お久しぶりです。
リアルが中々に忙しく、投稿のペースがかなり遅くなってしまい、申し訳ありません。
この話も次でラストにしたいと思いますが、次の話を投稿してから一週間後を目処に、ロクでなし魔術講師ととある特殊部隊員の全話を見直して、全体的に修正したいと思います。
修正が終わった後、再び本編を進めたいと思いますが、現在、仕事が忙しくてペースが非常にゆっくりとした状態になりますので、ご了承願いたいと思い、前書きにて報告させていただきました。
それでは、どうぞ。
「ところで、ウェンディ」
ジョセフがテレサと一緒に夕飯の買い出しに行ってから数分後。
気を取り直し、留守をしていたアリッサが、ずぅーんとテーブルに顔を突っ伏しているウェンディに声をかける。
「……なんですの?」
顔をテーブルに突っ伏してからしばらくして、顔を上げてアリッサを見るウェンディ。
……正確には、アリッサの胸をじーっと見ていた。
「……そう言えば、更衣室からずっと、私とテレサの胸を見ていたわよね?」
「うぐっ!?」
まさか、気付かれていたなんて、とウェンディは思うが、相手はあのデルタ分遣隊、ナンバー7≪メリーランド≫のアリッサ=レノ。今でもそうだが、帝国に派遣される前からジョセフの相棒を務めている少女だ。
仕事上、常に周辺の気配に気をつけているのだから、魔術師の卵である女子生徒の視線なぞ、すぐに気づいてしまうのだ。
「ふぅん……」
アリッサがウェンディの胸を不躾にまじまじと見つめる。
……なんか嫌な予感がする。
「な、なんなんですの……?」
嫌な予感を感じ、ウェンディは背後を取られないように背をテーブルに向ける。
すると。
「……えい」
アリッサが両手で鷲掴みした。
何をって?ウェンディの程よい丘陵を。
「――ッ!?」
びくっ!と、身体を小さく震わせるウェンディ。途端に、なんともいえない感覚が感じてくる。
(あ、あぁ……だ、だめ……)
そんなウェンディの心中などわざとなのか、それとも本当なのか、露知らず。
「ふむふむ……けっこうあるのね……着痩せするタイプなの?」
割とおもいっきしに揉むアリッサ。
こんなに揉まれてしまっては何も感じないはずがなく……
「ん……あ、アリッサ……あ……やめてくださいまし……あぅ……」
その清楚な身体を身悶えさせ、頬を赤らめ、吐息が微かに荒くなっていく。
「あらあら……このままスイッチ入れちゃおうかしら?貴女、スイッチ入ったら凄そうだし」
「だ、だめぇ……ですわぁん……ッ!ほ、本当にだめですからぁ、ひゃんっ!」
一体、何を企んでいるのか。金髪巨乳エロ少女のいやらしい手つきに、ウェンディは身悶えるしかなかったのであった。
――数十分後。
「……いや、ウェンディ……貴女、それはさすがに……」
「う、うるさいですわね……はぁ、はぁ……ふぅ……」
アリッサがウェンディにこのままスイッチを入れさせるか、ジョセフの部屋に強引に入った理由を言うのかという二択を突きつけ、後者を選んだウェンディに、アリッサはなんとも言えない表情をする。
一方のウェンディは、胸だけじゃなく身体全体をまさぐられたらしく、未だに息を荒くしていた。
あと少しまさぐられていたら、スイッチが入ってしまい、ヤバくなっていたかもしれない。
「ジョセフが持っているかもしれないエロ本を探して、好みを知る……うーん、まぁ、まったく意味ないことではないけども……そもそも、ウェンディ」
「な、なんですの?」
苦笑いするアリッサに、ようやく息を整えたウェンディは彼女の続きの言葉を待つ。
そして、アリッサは、こう言うのであった。
「彼、持ってないわよ?そういう本」
「へ?」
「もちろん、グラビアのも。私、以前、ジョセフの部屋に忍び込んでそういうの探してみたけど、そういうの見当たらなかったんだよね」
「へぇ、そうなんですの……って、貴女、ジョセフの部屋に忍び込んでいるんですの!?」
以前、アリッサもウェンディと同じようなことをしたということに、ウェンディは一瞬納得しかけ……突っ込んだ。
「そうよ。頻繁に」
「頻繁に!?」
「まぁ、ジョセフにバレてグリグリされるけど」
