高町さんは甘えたい。   作:stan

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少し早いけど投稿。


ハゲとぼいん。

 

お昼を告げるチャイムが鳴る。

 私は固まった身体を解すように伸びをする。

さてと、

アルファードさんをお昼に誘おうと彼に近付き、声を掛けようとするが。

そんな私と彼の間に影が滑り込む。

 

「アルファードさん‥お昼‥御一緒しませんか?」

 

「ん?ああ‥フェイトか‥?ん。別に構わんよ‥」

 

「やった♪それじゃ行きましょ♪」

 

 

と、フェイトちゃんに先を越されてしまった。二人で食堂へと歩き出してしまう。

私は相手の居なくなった席と、そこに伸ばしかけていた手をゆっくりと下ろし、出掛かった声を呑み込んだ。

 そして、二人の出ていったドアを睨みつける。

 あんの‥おっぱいオバケ‥!絶許!絶にだ!

 フェイトちゃんは私の心友だ。

なのに‥!

ああ‥なのにだ!

事もあろうに、私の好きな人を!あの、私にはない、脂肪の凶器で誘惑するのだ!

 まあもっとも彼がそんな色香に絆されるとも考えてはいないが!

 あえて言おう!

 おっぱい‥滅びれろ!‥と。

  思えば、昔から、要注意人物だった気がする。

======================

 

今日も今日とて日課の訓練を終え、訓練室の隅で、今日の訓練成績のデータを見て、失敗点、反省点を洗い出していると。

 

「なのは‥シャッス!」

 

「あ‥フェイトちゃん!メローン!」

 

同じく訓練終わりのフェイトちゃんがシュタッと手を上げながら、声を掛けてきた。

私も人さし指をフェイトちゃんに向けて上げ、ビシッと指差すように挨拶を返す。

 彼女は私の心友だ。名前はフェイトちゃん。

入局する前からのお友だちである。歳が近いのもあり、局内では部隊は離れてしまったが、何かとお互い都合を合わせて、一緒に訓練をしていた。

 

「最近、なのは‥強くなったね?」

 

「そう?」

 

「うん‥凄く戦い難くなった‥」

 

 そりゃ、そうなるように考えて動いてるもの。

隊長の教えを実践できている気がして嬉しくなる。

 

「そっか‥うれしいな♪フェイトちゃんは今更御世辞なんて言わないよね?」

 

「うん勿論‥何か、切っ掛けがあったの?」

 

と、彼女は不思議そうに聞いてくる。

 

「うん‥ウチの隊長さんにね?訓練してもらったの♪」

 

と、私は若干誇らしげに答えてしまう。

ドヤってたかもしれない。

 

「へえ?そういえば、なのはの所の隊長さん‥有名だもんね‥?」

 

「ほえ?そうなの?」

 

「知らなかったの?!」

 

フェイトちゃんは勢い良く聞き返してくる。

 だって知らないものは知らないのだ。

確かに、模擬戦闘では一度も勝てた事は無い。

つまり、強くて有名なのかな?

でもそれなら、もっと強い人はいる気がする。

例えば、クロノ君とか‥。

私が不思議そうに見つめていると、フェイトちゃんは答えを教えてくれた。

 

「私、時々、教導隊の方に訓練にお邪魔してるんだけどね?‥そこでアルファードさんは‥とても腕の良い教導官として有名なんだ‥」

 

「例えば、Aランクの魔力キャパの教え子をAAランクの魔導師試験に合格させた‥とか‥」

 

「ほえ~‥凄いね‥」

 

魔力キャパシティと魔導師ランクはそんなに密接な関係はないが、やはり、魔導師ランクには魔力キャパシティに即したランクを受ける人が多い。

この世に魔法は数あれど、それを使いこなせるかは、魔力キャパシティに依存するからだ。

だから、魔力キャパシティの高い人は、色々な魔法を使えるし、使用魔法をデバイスに沢山組み合わせることもできる。故に、魔力キャパシティが高いということは、障害に対する、対処法の選択肢が増えるということで、キャパシティ以上のランク挑戦はやはり、難易度は比例して跳ね上がるのだ。 

 これが厄介なのは、キャパシティは訓練しても、そんなに成長が見込めないということ。

それは、天性のもので、魔法は才能。と言われる所以なのだ。

特に、AランクのキャパでAAランク合格なんて凄い事なのだ。

私は知らないうちに、凄い人に教わっていたんだな‥と思うと、自然に顔が弛んでしまう。

 何故だろう。別に自分が誉められたわけでもないのは十分わかっている。

 ただ、隊長が他の人からも認められている。ということが、なんだかくすぐったくて‥。

 

「ねえ‥?なのは?」

 

「なあに?フェイトちゃん」

 

