岸辺露伴のヒーローアカデミア   作:飛燕 執筆中

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初めて文章を書くのでお粗末なものになっているとは思いますが、暖かい目で見てください。
よろしくお願いします。



岸辺露伴は志望校を決める

ここはとある家の2階の一室。

緑を基調とした部屋の中、壁に向かって人が一人座っている。

彼の名前は岸辺露伴、中学3年生兼漫画家だ。

必死の形相で手を動かし続けている。

その手にはインクの染込んだペンが1本、一切迷う事無く漫画を描く。

ふと彼は描く手を止めため息を1つ、そして立ち上がってベランダに出た。

彼は今選択を迫られていた。

これまで約二年間、休む事無く毎週ネットに公開していた漫画が完結へと向かっていた。

初めて公開したときは中学1年生、気まぐれからだった。

だが彼の予想以上に反響が大きく、多数の人に読んでもらう快感を覚えてしまった。

ただ彼には、この作品は公開すれば読んでもらえるだろう、という自信もあった。

毎週一話公開すると決めてから、この快感と次は読んでくれないかも知れないという不安を繰り返しながらやってきた。

だが始まりがあれば終わりもあるというもの、その瞬間は近づいていた。

そろそろ終わるという旨を投稿したときにはそれを惜しむ声も多かったのだが、彼曰く、「作品にはリアリティが必要なのだよ。このまま続けるのはリアリティに欠けるからね。いくら言われてもここは譲れないな。」との事である。

 

ただ、問題はこれからどうするかにあるのだ。

同じ作品世界で主人公以外をメインとしてスピンオフを描くか、全く違う作品をさっさと描き始めるか、はたまた一旦ネタ探しをするために休むか。

そんな事を考えながら外を見ていた。

そしてその答えは突如として現れた、そう現れたのだ。

この個性という特殊能力が当たり前として存在しているこの社会で、その力を使って悪事に手を染めようとする輩がいる。

一般的にはヴィランなどと呼ばれているが、そいつが突然ここからは遠いが街中で個性を使って暴れ始めたのだ。

彼もそれを当たり前のように受け止め、所詮は巨大化みたいなありふれた個性だろう、などという程度しか考えなかった。

そして彼はある者に目をつけ、閃き、そして叫んだ。

「これだッ!ぼくは今最高のネタを掴んだぞッ!ヒーローだ、ありふれた存在でいながらもなぜ気がつかなかったんだッ!描きたいッ!描きたくてしょうがないッ!ここまで気分が高揚するのは久しぶりだッ!」

同じくその巨大化したヴィランに注目していたであろう通行人はぎょっとして彼を見るが、その事に本人は一切気付かない。

そしてダッシュで部屋の中に戻り、また席について描き始める。

先ほどまで描いていた作品を完結まで描ききるために。

余談だがその部屋からは不気味な笑い声とペンの音が一日中絶えなかったという。

 

 

 

描き終えてから1週間ほどたったある日。

しっかりと完結させ、次回作はヒーローをメインに置いたものを描きたいと公表した。

しかし、彼の手元には描きあがったページは一切無く、足元にはくしゃくしゃの紙くずが多数転がっていた。

描いても描いてもしっくりこないので悩んでいたのだ。

そして既にその理由は理解していた。

リアリティが足りないのだ、リアリティが。

彼は今までも漫画を描くためのリアリティを求めて色々な無茶をやってきた。

病院の世話になったのも1度や2度ではすまない。

そしてそれらの根源にある物はいつも変わりはしない、そしてそれは今回もだろう。

彼はリアリティを求め、調べた結果とてつもなく、そしていつもどおりの判断を下した。

「決めたぞッ!ぼくは雄英高校に入るッ!そしてヒーローに向かって進む所をこの目で見るんだッ!」

決めた当日のうちに家族に伝え、翌日には学校にすら伝えたそうだからこの行動力は驚きだ、漫画のため以外には向かないが。

これから約半年、漫画を描くために勉強と個性へブンズ・ドアーの強化に努めることになるのであった。




これにて準備回は終わりです。
次からは多分雄英入試に入ります。
もしよかったらまた見ていってください。
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