「でしょうねぇ!わたくしだってそうしますわよ!?ていうか、忍び込んで何をするつもりなんですの!?」
「んー?それはねぇ――」
「言わなくていい!それ以上言わなくていいです!なんか、嫌な予感しかしない!」
「ウェンディ。貴女は普段強気だけど、こういう時も強気でいかないと、取られちゃうわよ?」
「なんか絶対違うような気がするんですけど!?ていうか、貴女、まさか……ッ!?」
「……シてないわよ?」
「その一瞬の間は一体なんですの!?その間は!?」
なんか、このままだと本当にヤバい。
アリッサはジョセフに対して積極的になっている。なり過ぎている。
いや、それよりも今は。
(それよりも、アリッサは確かにジョセフがあの本を持っていないと言っていましたわよね)
あれ?これって、つまり……
「ま、まさか……ジョセフは……健全な殿方ではないと……」
「……はい?」
思わず口に出たウェンディの言葉を聞き、アリッサは目を点にする。
「そ、それは……ま、まずいですわ……ッ!そんなこと、わたくし、困りますわ……ッ!」
「あ、あの……ウェンディ?」
「ど、どうしましょう……ッ!アリッサ、このままだとわたくし達は……ッ!」
「と、とりあえず、落ち着きなさい。さすがにそれはないから」
と、目をぐるぐるさせながら取り乱すウェンディを宥めるアリッサ。
(さすがにそれはないから。でないと、スノリアであんなことにならないし、部屋に忍び込んであんなことなんてできないわよ……)
とはいえ、確かに気にはなる。
(まぁ、ウェンディが知りたいのは多分、胸なんでしょうけど……それだって、ジョセフは巨乳派に決まってるわ。絶対に巨乳派に決まっている……あれ、でもそれだと、テレサが立ちはだかりそうな気が……)
なんやかんや、一番の強敵ってテレサのような気がする。
自分やウェンディと比べると、少し控えめだが、ここぞという時にグイグイいくような……そんな気がする。
「……ふーむ」
まぁ、それよりも今はジョセフの胸の好みを知る方法なのだが、っと。アリッサがしばらく考えると。
「……ウェンディ、いい方法があるわ」
やがて、なにか思いついたのか、アリッサはウェンディにこう提案するのであった。
「さて……テレサの案内で北区で買い物が出来たので、早く帰って来れましたよ」
「お疲れ様です、ジョセフ」
一方、買い出しに出掛けていたジョセフとテレサは、それぞれ両手に袋を提げてアパートに着いていた。
普段、もうちょっと時間がかかるのだが、テレサが案内した店が近くにあったため、買い物に時間をかけずに済むことができた。おかげで余裕を持って料理することができる。
「値段もそこそこ良かったし、品揃えも良かったし。いやぁ、あの店は庶民の味方ですなぁ。今日は助かりました、テレサ」
「庶民って……いえ、お役に立てたのなら……」
庶民って言っても貴方、元・貴族で資産も稼ぎもあるでしょ、っと。苦笑いしながら物思うテレサ。
「にしても、量が多いですね」
「ああ、まぁね」
二人の両手には、袋が提げられているのだが、どう見ても今日の夕飯で使うには多過ぎる。
「ほら、今日は非番だから学院に通ったら後はゆっくりしてていいんだけど、普段は学院が終わった後はアリッサと一緒に仕事するからさ。毎日買い物する暇がないんだよね。だから、いっぺんに買って食材や日用品が切らさないようにしているのよ」
「あるほど、そうなんですね」
「あとは……アリッサがちょくちょく部屋の中に強引に入ってくる時とか」
「……え?強引に?」
ジョセフがしれっと言った言葉に、固まるテレサ。
「そうそう。で、開けたらいきなり抱きついてくるし。ヤメレて言ってるんだけどね」
「だ、抱きついてくる……ッ!?」
さらっと言うジョセフの言葉に、笑顔で固まるテレサ。
「で、押し倒してくるし……おかげで腰が少し痛いんだよね……」
「押し倒してくる……ッ!?こ、腰……ッ!?」
そ、それって、つまり――
――うふふ、ジョセフ。今日は私と
――んっ、あっ♡あぁ……ッ!す、凄い……凄いわ
――あっ♡あっ♡あんっ♡……はぁ、はぁ、はぁ……んっ、んっ……んんッ!んぁああ――ッ!
