ
やっほー、俺だよ、俺俺。あの二次元に転生してさらに転生した希少種転生者ことマルト=リグ・ヴェーダだよ。
あの試験はとりあえず終わりになって結果が来るまでの数日間はそれまでと変わらず鍛練と魔法の勉強をしていて、今回は俺とか主人公のシンの評価で教師陣は禿げそうになってるんだろうな、なんてことを考えていたら、試験の結果が発表される日になった。
「えっと・・・あった、合格」
人のいないうちに合格者に自分の番号を見つけた俺は、こういう場所でよくやる顔見知り探しをした。その時、後ろからざわつく感じがして、見るとシンと一人の金髪少年、この国の王族である【アウグスト=フォン=アールスハイド】が肩を並べて歩いているのが見えた。
国のトップの息子と誰ともわからない少年が一緒にいるのが気になるのか、野次馬のヒソヒソ話が後を絶たない。ま、俺はそんなの関係ないけどな。
「おーいシン!」
「マルト! お前も合格してたのか」
「おお、勿論だぜ」
周りの視線をガン無視してごくごく気軽に声をかけて近づいた俺は、シンと握手をして合格の喜びを分かち合った。
「あ、【オーグ】、紹介するよ。こいつがマルト」
「マルトと言うのは、さっき話していた彼か」
「そうだよ。マルト、こいつが」
「おいおい、流石に俺でも知ってるぞ。
マルト=リグ・ヴェーダと申します。お会いできて光栄です、アウグスト殿下」
シンの紹介を遮って恭しく敬語と敬礼をする。さすがにお前より数か月早くこの国にいるんだ、重要人物くらいはすでに確認済みなんだよ。
「確かに私はアウグストだが、それはよしてくれ。完全実力主義のこの学園に身分の上下は関係ないんだからな。そうだな、さっきの
「あ、そうか? いやー敬語大丈夫かなって緊張してたんだよ。なら俺のこともマールって呼んでくれ、お前と同じニックネームみたいなもんだ」
「なら遠慮なく呼ばせてもらうぞ、マール」
「こっちこそよろしくな、オーグ!」
互いに手を出して固い握手をした俺達は、学園の職員から制服を受け取って帰っていく二人を見送った後、俺も家に帰った。
先に聞いてたけど、今夜は俺の合格祝いに父さんと母さんも招待してのパーティーだ。俺も、両親に久々に会えるのは楽しみだな。
~~~少年 移動中~~~
「ただいまー」
「あ、お帰りなさいお兄様!」
「おーリリィ、準備中か?」
「はい! あ、でもお兄様は出てきてはダメですからね!?」
「わかってるわかってる。今日はおとなしく待ってるから」
手伝おうと思ったけど、先にクギを刺されてしまった。早く帰ってきたのが裏目に出たな。
「じゃあクロノさんがどこにいるのか知らないか?」
暇を持て余した俺はとりあえず合格したことを知らせようとリリィにクロノさんの居場所を聞き出してからそこに向かう。運よくクロノさんがいたから話しかけて合格したことを教えた。
「合格おめでとう、マルト君」
「ありがとうございます」
「君が合格したことを知れば、バルドもきっと喜ぶよ。ところで、クラスはどこになったんだい?」
「Sクラスでした。ただ人数の関係上、学園の席はAクラスに置かれるとか」
「SクラスなのにAクラス?」
クロノさんは俺の言葉に首を傾げていたけど、その反応もわからなくもない。Sクラスは学園の最上級クラスで、試験の総合成績のトップ10しか入れない決まりとなっている。
しかし、俺の成績は
「まあでもこれまでのマルト君の魔法を見てたらそれも妥当だよね」
「いやあ、これでも我流なんであんまり自信は無いんですけど」
「いや、君と同い年の中でも無詠唱できるのって少ないからね、それだけでも評価が高くなるよ」
確かに、他の奴らは魔法を使うのに詠唱してたな。詠唱って、憧れるけど魔法ごとにいちいち内容を決めるのはバカバカしいと思って止めた記憶がある。忍術も
「それで、今日はもう外には出ないのかい?」
「はい、後は学院に行く準備とか制服の試着をしようかと思ってます」
「そっか、じゃあ後で僕の部屋に来るといい。この前のチェスの続きでもしよう」
「分りました。それじゃあまた後で」
そこからしばらくして、父さんたちが到着して2家族合同パーティーをした。合格祝いに皆からいろんなプレゼントを貰って、一部がとんでもない代物だったのは別の機会に話すとしよう。ここで話すと
さて時間は過ぎて翌朝、着替えを済ませた俺を見送る皆と話をしていた。
「素敵ですわ、お兄様」
「サンキューな、リリィ」
「この制服懐かしい! もう何十年も前から変わってないわね♪」
「デザインは変わってないが魔道具としての質は上がっているな、“衝撃緩和”は俺たちの時は無かったはずだ」
「制服に適用している素材と付与はうちが担当しているから、もしその服でやりたいことがあったら先に伝えてくれるだけでいいからね」
「やりたいことって言えば、もう少し物を入れるポケットとか作ってくれませんか? 内側に織り込めば見た目は対して変わらないですし」