「お願いがあるんだけど‥?」

 

「うん?私に出来る事ならなんでも言って?」

 

と、2つ返事で返したこの時の私を殴りたい。

 

「‥私も‥アルファードさんに訓練‥見て貰いたいな‥って‥」

 

 なん‥だと‥

 

「私‥魔力出力低いでしょう?だから、今のままじゃ執務官の試験が‥不安で‥」

 

なるほど‥フェイトちゃんは本気で不安がっているようで‥表情には蔭が差している。

 そんな彼女の力になりたくて‥。

でも‥何故だか、隊長を紹介したくない。という気持ちもほんの少しあって。隊長がフェイトちゃんと訓練している姿を考えると、胸がチクリと痛んで、

でも‥結局は心友が困っているのを見過ごせない。という気持ちの方が勝って。

 

「うん!わかった!お願いしてみるよ!」

 

と、気が付いたら拳を握りながら、私は答えていたのだった。

さて。隊長にどうしたらお願い聞いてもらえるかな?

 

「ありがとう!なのは!」

 

と、フェイトちゃんは嬉しそうな笑顔で私を抱き締めた。

 

 なん‥だと‥

 

そんな私の顔にナニかやらかいものが当たった。

なんだ‥これは‥?まさか‥

確認すると、フェイトちゃんの胸だった‥

私は思わず、自分の胸に手をやる。

だがその手は何も触れる事なく空を切って‥。

虚しさが込み上げる。

魔力キャパシティは天性のモノ‥

胸の大きさも天性のモノ‥

一瞬黒い感情に支配されそうになったが。

頭を振って振り払った。

 

◆◆◆

 

「よろしくお願いいたします‥」

 

と、俺は何故か金髪のツインテールのお嬢ちゃんに頭を下げられていた。しかも不景気な顔でだ。もう一度言おう。不景気な顔でだ。

お悩み相談を受けたつもりはないんだが。

いきなり金髪美少女に不景気な顔で挨拶される‥

何ぞこれ?モニタリング?

これを罰ゲームと、とるか、御褒美ととるかは人其々だろう。因みに俺は前者だ。

 

 事の始まりは、同じ部隊の高町に友達の訓練を見て上げて欲しいと頼まれた事。

まあ、喫緊の仕事も無かった事。

 というか、高町がまさかの俺の分の仕事迄やってくれていた。事務仕事そんなに得意でも無いくせにだ。‥それだけ大切な友達なんだろう。

 そこまでされたら断るわけにもいかなかった。

ああ‥なんで事務仕事が苦手な高町が俺の分の仕事をこなせるんだって?

あいつめ。副隊長や、その他の先輩隊員迄巻き込んでやがった。

わからない所は聞きながら、しかも俺にばれないように根回しも、きっちり忘れずにやりきりやがった。

 どんな行動力だよ。

‥末恐ろしいやつだ。

とまあ、流石の俺も少女にそこまでされて、断れる程、鬼畜では無い。

だから、きちんとOKしたんだぜ?

だが、その後も高町は何故か俺の背後を付いて離れなかった。

 しかも、ドヤ顔でだ。

仕方ないからチョコを握らせて、頭を撫でてやったら、上機嫌でどっか行きやがった。

 お前、チョコ欲しかっただけかよ。友達ついでかよ。

 まあ仕方ないよな。チョコ旨いし。

と、高町はそこで、世話になったであろう副隊長や先輩達に声を掛けられ、彼女達の無言のサムズアップに対して、

ドヤ顔ダブルピースで返していた。

 アイツのドヤ顔可愛いんだよな。

だからか高町は部隊内でも、人気が高い。

 

 話を戻そう。

 

「フェイト‥テスタロッサ‥ハラオウンです‥この度は‥」

 

「あー、そういう畏まったのいいから」

 

なんかガキの癖に、随分礼儀正しいのが来たな。

おしゃまというか。お前本当に高町のお友達?

気とか合うの?

 

「恐縮です‥本日は‥よろしくお願いいたします‥」

 

「あいよ‥んじゃ早速やろうか‥」

 

「っ!‥は‥「ああ、ちょっと待って」‥ぃ?」

 

「ハラオウンてことは、リンディさんとこの?」

 

「は、はい。義理の母です」

 

「そか。んじゃ一応、筋を通しておかないとな‥」

 

「‥筋?」

 

「ん。ちょっと待っててね?」

 

俺はクロノの回線に通信をかける。この回線を使うのも久しぶりだな。

 

「はい?アルファード?!」

 

「よお。クロ坊‥久しぶりだな」

 

「ちょっと待ってくれスチャ」

 

「おい‥なんでわざわざグラサンかけた?!」

 

「眩しいからだが?」

 

