東方鉄道録‐幻想の地に汽笛は鳴り響く‐   作:日本武尊

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令和初の投稿になります。これからも本作をよろしくお願いします。


第38駅 意外な発見

 

 

 

 

 その後お茶を楽しみながら話を進め、ある程度話の内容が一応紅魔館側で機関車が見つかれば所有権について話し合うという事で固まった。

 

 夕食会まで時間があったので、暇つぶしに北斗と早苗はパチュリーに連れられて紅魔館の地下にある図書館へと向かっていた。

 

 

「おぉ……」

 

 図書館に入った北斗は至る所にある本棚にギッシリと詰められた本に思わず声を漏らす。

 

 外の世界ではよく学校の図書室や図書館に入り浸ることが多かった彼からすれば、これだけの量の本を見たのは初めてだ。

 

「こんなに沢山の本を見たのは初めてです」

 

「そうですね」

 

 隣を歩く早苗も辺りを見渡している。

 

「読みたい本があれば、彼女達に伝えなさい」

 

 パチュリーは奥の一番大きな机の席に着くと、大きな本を手に表紙を開く。

 

 その後に、二人の元に四人の少女がやって来る。

 

「初めまして。この図書館の管理把握に努めている司書をしています小悪魔のこあと申します」

 

 少女ことこあは自己紹介しつつ頭を下げる。 

 

 背中まで伸びた赤い髪の側頭部から悪魔の羽の様な小さい羽が生えており、背中にも悪魔の羽が生えている。格好は白いシャツに赤いネクタイ、黒のベストとロングスカートと言う、OL風な格好をしている。

 

「小悪魔のここあです」

 

「……ここです」

 

 その隣にはこあと顔つきや髪の色が似て背中に悪魔の羽が生えている二人の少女が居たが、どちらともショートヘアーで、スカートの長さも短くプリーツスカートと、こちらはどちらかと言うと女子高生風な雰囲気がある。

 二人とも顔つきが瓜二つだが、見分ける為にかここあと言う小悪魔にはショートヘアーに黒いヘアピンを付けており、黒いソックスを履いている。ここと言う小悪魔は髪に何もつけておらず、黒いストッキングを穿いている。この二人は瓜二つな見た目をしているから見分ける為に違いを作っているのだろう。

 

「わたしはしょこあです~」

 

 更にその隣には、こあを小さくしたような幼女が両手を上げて小さく振るう。

 

「お探しの本がありましたら、私達に申し付けてください」

 

「分かりました」

 

 北斗はこあに本のジャンルを伝えて、いくつか持ってきてもらった。

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 所変わって外で待機している79602号機。

 

 煙突横にあるコンプレッサーからゆったりとした一定の間隔で蒸気が噴射されている中、運転室では機関助士の妖精がボイラーの水位メーターを確認しつつ時折焚口戸を開けて火室の火の状態を確認する。

 

 七瀬は煙室扉を開けて中を確認している。

 

 

「今の所問題はなさそうね」

 

「えぇ」

 

 79602号機のテンダー後ろに連結されている客車の屋根に座る幻月と夢月の姉妹は遠くにある紅魔館を眺める。

 

「さっきは少し焦ったけど、区長もやるわねぇ」

 

「私達の格下といっても、吸血鬼相手に慌てないなんて」

 

「結構肝は据わっているようね。人間にしてはね」

 

「まぁ私達を前にしても肝を据わらせているんだから、吸血鬼程度今更って感じかしら」

 

「さぁ。でもまぁ、ちょっとは見直したかな」

 

 二人は楽しそうに会話を交わして、北斗に対する評価を改める。

 

 まぁ北斗の内心を知らなければこう思っても仕方ないだろうが、まさか自分達が暴れないかを心配していたとは思わんだろう。

 

 すると二人の元に一匹の蝙蝠が飛んできて、近くに止まる。

 

 直後に蝙蝠は一瞬にしてエリスの姿へと変化する。

 

