ロクでなし魔術講師ととある特殊部隊員   作:藤氏

11 / 230
まだ原作一巻なのに10話まで行ったよ…


10話

「――ふ!」

 

 グレンの右ストレートが一閃する。

 

 立ちはだかったボーン・ゴーレムの頭蓋が粉砕される。

 

『邪魔だ』

 

 ジョセフは黒魔【ウェポン・エンチャント】で強化したM1907でボーン・ゴーレムの頭蓋を次々と粉砕していく。

 

「≪大いなる風よ≫ッ!」

 

 システィーナが【ゲイル・ブロウ】の呪文を唱える。

 

 両手から巻き起こる突風が背後に迫るボーン・ゴーレム達を吹き散らす。

 

「こっちだ!」

 

「はい!」

 

 廊下の端に到達し、続く階段を駆け上がる。

 

 ボーン・ゴーレムの群れがしつこく三人の後を追う。

 

「くそ、ジリ貧だな…」

 

 魔力強化されたグレンの拳闘とジョセフの白兵戦で対応するには敵の数が多すぎる。システィーナの知る魔術では時間稼ぎにはなるが決定打は与えられない。

 

 それゆえに、どうしても逃げるしかない。

 

 システィーナの魔力も無限じゃない。先ほどから間断なく魔術を行使し続けている。気丈にも表情には出さないが相当消耗しているはずだ。魔術適正評価によればシスティーナの魔力容量は生まれながらにずば抜けているが、連続行使は辛いだろう。

 

「先生!ゴーレムはカテゴリー的には魔法生物ですよね!?」

 

 グレンの後ろに続くシスティーナが息も絶え絶え言った。

 

「先生のあの固有魔術でなんとかならないんですか!?」

 

「ならん!」

 

 グレンは即答した。

 

「俺の【愚者の世界】は魔術の起動そのものをシャットアウトするだけだ!すでに起動して現象として成り立っている魔術には意味がない!例えば、あいつらみたいにな!」

 

 グレンは背後から追って来るボーン・ゴーレム達へ、忌々しそうに目を向ける。

 

「あいつらをなんとかしたかったら、むしろ【ディスペル・フォース】――魔力相殺の術だ」

 

「それなら私が使えます!やってみましょうか!?」

 

「ちょ!?できるのか!?かなりの高等呪文だぞ!?」

 

「はい。学院じゃなくて、お父様から手習った術ですけど…」

 

『ほう、なかなか優秀じゃないか。だが、無駄だ。やめとけ』

 

「どうしてですか!?」

 

『あいつらをディスペルしていった所で、竜の牙……素材に戻るだけだ。再び術者が魔力を吹き込めばゴーレムとなってまた襲いかかって来る。要するに魔力の無駄遣いだ』

 

「――っ!?」

 

「そいつの言うとおりだ、白猫。おまけに【ディスペル・フォース】に必要な魔力量は対象物に潜在する魔力量に比例する。半自律行動のために魔力増幅回路が組み込まれているあの連中を、いちいちディスペルしようとすれば、お前一気に枯渇するぞ?今はお前の魔術の援護が必要なんだ」

 

「じゃあ、まだ魔力に余裕がある先生が【ディスペル・フォース】を――」

 

「俺がやったら余計無駄だ。散々長ったらしい呪文唱えて、大量に魔力消費して、一時的に減らせる数が一体じゃ意味がない。むしろ魔力強化された拳で殴った方が手っ取り早い。再利用されるのを防ぐという意味も含めてな!」

 

「じゃあ、『黒い悪魔』がさっき使ったあの魔術ならば――」

 

『【レクイエム】は、魔力消費が激しい代物だから、あと2回使ったら枯渇する。まだ、親玉が出てきてないのにうかつに使うことはできない』

 

「やっぱりあれは【レクイエム】だったか…」

 