「お前淡々とこの野郎!」

 

「で‥どうしたんだ?ゲハード?」

 

「ジハードみたいに言うんじゃねえよ?!ちょっと格好良くて、改名考えるわ!」

 

「マジか‥センスを疑うな‥」

 

「お、ま、え!が!言いだしたんだろうが!?」

 

「それでどうしたんだ?ハゲ‥」

 

「あれ?オブラートが消え失せたぞ?」

 

「とうの昔に全日に移籍しただろ?」

 

「それオブラーイト!?」

 

「若い子がわかんねえネタ言うんじゃねえよ!お前、俺が切れたら、提督だろうと辺り構わずぶっこぬくぞ!?」

 

「お前は何を言っているんだ?‥頭のネジが何本か‥外れて‥ああすまん。既に一本も無かったな?」

 

「一本も無いのは髪の毛だから!?ネジは一本たりとも外れてねえよ!」

 

「果たしてそうだろうか‥?」

 

「だから!お前淡々とこの野郎!」

 

そんな俺達のやり取りをポカンと見つめる美少女一人。

 

ああ。やっべ。

 

「ところで、フェイトちゃんって知ってるか?」

 

「‥っ?!」

 

「フェイトに何をする気だ!?このロリハゲ野郎!!?」

 

「何をする気も何も、今俺のとこに稽古つけてくれってきてんだけど‥」

 

「なん‥だと‥」

 

「一応、筋を通そうと連絡したんだがな‥」

 

「教導‥してやって、くれるのか‥?」

 

「ん~?家族の許可無しってことで、やめようかなと‥」

 

「待ってくれ!」

 

‥まあ冗談だけど。

高町に頼まれてるしな。

ちょっとクロノを苛めたくなっただけだ。

 

「どうしよっかなー‥」

 

「頼む!フェイトを導いてやってくれ!」

 

と、ウィンドウの向こうで必死に頭を下げるクロノ君。

彼も家族なりにフェイトちゃんの事を気にかけているのがわかり、微笑ましくなる。

‥このくらいにしとくか。

 一応上官だし。

 

「あいよ、おっけ。」

 

「んじゃそういう事で‥任されました‥」

 

「あ、ありがとう!恩に切る!」

 

と、通信を切る。

 

「クロノと、お知り合いなんですね‥?」

 

「ああ‥アイツが子供の頃にちょっとだけ教導つけたんよ‥」

 

「そうなんですか‥!」

 

あらあら眼輝かしちゃって。

 

「んじゃ軽く模擬戦闘してみようか‥」

 

「はい!お願いいたします!」

 

======================

 

 

俺の前で這いつくばるフェイトを見て、考える。

 

 実力的にはかなり申し分ない。

 

 強いて言うなら、力の入りすぎ。

分かりやすくいうなら、何か焦ってる。

経験上言うなら、あまり良くない兆候。

このままじゃ、遅かれ早かれこの子は潰れる。

なんで焦ってるのか、これが解れば手っ取り早いんだけど。

 

 こういうタイプには直で聞くのはアウト。下手したら、余計に殻に閉じ籠る。

 

 ちょっと話してみようかね‥。

 

「ん~。良いね。魔法は兎も角、戦闘技術が高い」

 

先ずはレベル高い方を誉めながらジャブ。

 

「あ、ありがとうございます‥」

 

嬉しそうにお礼をいうフェイトちゃん。

 素直でたいへんよろしい。

 

「何かやってたの?」

 

「幼い頃に家庭教師に‥」

 

「‥最近の家庭教師は幅広いんだねえ‥」

 

「基礎がしっかりしてるから、大概の事はこなせるでしょう?」

 

理由と共に持ち上げながら。

 

「でも‥私‥魔力出力が弱くて‥」

 

 と、フェイトちゃんは目を不安気に揺らしながら返してきた。

 

ん。これか?

 

「そう?全然及第点だと思うけど?」

 

ちょっとだけ食い下がってみる。

 

「でも!私の友達は‥出力もキャパシティも凄くて!」

 

「そう言えば、高町と友達なんだよね?」

 

「はい!なのはは私の初めての友達で‥彼女は凄いんです!」

 

と、彼女は嬉しさと悔しさが同居したような、複雑な表情を見せる。

 

ビンゴ。

 フェイトちゃんは明らかに高町を意識して焦っている。

 友達に置いていかれたくないとかかな?