「それなら今日帰ってからドロシーさんにやってもらいましょう。ね、ドロシーさん?」
「承知いたしました、クララ様」
そんなことで、見送られた俺は先に教室に忍び込ませた分身がつけたマーキングに【飛雷針の術】でワープする。原作の【ゲート】よりこっちのほうが強そうじゃね?まあマーキングが必要だからあんまり変わらないか。
「さて、まだ入学式の時間までは早いし、学院内を見て回るか」
「と、う、ちゃ、く~~~~! ってアレ、もう人がいる!?」
教室の入り口から聞こえた声に目を向けると見た目小学生の俺と同じ制服を着た女の子の姿が。第一声からの印象は“ロリ修造”というワードだった。
「朝から元気だな」
「えへへ、だって憧れの学院に入学するんだよ! 興奮して昨日あんまり寝付けなかったんだもん!」
「ああ、それで寝癖が残ってるのか。良かったら直そうか? 身嗜みする分の道具は持ってるぞ」
「おお、じゃあお願い! あ、あたし【アリス=コーナー】だよ!」
「俺はマルト=リグ・ヴェーダだ。よろしくな」
そっからコーナーの髪を整えたり、その時にドライヤー代わりに使った【
入学式はまあ、ほとんど原作と同じ流れに俺と俺の家族がいたくらいだったとしか言う事もなかったな。
「おいマルト、さっきマリアから聞いたけどあいつらが貴族だって先に知ってて何で教えてくれなかったんだよ」
「聞かれなかったからな、というかあの英雄の孫だってことを隠してた
「ぐうの音もでないとはこういうことか・・・」
「まあそのおかげでこっちは大変面白、もとい有意義な時間になったから元気出せ」
「お前とオーグは絶対面白がってたろ!」
だって山に引き籠ってて常識が無い奴とか恰好のイジり対象でしかないし。
お前から常識知らずが無くなったら普通の主人公だからな、少し凡骨なくらいが(キャラが立って)バランスがいいんだよ。
そして式の後は各教室へ担当の先生の案内で入っていく。Sクラスの皆には先生から今回の特例を話してもらった。それでも態度が変わらないあたりコイツらいい奴過ぎるだろ。
んで、どっかの坊ちゃんが騒いでシシリーのシンに対する株が爆上がっているのをオーグとニヨニヨしながら見てから、入学初日は過ぎて行った。
帰ってからはドロシーに制服のプチ改造をしてもらって千本を収納するスペースを作ってもらった。クナイだとデカすぎるため仕方なく千本用のにしてもらった。ちくせう。
「で、お前らはまたシンのとんでもないスキルを見てきたと。付与魔法の書き替えか・・・俺の母さんが知ったら跳びあがるな」
「しかも付与後の性能はもはや国宝級だということも、アイツは聞かされるまで自覚がなかった始末だ」
「常識外れも行き過ぎて、何があっても驚かないぞ俺」
訓練場で授業を受けてた俺はオーグに昨日あったことを聞いていた。
科学世界の人間は中世レベルの剣と魔法の世界に転生するとシンみたいな奴になるのだろうか。
「それにしても、やっぱ入試上位陣は魔法の質から違うな」
「お前も入試では結構なことをしていたのではなかったか?」
「周りから小馬鹿にされてたからつい本気を出しただけで、普段はもう少し抑えてるよ」
「次、ウォルフォード! 最後はリグ・ヴェーダだ」
「あ、ついに呼ばれたか」
「さて、特例のお手並みを拝見させてもらおうか」
「お、言ったな?」
オーグの隣から移動して軽く腕の関節を揉み解す。今回やるのはNARUTO次元で難易度Aランク越えのものだから扱いに注意が必要なんだよな。でも期待されてるんだし、まあ多少はやってもいいよね?
さて、始めようか、【
「あれ、リグ・ヴェーダ君の魔力が変わった?」
魔力を見るのが得意な奴はすぐに気付いたな。
右手を上げてそこに魔力を集中、
「何だか、凄いことになってないアレ?」
「おいシン、ちょうどいい機会だ。その制服の性能試験に前に出て我々を守れ」
「お前ここぞという時に俺を生贄にすんなよ!?」
後ろが何かやかましいけど無視。魔力を圧縮、高速回転させて余剰分を手裏剣の形に変えて周囲に滞空させる。
「準備完了!」
「っ!!? 全員伏せろ!!」
【
投げつけた螺旋手裏剣は的に触れた瞬間、的を蒸発させ、試験場に真っ黒な球形のクレーターを作っていた。幸い後ろには被害がなかったけど、クラスメートからの驚きとオーグの「ああ、こいつも同類だったか」という視線に思わずこう言うしかなかった。
「なんか、俺やらかしたか?」
そして案の定シン、シシリー、マリア、オーグから説教をされました。確かにやり過ぎたと思ったが、お前にだけは言われたくないぞシン!
ひ、久々過ぎて自分の書き方を忘れてしまった。全然チート感出ない・・・。
しばらくはリハビリが必要かもしれないです。それに伴ってまた期間が開いてしまってまたリアルが忙しくなって、でまた更新が遅れてって無限ループじゃないか畜生。
じ、次回はなるべく早く出せるように頑張ります、はい。
「攻撃ってのは一手目が騙しのフェイク、二手目を当てるのが基本なんだよ。」
by 奈良シカマル