【クロスオーバーSS】人狼~嘘つきは誰だ?~   作:XA

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Village02

―――今宵は満月。

 

昨今、日本でも盛り上がりを見せている「人狼ゲーム」。

その人狼ゲームが、今回も9名のプレイヤーによって繰り広げられる…!

 

 

野原しんのすけ『じゃあ人狼の人は挙手だゾ!』

 

南ことり『…私まで疑われちゃうの!?』

 

黄瀬涼太『全然話が進まなかったっすね…』

 

吉備津百香『だったら、もうカミングアウトしようか…』

 

青峰大輝『待て待て!?まだ何も話すらしてないだろ!?』

 

高坂穂乃果『笛吹さんが自信ありそうな感じだったけど…』

 

涼宮ハルヒ『言っとくけど、あたしが本物だからね?』

 

キョン『なら俺から結果を言おう…』

 

笛吹和義『待ってくれ…カミングアウトしてもいいか?』

 

 

疑心暗鬼トークバトル・人狼、いざ、開幕!

 

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≪Village02:出演者≫

①野原しんのすけ(『クレヨンしんちゃん』)

②南ことり(『ラブライブ!』)

③黄瀬涼太(『黒子のバスケ』)

④吉備津百香(『SKET DANCE』)

⑤青峰大輝(『黒子のバスケ』)

⑥高坂穂乃果(『ラブライブ!』)

⑦涼宮ハルヒ(『涼宮ハルヒの憂鬱』)

⑧キョン(『涼宮ハルヒの憂鬱』)

⑨笛吹和義(『SKET DANCE』)

 

天の声「皆様、ようこそお越しくださいました。お集まり頂いた9名の皆様には、これから人狼ゲームに挑戦していただきます。」

 

天の声「まずは、前回に引き続き出演の野原さん。」

 

野原「ほほーい。」

 

天の声「今回のメンバーの中で誰が人狼が強そうだと思いますか?」

 

野原「パッと見た感じ、笛吹クンが強そうだゾ。」

 

笛吹「おっ、俺か。」

 

黄瀬「確かに知的な感じはするっすね。」

 

吉備津「それより、スイッチ(=笛吹)は普通に喋ってるけど別に良いのかい?」

 

笛吹「最終回後ということだからな、特に問題はない。」

 

野原「何気にメタな発言してるゾ…」

 

天の声「同じく前回に引き続き出演の黄瀬さん、自信の程はどうですか?」

 

黄瀬「俺は前回、黒子っちと桃っちの3人で出たけど、あれからだいぶ慣れてきたっすね。」

 

黄瀬「でも今日来てる青峰っちは多分弱いと思うっス。」

 

青峰「いや何でだよ!?勝手に決めつけるなよ!?」

 

黄瀬「ただ他のメンバーで強そうなのは、おそらく涼宮さんっすね。」

 

涼宮「あら、あたし?」

 

天の声「その涼宮さん、人狼ゲームのご経験はありますか?」

 

涼宮「そうね、ついこの前もSOS団でやったことあるわ。」

 

キョン「まあ人数が5人しかいないからやったのはワンナイト人狼だったがな…」

注)ワンナイト人狼:少人数で遊べるタイプの人狼ゲーム。

 

天の声「そして、同じく初出演のμ‘sの高坂さんと南さん。人狼ゲームはご経験ありとお伺いしてますが?」

 

高坂「はい!μ’sの9人で人狼やったことはあります!」

 

野原「おおー、頼もしいゾ!」

 

南「前回は絵里ちゃんと希ちゃんが出てたね♪」

 

高坂「折角来たし今日は思いっきり楽しんじゃうよ♪」

 

―――ギイィ…

天の声「それでは皆様、後ろの扉より各自の席にお座りください!」

 

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それでは、あらためて人狼ゲームのルールをおさらいしよう。

今回もCX「人狼~嘘つきは誰だ?~」のルールを基本的に採用、セットも番組と同様のものを使用する。

 

≪基本ルール≫

まず、プレイヤーにはランダムでキャストが与えられる。

キャストは市民×3名、占い師×1名、騎士×1名、霊媒師×1名、裏切り者×1名、人狼×2名。

 

・朝のターン

ゲームは朝のターンから始まり、ここでは全員で誰が怪しいかを議論する「追放会議」を行う。

追放会議終了後、各プレイヤーは追放したい人物を1人選び、投票する。

全員の投票が完了すると結果が開示され、最多得票者が「追放」となり、ゲームから除外される。

なお、最多得票者が2名以上出た場合、再度1分間の「再追放会議」を行い、その後改めて投票を行う。

 

・夜のターン

朝のターンが終了すると夜のターンになり、ここで人狼が市民の誰か1名を襲撃する。

この時襲撃されたプレイヤーは「餌食」となりゲームから除外される(つまり、「人狼ではなかった」ということになる)。

なお、このターンではキャストによって取る行動が異なる(後述)。

 

以降、朝と夜のターンを繰り返してゲームを進行する。

 

≪キャスト:市民チーム≫

・市民

特殊な能力を持たない、ごく普通の市民。

夜のターンでは人狼と疑わしい人物を1名選択する(但し、結果は公表されない)。

 

・占い師

夜のターンで生き残っているプレイヤーの中から1人を選び、その人物が人狼か否かを知ることが出来る(役職まで知ることは出来ない)。

 

・騎士

夜のターンで生き残っているプレイヤーの中から1人を選び、人狼の襲撃から守ることが出来る。

但し、自分自身を守ることは出来ない。

 

