桃井さつきinハイキュー!!   作:睡眠人間

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始まりのとき

 テレビでしか見たことがなく、初めてやってきた市民体育館。響き渡るのはボールの音と選手の掛け声。行き交う人はユニフォームを身につけた選手、彼らを応援する保護者や地域の住民、中学生のプレーを見に来た高校生などなど。バレーをしてきた人間からすればなんてことないただの大会のワンシーン。しかし雪ヶ丘中学三年、バレーボール部主将の日向翔陽にはとても特別な世界に見えた。

 

 バレーの音色に耳を傾けてコートを見渡し、感激に目を輝かせる。すぅっと大きく息を吸って。

 

「エアーサロンパスのにおいっ……!!」

「チョット翔ちゃん、緊張しすぎじゃない?」

「お上りさんかよ」

 

 そんな日向を後ろから笑って見守るのは彼のチームメイト。といっても同学年の泉行高はバスケ部、関向幸治はサッカー部所属で、日向に引っ張られる形で試合に出場することになったバレー初心者。

 さらに後方では、早くアップをとったほうがいいのでは……? とソワソワする一年生三人組の森、川島、鈴木が不安そうな顔をしている。

 以上、六名が雪ヶ丘中学バレーボール部のメンバーだ。

 

 日向が入部した頃は部員はたった一人ぽっちという絶望的状況で、そこから根気強く仲間を探し求め(誰も入部を決意した者はいなかった)、今年は一年生三人入部という奇跡を果たし、ようやくここにやってきた。

 

 初めての大会。初めての試合。期待に胸を膨ませてしまうのは当然のこと。

 

「出るからには……勝つぞ……!」

「ええーっ! この即席素人チームで勝つつもりなの!?」

「当たり前だろ!」

「相手の北川第一ってどんなの? 強い?」

 

 何気なく関向が口にした北川第一というワードに周囲が反応を見せる。それまで気にならなかったザワつきが一気に言葉となって耳に流れ込んできた。

 

「アイツらだよ、雪ヶ丘中。いきなり優勝候補筆頭と戦うチーム」

「カワイソ……一発目で当たるとか運悪っ!」

「北川第一って二年連続で全国大会出場してんだろ? そんな奴らと試合とか……」

「象がアリンコ踏み潰すようなもんだな。王様がいるわけだし」

 

 ユウショウコウホヒットウ?

 ゾウとアリンコ?

 おれたち踏み潰されるの??

 

 さっきまでの笑顔はどこへやら。日向の顔からみるみる血の気が引いていく。見ればチームメイトも同じような表情を浮かべていた。他校が言う北川第一の評価は高く、どの学校も当たりたくないようだった。

 

「や、で、でもっ! 実際にそいつら見たら印象変わるかもだし!! まだ暗い顔するときじゃない!! ………はず!」

 

 日向はぐっと拳を握って気合を注入。どんなに怖いチームだろうと打ち抜いてみせる。そんな自信があった。そのキタガワダイイチの王様って奴がどんな奴かは知らないが、けちょんけちょんにして勝ってやる!

 ……の前に、緊張で腹痛になった。

 

 

 

 

 北川第一が会場に足を踏み入れると喧騒は静まり、重たい空気が流れ出す。彼らの往く道は自然と拓かれ、威圧感を放つ青の集団が姿を見せると、周囲の者は息を呑んでその様子を伺っていた。

 

 王者たる風格を持つ北川第一は中総体三連覇がかかっている。白鳥沢などのそれまで同等の実力だとされていた学校群から抜け出した理由には、二人の天才が大きく関係していた。

 

「あっ! アイツってアレだろ。例のヤツ。

   ───……コート上の王様、影山飛雄!」

 

 影山飛雄。飛び抜けたセンスと才能を持つ紛れもない天才。トスやサーブにおいては県内トップの実力を誇り、スパイクやブロック、レシーブなどの技術も軒並み優れている。さらには底無しの向上心かつどこまでもストイックで、努力をやめることを考えたことすらない究極のバレー馬鹿だ。

 一年前の全国大会では抜群のトス回しと強烈なサーブを披露し、宮侑といったセッターやビッグサーバーに目をつけられていたりする。

 

「───あ"あ"?」

「ヒィッ」

 

 そんな彼は、自分につけられた異名を言ったヤツらを鋭い眼光で睨みつけた。

 

「もー。ただでさえ誤解されやすいのに、自分から誤解の原因作ってどうするの」

 

 その隣で影山を宥めるのは北川第一が擁するもう一人の天才。

 

 桃井さつき。精密な観察眼と情報収集能力で選手を分析し、戦略を立てることができるマネージャー兼アナリスト。北川第一をここまで叩き上げた指導者としても全国に名が知られている。

