SCPオンライン   作:ルルー

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ちょっとだけ続きました


第一イベント アベル

 プレイヤーの皆様いかがお過ごしでしょうか。

 わが財団が発売したゲーム、SCPオンラインが発売されてから一週間がたちました。

 そろそろ皆様も、このゲームに慣れ始めた頃でしょう……そこで一週間後、第一イベントを開催しようと思います! 。

 

 記念すべき第一イベントの名は……SCP-076 アベルを収容せよ! です。

 

 イベント内容は、一週間後にトーキョーエリアにアベルが出現いたします。

 プレイヤーは、制限時間5時間の間に手段を問わずアベルを収容してください。

 

 皆様方プレイヤーの勝利条件は、

 1 SCP-076-2アベルの討伐

 2 SCP-076-1を海へと沈めること

 3 SCP-076-2アベルを合計30分足止め

 

 敗北条件は、

 1 SCP-076-2アベルがトーキョーエリア内にいる全プレイヤーの討伐

 2 時間切れ

 

 となります。

 

 

 皆様方の創意工夫!、または物量によるごり押し! 皆様方の検討を応援しています!

 

                              SCPオンライン運営財団より

 

 

【雑談】SCPオンライン雑談スレ 2番目

 

  このスレッドは今年の八月に発売されたフルダイブ型オンラインゲーム、SCPオンラインの雑談スレです。

 

 荒らし、冷やかし、音楽の歌詞などはおやめください。

 

 

 

 

 

 444名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 イベント情報来たな

 

 445名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 アベル討伐とかワロタww……ワロタ……

 

 446名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 勝利条件どっちも無理じゃねぇか!?

 

 447名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 なんでもありってことは、SCPも使っていいんだろうが、俺たちが回収したSCPで使えるものなんてねぇぞ

 

 448名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 しいて言うなら、ライターとクソトカゲとシャイガイくらいか?

 

 449名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 そうだなぁ‥‥稼働し始めたばかりだからか、あんまりSCPないしなぁ……

 

 450名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 なんとか近づいてライターでボンか、クソトカゲ

とシャイガイに何とかぶつけるかになるのか……?

 

 451名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 ……ムリゲー過ぎない?

 

 452名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 運営はクリアさせる気がないと見える

 

 453名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 トーキョーエリアの建物の中に全員隠れて5時間耐えるか?

 

 454名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 きついなぁ……

 

 455名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 いっそのこと唯一見つかってるSCP-1739でも使って世界ごと消すか?

 

 456名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 よさそうな案だけどダメみたいだぞ

 

 457名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 なぜ?

 

 458名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 運営の情報を見たら”サーバーを破壊するSCPは使用不可となります”って書いてら

 

 459名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 ならどうしろというのか……

 

 

 ~しばらく談義が続く~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 700名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 イベント情報を見てあきらめムードになっている諸君!

 

 701名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 なんだなんだ?

 

 702名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 なんだよ? なんかいい方法でも見つけたのか?

 

 703名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 フッフッフ

 

 704名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 もったいぶらないでさっさと言ってくれよ、

 

 705財団神拳伝承者 20■■/8/8

 このイベント……私が何とかしよう!

 

 706名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 !?

  

 707名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 そのID名は!?

 

 708名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 まじかよww

 

 709名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 ちょまって、巻物あったのかよ!?

 

 710財団神拳伝承者 20■■/8/8

 あったんだなぁこれが……

 

 711名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 で、討伐できそうか?

 

 712財団神拳伝承者 20■■/8/8

 やってみなくちゃわかんねぇ!

 

 713名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 まあ、そうなるか

 

 714名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 ですよね~

 

 715名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 まあ、今まで出た案よりは時間は稼げそうだな

 

 716名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 財団神拳を取り込むことになるとはな……

 

 717名前:名無しの財団職員 20■■/8/8

 まあ、あれだ……諸君、派手にいこう

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~一週間後~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トーキョーエリア、あるプレイヤー達は、スクランブル交差点の中心に集まっていた。

 本来はNPCでいっぱいのはずのこの交差点には、手に小さなライターを持った五人の隊員プレイヤーと、インカムでどこかで通信をとっている隊長プレイヤーだけが存在していた。

 