――
――ぼんッ!
この年頃の少年、少女がやらかしそうなコトを想像し、耳から煙が出るほど顔を真っ赤にするテレサ。
「そうそう。もう何回も床に打ちつけられてさ……」
やれやれと、ジョセフがため息を吐くと。
「……ジョセフ」
ジョセフの話の腰を折るような形でテレサがジョセフの前に立った。
「ん?……え、えと、どうした、テレサ?顔が真っ赤なんだけど?」
「……その後、どうしたんですの?」
「え?えーと、その後はアリッサが泣きながら懇願してて……」
なぜか顔をまっかにしているテレサに、ジョセフは困惑しながら言葉を続ける。
「な、泣きながら懇願したんですか!?」
ま、まさか、あのアリッサが……と衝撃を受けたテレサがジョセフに問い詰める。
因みに、この時点でジョセフとテレサの会話は噛み合っていない。
「じょ、ジョセフ。あ、貴方とアリッサってもしかして……」
「……?」
まさか、そこまで関係が進んでいるなんてと、テレサが小首を傾げているジョセフに問い質そうとした、その時。
「ちょ、アリッサ、それ、本気で言ってるんですの!?」
「あら、だったら、私がお手本見せましょうか?」
「それ、貴女がただやりたいからですよね!?しなくていいですわよ!」
扉越しに留守番していた二人のお嬢様がなにやら言い合っていた。
「……何、言い合っているんだ?まぁいいや、とりあえず中に入ろうか」
ここでずっと話していると金髪お嬢が何言うかわからないからと、ジョセフが扉を開け、玄関に入る。
なんか、この先、すごい嫌な予感がすると感じながらテレサが続く。
「ただいま、戻ってきましたよ~」
玄関に入り、ジョセフとテレサが荷物を置き、お嬢達の元に向かうと。
「あら、お帰り。ジョセフ」
アリッサがにこやかな顔でジョセフに向かってきていた。
……やけににこやかな笑顔で。
なにやら嫌な予感がすると、テレサが感じていると。
「ジョセフ、今すぐ逃げてくださいましッ!超逃げてくださいましッ!」
アリッサの背後からウェンディがもの凄い鬼気迫る顔でそう言う。今すぐ逃げないとこの後、とんでもないことが起こる、そんな顔で言っている。
「はい?」
だが、ジョセフはなぜウェンディがそんな鬼気迫る顔でそう言うのか理解できず、小首を傾げる。
そうしている間にも、アリッサはジョセフの元に駆け寄り。
「ちょっと、聞きたいことがあるんだけどさ」
そう言いながら、白く透きとおった、ほっそりとした両腕をジョセフの首に回し。
「……え、ちょ――」
ここに来てようやく、ウェンディが言った意味とアリッサがこれから何をしようとするのかを察したジョセフは、バックステップで回避しようとするが、時すでに遅し。
アリッサが一歩速く(しかも、細腕を首に回す時のスピードが異様に速かった)、ジョセフを抱き寄せていた。
ジョセフの顔を自身に実っている二つの果実の谷間に埋めて。
「「「……………………」」」
時間が止まる。ジョセフ、ウェンディ、テレサが固まる。
アリッサは、愛おしそうにジョセフを抱きしめる。ジョセフの顔を自身の胸に埋めて。
沈黙が流れる。そこだけ時が止まったかのように、時間が止まり、沈黙が流れる。
そして。
「……おい」
沈黙を破ったのは顔を胸に埋められているジョセフであった。なんとか喋れるが、声が少し籠ってしまっている。
「「…………」」
一方、ウェンディは口をぱくぱくして、テレサは笑顔のまま固まっている。
「ねぇ、ジョセフ。貴方、女の子の胸、どんなのが好きなの?」