 彼女が中学一年生の頃、全国4位に上り詰めた北川第一の取材で本人が肯定したことから広まり、また各関係者から桃井の能力を認める発言が取れたこと、その派手な容姿も相まって中学バレー界の有名人扱いである。

 

「とりあえずその人を見る時に睨みつける癖はやめなさい」

「睨んでねえよ、向こうが勝手に決めつけるんだ」

 

 いや間違いなく睨んでたじゃん。チームメイトから付けられた異名を呼ばれるの嫌いじゃん。なんて素直には言わない。

 

「あー……そうね、いつも顔しかめてるから、それがデフォになっちゃってるのね。影山くんにとってはそれが当たり前なのよね」

「で……でふぉ?」

「デフォルトの略。基本的な状態のこと。君の語彙力は相変わらず成長しないね……」

「うっせ」

 

 他校から天才だと噂されている二人は悪く言えばチームから浮いていた。中学生とは思えないオーラを纏い、百戦錬磨の顔つきをして無言で突き進むチームメイトと違い、悠々と自分家みたいな感覚でお喋りしていたらそりゃ浮く。

 

 けれど影山の殺気にも似た気迫が薄れていることにチームメイトは安堵していた。よくやった桃井。その調子で王様のご機嫌取りをしてくれ。どっちかって言うと言いくるめる感じだけど。

 

 現チームで影山と同等、あるいはそれ以上の立場にいるのは桃井しかいないので、彼らは王様の扱いを全て彼女に任せていた。

 実際それでチームは回っている。ならばいいだろう。桃井なら大丈夫だろうと思うから。

 

「影山、今日は大丈夫そうだな」

「試合中じゃないからじゃん?」

 

 金田一はコソッと囁けば国見はちろりと視線をそちらに向ける。

 

「……桃井さんのほうが生き生きしてるように見えるけど」

「そうか? 呆れてんだろ。こん前二人で白鳥沢に行ってたし、もしそこに進学するつもりなら王様の学力じゃ不安なんじゃねーの」

「ふぅん。……ま、どうでもいいや。俺らには関係ない」

「はは。だな」

 

 どうでもいいと言い切った国見に笑って同意する金田一。北川第一でも影山に次ぐ実力者ではあるが、だからといって王様に追いつこう、勝とうなんて気はさらさらない。

 関わりたくない。怒鳴られるのも面倒だから早くコートから消えて欲しい。スパイカーの存在意義を壊すトスに振り回される日々に、もう怒りすら湧く気力もない。

 

 かといって暴言には腹立つし、こうして王様の機嫌を窺っては安心する下僕となっている自分が嫌になる。

 屈折した感情と現実に舌打ちして、金田一はだるそうに口にした。

 

「あーあ、このまま王様節爆発しねーで試合が終わるといいけど」

「雪ヶ丘中は素人しかいないって言ってたから、そんな暇なくすぐ終わるでしょ」

「それもそうだな」

 

 二年前、あんなに憧れたコートが、今は目を背けたくなるほどに憂鬱だった。

 

 

 

 公式ウォームアップがそろそろ始まる。

 なのにドリンクの準備ができてない。

 そして影山の姿がない。

 

「アイツら……」

 

 桃井は試合帯同マネージャー。ゆえに試合の為のドリンク作りは二年の部員三名に、他校の試合を撮る仕事を後輩マネージャーを含む数名に任せていた。

 後者は教育が行き届いているので心配する必要は全くないのだが、問題は前者。北川第一に所属しているという何の保証にもならない自信が、彼らの不遜な態度に直結しているのは察していたが……。

 

 形の良い眉を悩ましげにひそめ、頭を抱える桃井。あとで教育しなきゃと心に誓い、申し出た。

 

「探してきます」

「ああ、頼む。あまり時間がない」

 

 監督に見送られて通路の方に向かう。給水機の設置された場所に向かうとすぐに例の二年生と遭遇した。……なぜ走っているのかわからなかったが、その奥に影山の後ろ姿を発見し、なるほどとため息を吐く。

 ドリンク作りが遅かったこと。もしくは対戦相手の悪口を言っていたこと。大方どちらもやらかして影山に叱られでもしたのだろう。

 

「も、桃井さん……。あの、違うんです、俺たち……」

「……選手が待ってる。任された仕事はちゃんとやりなさい。……行って」

「ハイッ! すいません!」

 

 思ったよりも冷たい声音が唇からこぼれ落ち、萎縮した彼らはドリンクを抱えて走り去る。その様子にどんどん虚しさが募っていく。

 

 チームの気が緩んでいるのは間違いない。監督やコーチ、桃井に指導されたときはちゃんと直そうと試みるし、そういう時は張り詰めた緊張感を身に包んで厳しい練習に取り組む彼らの姿があった。

