ロクでなし魔術講師ととある特殊部隊員   作:藤氏

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それでは、どうぞ


任務に愚直過ぎる男2

 

 

 

 かん、かん、かん、かん……

 

 本日の午前中の授業の終了を告げる鐘の音が、学院内に響き渡る。

 

「とまぁ、こーゆーわけで、ここの呪文の仕組みはこうなっていたわけだ……んー?ちょうどキリのいいところで終わったな……」

 

 黒板の前で、やる気なさげに教鞭を執りながらも、やはり授業だけは今日も一流だったグレン。

 

「じゃ、まぁ、ここまでにすっか……明日はここからの続きってことで」

 

 途端、教室内に弛緩した空気が蔓延し始める。

 

 時分は昼休み。

 

 育ち盛りで食べ盛りな男子生徒達にとっては、待ち望んだ時間の到来だ。

 

 一部の男子生徒達が我先にと、学食へと駆け出していく。

 

「ジョセフ」

 

 机の上で教科書を整理していたジョセフの元へ、ウェンディと小動物的な可愛らしい少女リンがやってくる。

 

「今日は、食堂で食事しませんこと?」

 

「一緒に……食べよ……?」

 

「ん、ええよ。じゃ、満席になる前に行きますか」

 

 そう言って席を立ち上がるジョセフ。

 

「にしても高級料亭に行く生徒筆頭のお嬢様が、最近、食堂を使うのが多くなってるけど、どういう風の吹き回しで?」

 

「……貴方が中々料亭に行きたがらないから……」

 

「え、俺のせいなん……?」

 

 ジト目でそう呟くウェンディに、戸惑うジョセフ。

 

 そして、ジョセフはリンの方に向くが。

 

「あ、あはは……ジョセフ君のせいなのかって言えば……そうなのかも……」

 

「?」

 

 曖昧に笑うリンに、ジョセフが首を傾げた、その時だ。

 

「てめぇ、ふざけてんのかッ!?」

 

「ひいっ!?」

 

 突然、教室の窓の外から怒鳴り声と情けない悲鳴が上がった。

 

 何事かとクラス一同がぎょっとして、窓の方に目を向けると……

 

 窓ガラスの向こう側、吊られた足場の上に、学院が雇ったであろう清掃員が二人、窓拭き掃除をしていた。

 

 一人はいかにもこの道に熟練していそうな年配の燻し銀な男。もう一人は帽子を目深に被り、眼鏡とマスクをした、いかにも新人風の青年。二人とも薄汚れた作業服を身につけている。

 

「なんだ、そのへっぴり腰はッ!?てめぇ、窓拭き舐めてんのか!?もっと心込めて磨かんかい、新入り!」

 

「も、申し訳ございません!真心込めさせていただきます!」

 

 ご立腹な年配の男に、青年は恐縮したようにぺこぺこと頭を下げた。

 

「で、でもその……ぼ、僕、実は高所恐怖症でして……」

 

「ああん!?この程度の高さで音を上げているようじゃ、この業界やってけねえぞ!?慣れろ!そして、窓ガラス様に命を捧げろ!」

 

「は、はいいい――ッ!命に代えて綺麗にしてさしあげます!窓ガラス様ッ!」

 

 そして、青年は震えながら、必死に窓拭きを続けている。

 

「やれやれ、どこの業界も大変だねぇ……やっぱ、働いたら負けだわ」

 

 そんな青年の様子を見て、これからルミア、システィーナ、リィエルという仲良し三人組と中庭で昼食を取るグレンが同情したようにため息を吐き。

 

「…………」

 

 ジョセフは、苦笑いしていた。

 

「ジョセフ?ほら、行きますわよ」

 

「へーいへい」

 

 そう裾をぐいぐいと、ウェンディに引っ張られるまま、ジョセフは食堂に向かうのであった。

 

「あの……先生?」

 

「ん?あ、そうだったな。ルミアの手作り弁当を食べに中庭に行くって話だったな?」

 

 一方、グレンは少し頭を掻きながら、考えごとをして。

 

「あ、そうだ。俺、ちょっと用事があるんだった。お前ら先に行ってくれないか?」

 

「え?そうだったんですか?良かったら手伝いますけど……」

 

「大丈夫だ、大した用事じゃねえ。すぐに俺も中庭に行くからさ」

 

 すると、システィーナが不機嫌そうに呟く。

 

「仕方ないわね……せっかくルミアがお弁当を作ってきてくれたっていうのに……早く来なさいよ?」

 

「へーいへい」

 

 そうして。

 

 教室を出て中庭に向かうルミア達の背中を、グレンは見送るのであった。

 

 

 

 

 

(ふん……ここで別行動か)

 

 きゅっきゅっと窓ガラスを磨きながら、作業服に身を包んだ気弱そうな青年――アルベルトは、ガラス越しにグレンの背中を鋭い眼光で注視する。

 

(それにしても迂闊な。この俺に此処まで接近されて気付かんとは……そんな体たらくで、一体、誰を守れる?)