 ジョセフの固有魔術【レクイエム】。大気中に氷晶を作り、激しい昇降による荷電現象を起こし、爆発させる魔術で、周辺にいる対象物を消滅させる強力な術だ。

 

「でも、このままじゃ――」

 

 三人は階段を上りきり、再び廊下に復帰する。

 

「先生!?この先は――」

 

「あぁ、行き止まりだな」

 

 システィーナが察した通り、ここから先に延々と一直線に続く廊下の先は袋小路だ。

 

「ど、どうするの!?」

 

「俺がここで食い止める。お前は先に奥まで行って……即興で呪文を改変しろ」

 

「え!?」

 

「改変する魔術はお前の得意な【ゲイル・ブロウ】だ。威力を落として、広範囲に、そして持続時間を長くなるように改変しろ。節構成はなるべく三節以内だ。完成したら俺達に合図しろ。後は俺がなんとかしてやる」

 

「で、でも……」

 

 不安げにシスティーナが隣を走るグレンの横顔を見上げる。

 

「わ、私にそんな高度なことができるかどうか……」

 

「大丈夫だ」

 

 返って来るグレンの言葉はどこか自信に満ちた物だった。

 

「お前は生意気だが、確かに優秀だ。生意気だがな」

 

「生意気を強調しないでください!」

 

「俺がここ最近で教えたことを理解しているなら、それくらいできるはずだ。てか、できれ。できないなら単位落としてやる」

 

「り、理不尽だ……」

 

(理不尽だな……)

 

 だが、こんな状況でもいつも変わらない調子のグレンに、システィーナの緊張は、幾ばくか解れた。それをグレンが狙ってやっているのか本気なのかは、甚だ不明だが。

 

「……わかりました。やってみます」

 

「よし、じゃあ、先に行け!」

 

「はい!」

 

 グレンは足を止めて踵を返し、向かってくるボーン・ゴーレムの群れに向き直る。

 

 システィーナはそのままグレンを置いて先行する。

 

『援護する』

 

「おう、せめて俺に当てるなよ」

 

 ジョセフはグレンの隣に立ち、M1907を構える。

 

「おおおお――ッ!」

 

 グレンの放った拳が先頭のボーン・ゴーレムを粉砕した。

 

 ズパァン、ズパァン。

 

 後ろからジョセフの放った銃弾が複数のボーン・ゴーレムの頭蓋を粉砕していく。

 

 ボーン・ゴーレム達が怒涛の勢いでグレンに襲いかかって来る。

 

(行ける。あのチンピラ男を先に襲ったことから予想していたが、こいつらは自分に近い奴を優先的に襲う単純な命令しか受けていない。なら、俺がここで生きて踏ん張る限り白猫娘を襲おうとしない。しかも、悪魔も援護射撃専念することができる。壁は俺一人で十分だ)

 

 ゴーレム達の無数の剣を、グレンは少しずつ後退しながら体さばきでいなしていく。それに合わせるようにジョセフも少しずつ射撃しながら後退していく。

 

 迫り来る攻撃の間隙を盗んで拳を叩き込み、ゴーレム達を破壊していく。

 

 だが、多勢に無勢、いくらジョセフの援護射撃があるとしても倒しきれないボーン・ゴーレム達の、さばききれなかった刃がグレンの体を少しずつ刻んでいく。

 

(ち……さばきは致命傷や行動不能に陥らない最小限…なるべく長く踏みとどまって時間を稼ぐ……頼むぜ、白猫)

 

 

 

 

 廊下の最奥に到達したシスティーナは息を整えながら、早速、黒魔【ゲイル・ブロウ】の魔術式と呪文を頭に思い浮かべ、呪文の改変に取りかかった。

 

 遥か廊下の先ではグレンが獅子奮迅の戦いを見せ、『黒い悪魔』がそれを援護している。

 

「≪風――静かなる――≫ううん、だめ。これじゃ威力が――≪嵐――奔放なる≫――」

 