 だが三年を中心に出来上がった空気は優勝を掲げたチームが醸し出すものではなく、それが下級生にも影響しているようだった。

 

 及川たちの世代……打倒ウシワカを目標に全員の心が一つになったチームを体感したから、余計に今の世代との落差に息が苦しくなる。

 

 春季大会では満足な結果を出せずに中総体での初戦出場という形になり、みんな気を引き締め直したと思ったのだが、それも数ヶ月と続かなかった。その間に影山の王様っぷりが加速し、誰にも止められない雰囲気が出来上がってしまった。

 

 少しの間ぼんやりして、いけないいけないと頭を振る。時間がないのだ。影山を呼ばなければ。

 

「笑顔、笑顔………」

 

 暗示をかけると、にこっと口角が上がる。

 よし。いつも通り。平常を保つことで冷静さを失わず、感情をコントロールするよう努める。こうでもしないと嫌な言葉が口をついて出てきてしまいそうで、懸命に飲み込もうと必死だった。

 

 そのままの状態をキープして影山に声をかけようとして、思い留まった。背の高い影山の後ろ姿からわずかに覗く黄緑色のユニフォーム。誰かと話しているらしい。

 思わず柱に身を潜める。すると通路を挟んだ反対側に雪ヶ丘中の選手である泉も隠れており、桃井が小さく会釈をすると、赤らんだ頰を掻いて同じような仕草を返した。

 どうやら彼も自分と一緒らしいと勘付いたところで、刺々しい低音が耳に流れてくる。

 

「体調管理もできてない奴が偉そうな事言うな。だからナメられるんだろ」

「なんだとぅォ……」

「一体何しにしにココへ来たんだ? 思い出づくりとかか?」

 

 泉に向かって「ごめん……」と手を合わせると「気にしないで!」と優しげに手を振ってくれる。なんていい人なんだろう。それと違ってあのおばかは……と桃井が止めるべきか悩んでいると。

 

「勝ちに来たに決まってる!」

 

 男子にしてはあどけなく高音の、決意に満ちた声がした。

 

 彼の答えは試合に勝つこと。単純明快、シンプルで疑いようもない真理。ただ彼の……日向の言葉はエネルギーに満ちていた。なんというか、太陽のような、光のような。そんな感じ。底知れぬ活力で溢れたそれに、桃井は静かに耳を傾ける。

 

「……随分簡単に言うじゃねーか。バレーボールに重要なものが身長だってわかってて言ってんのか?」

「確かにおれはデカくないけど……でも、おれはとべる! 負けが決まっている勝負なんかない。諦めさえしなきゃ───」

「諦めないって口で言う程簡単な事じゃねぇよ」

 

 影山は忌々しげに吐き捨てる。

 金田一も国見も他の連中もみんな『諦めない』を諦めていった。俺のトスについていこうとしない。俺の要求する速さに食らいつこうとしない。

 天才だからとレッテルを貼り、才能があるからと勝手に線を引いて、積み重ねた努力も何もかもを、その一言で片付けていった。

 凡人に出来るわけがないとやり出す前に諦めやがる。

 

 俺は天才でもなんでもない。俺の周りで唯一『諦めない』を諦めない奴に、勝てたことは一度もないからだ。ソイツは正真正銘の努力家で、もう何年も前から俺の遙か先をずっと往く。

 そのことに()()()()()()からは、ただただ追いつきたかった。追い抜いてやりたかった。

 俺のトスで試合に勝てると証明し、お前に勝ちたかった。

 

 なのに、なのに───。

 

「体格差も実力差も、気力だけで埋められるモンじゃない。試合でわかるだろうよ」

「………。……やっと……やっとちゃんとコートで……六人でバレーができるんだ。……一回戦も、二回戦も。勝って、勝って、いっぱい試合するんだ。おれたちのチームは!」

 

 たまたま視界に入ったテレビにたまたま映っていた春高バレーの中継。烏野高校の小さな巨人がコートを駆け回る姿は、普通の少年をバレーの世界に引き込むには十分すぎるほどの魅力があった。

 あれから約三年と三ヶ月。その期間に蓄積されたのは、未体験の勝利を味わいたいという渇望。ついに掴んだそのチャンスを逃すわけにはいかない。

 

 腹痛でトイレにこもっていたのは本当にコイツだっただろうかという気配を放つ日向。揺るぎない瞳が睨みつけるように影山を見上げている。

 

 ……ああ、コイツは。

 

「……一回戦も、二回戦も。決勝も。全国も……! 勝ってコートに立つのはこの俺だ」

 

