ロクでなし魔術講師ととある特殊部隊員   作:藤氏

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66話

 そんなこんなで。

 

「システィ~、先生~、準備はいいですか?行きますね~?」

 

 中庭の一角で、ルミアが蓄音機を操作し、円盤レコ―ドをのせ、針を置く。

 

 すると、蓄音機の上部に据えられた角笛部分から、シルフ・ワルツ用の楽曲である『交響曲シルフィード第一番』の前奏が流れてくる。

 

 雄大で優雅なオーケストラでありながら、どこかエスニックな響きを持つ曲調だった。

 

 これに合わせるダンスは、当然シルフ・ワルツの一番。八つの型があるシルフ・ワルツのうち、もっとも基礎的なダンスだが、それでも素人が簡単にできるものじゃない。

 

(さて、先生の実力はいかに)

 

 ジョセフはグレンとシスティーナの方を見る。

 

 グレンはやる気なさげに全身から脱力しきり、欠伸など零していた。

 

 一方、システィーナは不敵にほくそ笑む。自信がかなりあるのだろう。

 

(まぁ、システィーナの方は幼い頃から練習しているだろうし、社交界に顔を出したこともあるんだろうしな。でも、なんだろう)

 

 あいつ、自分が何したいのかよくわかっていないような気がするのだが。

 

 まぁ、多分、たまには鼻っ柱をへし折りたいというのがシスティーナの中にあるのかもしれないし、グレンとルミアが仲睦まじくダンスしたりするという現実を前に茶々を入れたくなっていたり…なにか拗らせているのかもしれないが。

 

 前奏が終わり――システィーナは洗練された優雅な所作で、グレンはだらけきったやる気なげな所作で、礼式通り互いに一礼し――互いに歩み寄り、手を取って――

 

 そして、曲に合わせて、いよいよ、ダンスが始まった――

 

 その瞬間であった。

 

「およ?」

 

 ジョセフはグレンがシスティーナを荒々しく引き寄せるところを見て、目を丸くする。

 

 さっきまでのやる気なさげな様子はどこへやら。

 

 戸惑うシスティーナを力強くリードするように、グレンがステップを踏み始め――

 

 そして、全身を生き生きと躍動させ、踊り始めた。

 

「な――」

 

 システィーナの身体が、ぐいぐいと引っ張られていく。

 

 まるで、大渦潮に巻き込まれているかのような強烈なエスコートだ。

 

 型破りなカウントにシャッセ、緩急差激しいクイックステップ、嵐のごときスピン。

 

 ありえない角度にスウェイに、がくんと変わる視界。

 

 荒々しいタップ音に心音が共鳴していき――

 

 不意のヒールターンにシスティーナの身体がぐるんと振り回され――

 

「ちょ…先生…待っ……」

 

 システィーナの息が続かず、たまらずグレンから離れようとするも、がっちりとホールドされて逃げられない。グレンのダンスに翻弄されるしかない。

 

 ライズ・アンド・フォールで揺れる視界がシスティーナの意識を白く霞ませ――

 

 続くリバースロール、荒っぽいアクロスにシスティーナの足がもつれるが――

 

 そこは、グレンがフォロー、雄々しく力強くシスティーナの身体を抱きとめる。

 

 そして、ダンスは続く――熱く、熱く、どこまでも情熱的に、熱く――

 

「うへぇ、先生、マジかよ……」

 

 そんなグレン達のダンスに、ジョセフはルミアと一緒に目を丸くして息を呑んでいたのはもちろん……

 

「お、おい…見ろよ、あれ……」

 

「すっげぇ…ッ!?なんだあれ……ッ!?」

 

 周囲でダンスの練習をしていた他の生徒達も、次々とグレン達を注目し始めていた。

 

「アレ…本当にシルフ・ワルツですの……?」

 

「いちおう、振り付けはシルフ・ワルツだね…妙に荒っぽいけど……」

 

「ゆ、優雅とは言えないけど…熱に満ちてるっていうか……ッ!?」

 

「な、なんなんだ…ッ!?なんか、すげぇ惹きつけられる……ッ!?」

 

 ひたすらシスティーナを振り回すグレンのダンスは、一見、無茶苦茶だが、優雅で小綺麗な宮廷舞踏にはない独特のエスニックさ、野性的な生命力に溢れていた。

 

(これ、あれやろ。振付はシルフ・ワルツやけど、形はシルフ・ワルツの原型、『大いなる風霊の舞(バイレ・デル・ヴィエント)』に近い踊りやないかい。こりゃ先生、彼女に相当鍛えられたな……)

 

 ジョセフは、グレンのダンスを見ながら、グレンのかつての同僚が相当仕込みまくったんだなと、思いながら眺めていた。

 

 一方、システィーナは完全にグレンのペースに巻き込まれ、表情もどこか夢見心地な表情になっていってる。

 

 やがて、楽曲も終わりに近づき…呆気に取られる生徒達の前で……

 

 だんっ!