・霊媒師

昼のターンで追放されたプレイヤーが人狼であるか否かを、その日の夜のターンで知ることが出来る(役職まで知ることは出来ない)。

 

≪キャスト:人狼チーム≫

・人狼

昼のターンでは、自分が人狼と疑われないように話を進め、夜のターンでは人狼以外の誰か1名を選択し襲撃する。

なお、ゲーム開始時点で他の人狼が誰であるかを把握出来る。

 

・裏切り者

市民同様何の能力も持たないが、人狼チームが勝利するように市民を混乱させることが目的。

勝敗判定時は市民チームでカウントされるが、人狼が勝利すると裏切り者も勝利となる。また、占い師や霊媒師にも市民と判定される。

なお、ゲーム開始時点では人狼と裏切り者は互いのキャストを把握出来ないため、夜のターンで裏切り者が人狼に襲撃される可能性もある。

 

≪勝利条件≫

・市民チーム

人狼を全て追放出来れば勝利(裏切り者は残っていてもOK)。

 

・人狼チーム

人狼と市民(裏切り者を含む)が同数になれば勝利。

 

なお、人狼ゲームには様々な役職やルールが存在する。より詳しく知りたい方はWikipedia等を参照されたし。

 

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≪第1ゲーム≫

 

天の声「お待たせしました、これより人狼ゲームを始めさせていただきます。」

 

天の声「まずは、各プレイヤーのキャストを、これからランダムで決めさせていただきます。」

 

※キャストは市民×3名、占い師×1名、騎士×1名、霊媒師×1名、裏切り者×1名、人狼×2名。

※第1ゲームではキャストを公開します。

 

天の声「最初に、野原しんのすけさんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「人狼」です。もう1人の人狼は???さんです。≫

 

野原「……わかったゾ。」

 

 

天の声「南ことりさんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「市民」です。≫

 

南「…はい。」

 

 

天の声「黄瀬涼太さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「市民」です。≫

 

黄瀬「…了解っす。」

 

 

天の声「吉備津百香さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「人狼」です。もう1人の人狼は野原さんです。≫

 

吉備津「…わかった。」

 

 

天の声「青峰大輝さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「騎士」です。≫

 

青峰「……。」

 

 

天の声「高坂穂乃果さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「霊媒師」です。≫

 

高坂「…はい。」

 

 

天の声「涼宮ハルヒさんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「占い師」です。≫

 

涼宮「…うん。」

 

 

天の声「キョンさんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「裏切り者」です。≫

 

キョン「なるほど…」

 

 

天の声「最後に、笛吹和義さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「市民」です。≫

 

笛吹「…よし。」

 

 

①野原:人狼

②南:市民

③黄瀬:市民

④吉備津:人狼

⑤青峰:騎士

⑥高坂:霊媒師

⑦涼宮:占い師

⑧キョン:裏切り者

⑨笛吹:市民

 

第1ゲームの9名のキャストはご覧の通り。

果たして、市民チームは人狼、そして裏切り者を見破ることが出来るのか。

 

***************************************************************

 

天の声「さて、1日目の朝、追放会議の時間です。人狼だと疑わしい人物を話し合いで1名決定し、多数決で追放してください。」

 

天の声「それでは追放会議、スタート!」

 

≪1日目朝・追放会議≫

 

黄瀬(市民)「じゃ、とりあえず青峰っち追放で。」

 

青峰(騎士)「待て待て!?まだ何も話すらしてないだろ!?」

 

黄瀬(市民)「冗談っすよ冗談w」

 

青峰(騎士)「冗談でも追放はよしてくれ…」

 

高坂(霊媒師)「でも、皆の表情見た感じ、笛吹さんが自信ありそうな感じだったけど…」

 

吉備津(人狼)「スイッチは何か役職持ってるのか?」

 

笛吹(市民)「いや、特に役職は持ってないな。」

 

南(市民)「吉備津さんは?」

 

吉備津(人狼)「…まだ言えないけど、一応役職はある。」

 

涼宮(占い師)「ふーん、役職持ちねえ…」

 

黄瀬(市民)「多分今日は経験者が多いと思うけど、とりあえず占い師から先に特定した方が良いと思うっすね。」

 

野原(人狼)「じゃあ人狼の人は挙手だゾ!」

 

南(市民)「人狼が挙手しちゃダメだよ…」

 

笛吹(市民)「気を取り直して、占い師だと言う人は挙手しようか?」

 

涼宮(占い師)「…あたしよ。」スッ

COMING OUT!

 

キョン(裏切り者)「…俺だ。」スッ

FAKE COMING OUT!

 

青峰(騎士)「この2人か…」

 

キョン(裏切り者)「…まあ少なくとも誰かが騙るとは思っていた。」

 

涼宮(占い師)「言っとくけど、あたしが本物だからね?」

 

黄瀬(市民)「他に自分が占い師だって人は…」

 

………。

 

青峰(騎士)「…いないな。」

 

高坂(市民)「2人だけってことは、少なくともどちらかが本物だよね…」

 

南(市民)「でもこれだけじゃ、手掛かりが少ないよ…」

 

笛吹(市民)「とりあえずこの2人は残したほうがいいだろう。万一追放したら厄介なことになる。」

 

 

天の声「時間となりました。これより一切の話し合いや誘導を禁じます。」

 

天の声「各プレイヤー、追放したい人物を一人選択してください。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「それでは、全員の投票結果を一斉に開けます!」

 