「それで、どうだったの?」

 

「魔法使いにしては大したものよ。あれだけ厳しい探知魔法を掛けられたら、こっそりと侵入は無理ね」

 

「そう」

 

「となると、何かあってからじゃないと無理ってこと、か」

 

「ふむ」

 

 まぁ三人からすれば強引に行けば良いのだが、一応北斗から騒ぎは起こして欲しくないと言われているのでとりあえず最低限の言いつけは守っている。

 

「というか、あんなに厳しく探知魔法をかけるって、余程侵入者に入られたくないのね」

 

 エリスは腕を組んで紅魔館を見る。

 

 まさかこの探知魔法が一人の魔法使いの為に掛けているとは思わないだろう。

 

「まぁ、いざとなれば強引に突破すれば良い話よ」

 

 幻月がそう言うと、夢月とエリスは笑みを浮かべる。

 

 

「うぅ……何だか寒気が」

 

 全身に刺さったナイフを抜き取ってボロボロな美鈴はなぜか悪寒に襲われるのだった。

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「それにしても、まさか外の世界の本まであるとは」

 

 北斗は驚きのあまり思わず声を漏らす。

 

 彼はダメ元で幻想郷には無いであろう本のジャンルを聞いたところ、まさかの外の世界の書物があったという。

 何でもこの図書館未だに何の本があるか把握出来ていないらしく、今でも小悪魔達によって本の整理と把握を行っている。その上今でもいつの間にか外の世界から幻想郷に流れてきた書物がこの図書館に現れるそうだ。

 

 そして持ってきてもらった書物はどれも外の世界にあったものばかりだ。主に漫画やラノベ、専門誌であるが。

 

「今でも幻想郷には忘れ去られた物が多く流れ着きますからね。これらのその一つだと思います」

 

 そういう彼女も某銀河鉄道の漫画を手にしていた。

 

「ふーむ」

 

 彼は早苗の話を聞きながら外の世界の書物を読み漁っていた。

 

「おっ、これは……」

 

 と、北斗はとある一冊の本を見つける。

 

 それは大体大きめの漫画本サイズの書物で、蒸気機関車や一部鉄道車両を写した百科本で、日本のみならず外国の車輌も写されている。

 

「懐かしい。小さい頃よく読んでいたな。しかもこれ、復刻される前のやつか。こんなものまで幻想入りするのか」

 

 北斗は懐かしそうにページを捲りながら声を漏らす。

 

「それ、蒸気機関車に関してのですか?」

 

「えぇ。これは最初に発行されたやつでして、じいちゃんの家にあったやつは復刻版でした」

 

「へぇ。そうなんですか」

 

 早苗は北斗からその本を手にして読む。

 

「昔走っていたSLの写真ばかりですね」

 

「そりゃ自分が生まれる前に発売された本ですからね」

 

「あぁ、なるほど。どうりで古さが目立って。あっ、この間見つけたC11 312号機の現役時代の写真ですね」

 

「この本は外の世界で動態保存されているSLの現役時代の写真が多くありますからね。あのC57 1号機もありますし」

 

「あっ、本当ですね」

 

「こっちはツバメのマークが特徴的なC62 2号機ですね」

 

「北斗さんのD62形もありますね。20号機じゃありませんけど……」

 

 二人は親しげに本を見てはそこに写っている蒸気機関車について語る。

 

「へぇ。蒸気機関車に関する書物があったのね」

 

 と、パチュリーが先ほどの席から移動して二人の前の席に座る。

 

「ここ最近外の世界から流れ着いた書物が多かったから、気付かなかったわね」

 

「そうなんですか?」

 

「えぇ。それに変わった書物が多くて、整理が大変よ」

 

「パチュリー様は何もしていないじゃないですか」

 

 と、こあがジトッとパチュリーを睨む。

 

「まぁともかく、外の世界から色々と書物が流れて来ているから、この図書館は未だに全容が把握しきれていないのよ」

 

「なるほど」

 

