東方刀物語   作:クロノヒメ

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ハロウィン、リア充、爆発。

本編には関係ないよ。


#4 実験

「さて、と」

 

永琳さんが朝食後のお茶を飲みながら俺に今後の予定を聞いてくる。

 

「どれくらいかは分からないが、君はここで暮らすだろう?」

 

「できれば、ですが」

 

「遠慮はしないでくれ」

 

それに――

 

「何か起きた後では遅いからな」

 

と。

多分俺が何かをやらかす前に対応するため、自分の手元に置いていきたい…という意味だろう。

 

「しかしだ」

 

永琳さんが楽しそうな声で呟く。

 

「そうなってしまっては、君もつまらないだろう?」

 

「と、いいますと?」

 

「少し位、自由でもいいと言うことさ」

 

「?」

 

「この村で暮らしていくんだ。なら、村のことぐらい知っていなきゃいけないだろう?」

 

「???」

 

わからないぞ?

 

「今日は特に何もない。私も何も用事が入っていないからな」

 

「あの、一体なにを?」

 

「決まっているだろう?

 

 

 

 

 

 

――――――村案内さ」

 

…え?

あの広い村を?

 

「はっは、心配するな」

 

どうやら、俺の驚きが顔に出ていたらしい。

 

「今日行くのは研究所と、ある人に合わせるだけだ。」

 

「ある人?」

 

「この村で一番エライひとだよ」

 

「え?そんな人に会えるんですか?」

 

「大丈夫…のはずさ」

 

…まぁ、永琳さんが言うのなら大丈夫だろう。

 

「では、早速行こうか?大丈夫だ。研究所はここから近い」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

そりゃ近いはずだ。

研究所は、ホントにすぐ近くにあった。

なぜなら――

 

「このマンションの裏側…だったんですか…」

 

そう。

マンションの裏側なのである。

後で永琳さんに聞いたところ、さっきまで居たところはここの職員の寮だったそうだ。

しかも、永琳さんは相当偉い人らしく、あれくらいの大きさは普通らしい。

 

「そうだぞ、では行こうか」

 

「はい。…あっ」

 

「?」

 

「あの、研究所には何をしに行くんですか?」

 

「あぁ、言ってなかったな」

 

永琳さんが振り返り、後ろ歩きしながら言ってくる。

 

「ここには、君の能力の実験と、エライ人に合わせることだ。それ以外は特には……おっと、危ない」

 

永琳さんが立ち止まった。

 

「ここだ」

 

分厚そうな金属の扉がある。上には「第一実験室」と書かれている。

 

「ここで、君の能力の実験をする」

 

指紋認証、顔認証、音声認証を終わらせ、俺達は中に入った。

 

「お、おおー」

 

中は思ったより広く、体育館程度の広さだった。しかし、地面、壁、天井、全てが銀色の空間だった。

 

「それにしても…」

 

永琳さんが困った表情を浮かべながら俺に喋る。

 

「「封印を操る程度能力」、かぁ。何で試して見ようかな」

 

「あの・・・」

 

「ん?」

 

「封印、ってなんですか?」

 

「主には力を封じたり、また抑えたりすること、のはずだ」

 

「力を抑える…」

 

「とりあえず、ここにあるボールを投げて見るから、それを止めてくれ。もちろん、能力を使ってな」

 

「は、はい!」

 

永琳さんが大きく振りかぶり、ボールを投げてきた。

 

…あれ?

これ、どうすればいい――

 

グキッ!

 

メリィ!!

 

ゴンッ!!!

 

ボールを取ろうとしたら、突き指して、頭に当たって、そのまま床に頭が当たった。

三コンボだどん!

…ふざけてる場合じゃないな。

 

「だ、大丈夫か!?」

 

「大丈夫です」

 

すみません嘘です。めっちゃ痛いです。

 

「うーん、もう少し別の調べ方を探すかな…」

 

「いや、能力の使い方が分かる機械とかないんですか?」

 

「うむ。ない」

 

「即答ですか…」

 

「ああ。そもそも能力者が少なく、サンプルが少なくてだな…」

 

「な、なるほど…」

 

「まぁ、分からないものはしょうがない。少し早いが、例の人に会いに行くか」

 

「ずっと気になっていたんですけど、その人の名前ってなんですか?」

 

「ああ――

 

 

 

 

――ツクヨミ様だ」

 

 

 

 

え?神様じゃね?

 

 

 

 

 




ハロウィンが終わったらすぐクリスマス。
はー、リア充め。まったくけしからん。
どーせ(自主規制)が売れまくるんだろ。


次回予告

「初めましてじゃ。ほー、なかなか面白そうじゃの」

byツクヨミ
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