①野原 ⇒ 青峰

②南 ⇒ 野原

③黄瀬 ⇒ 青峰

④吉備津 ⇒ 高坂

⑤青峰 ⇒ 吉備津

⑥高坂 ⇒ 青峰

⑦涼宮 ⇒ キョン

⑧キョン ⇒ 涼宮

⑨笛吹 ⇒ 青峰

 

天の声「この結果、1日目の朝に追放されるのは、青峰さんに決定しました!」

 

青峰(騎士)「ちょっと待て!?黄瀬本当に俺に入れてるのかよ!?」

 

―――プシュー

青峰(騎士)「うおっ!?」

 

 

黄瀬(市民)「(俺は票を散らしただけっすからね…)」

 

涼宮(占い師)「あの追放のスピード速すぎるわよ…」

 

野原(人狼)「今回も相変わらずだゾ…」

 

①野原(人狼)

②南(市民)

③黄瀬(市民)

④吉備津(人狼)

⑤青峰(騎士) ⇒ 1日目朝・追放

⑥高坂(霊媒師)

⑦涼宮(占い師)

⑧キョン(裏切り者)

⑨笛吹(市民)

 

1日目の朝に追放されたのは青峰。

早くも騎士が追放され、人狼チームが有利な展開に。

 

***************************************************************

 

≪脱落者ルーム≫

 

ゲームから脱落したプレイヤーには、脱落者ルームにて全員のキャストが明かされる。

 

青峰「なるほど、こういう事になっていたのか…」

 

青峰「ただ、あのガキ(野原)が人狼だろ?本当に務まるのか…?」

 

***************************************************************

 

≪1日目夜≫

 

ワオーン

 

天の声「恐ろしい夜がやってきました。これより各プレイヤー、夜のアクションを決定してください。」

 

天の声「人狼は、この夜に誰を襲撃するか、相談して1名選択してください。」

 

天の声「占い師は、誰か1名を占い、その人物が人狼であるか否か、知ることが出来ます。」

 

天の声「騎士は、この夜に誰を人狼の襲撃から守るか、1名選択してください。」

 

天の声「霊媒師は、朝の会議で追放された人物が人狼であるか否か、知ることが出来ます。」

 

天の声「残りの市民と裏切り者は、人狼だと思う人物を各自1名選択してください。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「さあ、今夜人狼の犠牲者となる人物が決定しました。」

 

天の声「…その人物は!?」

 

Who is the target tonight…?

 

 

 

 

???「きゃあああああああああああ!?」

 

 

 

 

コケコッコー

 

南(市民)「ホノカチャンがいない……!?」

 

天の声「さあ、夜が明けました。昨晩、人狼の襲撃を受けた人物は、高坂さんでした。」

 

天の声「人狼の襲撃を受けたということは、高坂さんは人狼ではなかった、ということになります。」

 

①野原(人狼)

②南(市民)

③黄瀬(市民)

④吉備津(人狼)

⑤青峰(騎士) ⇒ 1日目朝・追放

⑥高坂(霊媒師) ⇒ 1日目夜・餌食

⑦涼宮(占い師)

⑧キョン(裏切り者)

⑨笛吹(市民)

 

1日目の夜に人狼の襲撃を受けたのは高坂。

重要な役職が2人いなくなった市民チームは、ここからどう巻き返すのか。

 

***************************************************************

 

≪脱落者ルーム≫

 

高坂「えっ、青峰君騎士だったの!?」

 

青峰「ああ、それにしても市民相当ヤバいぞ…」

 

高坂「とりあえず本物の占い師に託すしかないよね…」

 

***************************************************************

 

天の声「それでは2日目の朝、追放会議を始めてください。」

 

≪2日目朝・追放会議≫

 

南(市民)「穂乃果ちゃんいなくなっちゃった…」

 

野原(人狼)「………」

 

吉備津(人狼)「……とりあえず、先に占いの結果から聞こうか。」

 

キョン(裏切り者)「なら俺から結果を言おう…占ったのはさっき餌食になった高坂さんだった。」

 

笛吹(市民)「…ということは、言うまでもなく市民か。」

 

黄瀬(市民)「涼宮さんは?」

 

涼宮(占い師)「最悪ね…私も高坂さん占ってたわ…」

 

黄瀬(市民)「えぇー……」

 

野原(人狼)「全く手掛かりが無いゾ…」

 

南(市民)「待って?もしかしたらこの2人(涼宮・キョン)が結託してる、ってことも…」

 

涼宮(占い師)「あー…そう取っちゃう?」

 

キョン(裏切り者)「まあいくらでも深読みすればそう取る人も出るだろうな…」

 

笛吹(市民)「それだと、初日に本当の占い師が出てきてるはずじゃないか?」

 

黄瀬(市民)「そうっすね…初日に他に手を挙げなかったから多分ありえないと思うっスけど…」

 

笛吹(市民)「だったら、もう一度占い師は自分だ、という人は挙手してくれないか?」

 

涼宮(占い師)「…。」スッ

 

キョン(裏切り者)「…。」スッ

 

………。

 

吉備津(人狼)「やはりこの2人だけか…」

 

黄瀬(市民)「そうなると、どっちかが本物で間違いないっすね…」

 

涼宮(占い師)「何度も言うけど、あたしが本物の占い師だからね?」

 

南(市民)「ということは、もう1人が人狼…?」

 

笛吹(市民)「いや、裏切り者の可能性もある。」

 

吉備津(人狼)「そうなると、人狼が潜伏している可能性も…」

 

黄瀬(市民)「もし青峰っちが市民だったら、人狼が2人とも潜伏してるということになるっすね…」

 