 ルーンが引き起こす深層意識の変革結果を、グレンに教わった魔術公式を使って頭の中で演算しながら、望む呪文へと少しずつ近づけていく。

 

 一方、目の前ではグレンが少しずつ、少しずつ、刻まれていた。ぱっと朱が宙を舞うたびに、銃声の音が大きくなるにつれ、システィーナの胸中は焦燥に焦がされる。グレンが攻撃をさばき損ねてバランスを崩しかけるつどに心臓が締め上げられる。あの様子はとても長くはもちそうにない。双肩に圧しかかるプレッシャーにシスティーナは思わず頭を抱えてうずくまりたくなった。

 

「≪阻む風――拒む風――風の壁≫?持続時間を延ばすには――」

 

 それでもグレンと『黒い悪魔』が背を見せることはない。少しでも時間を稼ぐために、グレンは右へ左へと身体をさばき、『黒い悪魔』は的確にボーン・ゴーレムの頭を撃ち抜きながら、敵の猛攻を受け流し続けている。

 

 システィーナは気づいた。あの不退転の意志と立ち回りはシスティーナを頑なに信じていなければ絶対できないことだ。片や口を開けば皮肉と憎まれ口ばかりで、片やとても誰も信じていなさそうでも、二人はシスティーナのことを信頼していたのだ。

 

 絶望を前に戦い続ける二人の姿はシスティーナに勇気を与えた。

 

 あの信頼を裏切るわけにはいかない。

 

「詠唱速度は二十二に落として…テンションは四十五とすれば……」

 

 システィーナは強くない。いつも名門の名にふさわしくあるように強がって見せているだけで、本当は誰よりも臆病で弱い。実はそのことはシスティーナ本人も自覚していた。

 

(今だけでいい……敵を前に一歩も怯まなかったルミアみたいな強さを…先生とあの人みたいな強さを……)

 

 ルミアにも、グレンにも、『黒い悪魔』にも、システィーナは救われた。三人がいなかったら、今、自分はここにこうして立っていることなどない。死んでいたか――心を壊していただろう。

 

「だから――今度は私が助ける!」

 

 焦燥と恐怖でパニック寸前だった脆い心を、システィーナは見事最後に御した。

 

 やがて――

 

 すとん、と腑に落ちるような閃きと共に最後のルーンを選び、呪文改変が完成する。

 

「先生、できた!」

 

 システィーナが叫んだ瞬間、グレンは待っていましたと言わんばかりに踵を返し、システィーナの方に駆け出していた。『黒い悪魔』も全弾をボーン・ゴーレムに撃ち尽くし、駆け出す。

 

 当然、ボーン・ゴーレムの群れがその後を追って来る。

 

「何節詠唱だ!?」

 

「三節です!」

 

「よし、俺の合図に合わせて唱え始めろ!奴らめがけてぶちかませ!」

 

 グレン達が駆ける。駆ける。

 

 ゴーレム達が迫る。迫る。

 

「今だ、やれ!」

 

「≪拒み阻めよ・――」

 

 グレン達とシスティーナの距離が詰まる。詰まる。

 

「≪風の壁よ・――」

 

 彼我の距離、十足――五足――三足――

 

「――その下肢に安らぎを≫――ッ!」

 

 グレン達が跳躍する。システィーナのかたわらを転がりながら通り過ぎる。

 

 その瞬間、呪文が完成。システィーナの両手から爆発的な風が生まれた。

 

 それは【ゲイル・ブロウ】のような局所に集中する突風ではない。廊下全体を埋め尽くすような、広範囲にわたって吹き抜ける指向性の嵐だった。

 

 命名するならば、黒魔改【ストーム・ウォール】。システィーナから遥か廊下の彼方に向かって駆け流れる風の壁は迫り来るゴーレム達の速度を劇的に落とした。

 

 だが――

 

「だ、だめ……完全には足止めできない…ごめんなさい、先生……ッ!」

 

