――ある有力貴族の領地にて――
「いつか強い魔術師になったらキミを守ってみせるよ」
まだ幼い男の子が一人の幼い女の子に対してそう言った。
「私を守ってくれるの?」
女の子は男の子の顔を見てそう聞いた。
「うん、守る。もちろんお父さんやお母さんも■■■■■ちゃんのお父さんもお母さんも守るよ」
「…でもそれだとずっと傍にいてくれなきゃ守れないよ?」
「そ、それは…でも守りたいと言ったら守りたいもん」
女の子からそう言われ困りながらも男の子はそう答える。
「じゃあ私があなたのお嫁さんになる。それだったらいつまでも傍にいられるでしょう?」
「お嫁さんってそんなの僕たち大きくならないとできないよ」
「魔術師も大きくならないとなれないわよ?」
「それはそうだけど…」
男の子がこれまた困ったような顔で答えると、女の子はくすりと笑いながらこう言った。
「ふふ、約束よ」
「…うん、わかった。約束だよ」
かたや微笑みながら、かたや照れながら約束を交わす。
まだ幼い子供の間の約束。
それでもいつかは本当に大きくなったら実現したいとお互い漠然と思いながら約束をかわした。
―――――――――
夢から目を覚ますとそこには白い天井があった。
「何かえらい懐かしい夢見たなぁ」
そう言いながらジョセフは体を無理やり起こしベットから出る。
時間はまだ午前5時である。
かなり早い時間だが、軍に入隊してからは大体この時間に起きるのが習慣になっているためそんなにきつくはなかった。
それに今日はなるべく早めに学院に来てほしいと学院側から事前に言われているためジョセフにとってみればちょうどよかった。
「それにしてもあの夢見て思い出したけど小さいときよく遊びに行ってたな……」
ジョセフはさっき見ていた夢を思い出しながらそう呟いた。
そう確かによく遊びに行っていた気がする。
両親がそこ用事があって行くときについて行ってた気がする。
「確か外見は髪型がツインテールの女の子だったような…名前はえーと…」
…………
「……誰やったっけ?」
必死に思い出そうとするが中々名前が出てこない。
「……まぁ10年経っているから忘れるのは当然やな。それはそうと早いとこ準備しよ。」
そう言うと朝食を済ませ、学院の制服を着る。
今日からアルザーノ帝国魔術学院に連邦からの留学生として通うことになっている。
「制服は着てみたんやけど何や、冬とかだとめっちゃ寒そうやな。コートとかあるんやろうか。」
制服は今は過ごしやすそうな服装だが夏とかは暑そうだし冬は冬で寒そうな感じに見えてしまいジョセフは不安そうにそう言った。
ボストンとかニューヨークとかで着たら絶対寒いなと思いつつ、時間になったのでそろそろ学院に向かうことにした。
「それにしてもえらい広い学院やな」
借りていた自宅から出て今は学院の正門前に着いた時の第一声である。
「…ウェストポイントよりも狭いとは思うけどこっちも広いな」
ウェストポイントは連邦陸軍学校の通称でニューヨーク州ウェストポイントにあることからそう呼ばれている。
「取り敢えず学院長室に挨拶に行くか」
そういうと正門近くに守衛らしき人物がいたので連邦から来た留学生だと告げ、学院長室に案内させてもらうことにした。
――これからどういう学生生活を送っていくのやら。任務はあるけど楽しみでもあるな
そう思いながら正門をくぐった。
「……いや、マジで広いんやけど……」
中々文章がまとまらない~~(´;ω;`)
というわけで今回はこの辺でよかじゃろう
後書きには現実のアメリカの各州の概要を書こうと思います。(何か書きたいと思った。悪気はない)
最初は北東部にありますメイン州です。
メイン州はアラスカを除いては大陸最北端の州です。
愛称は松の木の州です。
現在人口約133万人。州都はオーガスタ。主な都市はポートランド・バンゴー・オーガスタ。
1820年代まではメイン地区としてマサチューセッツ州に属していましたが、1820年の住民投票で分離が決まり、ミズーリ妥協の一部として3月15日にアメリカ合衆国23番目の州に昇格しました。
面積の9割が森林であるなど自然豊かな州です。
一帯は世界屈指の好漁場となっており、メイン州のポートランドではロブスター料理が有名です。
次回はメイン州の隣にあるニューハンプシャー州です。
さて展開を考えなくては…