デジタルモンスター Missing warriors 作:タカトモン
とある世界の森、獰猛なデジモンのいるこの場所で浪川タツヤは佇む灰色の騎士を見上げていた。3メートル程の背丈から騎士は彼を見つめている。彼が何を想うかそれは本人にしか分かり得ない事だが、少なくとも彼は純粋な水晶の輝きのような眼でタツヤを見た。
「いつまでもオレ様を見下してんじゃねぇぇぇぇぇ!!」
「…って」
と、怒りを含んだ様な声と共に黒い獣のようなデジモン…ワレモンは紫のオーラを右手に纏いながら大きく跳ぶ。そしてそのまま騎士の後頭部を殴りつけた。それと同時に騎士は0と1のデータ状に体が変化し、元の姿…カケモンに戻る。その際何か別の光が分かれ、地面に落下したのをタツヤは見逃さなかった。
カケモンは叩かれた後頭部をさすりながらもキョロキョロと周りを見渡す。まるで何が起きたかわかっていないようだ。
「アレ?ワレモンどうしたのぉ?」
「どうしたのぉ?じゃねぇぞ、バカケモンが!お前いつ“進化“出来るようになったんだ!?」
「進化…?」
「わ、わかんないよぉ〜」
進化という単語に疑問を持ちながらもタツヤは光が落ちた場所に進む。そしてその正体を確認しようとするが、その前に光は急に動き出しタツヤに接近。急なことでタツヤは身構えるがその光は害が無いように思えその場に止まると彼のポケットに光は吸い込まれていった。
タツヤは恐る恐るポケットに手を入れ探ると、指先に何かが当たる。そしてそのまま掴み、外に出すと……そこには見慣れたものがあった。長方形の厚さが数センチしかない液晶画面がついた…スマートフォン。ただしその細部は少々角ばっており、裏を見れば黄色い文字で《DIGIVICE》と描かれていた。
「えっと、デジ…なんだろ」
「デジヴァイス」
突然後ろから声が耳に入り、タツヤは急に振り返った。そこにいたのは才羽 ミキ、今朝方タツヤのいる中学校に転校してきた少女である。彼女は意思の読み取れない視線をタツヤの持つモノに向けていた。興味があるのか、それとも別の趣旨があるのか分からず少し戸惑うタツヤ。
…だが次の瞬間、タツヤ達の上空に大きな穴が広がった。それは七色の渦のようで、まるでタツヤ達が初めてここに来た時のように思える。
そうタツヤが思考している頃には、既にその場には生物の影は消えていた。
渦は誰もいない図書室の倉庫でも広がっていた。その渦の光は一瞬眩く光り出すとそこから吐き出すようにタツヤとミキが出てくる。そして光は段々と止み、渦は閉じていた。タツヤはミキの安全と周りの状況を確認すると、倉庫の扉から外へ出る。そして自分が倉庫に入る前の状況と同じ事に息を漏らす。
「図書室…?戻ってきたんだ…」
その言葉と共に緊張感も戻ってくる。それと同時にさっきまでの出来事が夢ではないかと思ったが、ズボンについた土埃や木の葉が現実だと物語っていた。そう理解すると、今度は次の疑問が浮かび上がる。さっきまでいた二体のデジモンはどこに行ったのだろうか、と。
すると…
『此処どこぉ!?なんか狭いよぉ〜!』
『騒ぐんじゃねぇ、バカケモンが!近いんだよ鼓膜破れるわアホが!』
ポケットに入れておいたスマートフォン…もといデジヴァイスを取り出す。そこに映っていたのは、先ほどまで一緒にいた二体、カケモンとワレモンだった。どうやら彼らはデジヴァイスの中にいるらしく、少々狭苦しい中で騒いでいる。と、同時に咳払いが響く。どうやらそれは図書室にいる生徒のものらしく、今タツヤは周りにいるほぼ全員の生徒に睨まれていた。
タツヤは苦笑いしながらも頭を下げて図書室を早足で出る。そしてまだ騒いでる二体に顔を近づけて呟いた。
「えっと…とりあえず家に来る?」
その途中ずっとこの二体は喧嘩をしていて周りの人に怪しまれながらもなんとか家に着くことができた。
「ただいま、おじいちゃん」
「おお、お帰り。…こりゃまた珍しい。タツヤがこんな時間に帰るなんての」
「あー、うん。ちょっとね」
扉を開けると、タツヤの祖父である浪川 源光が写真を飾っていた。多趣味な祖父のマイブームなのだろう、と思いながらもタツヤは言葉を濁す。まさか別世界に行ってきたなんて言える筈が無い。念のために土埃と木の葉をとってきたのは正解だった。と、思ったが源光の目線は彼の手に持つモノに移る。
「おや、タツヤそれは…」
「えっ?…あっ」
自分の表情が崩れるのがわかる。手に持つのはデジヴァイスだ。つい先ほど、家に入る前にカケモン達に静かにするように説得してそのまま握っていたのを忘れていたのだった。