 

 とは言え、今のアルベルトの変装と演技は完璧だ。以前、自分の存在を気付かせるために変装した遠征学修の時や、先ほどただの隠れ蓑的に扮した浮浪者とは、なりきり度が違う。

 

 今のアルベルトには、資本家から搾取される下級労働者の魂が完全に降りている。ゆえに身も心も、完璧なまでに気弱でどん臭い清掃員の青年だったのである。

 

 だから、グレンが気付けないのは無理もないことであった。

 

(それはさておき、グレン……王女達と別行動をして、一体、何が目的だ?)

 

 アルベルトの存在にまったく気付いていないグレンは、そのまま教室の中を歩いていき……

 

 そして、並ぶ机の一角に陣取り、パンをかじりながら駄弁っていた生徒……大柄でやんちゃそうな少年カッシュと、小柄で女顔の少年セシルの側に立った。

 

「あ、先生……ひょっとして?」

 

 グレンに気付いたセシルが、何かを察したのか、声のトーンを落とす。

 

「ああ、そうだ。例の件だ」

 

 グレンも声のトーンを落とす。

 

「オーケー、互いに近況報告と行こうか、先生……」

 

 カッシュもにやりと笑う。

 

 そして、そのままその三人は、ひそひそと何事かを相談し始める。

 

(ふん、小賢しい……)

 

 窓の外のアルベルトは足下の桶に組まれた水で雑巾をぎゅーっと絞りながら、短く呪文を呟き、集音の魔術を密かに起動する。

 

 すると、グレン達が話している内容がアルベルトの耳に直接響いてくる。

 

『なぁ、カッシュ。……ルミアの様子はどうだ?何か変わりあるか』

 

『うんにゃ、先生。ルミアのやつ、多分、まったく気づいてねーぜ?』

 

『よし、いいぞ。このまま絶対に気取られるなよ?』

 

 アルベルトの耳に入ってきたやり取りは、どこか不穏な内容だった。

 

『となると先生……やるのか?』

 

『ああ、例の計画は、予定通り実行する……ぬかるなよ?』

 

『任せとけ、先生。しかし……こうも順調だとかえって拍子抜けだなぁ』

 

『僕らがまさかこんなことを企んでいるなんて……多分ルミアは露ほどにも思ってないんだろうね……』

 

 カッシュとセシルの二人がどこか怪しく笑った。

 

『くっくっく、さぁて、いざその時、どんな顔するかな、あいつ(ルミア)……』

 

 やがて、ひとしきり何かの意思確認をし終わると、グレンはカッシュ達から離れ、教室を出て行った。

 

(今のは……どういう事だ?)

 

 窓ガラス越しに、グレンの背中を見送ったアルベルトは、雑巾を絞る手を止め、思考する。

 

(連中が何らかの計画を王女に隠して進めているのは明白……だが、一体、何の計画を?)

 

 天の智慧研究会。

 

 ルミアの身柄を狙う外道の組織。

 

 彼の組織のメンバーは帝国内の至る所に入り込み、その誰もが”まさかこの人が?有り得ない”と周囲から目される、意外に過ぎる人物――

 

(……真逆、な)

 

 心の端に生まれた微かな疑惑を押し殺すように、アルベルトはぎゅぎゅーっと、雑巾をきつく絞り……

 

「おい、手が止まってるぞ!?次の窓ガラス様を待たせんなッ!?」

 

「は、はぃいいいい――ッ!?お待たせして申し訳ありませんッ!窓ガラス様――ッ!?」

 

 慌てて、せかせかと窓拭きを再開するのであった。

 

 

 

 

 ……しばらくして。

 

「う、うぅ……ごめんなさい……先生……システィ……リィエル……」

 

 しょぼーんと涙目でへこんでいるルミアを伴い、グレン達は中庭から学生食堂へと移動中であった。

 

「う……ま、まぁ……気にすんなよ……そ、そういうこともあるって……お前、まだ料理は練習中なんだろ?」

 

 グレンもどういってやれば良いかわからず、曖昧にルミアを慰めている。

 

「ま……まさか、砂糖と塩を間違えるなんて……ルミアがそんな典型的なお約束ミスをやらかすなんて……流石の私も予想外だったわ……」

 

 ため息を吐くシスティーナ。

 

「ん。ルミアが作った凄く甘いミートパイと、凄くしょっぱいプディング……美味しくなかった」

 

「お前は、もっと歯に衣着せろっての!」

 

「痛い」

 

 ぎりぎり……と頭をグレンに締め上げられるリィエルの傍らで、ルミアがさらにへこんでいく。

 

「うぅ……本当にごめんなさい」

 