 

 ついに、力強くフィニッシュが決まる。

 

「はぁー…はぁー…はぁー……」

 

 動悸がする胸、上気する肌、熱い吐息。なんとも心地良い疲労感と高揚感に包まれて。

 

 システィーナはフィニッシュのポーズのまま、陶然と夢見るような表情で、グレンにしなだれかかり、身を任せているしかなかった。

 

 ぱち、ぱち、ぱちぱちぱちぱち――ッ!

 

 次第に、周囲から自然と始まった拍手が起きる。

 

「へぇ……」

 

 ジョセフは感服しながら、グレンの元に向かう。

 

 システィーナは我に返り耳まで真っ赤に染めながら、グレンから飛び離れる。

 

「昔の同僚に、ダンスにうるさいやつがいてな。そいつに相当、仕込まれたせいで、ダンスにはちょっと自信ありだ。意外だろ?」

 

 ここぞとばかりに、グレンはどや顔で勝ち誇っている。

 

 システィーナはぐうの音も出なかった。

 

「その同僚って、南原出身でしょ?」

 

 ジョセフが真っ赤にしているシスティーナをニヤニヤしながら、グレンに問いかける。

 

「ん?よくわかったな、ジョセフ」

 

「だって、先生のダンス、シルフ・ワルツっちゅうよりかは、その原型である『大いなる風霊の舞(バイレ・デル・ヴィエント)』っぽかったんですもん」

 

「おう、ご名答。とある一族の精霊舞踏『大いなる風霊の舞(バイレ・デル・ヴィエント)』を貴族の遊興用に簡略化したのがシルフ・ワルツだ。『大いなる風霊の舞(バイレ・デル・ヴィエント)』をガチでやらされた俺としちゃ、シルフ・ワルツなんて、簡単すぎて欠伸が出るぜ」

 

「う、うう……」

 

 システィーナは悔しげに拳と肩を震わせるしかない。

 

「ていうか、本当によくわかったな?」

 

「そりゃ、ウチの母がそれ踊れるっちゅうて、散々手ほどき受けてましたもん」

 

「マジか。でも、お前の母親って、南原出身じゃ…ってお前の母のことだから、南原出身の連中から教えてもらったんだろうな」

 

「はい。南原出身の友人から教えてもらい、それで踊れるようになったんです」

 

 ジョセフは、当時の母親の気分で始まったダンスの練習を思い出す。

 

 本当にあの時は、振り回されたりしていたもんだ。

 

「ん。グレンは全然だめ。甘すぎ。わたしがグレンの相手になる」

 

 負けじと、グレンへ組みついていく。

 

「お、言ったな?リィエル。お前もダンスできるとは意外だが…ふっ、俺の動きについてこれ――ってぇぅうぉおおわぁあああああああああああああ――ッ!?」

 

 だが、リィエルはグレン達が組手をやっていたと勘違いしたらしく、グレンの手を取るなり、派手にグレンの身体を投げ飛ばしていた。

 

「きゃっ、先生!?こ、こら!駄目だよ、リィエル!投げちゃ!」

 

「……違うの?」

 

「ちゃうわい!」

 

 リィエルのいつもの言葉に、ジョセフはハリセンを錬成し、スパーンッ!、とリィエルの頭を思いっきりはたく。

 

 そして、いつものように、てんやわんやの大騒ぎになるグレン達。

 

 その一方――

 

「うわぁー…なんだか、強力な優勝候補が登場しちゃったよ……」

 

「くっ…私達も負けてられないわね!練習あるのみよ!」

 

「そ、そうだ!俺は愛する彼女に『妖精の羽衣(ローベ・デ・ラ・フェ)』を着せてあげると誓ったんだ!」

 

 周囲の、すでにカップルを組んでいる勝ち組は、グレンにライバル心を燃やし……

 

「「「「講師、死すべし。慈悲はない」」」」

 

 未だカップルの組めない負け組は、グレンに呪詛を吐くのであった。

 

「なぁ、ウェンディ。お前、『妖精の羽衣(ローベ・デ・ラ・フェ)』に興味とかないのか?」

 

「え?」

 

 ジョセフにいきなり振られたのか、きょとんとジョセフの顔を見るウェンディ。

 

「いや、こういうのお前なら絶対興味あるやろうな、って思うてな。どうなん?」

 

「そ、それは至高の淑女であるわたくしが着用してこそ、輝くものですわ!おーっほっほっほっ!」

 

「ふーん……」

 

 やたらと高飛車な言動を取るウェンディに対し、ジョセフはそれをしばし黙る。

 

「あ、あれ……?」

 