「はて、そんなもの持ってたかの?」
「や、やだなぁ。僕が前に欲しいって言ったら買ってくれたじゃない」
「そうだったかいの?」
「そうだよ、そうだよ。あははは…」
タツヤが部屋に戻った後すぐに夕食の時間となった。今は部屋に客人?がいるために急いで夕飯を胃に収めると、タツヤはご馳走さまと告げて部屋に…行く前に台所へ寄り道。そして改めて部屋へ行った。その後ろ姿に目を丸くした祖父なんてチラリとも見ずに。
「これ…いや、これかな?」
部屋に入るとタツヤはデジヴァイスを起動させ手探り気味に操作する。背景がスライドスライドするが、カケモン達は一向に出てこない。どうすればいいか迷っていると、画面の下にロックの表示があり、ふと押してみる。
するとデジヴァイスから光が漏れ出し、画面の中にいた二体はタツヤの部屋へと現れた。
「かぁ〜!やっと出られたぜ!」
「うぅ、お腹空いたよぉ」
「ごめんね、遅くなって。はい、これ。お腹空いてると思って」
一言謝罪すると、彼は机の上からカゴを下ろす。そこにあったのは一言で言えばお菓子だった。流石に夕食後に米やパンなどを持ってくると怪しまれるのでこれしか持ってこれなかったのだ。もう一つ言えば、彼らが何を食べるか全くわからないのもある。
カケモンとワレモンはカゴの中をゴソゴソと探る。恐らく興味があったのだろう、カケモンは中にあったお菓子をタツヤに見せてきた。
「ナニコレ?ナニコレ!?輪っか?輪っかなの?」
「それはドーナツって言うんだよ。甘くて美味しいよ?」
そう言ってタツヤは袋を開けてカケモンに差し出すと、カケモンは少し眺めた後一口でドーナツを頬張る。咀嚼して飲み込むまでの動作の後、彼の目は輝き次々とドーナツを食べ始めた。
「おいしっ!ドーナツおいしぃ!」
「お(バキッ)(ガリッ)こっ(ボリボリ)(ガリガリガリ)な」
「あ、うん、そうなんだ」
カケモンのすぐ隣ではワレモンが煎餅をバリバリと齧っている。何を言っているかサッパリだが、夢中になっているのが一目でわかった。やっぱり美味しいものは万国共通なのだなと一瞬思ったが、異世界の生物だったと訂正する。
そうしていると、ズボンの端を引っ張られる。視線を向けると、そこには口の周りを食べカスだらけにしたカケモンがいた。
「ねぇねぇ、えっと…」
「タツヤだよ」
「タツヤッ!おいしい食べ物ありがと!」
満面の笑みでタツヤに感謝するカケモン。それを見てタツヤはどういたしまして、とカケモンの口の周りを拭き取る。こう言うのも悪くないな、と思いながらも満腹になった彼らと共に就寝した。
とある会社の一室。誰も居なくなった部屋の一台のパソコンの画面から光が漏れ出す。その光は会社裏へと移動しワイヤーフレームを形成。その形は巨大な鳥の形へと変化し、その全体は白く色付き始めた。
「ゴゲェェェェ…!」
翌日、タツヤはいつも通りの時間に目覚ましが鳴り目を覚ます。目を擦り横に目を移すとタオルに身を包めながらも一向に起きそうにないカケモンとワレモンがいた。このまま彼らを起こすのも酷だと思い、タツヤは登校する。…自分の机に、デジヴァイスを置いたまま。
そして数時間後、遅い起床と共にカケモン達は朝食(お菓子)を食べた後、部屋でくつろいで居た。と言ってもその時点ではだ。
さらに数時間後、バスケットの中身が無くなってやる事もないワレモンはイライラと地団駄を踏んで居た。本当は外へ出てこの世界…現実世界を楽しみたかったが就寝前にタツヤにキツく忠告されて居たのだ。自分達が外に出てはパニックになり、最悪悪い大人に何をされるかわからない、と。一応、一宿一飯の恩義があるので約束は違わずに居たのだが、彼の性格上限界が近いようだ。
「たくよぉ、なんでオレらが部屋から出ちゃいけねぇんだよ」
「ねぇねぇワレモン」
「こちとら巻き込まれてこっちにいるんだぜ?なのにこの仕打ちはねぇよなぁ」
「ワ〜レ〜モ〜ン〜」
「まぁなんだ?昨日のあれは美味かったし?そこはまぁ感謝してもいいんだがよ」
「ねぇってばー!」
「…っだー!うっせぇぞボケが!今オレは虫の居所が悪いんだよっ!」
腕を組みベットに座っていたワレモンはしつこく揺さぶられたのでついに吠えた。しかし吠えられたカケモンは手に持ったものを眺め困ったような顔をしている。カケモンの手には、昨日見つけたデジヴァイスがあった。
「タツヤ、これ忘れてっちゃった」