 即興ゆえ威力が足りなかったのか。ゴーレム達は気流に逆らって少しずつにじり寄ってくる。連中がここまで辿り着くのは時間の問題だ。システィーナは脂汗を垂らした。

 

「いいや、上出来だ。助かる」

 

 だが、荒い息をつきながらグレンが立ち上がった。

 

 ぴん、と親指で小さな結晶のようなものを頭上に弾き飛ばし、落ちてくるそれを横に薙いだ左手で掴み取る。

 

 そして、グレンはその結晶を握り込んだ左拳に右掌を、ぱん、と合わせた。

 

「俺が今からやる魔術は何かの片手間に唱えるのは無理なんでね……しばらくそのまま耐えてろ」

 

 一呼吸置いて、グレンは目を閉じ、呪文を唱え始めた。

 

「≪我は神を斬獲せし者・――…」

 

 ゆっくりと。

 

「≪我は始原の祖と終を知る者・――…」

 

 殊更にゆっくりと。

 

 グレンは魔力を高めながら、意識を集中させ、一句一句呪文を紡いでいく。

 

 唱えた呪文に応じて、グレンの左拳を中心に、リング状の円法陣が三つ、縦、横、水平に噛み合うように形成され、それぞれが徐々に速度を上げながら回転を始めた。

 

「……え?嘘……?」

 

『…ッ!?』

 

 二人ともグレンが唱えようとしている呪文の正体に気づいた。

 

「そ、その術は……」

 

『まさか……』

 

「≪其は摂理の円環へと帰還せよ・五素よりなりし物は五素に・象と理を紡ぐ縁は乖離すべし・いざ森羅の万象は須く此処に散滅せよ・――」

 

 そして。

 

 グレンがあっけに取られるシスティーナの前へ躍り出る。

 

「――遥かな虚無の果てに≫――ッ!」

 

 都合七節にも渡って紡がれた、渾身の大呪文が完成する。

 

「ええい!ぶっ飛べ、有象無象!黒魔改【イクスティンクション・レイ】――ッ!」

 

 グレンが前方に左掌を開いて突き出す。

 

 左掌を中心に高速回転していたリング状の円法陣が前方に拡大拡散しながら展開。

 

 次の瞬間、その三つ並んだリングの中心を貫くように発生した巨大な光の衝撃波が、前方に突き出されたグレンの左掌から放たれ、廊下の遥か向こうまで一直線に駆け抜けた。

 

 そして――殲滅。その射線状にあった物…ボーン・ゴーレムの群れはおろか、天井や壁まで、光の波動は抉り取るように全てを呑み込み、一瞬で粉みじんに消滅させていた。

 

 やがて、視界を白熱させていた眩い光が、ゆっくり収まっていく。

 

 無音。静寂。もはや眼前に動く物は何一つない。

 

「……え?」

 

 あっけない幕切れにシスティーナが忘我する。天井は完全になくなり上階の天井が見える。右手の壁も消滅し、外の風景が丸見えだ。まるで長大な円柱を廊下から切り出したかのようなその光景。ただ、吹きさらしになった廊下に風が吹いていた。

 

「す、凄い…こんな、高等呪文を……」

 

『あれを扱える者はセリカ=アルフォネアしかいないと思っていたが、まさかここにもいるなんてな……』

 

 黒魔改【イクスティンクション・レイ】。対象を問答無用で根源素にまで分解消滅させる術である。個人で詠唱する術の中では最高峰の威力を誇る呪文であり――二百年前の『魔導大戦』で、セリカ=アルフォネアが邪神の眷属を殺すために編み出した、限りなく固有魔術に近い神殺しの術だ。

 

 グレンはこの呪文を詠唱する際、何らかの魔術触媒を使ったようだが……それでも詠唱できるだけで掛け値なしの賞賛と驚愕に値することである。

 

「い、いささかオーバーキルだが、俺にゃこれしかねーんだよな……ご、ほ……っ!」

 

 その時、グレンが血を吐いて頽れた。

 