笛吹(市民)「ちょっと待ってくれ、霊媒師はいないのか?」

 

野原(人狼)「そういえば全然名乗り出てないゾ?」

 

南(市民)「誰も名乗り出ないってことは、もういなくなったとか…?」

 

キョン(裏切り者)「うーん、その可能性もありそうだが…」

 

笛吹(市民)「もしくはリスクを恐れて名乗り出ないパターンもあるな…」

 

南(市民)「しんのすけ君はわかる…?」

 

野原(人狼)「全然分からないゾ…」

 

 

天の声「時間となりました。これより一切の話し合いや誘導を禁じます。」

 

天の声「各プレイヤー、追放したい人物を一人選択してください。」

 

黄瀬(市民)「全然話が進まなかったっすね…」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「それでは、全員の投票結果を一斉に開けます!」

 

①野原 ⇒ 笛吹

②南 ⇒ 涼宮

③黄瀬 ⇒ 野原

④吉備津 ⇒ 黄瀬

⑦涼宮 ⇒ キョン

⑧キョン ⇒ 涼宮

⑨笛吹 ⇒ 吉備津

 

涼宮(占い師)「…え!?」

 

キョン(裏切り者)「え?」

 

天の声「この結果、2日目の朝に追放されるのは、涼宮さんに決定しました!」

 

涼宮(占い師)「えっ、ちょっと待ちなさいよ!?本当に占い出来なくなるわよ!?」

 

―――プシュー

涼宮(占い師)「…きゃあああああああああ!?」

 

 

南(市民)「(待って、占い師以外で涼宮さんに入れたの私だけ…?)」

 

①野原(人狼)

②南(市民)

③黄瀬(市民)

④吉備津(人狼)

⑤青峰(騎士) ⇒ 1日目朝・追放

⑥高坂(霊媒師) ⇒ 1日目夜・餌食

⑦涼宮(占い師) ⇒ 2日目朝・追放

⑧キョン(裏切り者)

⑨笛吹(市民)

 

2日目の朝、追放されたのは本物の占い師の涼宮。

役職持ちがいなくなり、俄然人狼チームが有利な展開に。

 

***************************************************************

 

≪脱落者ルーム≫

 

涼宮「あー…キョンは裏切り者のほうだったのね。」

 

高坂「ただ、役職持ちいなくなっちゃったね…」

 

青峰「それに人狼は2人とも潜伏してるから、全く手掛かりがつかめないよな…」

 

***************************************************************

 

≪2日目夜≫

 

ワオーン

 

天の声「恐ろしい夜がやってきました。これより各プレイヤー、夜のアクションを決定してください。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「さあ、今夜人狼の犠牲者となる人物が決定しました。」

 

天の声「…その人物は!?」

 

Who is the target tonight…?

 

 

 

 

???「……えっ!?」

 

 

 

 

コケコッコー

 

全員「「…ええええええ!?」」

 

天の声「さあ、夜が明けました。昨晩、人狼の襲撃を受けた人物は、キョンさんでした。」

 

天の声「人狼の襲撃を受けたということは、キョンさんは人狼ではなかった、ということになります。」

 

南(市民)「何で…!?」

 

①野原(人狼)

②南(市民)

③黄瀬(市民)

④吉備津(人狼)

⑤青峰(騎士) ⇒ 1日目朝・追放

⑥高坂(霊媒師) ⇒ 1日目夜・餌食

⑦涼宮(占い師) ⇒ 2日目朝・追放

⑧キョン(裏切り者) ⇒ 2日目夜・餌食

⑨笛吹(市民)

 

2日目の夜、餌食になったのは何と裏切り者のキョン。

これは人狼の単なるミスなのか、それとも…?

 

***************************************************************

 

≪脱落者ルーム≫

 

キョン「いやいや、これは人狼のミスだろ…」

 

涼宮「人狼がキョンが裏切り者ってことを把握出来てなかったんじゃない?」

 

高坂「ただ、次に人狼追放しないと市民負けちゃうよね…?」

 

***************************************************************

 

天の声「残りのプレイヤーは5名です。もし人狼が2名残っている場合、次に人狼を追放出来ないと、市民チームの負けが決定します。」

 

天の声「それでは3日目の朝、追放会議を始めてください。」

 

≪3日目朝・追放会議≫

 

野原(人狼)「占い師誰もいなくなったゾ…」

 

南(市民)「何でキョン君が餌食になったのかな…?」

 

吉備津(人狼)「……。」

 

笛吹(市民)「…一旦整理しようか。」

 

笛吹(市民)「占い師名乗っていた2名がいなくなったが、もし涼宮さんが人狼なら、餌食になったキョンさんは本物の占い師の可能性が高い。」

 

笛吹(市民)「逆に涼宮さんが本物だった場合、キョンさんは餌食だったから裏切り者、ということになる。」

 

黄瀬(市民)「ただ守れなかった以上、どっちにしろ騎士はもういないと見た方がいいっすね…」

 

笛吹(市民)「ところで、モモカが口数が少ないのが少し気になっていたんだが…」

 

南(市民)「そういえば役職があるって言ってましたね?」

 

吉備津(人狼)「だったら、もうカミングアウトしようか…実はアタイが霊媒師なんだ。」

FAKE COMING OUT!