 どうせまた、淑女(笑)とか至高(笑)とかいじってくるんだろうなと思っていたのだろう。

 

 ウェンディはそんないじりが来ず、しばらく考え込むように黙るジョセフを困惑するような表情を見る。

 

「お前、そんなに興味あるなら誰か誘おうとか思わないと?」

 

「え?そ、それは……」

 

 ジョセフの口から出たそんな言葉に、ウェンディは押し黙る。

 

 だって、ウェンディが誘おうと、パートナーを組もうと思っていた男子は今回の社交舞踏会には――

 

「ま、お前は期待を裏切らないからな~。面白いことになりそうやけどな」

 

「……その『期待』とは……?」

 

「……さぁ?どういう意味でしょう?」

 

 絶対、いい意味での期待ではない。ウェンディはそう思い、かくんと、頭を傾ける。

 

「せやけど…綺麗だろうな。お前が着たら……」

 

「……え?」

 

 ウェンディがジョセフの言った言葉をもう一度聞こうとしていた、その時だ。

 

「おーい、ジョセフ~。ちょっといいか~?」

 

 振り返ると、カッシュがジョセフ達に手を招いているのが見えた。

 

「ん~?なんや?」

 

 ジョセフはその姿を確認するなり、カッシュの元へ向かう。

 

 来れば、カッシュの他にも苦笑いしているセシルやなぜかハイテンションなカイ、ロッドなどがいた。

 

「どしたん?」

 

「いやぁ、実はちと協力してほしくてな」

 

 こいつ、なんかロクでもないこと考えているんやないか?

 

「……なにを?」

 

「その前に、先生がルミアと一緒にダンス・コンペに参加するっていうのは知ってるよな?」

 

 ああ、そういうことか……

 

 ジョセフはカッシュ達が何を企んでいるのか、ある程度察知した。

 

「せやな、知っとるで」

 

「しかも給料日前の小遣い稼ぎのために、学院中の野郎どもの憧れの天使ちゃんをかっさらっちゃたしな」

 

「せやなー」

 

 ジョセフは適当に聞き流す。

 

「そこで、だ。俺は一計を案じたんだ」

 

「ほう?どんなん?言っとくけど、俺は当日は用事で来れへんで?」

 

「わーってるよ。まぁ、話を最後まで聞こうぜ?」

 

 わかってるんなら、俺に何を協力させたいんだろうか?

 

 そう思いながら、カッシュに続きを言うように促す。

 

「なんと!二組の生徒全員に呼びかけて、俺達二組はほぼ全員、ダンス・コンペに参加しようと計画をたてたんだぜ!名付けて『任務・先生を金銭的に乾そうぜ!INダンスパーティ』ッ!」

 

「…………」

 

「…………」

 

 その言葉を聞いた瞬間、ジョセフとウェンディは一気に冷めたような目でカッシュを見る。

 

「い、いやぁ…お二方、そんなに冷たい目で見ないで…お願いします……」

 

「……で?どんな風にパートナーとか決めるん?」

 

 冷めた目のまま、ジョセフは方法をカッシュに問う。

 

「ああ、そこはくじ引きだな」

 

 それを聞いていながら、ジョセフは内心、頭を抱えていた。

 

(こいつら…何、余計なことしてんねん……)

 

 なぜ、ジョセフがそう思っているのかというと、グレンはルミアの護衛をイブから任されているのだ。

 

 当然、ルミアをもっとも近くでかつ、自然に護衛しなければいけないのだが、今回の護衛作戦は伝統的な帝国式社交舞踏会の独特なルールを逆手に取った作戦だからだ。

 

 社交舞踏会とは当然、社交・交流のための場だ。ゆえに誰かからダンスの相手を求められれば、一度はダンスの相手を務めるのが作法であり、ルール。それを強引に拒否し続ければ運営側から追い出されてしまう。

 

 ただし、コンペ参加者は、その参加権利を有する限り、任意で拒否することができる。パートナーを変えて踊るとダンスの調子が狂うからである。つまり、グレンがルミアと共にコンペを勝ち続けている限り、ルミアの手を他の誰にも握らせずに済む。

 

 しかし、これは参加権利を有する限り、つまり最後まで残らなければいけないわけで、もし負けてしまったらそこで任意に拒否はできなくなる。つまり、ルミアがグレンから離れざるを得なくなる可能性が高まってしまうのだ。 

 

 ライバルがいなくなればいいのだが、二組ほぼ全員参加となると、この中にはウェンディやテレサなど上流階級で社交界に顔を出したことがあるかもしれない連中もいる。ほとんどの上流階級の連中は、幼い頃からダンスの練習をしているから当然、グレン達のライバルになるわけである。

 

 要はライバルが多ければ多いほど、勝率が低くなるのである。

 

