「ここどこ\(^o^)/」
「あぁ、私の名前は
――――――
「永琳さん…ですね」
ふーん、珍しい名字の人だな。
「あっ」
声をあげて思い出す。
「ん?どうかしたか?」
そういえば……
「あの、永琳さんは何しにこんなところに来たんですか?」
こんな所に、女の人一人で来るのはおかしすぎる。(ブーメラン)
「あぁ、言ってなかったな」
辺りをキョロキョロしながら永琳さんは言う。
「私はこう見えて医師をやっているんだ。何か良いものがないか、たまに探索みたいななものをしているのだ」
「あ、そうだったんですか」
「それに、森は静かで心が落ち着くし、何より、
私が住んでいる村より空気がキレイだからな。」
と。
やんわりと、永琳さんは笑いながら言った。
「ん?あぁ、そういえば」
永琳さんが、思いだしたかのように聞く。
「君は迷子になったと言っていたが、どこかに行く予定だったのか?」
あ
ヤバい。
そこまで考えてなかった。
いや、だが待て。
永琳さんは、さっき「私が住んでる村」と言っていた。つまり、ここからそう遠くないところに村があるといういうことだ。
なら――
「はい、この近くの村に行く予定だったんですが――」
ばれないように、表情を柔らかいまま、喋り続ける。
「もしかしら、永琳さんの村かもしれませんね」
永琳さんは、少し考えてから俺にこう言ってきた。
「何しに村に行くつもりだ?」
「いや、ちょっとした観光を」
「フム…」
何かを考えている様子だ。
さらりと嘘をついたが、
何か失敗したか…?
「村までの道のりは分かるか?」
少し真面目な顔でこちらを見ながら言う。
対して俺は――
「いえ、わかりません」
と。
正直に答えた。
「そうか…」
永琳さんが目を伏せ考えている
「なら…」
永琳さんが俺を見ながら言う。
「私が村まで、君をサポートしよう」
「えっ?」
何故だ?どうして――
「どうして―そんなことを?」
永琳さんが当たり前な顔で言ってくる。
「どうしてって…私は医師だぞ?困っている人を助けるのは当然だろ?」
さも当然のように。
そう、俺に言葉をかけてくれた。
「あ、ありがとうございます」
「いや、いいさ。当然の事をするまでさ。」
永琳さんが、スッと手をだしてこう呟く。
「それじゃあ、行こうか。」
「はい!」
良かった。今の状況から、少しでも抜け出せることが出来て。
俺は安心して、永琳さんの後ろについて行きながら、そう考えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「よし、着いたぞ」
「え?」
俺は驚きながら聞く。
「これが…村なんですか…?」
俺の目の前にあったのは――
とても大きな街であった。
俺の知っている村ではなかった。
こう、なんというか…
今の日本の建築を1000年分位進めた感じだ。
未来感がすごい。
「そんなに驚くものなのか?」
永琳さんが、意外そうに呟いた。
「は、はい…」
だが、そこで。
俺は違和感を覚えていた。
(そういえば…なぜ、周りはこんなに大きい木があるのに、こんな進んだ家があるのんだろう…)
そう。
今さらだが明らかにおかしい。
家が木製ならまだしも、全てが金属で出来ているのだ。
少し気になったので、思いきって聞いてみた。
「あの、永琳さん。」
「ん?」
「今って、地球が生まれてから、何年ぐらいたってるんですか?」
これで、普通なら、⚪️⚪️億年とかだが…
「あぁ、今は――
しかし。
そんな俺の考えを裏切るように。
――地球ができてから2000年ぐらいだぞ」
「な…」
なん…だと…?
どうなっているんだ?
その言葉が本当なら――
「ほら、早く村に入るぞ」
「!…は、はい」
永琳さんに促され、村に入った後も驚きは消えなかった。
「…そうだ」
永琳さんがこちらを見ながら呟く。
「君、私の家で暮らしたらどうだ?」
「え?」
「住む所がないんだろう?」
「でっ、でも、永琳さんに迷惑をかけてしまいますし…」
「いいんだよ。困ってる人は、助けなきゃいけないからな。」
「え、永琳さん…」
「それに、新しい実験台になるし(ボソッ」
「?なにか言いましたか?」
「ん?何も言ってないぞ。」
「そうですか…?」
何か恐ろしいことが聞こえた気がしたが…
まぁ、気のせいか。
さてと。再確認の時間だ。
もしさっきの言葉が本当なら、俺は今、大大大昔にいることになるが…
なぜだ?思い当たる節がな…あ
「全ての――を集めてくれないかな?」
…もしこれが原因なら。
俺は…何かとんでもないことに巻き込まれたかもしれない。
「ここが私の家だ。好きに使うといい。」
「あっ、わかりました…って」
本日何回目かわからない驚きだ。
だってさ。目の前にある、大きなマンション一つが。
永琳さんの家だからだったからだ。
天はいつになったら「――」にたどり着きますかねぇ。(遠い目)
それでは次回予告です。
次回予告
「ほう、君は面白い能力の持ち主だな」
by永琳