 つまり彼女も知らないような本がこの図書館に多く存在するのだ。

 

 当然それが安全なものかと言う保障は無い。

 

 

「ねぇ、一ついいかしら?」

 

「何でしょうか?」

 

 話題を一区切りにして、パチュリーが北斗に問い掛ける。

 

「さっき聞いて気になっていたけど、魔理沙とアリスの二人と知り合いなのよね」

 

「えぇ」

 

「それなら、忠告してあげるわ」

 

「忠告、ですか?」

 

 北斗は怪訝な表情を浮かべて首を傾げる。

 

「魔理沙と友人関係を作ろうと思っているのなら、やめておきなさい」

 

「それは、どういう事ですか?」

 

 真剣な表情を浮かべる彼女に、北斗は息を呑む。

 

「魔理沙は盗人だからよ。毎回毎回図書館から魔導書を盗んでいくのよ」

 

「は、はぁ」

 

「そういえば、魔理沙さんよくパチュリーさんの所から魔導書を盗っていましたね」

 

 思い出したように早苗がその事を口にする。

 

「確か『盗んだんじゃない。死ぬまで借りるだけだぜ』でしたっけ」

 

「えぇそうよ」

 

 早苗が魔理沙のモノマネをしてパチュリーが答える。

 

「一般世間じゃそれはただの盗みじゃ。この幻想郷はそこまで非常識なんですか?」

 

 北斗は思わずツッコみを入れる。

 

「さすがにそこまで非常識じゃないですよ。まぁ魔理沙さんなりの言い訳と思ってもらえれば」

 

「は、はぁ」

 

 もう少しマシな言い訳は無かったのか。

 

「その上、実力があるから毎回毎回盗られてしまうのよ」

 

「そういう場合は、罠とか仕掛けないんですか?」

 

「生半可な罠じゃ魔理沙は易々と突破できるわ。かと言って強固な罠魔法を掛けても強引に突破するのよ」

 

「はぁ」と深々とため息を付く。

 

「最初はそうでもなかったのに、まるで水を吸う土の様に次々と魔法を覚えていく。本当、人間は恐ろしいわね。一生が短い分、ありとあらゆる可能性を秘めている」

 

「……」

 

「まぁ、それだからこそ、どこまで行くのか楽しみにしているのかもしれないわね」

 

 パチュリーは悟ったような表情を浮かべる。

 

 確かに魔導書を持って行かれるのは許せない。だが、同時に魔理沙がどこまで成長するのか、興味があるのだ。

 

 かといって魔導書の盗みは許せないが(大事なのでry

 

「それで、アリスとどうやって知り合ったの? 少なくともアリスと会う機会なんて無かったでしょ」

 

「まぁ、確かに」

 

 言われてみれば、と北斗は思うのだった。

 

「あの時は魔理沙さんが魔法の森で蒸気機関車を見つけたので、その場所まで案内してもらう道中で休憩がてらアリスさんの家に立ち寄ったんです」

 

「なるほど。あんな所に蒸気機関車が。そうなると様々な場所に現れている可能性があるのかしら?」

 

「恐らく。この間も河童の里付近でも見つかりましたから」

 

「ふむ。まだまだ可能性はある、か」

 

 パチュリーは顎に手を当てる。

 

 でも見つからなかったら、レミィはまた駄々をこねるわね。

 

 今後起きるであろう光景にパチュリーはため息を付く。

 

 でもあのレミィが駄々をこねるのは、滑稽な光景だからわざと見つけないのもありかも。

 

 

「ん?」

 

 ふと、パチュリーは声を上げる。

 

「ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど」

 

「はい?」

 

「あなた、魔理沙に案内されて魔法の森に向かったのよね」

 

「えぇ」

 

「普通に森の中を歩いたの?」

 

「はい。そうですけど?」

 

「……」

 

 するとパチュリーは静かに唸り、額に手を置く。

 

「確か普通の人間が魔法の森に入ったら、命に関わるはずだけど」

 