 バサリとジャージの裾を翻した影山は真正面から日向を見下ろし、そう宣言した。燃えたぎる苛烈な視線が一瞬も緩むことなく交錯する。鋭い目つき、キッと吊り上げられた眉。完全に互いを死んでも倒さなくてはならない敵と認識した二人の前哨戦に、終わりを告げるのは可憐な女の子の声だった。

 

「その為にもまず、早く向こうに戻ろっか。監督が痺れ切らしてたよ?」

 

 影山の背中から突然現れた美少女に日向は動揺しまくった。さっきまで生意気で失礼な北川第一の二年生ズ、顔が怖い影山と対峙していたのだ。直後に前振りもなく可愛い系美人(しかもおっぱい大きい)が現れたらどうなるか。

 

 返事は短く「ああ」のみを口にして去っていく影山を少し見つめた後、桃井は日向のほうに向き直り頭を下げた。

 

「ごめんなさい。失礼なこと言われたでしょう。アイツにもドリンク作りの後輩たちにも、後できっちり叱っておくから」

 

 「ぅええ」とか「あっそっあっえっ」とか奇声を上げる日向は観察されていることに気づかない。好都合に思いながら目を細めて頭のてっぺんから爪先までさっと視線を滑らせた。

 

 バレー選手にしては小柄なタイプだ。背丈は桃井とそう変わらないだろう。太陽のように燃え上がったオレンジ色の髪からくりくりした瞳が覗き、ボッと朱に染まった顔立ちは幼気に映る。

 威厳とかオーラとかは全く感じられないし、失礼を承知で申し上げれば知性もそんなに感じられない。普段は精悍な顔立ちの幼馴染や顔の死んだチームメイトに囲まれているからか、年相応の元気小僧といった印象を桃井は受ける。

 手足はヒョロリと細く身体の厚みも平均的かやや薄め。とても鍛えているようには見受けられなかった。

 

 ……うん。なんか、ナメられる理由がわかった気がする。だからといって口に出していいわけじゃないけれど。

 

 ざっくり観終わってから面を上げて、日向が平静に戻るのを待って………。……………。……………なかなか戻らないな。

 とはいえ彼の言葉に熱を分けてもらったのは事実。お詫びとそのお礼も兼ね、桃井は敢えて強気な表情を形作る。

 

「次の試合、楽しみにしてる。どれだけとべるのか……ちょっと見てみたい」

 

 日向の言う「とべる」がどんなものかはわからない。でも信じてみたいと思わせる、無条件の信頼が奥底に眠っていたのは確かだ。それは桃井だから感じ取れたことで、だから期待して大丈夫だという自信が生まれた。

 

 君たちも早く行った方がいいよ。笑顔でそう言い残した彼女の桃髪がさらさら靡くと隠れていた北川第一の文字が目に入る。

 あ、次の対戦相手のマネージャー……?

 

「翔ちゃん、何怖い人怒らせてんの。うんこしに行ったんじゃなかったの? 挙句にスゲェかわいい子に照れてるし」

「……おれ、初めて楽しみにしてるって言われた。見てみたいって言われた」

「え?」

 

 泉が不可解そうな声を上げても日向にはまるで聞こえていない。

 

 あの子、なんでそう言ってくれたんだろう。不思議でたまらなかった。信じてくれた、のだろうか。誰かに期待されるなんて初めてのことで、ふつふつと湧き上がってくるこの気持ちをどうすればいいのかわからない。

 まあわからないことはわからないんだから、考えたってしょうがない。

 

「イズミン、早く戻ろう!!」

「えっハラ痛は?!」

「どっか行った!」

「はあ!?」

 

 だけど、試合を楽しみにする気持ち、平たく言うならワクワク感が何倍にも膨れ上がった。

 

 桃井と、認めたくはないが影山のおかげで緊張や不安は吹き飛んだ。やってやる。飛んで見せる。無限大の希望を胸に日向は夢の舞台へと駆け出した。

 

 いよいよだ。人生初の公式戦が始まる……!




影山を気づかせたのは一体どこの誰でしょうね?

この小説は原作とかなり違った中学時代となっています。高校で初遭遇のあの人とかあの人とかにも既に出会ってますし、影響を受けています。それがいい方向でも悪い方向でも。

こういう一気に飛ばした時系列の内容を箇条書きでもいいから公開したいですね……本編でそのたびに回想を入れるか、どうするか考え中です。


感想を書いてくださりありがとうございます。進学先を気にされる方が多いようですね。展開はぶっちゃけ決めていません。
 数パターン用意していますが、感想を読んで「あー! それ凄く面白そう!! アリ!」となっている状況です。いいぞもっとやれください。
 実際にその高校ルートとなるかは断定できませんが、それでもよろしかったら「こういう風になりそう」など教えてください。感想欄に書かれると禁止事項に触れるので、活動報告のほうにお願いします。

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