 

野原(人狼)「おお…」

 

黄瀬(市民)「霊媒師居たんすね…!」

 

吉備津(人狼)「2日目に霊媒師を名乗り出なかったのは、追放された青峰さんが市民だったから、一旦様子を見たほうが良いと思ったんだ。」

 

吉備津(人狼)「そして、昨日追放された涼宮さんは人狼だった。」

 

黄瀬(市民)「ということは、キョンさんは本物の占い師……!」

 

吉備津(人狼)「因みに、2日目朝に涼宮さんに入れたのは?」

 

黄瀬(市民)「キョンさんと南さんっすね…」

 

南(市民)「わ、私は誰も入れないと思って票を入れたから…」

 

黄瀬(市民)「…ここ2人(涼宮・南)が人狼って可能性は…?」

 

南(市民)「えっ…私まで疑われちゃうの!?」

 

笛吹(市民)「いや、かなり票が割れていたから人狼同士切り捨てるとは考えにくいな。」

 

野原(人狼)「そういえば、笛吹クンもモモカちゃんに2日目に入れてたからちょっと怪しいゾ?」

 

笛吹(市民)「…口数の少なさが気になっていたからな。」

 

笛吹(市民)「ただ、もしかしたらモモカが霊媒師騙っている可能性もあるからな…」

 

吉備津(人狼)「……。」

 

 

天の声「時間となりました。これより一切の話し合いや誘導を禁じます。」

 

天の声「各プレイヤー、追放したい人物を一人選択してください。」

 

南(市民)「どうしよう…全然分からないよ……」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「それでは、全員の投票結果を一斉に開けます!」

 

①野原 ⇒ 笛吹

②南 ⇒ 黄瀬

③黄瀬 ⇒ 南

④吉備津 ⇒ 笛吹

⑨笛吹 ⇒ 吉備津

 

天の声「この結果、3日目の朝に追放されるのは、笛吹さんに決定しました!」

 

笛吹(市民)「俺か…」

 

―――プシュー

笛吹(市民)「…っ!」

 

≪人狼勝利≫

天の声「ここで、人狼チームの勝利が決定しました!おめでとうございます!」

 

黄瀬「…え?」

 

南「どういうこと…!?」

 

天の声「このゲームの人狼は野原さんと吉備津さん、裏切り者はキョンさんでした!」

 

野原「ふぅー、何とか勝ったゾ…!」

 

吉備津「博打が上手くいったな…!」

 

黄瀬「ということは涼宮さんが本物の占い師だったんすね…」

 

南「完全に騙されちゃった…」

 

①野原(人狼)

②南(市民)

③黄瀬(市民)

④吉備津(人狼)

⑤青峰(騎士) ⇒ 1日目朝・追放

⑥高坂(霊媒師) ⇒ 1日目夜・餌食

⑦涼宮(占い師) ⇒ 2日目朝・追放

⑧キョン(裏切り者) ⇒ 2日目夜・餌食

⑨笛吹(市民) ⇒ 3日目朝・追放

 

結果、序盤から優位だった人狼チームが見事勝利。

市民チームは序盤に役職持ちを全て失ったのが大きな痛手となった。

 

***************************************************************

 

≪第1ゲーム:振り返り≫

 

天の声「みなさん、今回のゲームを振り返って、いかがでしたか?」

 

南「完全に吉備津さんに騙されちゃったね…」

 

黄瀬「役職持ちが誰もいなくなってたのが痛いっすね。」

 

涼宮「ところで、何で2日目の夜に裏切り者のキョンが餌食にされたのかしら?」

 

キョン「確かに。勝ったとはいえ、当事者の俺もそこは気になった。」

 

青峰「そうだよな。残しておけばパワープレイに持ち込めたと思うが…」

 

吉備津「ああ、あれは2人とも高坂さんを占ってたから、どっちが裏切り者なのか確信が持てなくて…」

 

吉備津「だから、あえて占い師両方消して場を混乱させた方が良いんじゃないか、と思ってたんだ。」

 

野原「オラもモモカちゃんが襲撃対象を選んだときはビックリしたゾ…」

 

笛吹「なるほど、手掛かりが少ない方が市民にとっても不利になりやすいからな。」

 

キョン「その辺りもちゃんと考えていたんだな…」

 

吉備津「作戦として良いのかどうかは分からないけど、騎士も霊媒師も既に追放されていたのが幸いだ。」

 

高坂「私が本物の霊媒師だったけど、何も活躍できなかったのは悔しいなー」

 

涼宮「ただ、占い師のあたしが2日目に追放されたでしょ?あれが無かったら形勢逆転できてたかもしれないのよ…!」

 

南「ごめんね、私が2日目に涼宮さんに入れちゃったのが…」

 

高坂「ことりちゃん、次頑張れば大丈夫だよ!」

 

***************************************************************

 

≪第2ゲーム≫

 

天の声「それでは、第2ゲームの各プレイヤーのキャストを、これからランダムで決めさせていただきます。」

 

※キャストは市民×3名、占い師×1名、騎士×1名、霊媒師×1名、裏切り者×1名、人狼×2名。

※第2ゲームではキャスト非公開です。皆様も誰がどのキャストか推理してみてください。

 

天の声「まず、野原しんのすけさんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

野原「…ほうほう。」

 

 

天の声「南ことりさんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

南「…はい。」

 

 

天の声「黄瀬涼太さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

黄瀬「よし…」

 

 

天の声「吉備津百香さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

吉備津「……。」

 

 

天の声「青峰大輝さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

青峰「そう来るか…。」

 

 

天の声「高坂穂乃果さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

高坂「…うん。」

 

 

天の声「涼宮ハルヒさんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

涼宮「…分かったわ。」

 

 

天の声「キョンさんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

キョン「……。」

 

 

天の声「最後に、笛吹和義さんのキャストは、こちらです。」

 