「そうなんですか?」

 

「えぇ。って、あの二人なんでそんな事を伝えなかったのよ」

 

「これだから……ブツブツ」と呆れたように呟く。

 

「そ、そうなんですか!?」

 

 すると早苗が驚いた表情を浮かべてパチュリーに声を掛ける。

 

「あそこは様々なキノコが生えるのよ。当然中には毒キノコだってあるから、その毒キノコから出る胞子が生き物の体を蝕むのよ」

 

「……」

 

「幻覚や幻聴から始まり、身体異常が起きて、最悪その場で命を落とす事になるわ」

 

「……」

 

 すると早苗の表情が青ざめる。

 

「でも、魔理沙さんやアリスさんは何とも」

 

「あれでも二人は魔法使いよ。魔法の森の環境は私達魔法使いにとっては快適な所なのよ」

 

「そうなんですか。でも、俺は何とも無かったですよ」

 

「それが疑問なのよね」

 

「うーん」と彼女は静かに唸る。

 

「ただ身体が丈夫なだけで済むようなものじゃないのに」

 

「でも、身体が丈夫なのは確かですよ」

 

「だから、そういう問題じゃないのよ」

 

「これでも外の世界だと、インフルエンザって言うウイルスによる病気が流行して自分の居たクラス全員が休んで学級閉鎖になりましたけど、俺だけ平気でしたよ」

 

「……」

 

「中学の時は集団食中毒があって、学級どころか学年閉鎖に追い込まれた時がありましたね。まぁ俺はなぜか何ともありませんでしたが」

 

「……」

 

 北斗の口から発せられた衝撃的な事実に二人は呆然となる。

 

「ゴメン。前言撤回するわ」

 

 パチュリーは北斗を哀れむ目で見る。

 

 何だかここまで頑丈だと大丈夫な気がしてきた。

 

「と、とても頑丈なんですね」

 

「えぇ。まぁこれで疫病神扱いされたんですがね」

 

 と、北斗は最後だけ小さく呟くのだった。

 

 そして早苗は余計な一言を言って後悔するのだった。

 

 

「ん?」

 

 ふと、彼が向けた視線の先を見た時、思わず声を漏らす。

 

 こあ達によって持って来てもらった外の世界の書物の中に、ある物があった。

 

 北斗は器用に重ねられた本を退かしてそれを手にする。

 

「どうしたんですか?」

 

「いや、これは」

 

 早苗が声を掛け、北斗は手にしたそれを見る。

 

 それは書物と言うより、書類を纏めたファイルのような物であった。

 

 ただかなり時間が経過しているのか、外観は結構痛んでおり、ファイル名も擦れて読めない。

 

「あぁそれね。最近よくその類の書物が出てくるのよ。まぁ書物と言えるものなのかは分からないけど」

 

 パチュリーは少し前から小悪魔達が見つけたそれを思い出す。

 

「特に興味が無かったから、中身は確認していないけど」

 

「そうですか。でしたら、これと同じ感じの物を持ってきていいですか」

 

「分かりました」

 

 北斗はこあ達にそう頼むと、彼女達はすぐに行動を起こす。

 

 その間に彼は表紙を開けて中を確認する。

 

「……あれ?」

 

 ふと、書いてある内容に、北斗は思わず声を漏らし、目を見開く。

 

「どうしました?」

 

 早苗が首を傾げる中、北斗は次々とページを捲って内容を確認する。

 

「これ、蒸気機関車に関する修理内容書じゃないか!」

 

「えぇ!?」

 

 北斗が驚いたようにそう言うと、早苗も驚いて中身を確認する。

 

「本当に、そう書かれていますね。数字が細か過ぎて理解できませんが」

 

 早苗は書いてある数字があまりにも細かく書かれていたとあって、首を傾げている。

 

(細かく書いてあるな。まさかこんなものが)

 

 北斗は驚きを隠せなかった。

 