ありがちではあるが、割と誰もが陥りやすい悩みだ。

さて。どうしようかな。

こういうタイプには‥理屈はきっちり説明しつつ、少し感情論を交えながら‥。

 

「とりあえずさ。出力の弱さは‥どうしようもない。だから切り捨てよう‥」

 

「え?」

 

不安気に目を見開くフェイトちゃん

 

「無い物強請りしてても仕方ないからさ‥」

 

「フェイトちゃんの戦闘技術だけど、もうかなりのレベルだよ?そこまで上達させるには良き師と、自分の気持ちが噛み合わなきゃいけないはず。」

 

「自分の気持ち‥?」

 

「うん‥訓練楽しかったんじゃない?」

 

「‥はい‥リニス‥いえ、家庭教師なんですけど、とても良くしてくれていて‥」

 

彼女は一言一言、噛み締めるように言葉を絞り出す。まるで思い出のパズルのピースを組み合わせるように。

素直で真っ直ぐだねえ。おじさん眩しくなっちゃうよ。眩しさなら負けないけどな(キリッピカッ

 

「そっか。ならさ。それを捨てるなんてとんでもない。よね?」

 

「勿論です!」

 

「誰でも行き詰まる時はある。そんな時はさ‥1歩下がってみるのも、ひとつの手なんだよ?」

 

「一歩下がる‥?」

 

「自分が楽しかった事を伸ばしてみたり、新しい事を始めてみたり‥ね?」

 

 好きこそモノの上手なれ。

自分が楽しかった事や楽しいと思える事は伸びやすい。

そして、そんな何かが伸びた先には‥思いもよらない武器になることもある。

 

「新しい事‥」

 

フェイトちゃんは反芻するように呟く。

出来ればこの先には自分でたどり着いて欲しい。

他人に促されて始めた事より、自分で撰んで始めたモノの方が伸びやすいのは自明の理なのだから。

 

「負けたくないと思ってるヤツがいるなら、現時点で自分がそいつに勝ってる所を考えてみな‥?」

 

 これが最大限のヒントかな。

 

「私が勝ってる所‥」

 

フェイトちゃんは不安気に瞳を揺らす。

 

「あるはずさ‥何もかもを敵わないと、本気で思ってるなら、人はそもそも、負けたくないなんて思わない‥」

 

フェイトちゃんは暫し俯き、考えた後、顔を上げた。

その瞳は勝ち気に、溢れていた。

うん。良い顔出来るじゃない。

 

 

 

◆◆◆

 

私は彼の言葉を噛み締めながら俯いていた。

 私がなのはに勝っている所‥

そんなモノ‥

あるだろうか?

心の強さ。魔力の出力。キャパシティ。

魔法関連は全滅に近い。

 でも彼は言う。

敵わないと、思っているなら負けたくないという気持ちは芽ばえないと。

そうか。私‥負けたくないと思ってるんだ。

友達であるなのはの横に並び立ちたいと、思いながら、

それでも魔法の才能は残酷で‥

努力しても埋まらない、その差に落胆、絶望しつつ、魔法を嫌いになりかけていたのかもしれない。でも‥そうだよね。それを捨てるなんてとんでもないよね。

うん。これは母さんが私に遺してくれたモノなのだから。無い物強請りしてても仕方ないのだ。

それに、母さんが私に遺してくれたモノは魔法だけじゃない。

そうだ。なのはに無くて、私にあるもの。

リニスが教えてくれた戦闘技術。

例えば、なのはと私が魔法無しで戦ったなら、勝つのは私だろう。

母さんはきちんと遺してくれていた。

魔力が少なくても戦っていける武器を‥!

胸が熱い‥!

見えた。私の進む途。

 

=====================

 

「よう!精が出るねえ!」

 

「ハッハッハッ‥おはよう‥ございます!フッハッ」

早朝から走り込んでいた私はアルファードさんとスレ違い、挨拶を交わす。

 あれから私は基礎トレをメインに組み込んだ。

走り込み。体幹。私の武器である戦闘技術をより確かなモノにするために。

 魔法でなく身体能力の強化にシフトしたのだ。

 身体能力の強化は結果が見えにくく、不安になる時もあるが、

シグナムとの模擬戦闘で誉められたから、多分、結果は出ているんだと思う。

何より間違っているならアルファードさんが方向修正してくれるはずだし。

私は歩みを止めない。これからも間違いながらも一歩一歩着実にあるいていくんだ。

私は何を焦っていたんだろう。

こんな母さん曰く失敗作の私にも、今では掛け替えのない仲間がいて、家族がいて、導いてくれる人がいる。

 信じてみよう。もう少し。

この素晴らしい仲間達を‥そんな人達が愛してくれる自分を‥。

 今日だって訓練室に入れば‥ほら。私の大好きな親友と教官が今日も笑顔で、出迎えてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございました。
少女なのはさんにドヤ顔してほしいだけの人生だった―
ロリドヤ顔とか最高かよ。
次はまた来週‥と言いたいけどまた早めにでるかも(笑)

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