≪あなたのキャストは「???」です。≫

 

笛吹「……。」

 

***************************************************************

 

天の声「さて、1日目の朝、追放会議の時間です。人狼だと疑わしい人物を話し合いで1名決定し、多数決で追放してください。」

 

天の声「それでは追放会議、スタート!」

 

≪1日目朝・追放会議≫

 

キョン「さて、どうするか…」

 

南「そうですね…」

 

黄瀬「まず、全体見渡して気になったのはキョンさんっすね…」

 

キョン「ああ、俺か。」

 

野原「確かにキョン君と、それから笛吹クンも、何も言葉を発してなかったゾ。」

 

吉備津「…よく見てるんだな。」

 

キョン「…言っておくが、俺は純粋な市民で、役職も何もない。」

 

笛吹「…俺は役職があると言っておこう。」

 

南「涼宮さんは?」

 

涼宮「逆にあたしは青峰君が気になったのよね…」

 

青峰「…俺?」

 

涼宮「『そう来るか』って言ってたのがちょっと意味深だったわ。」

 

青峰「だったら早いけど、カミングアウトすっか…」

 

涼宮「…えっ?」

 

青峰「…俺が占い師だ。」

COMING OUT!!

 

高坂「待って!占い師は私!」

COMING OUT!!

 

黄瀬「…えっ?」

 

青峰「また厄介なことになったな…」

 

高坂「でも私が本当に占い師だから…!」

 

笛吹「でも高坂さん、反射的にすぐに名乗り出てたから本物の可能性は高いな…」

 

涼宮「でも今は、この2人以外で投票したほうが良いわね…」

 

黄瀬「さっきは占い師が2人ともいなくなったっすからね…」

 

 

天の声「時間となりました。これより一切の話し合いや誘導を禁じます。」

 

天の声「各プレイヤー、追放したい人物を一人選択してください。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「それでは、全員の投票結果を一斉に開けます!」

 

①野原 ⇒ 笛吹

②南 ⇒ 黄瀬

③黄瀬 ⇒ 涼宮

④吉備津 ⇒ 涼宮

⑤青峰 ⇒ 高坂

⑥高坂 ⇒ 青峰

⑦涼宮 ⇒ 野原

⑧キョン ⇒ 黄瀬

⑨笛吹 ⇒ 黄瀬

 

天の声「この結果、1日目の朝に追放されるのは、黄瀬さんに決定しました!」

 

黄瀬「えっ……俺っすか……!?」

 

―――プシュー

黄瀬「…っ!」

 

 

青峰「あの装置速すぎんだろ…」

 

高坂「……。」

 

①野原

②南

③黄瀬 ⇒ 1日目朝・追放

④吉備津

⑤青峰:占い師C.O.

⑥高坂:占い師C.O.

⑦涼宮

⑧キョン

⑨笛吹

 

1日目の朝に追放されたのは黄瀬。

果たして彼は人狼だったのか…?

 

***************************************************************

 

≪1日目夜≫

 

ワオーン

 

天の声「恐ろしい夜がやってきました。これより各プレイヤー、夜のアクションを決定してください。」

 

天の声「人狼は、この夜に誰を襲撃するか、相談して1名選択してください。」

 

天の声「占い師は、誰か1名を占い、その人物が人狼であるか否か、知ることが出来ます。」

 

天の声「騎士は、この夜に誰を人狼の襲撃から守るか、1名選択してください。」

 

天の声「霊媒師は、朝の会議で追放された人物が人狼であるか否か、知ることが出来ます。」

 

天の声「残りの市民と裏切り者は、人狼だと思う人物を各自1名選択してください。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「さあ、今夜人狼の犠牲者となる人物が決定しました。」

 

天の声「…その人物は!?」

 

Who is the target tonight…?

 

 

 

 

???「……ええっ!?」

 

 

 

 

コケコッコー

 

笛吹「モモカか……!?」

 

涼宮「吉備津さんね…」

 

天の声「さあ、夜が明けました。昨晩、人狼の襲撃を受けた人物は、吉備津さんでした。」

 

天の声「人狼の襲撃を受けたということは、吉備津さんは人狼ではなかった、ということになります。」

 

①野原

②南

③黄瀬 ⇒ 1日目朝・追放

④吉備津 ⇒ 1日目夜・餌食

⑤青峰:占い師C.O.

⑥高坂:占い師C.O.

⑦涼宮

⑧キョン

⑨笛吹

 

1日目の夜、人狼に襲撃されたのは吉備津。

ゲームはここからどう展開していくのか…?

 

***************************************************************

 

天の声「それでは2日目の朝、追放会議を始めてください。」

 

≪2日目朝・追放会議≫

 

高坂「早速占いの結果を言うね…」

 

高坂「私、ことりちゃんを味方にしようと思って占ったんだけど…人狼ですって出たの…」

 

南「えっ…!?」

 

キョン「なるほど、一つ動いたか…」

 

野原「…青峰クンは?」

 

青峰「俺は笛吹さんを占って…人狼と出た。」

 

笛吹「…!?」

 

涼宮「2人とも人狼判定出したわね…」

 

野原「これじゃ全然分からないゾ…!?」

 

笛吹「待ってくれ…カミングアウトしてもいいか?」

 

笛吹「実は、俺が霊媒師なんだ。」

COMING OUT!

 

高坂「えっ…」

 

笛吹「因みに、初日に追放された黄瀬君は市民だった。つまり人狼はまだ2名いることになる。」

 

キョン「おいおい、どっちを信じたらいいんだ…?」

 

南「わ、私は役職も何もないただの市民だから…!」

 

涼宮「ちょっと待って、あたしもカミングアウトしていいかしら?」

 

野原「まさか…」

 

涼宮「実は…あたしが本当の霊媒師よ!」

COMING OUT!