「いやーなんか変な気分だなぁ……」

 

 そのうちのライターを持った隊員Aががふと、つぶやいた。

 

「なにがだ?」

 

 そのつぶやきを、通信を終えた隊長が聞いていたようだ。

 

「あっ聞こえましたか。 いやね、本来はたくさんの人達が歩き回ってる交差点で、アベルと戦うことになるなんてなぁ……って思いましてね」

 

「そうだな、本来SCPは秘匿されるべき物のはずなんだが、仮想空間とはいえ表舞台で登場なんだからな」

 

「SCP財団が聞いたら卒倒しそうな話っすね」

 

「違いない」

 

「「はっはっは」」

 

「隊長!」

 

 笑って談笑をしていた二人に隊員Bが声をかけた。

 隊員Bは腕の時計を見ながら隊長に時間が来たことを報告した。

 

「よし、総員アベル出現位置を囲め!」

 

「「「「「了解」」」」」

 

 隊長の掛け声で、隊員たちは配置についた。

 

「SCP-403用意!」

 

 隊長を隊員たちは手に持ったライターに手をかけ、いつでも着火できるように準備をする。

 そして‥‥全プレイヤーにGMのアナウンスが鳴り響いた。

 

『時間となりました! これより第一イベントSCP-076 アベルを収容せよ! を開始いたします。 参加プレイヤーを集計‥‥完了。 プレイヤー人数百人! この百人が全滅すれば皆様方プレイヤーの敗北となります! 3、2、1 0イベントを開始します!!』

 

 運営のアナウンスが終了すると同時に、一つの棺桶が落ちてきた。

 落下した棺桶には、見たこともない文様が刻まれており、開けるために鍵穴などは見つからなかった。

 だというのに棺桶はガチャリと音を立て、ひとりでに空き始めたのだ。

 

 開いた棺桶から出てきたのは身長は二メートルほどの黒髪のやせた青年だ。

 顔には悪魔の顔のような刺青が刻まれている。

 だが、その青年……アベルが動き出す前に、隊長たちプレイヤーが動き出した。

 

「みんな、勝つぞ!!」

 

 隊長の掛け声とともに隊員たちは、その手に持ったライターを起動させた。

 3段階目に設定した六つのライターが召喚した、プラズマを伴う爆炎の破壊エネルギーがアベルへと放たれた。

 

「やったか!?」

 

「おい!? そのセリフを言うな!」

 

 隊員たちの攻撃を鼻で笑うようにアベルはいつのまにか持っていたブレードで爆炎を切り裂いた。

 

「マジかよ!?」

 

 驚く隊員たちをよそに、アベルは動き出した。

 

「ぐわ!?」

 

「A!」

 

 まず近くにいた隊員A切り殺し。

 

「もう一度ライターを……!?」

 

 もう一度ライターを起動させようとした残りの隊員達をアベルは一瞬のうちに切り伏せた。

 

「やっぱり無理だったか……だが五分は稼いだぞ! 後は頼んだ」

 

 隊長はインカムで連絡を取りながらアベルに切り伏せられた。

 

 六人のプレイヤーを倒したアベルはほかのプレイヤーを探しに行動を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、あとは任せろ!」

 

 爆炎が起こった場所から少し離れた場所で道着を着たプレイヤーがいた。

 都会の街には似合わない田舎の拳法かのような風貌であったが、その体から放たれている気迫は本物だった。

 

「我が共振パンチでアベルなんぞ粉砕してくれるわ!」

 

 後に財団神拳伝承者の異名を持つことになる、あるプレイヤーの伝説の始まりであった。




著作権者:SCP Foundation 

SCP-682 不死身の爬虫類

http://ja.scp-wiki.net/scp-682

執筆者:Dr Gears様

SCP-096 - "シャイガイ"

http://ja.scp-wiki.net/scp-096

執筆者:Dr Dan様

SCP-403 段階的過熱ライター

http://ja.scp-wiki.net/scp-403

執筆者:LitigousReport様

SCP-710-JP-J - 財団神拳

http://ja.scp-wiki.net/scp-710-jp-j

執筆者: Kwana様

SCP-076 -"アベル"

http://ja.scp-wiki.net/scp-076

執筆者:Kain Pathos Crow様

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