「べ、別に俺はアレでも構わなかったぞ!?その……ああいう斬新な味わいも新食感っていうか!何か新しい境地に目覚めそうっていうか!」

 

 すると、ルミアは力なく首を振り、曖昧に笑う。

 

「お気遣いありがとうございます……でも、いいんです。私の自尊心のために、先生や皆に変な物は食べさせられません……」

 

「ま、まぁ……お前がそう言うなら」

 

「今日は皆で学食にしましょう?その代わり、今度は本当に美味しいお弁当を作ってきますから」

 

「ああ、そん時は期待してるわ」

 

 そんなこんなで、グレン達は学院の学生食堂までやってきていた。

 

 そこは昼食を求める生徒達で、いつものように、ごった返していた。

 

 だが、運が良かったらしい。

 

 大分、遅くやってきたというのに、グレン達は学食に並ぶテーブルの一角に、無事、陣取ることに成功していた。

 

「さてと、何を食おうかな、今日は」

 

「……わたし、苺タルト」

 

「リィエル、また、それなの?このままじゃ栄養が偏るわね……そうだ、ねぇ、リィエル。たまにはサラダでも一緒に食べてみない?」

 

「わたし、葉っぱ嫌い……」

 

 あーだこーだグレン達が言い合ていると。

 

「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお――ッ!?」」」」

 

 突然、奥の厨房の方から熱狂に満ちた大歓声が上がった。

 

「な、なんだ!?」

 

 グレンがぎょっとして、声の上がった方を見ると、生徒達が身を乗り出さんばかりにカウンター越しに厨房をのぞき込んでおり、混雑している。

 

「待たせたなッ!”ラドルフ産フォアグラのテリーヌ、トリュフとブッフサレ、リ・ド・ヴォとキルア豆のガトー仕立て”十人前……完成だ!持っていくがいいッ!」

 

 人ごみでよく見えないが……白い厨房服に身を包んだ料理人が、煌びやかな料理をカウンター上に鮮やかな手並みで並べていた。

 

「ま、マジかよ……まさか学食でこんな高級料理が食えるなんてッ!?」

 

「凄ぇ料理人がうちの学生食堂に来てくれたなぁ!」

 

 生徒達は興奮気味で、トレーに受け取った調理を眺めている。

 

 カウンターに押しかけて奥の厨房を注視する生徒達の視線を一身に受けながら、その料理人は実にクールに料理を続けていく。

 

 その料理人が包丁を華麗に振るう。

 

 一呼吸の間に振るわれる無数の刃。目にも留まらない早業。

 

 銀閃が華麗に虚空を舞い……肉、ジャガ芋、人参、玉葱、ありとあらゆる食材が正確無比に切断されていく。

 

 ひゅおおお――……

 

 そして、その剣圧が厨房を、そして生徒達の間を疾く駆け抜けていく――

 

「うわ!?」

 

「冷たい!この風、なんかとても冷たいぞ!?まるで真冬の霜風のようだ!?」

 

 すると。

 

「あ、あれは!?音に聞く調理絶技”永久凍剣舞閃(エターナルフローズン・セイバー)”!?まさかここにその使い手がいたとは――」

 

「し、知ってるのか、カイ!?」

 

「うむ!そのあまりにも速く正確無比な包丁捌きによって、包丁の刀身に付着した食材の水分が揮発、その気化熱によってその刀身はまるで氷のように冷えきり、それによって食材達の鮮度を落とすことなく、その旨味を極限まで引き出すことができるという、帝国裏料理界では幻の奥義とされた伝説の技だ――」

 

 ギャラリー達の一角で、グレンのクラスの生徒達――小太りの少年カイがのっぽの少年ロッドを前に解説を始めていた。

 

「ふっ!食材よ、舞い踊れッ!」

 

 さらに、その料理人はまな板の上に並んだ食材を、まな板をひっくり返して虚空にぶちまける――

 

 ぶわぁっ!

 

「ああッ!?神聖なる食材達に対してなんたる冒涜を――ッ!?」

 

「いや、待て!違うッ!あ、あれは、まさか――ッ!?」

 

 宙を舞い踊るその食材達は、まるで魔法のように、料理人が頭上で掲げ振るうフライパンの中へ吸い込まれ――

 

 じゅごぉおおおおお――ッ!