 

キョン「霊媒師も2人かよ…!?」

 

涼宮「黄瀬君の結果は同じで市民だったわ。ただ、裏切り者の可能性もあるわね。」

 

涼宮「おそらく、次に追放された人次第で、本当のことがわかるわ!」

 

キョン「信じて大丈夫なのか…?」

 

 

天の声「時間となりました。これより一切の話し合いや誘導を禁じます。」

 

天の声「各プレイヤー、追放したい人物を一人選択してください。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「それでは、全員の投票結果を一斉に開けます!」

 

①野原 ⇒ 南

②南 ⇒ 高坂

⑤青峰 ⇒ 笛吹

⑥高坂 ⇒ 南

⑦涼宮 ⇒ 笛吹

⑧キョン ⇒ 涼宮

⑨笛吹 ⇒ 涼宮

 

天の声「南さん、涼宮さん、笛吹さんが2票で並んだため、1分間の再追放会議を設けます!」

 

≪再追放会議≫

 

野原「2票が3人だゾ…」

 

青峰「これまた厄介だな…」

 

キョン「時間が無いから、1人ずつ簡潔に弁明してもらえるか?」

 

南「私はさっきも言ったけど、役職無しの市民だから追放しないでほしいの…!」

 

高坂「笛吹さんは?」

 

笛吹「俺は青峰君に人狼判定されているが、本当の霊媒師だ。」

 

笛吹「俺は涼宮さんに入れたが、理由は青峰君と涼宮さんが結託している可能性が有るからだ。」

 

キョン「じゃあ最後にハルヒ…」

 

涼宮「疑われたのは仕方ないけど、笛吹さんが嘘のカミングアウトしたから、本物のあたしもカミングアウトしたわ…」

 

涼宮「あたしは笛吹さんが人狼か裏切り者だと確信してるから…!」

 

野原「……。」

 

 

天の声「時間となりました。これより一切の話し合いや誘導を禁じます。」

 

天の声「各プレイヤー、追放したい人物を一人選択してください。ただし、投票先は先程最多得票数だった南さん、涼宮さん、笛吹さんとなります。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「それでは、全員の投票結果を一斉に開けます!」

 

①野原 ⇒ 南

②南 ⇒ 笛吹

⑤青峰 ⇒ 笛吹

⑥高坂 ⇒ 南

⑦涼宮 ⇒ 笛吹

⑧キョン ⇒ 南

⑨笛吹 ⇒ 南

 

南「あっ、私だ…」

 

天の声「涼宮さん0票、笛吹さん3票、南さん4票。この結果、2日目の朝に追放されるのは、南さんに決定しました!」

 

南「何で?…私じゃないよ…?」

 

―――プシュー

南「きゃあああぁぁぁぁっ!」

 

 

笛吹「……。」

 

涼宮「……。」

 

①野原

②南 ⇒ 2日目朝・追放

③黄瀬 ⇒ 1日目朝・追放

④吉備津 ⇒ 1日目夜・餌食

⑤青峰:占い師C.O.

⑥高坂:占い師C.O.

⑦涼宮:霊媒師C.O.

⑧キョン

⑨笛吹:霊媒師C.O.

 

再投票の結果、2日目の朝に追放されたのは南。

果たして彼女は本当に人狼だったのか…?

 

***************************************************************

 

≪2日目夜≫

 

ワオーン

 

天の声「恐ろしい夜がやってきました。これより各プレイヤー、夜のアクションを決定してください。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「さあ、今夜人狼の犠牲者となる人物が決定しました。」

 

天の声「…その人物は!?」

 

Who is the target tonight…?

 

 

 

 

???「くっ、またか……!」

 

 

 

 

コケコッコー

 

野原「キョン君だゾ…」

 

高坂「……。」

 

 

天の声「さあ、夜が明けました。昨晩、人狼の襲撃を受けた人物は、キョンさんでした。」

 

天の声「人狼の襲撃を受けたということは、キョンさんは人狼ではなかった、ということになります。」

 

①野原

②南 ⇒ 2日目朝・追放

③黄瀬 ⇒ 1日目朝・追放

④吉備津 ⇒ 1日目夜・餌食

⑤青峰:占い師C.O.

⑥高坂:占い師C.O.

⑦涼宮:霊媒師C.O.

⑧キョン ⇒ 2日目夜・餌食

⑨笛吹:霊媒師C.O.

 

2日目の夜、人狼の餌食となったのはキョン。

占い師と霊媒師が2人ずつ名乗り出ている状況で、ゲームはどう動くのか。

 

***************************************************************

 

天の声「残りのプレイヤーは5名です。もし人狼が2名残っている場合、次に人狼を追放出来ないと、市民チームの負けが決定します。」

 

天の声「それでは3日目の朝、追放会議を始めてください。」

 

≪3日目朝・追放会議≫

 

野原「結果を聞く前に、オラが気になったのは2日目の再投票の結果だゾ…」

 

高坂「…再投票結果?」

 

笛吹「良い所に気付いた。俺とキョンさんは1回目で涼宮さんに入れたけど、再投票で南さんに投票先を変えていたんだ。」

 

涼宮「…何で?」

 

笛吹「少なくとも俺は、先に人狼判定出ている南さんを追放した方がいいと判断したんだ…」

 