 件の組織――天の智慧研究会が社交舞踏会に乗じての暗殺。もしダンス・コンペでグレン達が負け、ルミアが他のダンスの相手をせざるを得ない時、その相手が天の智慧研究会の暗殺者だったら、ルミアは間違いなく命を落とす。

 

「いやぁ、我ながら英断だわこれ!まだ女子とかにはこれから話そうと思うけど、カイとかロッドとか、実現したら女の子と初めて手を繋げる~とか、ハイテンションたぜ?」

 

「……悲し過ぎるやろ、それ(何が英断だよ、クソったれ……)」

 

 どこまでも呑気なカッシュ達に、内心、悪態をつきながらため息しか出ないジョセフだった。

 

「……んで、俺はなにすればええと?」

 

 まだ女子とかに話してないならまだワンチャンあると思いながら、一応聞いてみるジョセフ。

 

「まぁ、これはまだ決まったわけじゃないけど、ダンスの振り付け、教えてください!お願いします!」

 

「はい?」

 

 予想外の依頼にジョセフは目を点にする。

 

「いや、さっきシルフ・ワルツは踊れるからって聞いたからさ、で、俺達は踊れるやつがそんなにいないからさ、だから頼みます。親友からのお願いだと思って、お願いします!」

 

「……わかったよ。ただし、まずはそのことを全員に話してからな」

 

 ここで断るのもどうかと思うし、今回の暗殺計画があるなんて口が裂けても言えない。

 

 ため息を吐きながら、ジョセフは承諾する。

 

「よっしゃぁッ!んじゃ、早速二組の教室に行こうぜ!カイとロッド達は、皆を集めてきてくれ」

 

 カッシュがその場にいる男子生徒達にそう言うと、セシル以外は喜んでそれぞれ散らばっていく。

 

(……あとは女子がこの企画を断ってくれれば――)

 

 

 

 

 ――今、二組の教室内にて。

 

「…………」

 

 ジョセフは机に頭を突っ伏していた。

 

(なんでや、なんでこんな時に……)

 

 ジョセフは今、教室の現状も見て胸中で嘆いていた。

 

 なぜなら――

 

「よっしゃぁッ!」

 

「これで、俺達は勝ち組だぁあああ――ッ!」

 

「なぁ、ロッド…俺は今泣きそうだぜ……ッ!」

 

「ああ、なんせ生まれて初めて女の子と手を繋げるんだぜ、嬉しくすぎて涙がとまらねぇ……ッ!」

 

 つまり、どういうことかと言うと――

 

(なんで皆ノリノリなん……ッ!?)

 

 こういうことである。

 

 あれからカッシュと二組の教室に入り、グレン、システィーナ、ルミア、リィエル以外の皆が集まってカッシュが企画のことを話した。

 

 ジョセフはカッシュには悪いが、グレン達のためにどうかご破算になってくださいと心から願っていたが、その願いも虚しく、皆盛り上がってしまい企画が始動してしまったのである。

 

 因みに、ウェンディは乗り気ではなかったが、段々と変な意地が出てきてしまい、参加することになった。

 

「…………」

 

 ここまで来てしまった以上、もう止められそうにもない。

 

(先生…ご武運を……)

 

「というわけでだ、ジョセフ~…って、おーいジョセフ?おーい?」

 

 カッシュの呼び声に反応しないジョセフは、まるで遠くを見るような目で、悟りを開いたかのような表情で固まっていた。

 

「おーい、ジョセフ!?おーい!?魂が飛んでるぞ!?ジョセフさぁああん!?戻って来てぇええ!?」

 

 たちまちのうちに騒がしくなる二組の教室であった。

 

 

 






今回はウィスコンシン州です。

人口580万人。

州都はマディソン。主な都市にミルウォーキー、マディソン、グリーンベイ、アップルトンです。

愛称はアメリカアナグマ州または酪農の国です。

30番目に加入しました。

1848年5月29日に前身のウィスコンシン準州から30番目の州に昇格しました。

アメリカアナグマ(バジャー)は州のシンボルでもあり、19世紀前半、ウィスコンシン州が国内の鉛の半分以上を産出した鉛ラッシュ時代に、鉛鉱山で働く鉱夫とその家族が地上に住居が完成するまで坑道に住んでたことから「アナグマ」と呼ばれたことが元になっています。

ドイツ人が開拓した州らしく、ミラービールとハーレー本社で有名なミルウォーキーがあります。

また、全米一の人気NFLチーム、グリーンベイ・パッカーズの本拠地があるのもここです。

マディソン周辺は「マディソン郡の橋」で有名です。

酪農の国という愛称がある通り、酪農が盛んで乳製品製造も盛んです。

そして、冬は寒さがきつく、気候条件から何から何までまんまドイツです。まさにアメリカの中にドイツが入っています。


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