 

 熱せられたフライパンが放つ油が爆ぜる音と共に、たちまち立ちこめる香ばしい匂い。

 

「はぁ――ッ!蘇れッ!味と生命の息吹よッ!」

 

 フライパンをその料理人が振るう都度、ありとあらゆる食材達が派手に宙を舞う――が、食材達はまるでフライパンに糸で繋がれているかのように、一つとして零れ落ちることはない。

 

「あ、あれは――まさか、調理絶技”死と再生の舞踊(ダンスマカブル・リヴァイブス)”!?」

 

「な、何ィ!?知っているのか、カイ!?」

 

「うむ!食材とはどう言い繕っても一度、”死”へと転じた生命の成れの果ての姿に過ぎぬ。だが、命を司る炎の舞踏で食材達を空気中の酸素とマナも反応させ、超活性化――一度は燃え尽きた食材の生命を再び蘇らせ、新たなる”生”へと転化する――摂理の輪と輪廻転生に囚われた”命”を賛美し、それを体現した幻の奥義――まさか本当に使い手がいたとは……あの料理人は一体、何者なんだ……ッ!?」

 

 そして、その料理人は傍らに置いてあったブランデーを取り、下から頭上へと半月を描く挙動で振るう。

 

 きらきらと輝くブランデーの水滴が虚空で優雅で美麗な三日月を形作り、フライパンの中へ――

 

 その刹那。

 

 ごぉおおおおおおおお――ッ!

 

 グレンの炎がフライパンから上がり、厨房の天井を焦がす――

 

「あ、あれは――究極調理奥義”真紅の炎嵐霧(クリムゾンフレア・フランベ)”――ッ!?」

 

「な、なんだってぇ――ッ!?何か知ってるのか、カイ!?てか、お前も一体、何者なの!?」

 

 次から次へと繰り出される、その料理の卓越した技巧を前に、ギャラリー達は沸きに沸いている。

 

 そして、厨房付近のテーブルでは、運良くその料理人の作った学食にありつけた生徒達が舌鼓を打っていた。

 

「う、美味ぇ……美味すぎるッ!」

 

「ああ……涙が止まらない……ッ!これに比べたら俺が今まで食っていたものなんて、ブタの餌だ……ッ!」

 

「コクがありながらクセがなく、さっぱりとしていながら、まろやか……料理の風合いが抱えた根本的なジレンマを絶妙なバランスで神域の高次元まで高めつつも、噛めばさくさくとした心地よい食感が舌の上でワルツを踊り、共にまったりとした旨味が凝縮された肉汁が口の中に広がって、味が天上のハーモニーを奏で始める――」

 

「なんかもう、よくわからんけど……とにかく凄い……ッ!」

 

 そして、生徒達も、厨房の調理師達も、その謎の料理人が作る次なる料理にはらはらしながら注目する。

 

「あの料理人は指揮者だッ!この厨房というコンサート会場で食材と味を操るオーケストラ指揮者なんだ――」

 

「つ、次は何をやるんだ……ッ!?」

 

「一体、何が出てくる……ッ!?」

 

 洗練された無駄のない無駄な動きで、包丁とフライパンを派手に、華麗に振るい続けるその料理人の一挙手一投足に全ての人間が魂を奪われる。際限なく熱くなっていく――

 

 ――と、そんな厨房付近の様子を。

 

 グレン達はぽかんとしながら眺めていた。厨房付近とこちら側とでは凄まじい温度差であった。

 

「な、なんか新しい料理人が来たらしいな……?」

 

「は、はい、凄い人気と熱気ですね……見てるだけで熱くなってきちゃう」

 

 自分達と厨房付近との、色んな意味での温度差に、グレンとシスティーナも若干引き気味だ。

 

「あ、先生達。来てたんですね」

 

 すると、テーブルの一角にいたジョセフが、グレン達に気付く。

 

「良かったら、どうです?ここ、空いてますし」

 

 そう言って、手招きするジョセフ。

 

「あれ?貴方、確かウェンディとリンと一緒にいたんじゃなかったっけ?」

 

 確か、ウェンディ達と一緒に教室を出て食堂に向かっていたのに、ジョセフだけしかいないということに、システィーナが小首を傾げる。

 

「リンは厨房付近にいて、あいつは……まぁ、いいやつだったよ……」

 

「死んじゃった!?ウェンディ、死んじゃったの!?」

 

「はぁ……いいな。私もあのくらい料理できたらな……」

 

「ルミア……あんな真似しなくてもいいからな?こつこつと練習していけば大丈夫だから……」

 

「……と言いながら、笑いをこらえているのは何なの……?」

 

 ルミアの羨ましそうな様子とジョセフが厨房にいる無駄に凄い料理人を見て、笑いをこらえているジョセフに呆れながら、システィーナはコップに水を注ごうと、テーブルの上に置いてあった水差しを手に取った。

 

「あら?水が空っぽだわ」

 

「ん?んじゃあ、俺がくんでくるわ。ちょうど、もうひとつも空だし」

 

「あっ、私がくんでくるよ」

 

「じゃあ、こっちお願いするわ」

 

「行ってくれる?二人とも悪いわね……ありがとう」

 

 ジョセフが二つ水さしを抱え、その一つをルミアに渡し、二人はグレン達から離れていくのであった。

 

 

 

 

 






ここまでで(笑)
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