笛吹「逆に南さんは1回目で高坂さんに入れたけど、再投票で俺に入れている。おそらく同じような理由だろう。」

 

青峰「よく覚えてるな…」

 

野原「じゃ、とりあえず4人の結果を聞くゾ…」

 

青峰「まずは俺からだな。涼宮さんを占ったが、市民だった。」

 

高坂「私も涼宮さん占ったけど、人狼って出たよ…!」

 

涼宮「……。」

 

青峰「…あとは霊媒師の2人だ。」

 

涼宮「あたしは南さんの結果を見たけど、市民だったわ。」

 

涼宮「つまり、青峰君の占いを信じるとして、まず1人目の人狼は笛吹さんね。」

 

笛吹「……。」

 

涼宮「初日の黄瀬君は市民だったから、まだ人狼は2人いることになるわ。」

 

涼宮「そうなると、南さんを人狼と占った高坂さんは人狼か裏切り者…ということになるわね。」

 

高坂「……。」

 

涼宮「仮に高坂さんが裏切り者なら、まだ占われてないしんのすけ君が人狼という可能性もあるわ。でもまずは笛吹さんを追放することが優先ね。」

 

野原「笛吹クンは…?」

 

笛吹「2日目に追放された南さんは人狼判定だったから、南さんを市民と騙った涼宮さんが人狼で、青峰君が裏切り者ということになる。」

 

笛吹「もう一つ俺は、南さんと涼宮さんがここまで1回も戦ってないのも気になった。」

 

笛吹「…ということで、俺が青峰君に人狼判定されている以上、俺は高坂さんの占いを信じることにしよう。」

 

野原「ほうほう…」

 

青峰「お前に全てが掛かってるんだ…」

 

高坂「しんのすけ君、お願い…!」

 

 

天の声「時間となりました。これより一切の話し合いや誘導を禁じます。」

 

天の声「各プレイヤー、追放したい人物を一人選択してください。」

 

―――――――――

――――――

―――

 

天の声「それでは、全員の投票結果を一斉に開けます!」

 

①野原 ⇒ 涼宮

⑤青峰 ⇒ 笛吹

⑥高坂 ⇒ 涼宮

⑦涼宮 ⇒ 笛吹

⑨笛吹 ⇒ 涼宮

 

天の声「この結果、3日目の朝に追放されるのは、涼宮さんに決定しました!」

 

涼宮「…本当に後悔するわよ?」

 

―――プシュー

涼宮「きゃあっ!?」

 

 

野原「……。」

 

天の声「果たして決着はついたのか!?それとも夜になって、ゲームはまだ続くのか!?」

 

青峰「……。」

 

高坂「……。」

 

笛吹「……。」

 

≪市民勝利≫

天の声「ここで、市民チームの勝利が決定しました!おめでとうございます!」

 

高坂「良かったー!」

 

笛吹「OK、良く信じてくれた。」

 

青峰「こっちはあと少しだったけどな…」

 

野原「でもどっちも筋が通ってたから本当に分からなかったゾ…」

 

①野原:市民

②南:人狼 ⇒ 2日目朝・追放

③黄瀬:市民 ⇒ 1日目朝・追放

④吉備津:騎士 ⇒ 1日目夜・餌食

⑤青峰:裏切り者

⑥高坂:占い師

⑦涼宮:人狼 ⇒ 3日目朝・追放

⑧キョン:市民 ⇒ 2日目夜・餌食

⑨笛吹:霊媒師

 

全プレイヤーのキャストはご覧の通り。

あなたは誰がどのキャストかわかりましたか?

 

***************************************************************

 

≪第2ゲーム:振り返り≫

 

天の声「みなさん、今回のゲームを振り返って、いかがでしたか?」

 

涼宮「いやホント、笛吹さん追放出来たらこっちのものだったのよね…!」

 

高坂「確かに涼宮さん、凄く嘘付くの上手だったよね…」

 

キョン「そうだよな。ハルヒも結構慣れてる感じだったな…」

 

南「私も人狼側だったけど、凄くハラハラしちゃった…!」

 

吉備津「でも、しんのすけ君が涼宮さんに最後に票を入れた理由は何だったんだい?」

 

笛吹「ああ、理由を教えてくれ。」

 

野原「オラは最後の笛吹クンの『1回も戦ってない』の発言が引っ掛かって、ハルヒちゃんに入れたゾ?」

 

青峰「なるほどな、そこを決め手と取ったのか…」

 

笛吹「でも信じてくれて、本当に良かったよ。」

 

黄瀬「もし笛吹さんが追放されてたら、おそらくパワープレイに持ち込まれてヤバかったっすね…」

 

***************************************************************

 

天の声「最後に、今回人狼ゲームをプレーしてみて、皆様どうでしたか?」

 

黄瀬「2回目だったけど、今回も楽しかったっすね。」

 

吉備津「アタイも凄く楽しかったよ!」

 

笛吹「まあ2ゲームとも、本当に白熱した勝負だったな。」

 

涼宮「あたしもまたリベンジの機会があったら人狼やりたいわね。」

 

野原「でもオラ、今回初めて人狼側も経験したし、本当に心臓に悪いゾ…」

 

高坂「」グズッ…

 

キョン「おや…様子がおかしいが…?」

 

南「…ホノカチャン泣いてるの!?」

 

高坂「私、本当はことりちゃんが人狼って分かった時正直すごくつらくて…!」

 

南「いや、本当は人狼じゃないから大丈夫だよ!」

 

高坂「ことりちゃん…!」

 

青峰「おいおい、ゲームの中だけの話だろ…」

 

― END ―


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