そして、アリッサはさらりとそんなことをジョセフに言う。女子が二人いる目の前で。
「……なぁ、アリッサ」
しばしの沈黙の後、ジョセフが口を開く。ジョセフは平静をなんとか保っているが、アリッサの果実の弾力ある感触が顔に伝わっている。思いっきり伝わっている。
そして、半ば呆れたようにこう返し――
「……それって、言わないと駄目……むぐッ!?」
アリッサにさらに押し付けられるのであった。
アリッサの、豊満に実った果実がもろに伝わる。ていうか、果実が形を変えるぐらいに押し付けている。
「言わないと駄目よ。貴方も男でしょ?なら、女の子の胸に興味があるはずよ。さぁ、言いなさい」
「む~~ッ!むぅううううううう――ッ!?」
そう言いながら果実をジョセフに押し付けるアリッサ。しかも、ジョセフの顔を上下に揺らしているため、丸い球体が制服の上から露になっている。
アリッサが突然始めた――彼女ならやりかねないし、実際にやっているこの行為をテレサは見て。
「…………」
脂汗を垂らして、危機感が募り始めていた。
マズい。このままだと、明らかにマズい。
アリッサの狙いは明らかだ。ああやって胸を押しつけるだけでなく、上下に揺らしてジョセフを自分側に引き寄せようとしているのだろう。あれが上手くいくかどうかはわからないが、明らかにそれを狙っている。
アリッサの大きさはルミアに匹敵しており、とにかく大きい。テレサよりかは小さいがそれでも充分に巨乳の領域に入っているのだ。あんなものを押しつけられたら、他の男子は簡単にアリッサになびいてしまうことだろう。
「ねぇ、ジョセフ。どうなの?ねぇ」
「むぐ~~ッ!むぅうううううううう――ッ!?」
早くなんとかしないと、っと。テレサが思っている傍ら、ジョセフは手をばたつかせ、離れようともがくが、アリッサが力強く抱きしめているため、抜け出すことが出来ない。
「…………」
ああなった以上、ジョセフがアリッサから抜け出すのは難しいかもしれない。なにせ、アリッサは見た目によらずけっこう力が強いからだ。
だからといってこのままにしてしまったら、ジョセフは完全にアリッサになびいてしまう。
一体、どうすればいいのだろうか?
実は、テレサの頭の中ではある方法が浮かんでいた。ていうか、それしかない。
毒には毒を以て制するしかない(ジョセフにとってはある意味、さらに地獄になるだろうが)。
なにせテレサにはアリッサに勝っているのだから。
なんか、かなり恥ずかしいことをすることになりそうだけれど。
「むぅうううううううう~~~ッ!?」
目の前でぐにゅぐにゅと豊満な果実が形をかえている中、ジョセフがもがいているところを見ていると、行動を起こさないといけないと、テレサの女の勘が告げている(因みに、アリッサは少し息が荒くなっているのだが、テレサは気付いてない。そして、もう一回言うが、ジョセフにとってはさらなる地獄になる未来しか見えない)。
「……や、やるしか……ない」
そう言って、テレサはアリッサとジョセフの元に向かう。
そして、ジョセフの背後に立つと、両腕をアリッサの肩に掴ませる。
「……え?」
少し危険な状態になりかけていたアリッサが突然、自分の肩にテレサの腕が伸びていることに気付き、我に返る。
そして、テレサはジョセフの後頭部に目がけて、自身の豊満で重みのある果実を彼の肩に乗るような感じで――
「えい……ッ!」
ジョセフに押し付けるのであった。