 何せ彼が手にしている書物は日本国産蒸気機関車全般に関する修理内容が図と共に書かれた書物だ。どこをどうすればいいのか、ここはどのくらいの誤差範囲があるのか等、事細かく蒸気機関車の各所の修理に関する内容と数値が書かれている。

 その上各部品の材質や大きさの寸法なども事細かく書かれていた。

 

 現在幻想機関区にはこういった書物は無くは無いが、あっても困らない代物だ。

 

 何より部品の製造の仕方や材料が書かれているのはかなり大きい。いざとなれば工場で鋳物製造を行うことができるので、予備部品を作る事が出来る。

 

 ちなみに蒸気機関車が全盛期であった時代は蒸気機関車の整備を請け負っていた工場では鋳物工場が併設されており、そこで一部のSLの部品を製造していた、らしい。

 

 

 その後こあ達が持ってきた同じような書物は先ほどの修理内容書の続きの様な内容のものに加え、それより大きな書物が全部で26冊であり、その全てがなんと日本国産蒸気機関車の各形式の設計図であった。

 

 恐らく原版と比べると大分縮小されてはいるだろうが、どれも細かく数値が書かれた正真正銘本物の設計図だった。

 

(これ外の世界で見つかると歴史的発見になるんじゃないか?)

 

 北斗はそれぞれのSLの設計図を見ながら内心呟く。

 

 蒸気機関車に関する資料は戦時中の空襲等で焼失した物が多く、今では殆どが現存していない。たまに発見されるケースはあるが。その一例はあの『58654号機』の奇跡であろう。

 だが未だ発見されず、忘れ去られてしまったものもあるだろう。恐らくこれらはその類、かもしれない。

 

(でも、こんな形で複製して設計図を残すかな?)

 

 北斗はふと疑問に思い、首を傾げる。

 

 58654号機の一件だって、設計図はマイクロフィルムに収められたのだ。こんな風に縮小して数ページの本に纏めるだろうか。

 

 それに修理内容書と比べると設計図関連の書物は何処と無く古さが余り感じられない。

 

 まるで新しく書かれたようなものだ。

 

(でもまぁ、お陰でこちらは助かるんだがな)

 

 予備の部品に関しての課題は残るが、これだけの設計図があれば、いざと言う時大いに役立つだろう。

 

 それに河童達の技術力が彼の予想以上のものであれば、機関車の大型の部品の製造だって可能かもしれない。

 

「あの、パチュリーさん。これらの書物ですが、しばらくの間借りてもいいでしょうか?」

 

 北斗は書物を置いてパチュリーに頼む。

 

 今の彼からすれば宝同然のものばかりだ。持って行きたい衝動はあったが、パチュリーの図書館にあったので彼女に持ち出しの許可を得なければならなかった。

 

「そうね。と言っても、私が持っていても無用の長物になるから、それらはあげるわ」

 

「い、良いんですか!?」

 

 まさかくれるとは思っていなかったのか、早苗が驚きの声を上げる。

 

「いや、何であなたが驚いているのよ」

 

 パチュリーは思わずツッコむ。

 

「本当に良いんですか?」

 

「言ったでしょ。私が持っていても無用の長物だって」

 

「そうですか。ありがとうございます!」

 

 北斗は深々と頭を下げる。

 

「まぁ、さっきの機関車の所有権の件については、よろしくね」

 

「は、はい」

 

 北斗は思わず返事を返してしまった。まぁただでは無い事は分かっていたが、予想していたより小さかったとあって、内心は一安心だった。

 

 

 

 しばらく図書館に篭っていた北斗達だったが、夕食会の時間になったのか咲夜が呼びに来たので、一同は食堂に向かうことにした。

 

 

 しかし、この時北斗はある違和感を覚えていた。

 

「背後から視線を感じる」と。

 

 まぁこの時彼は特に気にしなかったので、誰にも言わなかった。

 

 

 その後ろから一同を見ていた一対の瞳と色とりどりの宝石があったとも知らずに。

 

 

 




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