「先生!?」

 

 グレンの異変に、システィーナは慌ててグレンの元へ駆け寄り、その身体に触れる。全身に浮かぶ冷や汗、触って思わずぞっとするほどグレンの身体は冷たかった。

 

『マナ欠乏症だな…それしかなかったとはいえ、無茶をしたな』

 

 マナ欠乏症とは極端に魔力を消耗した時に起こるショック症状だ。魔力の源は肉体に内包するマナ。マナの本質とはすなわち生命力だ。これを急激に消耗すれば当然、命に関わる。魔術とは自らの命と引き換えに振るう諸刃の剣なのである。

 

「まぁ…分不相応な術を、裏技で無理矢理使っちまったからな…」

 

 いつもの軽口はどこへやら。グレンは苦しそうに顔を歪めていた。

 

 マナ欠乏症を差し引いてもグレンの状態はひどい。全身、傷だらけの血まみれだった。致命傷はないが、傷の数はかなり多い。このまま血を流し続けるのは――まずい。

 

「だ、大丈夫なんですか!?」

 

「これが大丈夫に見えたら病院に行け……」

 

 減らず口にもキレがない。

 

「≪慈愛の天使よ・彼の者に安らぎを・救いの御手を≫」

 

 システィーナは怪我を治す白魔【ライフ・アップ】の呪文でグレンの傷を癒そうとする。しかし、システィーナは運動とエネルギーを扱う黒魔術や、物資と元素を扱う錬金術は得意だが、【ライフ・アップ】のような肉体と精神を扱う白魔術はそれほどでもない。これだけの傷を癒すのにどれだけの時間と魔力が必要になるのか見当もつかない。

 

「馬鹿、やっている場合か…」

 

 グレンが口元を伝う血を拭って無理矢理立ち上がる。その膝は笑っていた。

 

「今すぐ、ここを離れるぞ…早くどこかに身を隠……」

 

 言いかけて、グレンは苦い顔した。

 

「んな呑気なことを許してくれるほど、甘い相手のはずがないよなぁ…くそ」

 

『……親玉のお出ましだ』

 

 かつん、と。

 

 破壊の傷痕が刻まれた廊下に靴音が響いた。

 

「【イクスティンクション・レイ】まで使えるとはな。少々見くびっていたようだ」

 

 廊下の向こう側から姿を現したのは――

 

 ダークコートの男――レイクと呼ばれていた男だった。

 

「――っ!?」

 

 最悪のタイミングだ。グレンはすでに満身創痍。

 

 おまけにレイクの背後には五本の剣が浮いていた。あれは恐らく、レイクの魔導器なのだろう。すでに起動されて展開している以上、グレンの【愚者の世界】は通用しない。

 

「あー、もう、浮いている剣ってだけで嫌な予感がするよなぁ…あれって絶対、術者の意思で自由に動かせるとか、手練の剣士の技を記憶していて自動で動くとか、そんなんだぜ?ちくしょう」

 

「グレン=レーダス。前調査では第三階梯にしか過ぎない三流魔術師と聞いていたが……いや、一番の誤算は貴様がいたことか」

 

 レイクは『黒い悪魔を』一瞥する。

 

「まさか連邦がここまで出張ってくるとはな。『黒い悪魔』…いや、ナンバー6、コードネーム『マサチューセッツ』、ジョセフ=スペンサー」

 

「……は?」

 

「……え?」

 

 グレンとシスティーナは聞いたことがあるような名前を聞いて硬直する。

 

「ジョセフ=スペンサーって…まさか!?」

 

『流石やな。そこまで把握していたんか』

 

 途端に『黒い悪魔』の口調が変わる。そして、帽子を取り、マスクを下にずらす。そこには二人とも見覚えのある顔をした少年がいた。

 

「どうも、お二方さん。改めまして、ですね」

 

 

 

 




アサシンクリード・オデッセイ買おうか迷っています。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。