「あ?別にいいだろそんなの。どうせアイツ帰ってくんだし、ほっとけ。…それより腹減ってきたなー。おい、カケモン。ちょっくら一眠りしたら、飯取りに行こうぜ…………ん?」
ベットに持たれかかり一眠りつこうと目を瞑るワレモン。だが違和感を感じた。カケモンからの返事が無いのだ。冷や汗をかきながらもそっと瞼を上げる。そして視線を上下左右…ベットから飛び降りて扉を見ると、既に開ききっていた。
「あ………あんのバカ野郎がぁぁぁあああああああ!」
「おや?」
「あ」
カケモンは外に出ていた。と言っても彼はタツヤとの約束を破るという行為を気にし、あるものを被っている。…ダンボールだ。自分達がいるのをバレずに移動するには隠れながらしか無いと思い、ゴミ置場を漁り被っているのだ。
カケモンは昨日学校からタツヤの家に行く道を大体覚えていた。初めて見る現実世界への興味それほど帰宅の道が複雑では無い事もあり行動できているのだ。
やられたらお礼参りだ、とワレモンが以前言っていた言葉を色々勘違いしてカケモンは学校へ行く。全ては美味しいものをくれたタツヤの為に。と、ガツンと前に何かが当たった。先ほども何かと何回も当たっていた為、カケモンはダンボールからそろりと外を確認すると……顔が青ざめる。そこにいたのは巨大な鳥…否、デジモンだ。鶏に似たデジモン、コカトリモンはカケモンを見下ろしていた。
「ゴゲッ」
「……うわああああああああ!?」
「ゴゲェェェェェェェェェェェ!!」
タツヤは急いでいた。昨日からいる二体のデジモンが気がかりだったのだ。昨晩注意はしたが、実際どうなっているかわからない。もし祖父にでも見つかったらと思うと気が気では無いのだ。本当は昨日急にいなくなっていたミキと話がしたかったのだが、今も同級生に囲まれている。結果は見えているが、流石に入り辛い。
荷物をまとめ、教室の扉を開く。するとそこには昨日うるさかったのでスルーした幼馴染、立向居 城太郎が腕を組んで佇んでいた。
「おっ!タツヤー!昨日はよくも俺の名所巡り無視したな!今日こそ俺の名所巡りに付き合ってもらうぜ!」
「嫌だよ急いでるんだ。あとチャック空いてる」
「なんだよ釣れないなー……………ってマジだ空いてる!?」
タツヤの忠告を受け騒ぐ承太郎。既に日常茶飯事なので周りの同学年はドンマイといった顔で対応していた。
靴を変えて外に出たタツヤは早足気味で帰路を進む。ただ少し違うのは最近見つけた近道を進んでいるという所。人通りの少ない路地裏を通り、近くの廃ビルまで進めば、後は真っ直ぐ行くだけ。タツヤは廃ビルまでたどり着いた矢先、聞き覚えのある声に驚愕した。
「うわぁぁぁぁぁん!助けてェェェェェェェ!」
「カケモン!?」
「あっ!ダヅヤああああああ!!」
ダンボールを引き摺りながらタツヤに突進、もとい抱きつくカケモン。その顔は涙と鼻水で覆われていたが今はそれどころじゃ無い。勢いで倒れてしまったタツヤはカケモンに問いかけた。
「か、カケモン…どうして外に…」
「こ、これ…忘れてたと思って…」
と言って兜の中から取り出したのはデジヴァイスだった。本当は家に帰ってじっくり見たかったのだが、カケモンは持ってきてしまったのだ。だがこれだけで泣くだろうか、と思いながらカケモンが来た道を見ると、そこから巨大な鶏、コカトリモンが走ってくる。
あの森で見たクワガーモンと同じ印象を受けたタツヤには、逃げると言う選択肢は無かった。このまま逃げればいずれ人に見つかりパニックになる。いや、既に見つかってるとしてもここで食い止めなければならない。ましてやこの先には、学校があるのだ。行かせはしない、行かせては行けないと言う思考が頭を支配する。
「ごめんカケモン。力を貸して」
「えぇ!?む、無理だよぉ!アイツ大きいし怖いし…ぼ、ボク弱いし…」
俯くカケモン。たしかに今の彼ならそうかもしれない。だがあの姿なら、あの騎士の姿ならもしかしたら……。タツヤはカケモンの肩を掴んで目線を合わせる。手段はこれしか無い、やるしか無いと。何故なら、彼にはあの時に見た勇気があるから。
「大丈夫だよ、僕がいる。僕が君の足りないものを埋めるから。だから–––…一緒に戦って!」
「…うん、わかった」
カケモンは目の端に溜めた涙を振り払いながら頷く。…するとその瞬間、不思議な事が起こった。手に持ったデジヴァイスが反応してあるアプリが光り出す。タツヤはそのアプリ……《X EVOL.》を起動させた。
そして一番左上にある絵柄を押すと、デジヴァイスの画面上に一枚のカードが具現化する。竜の剣と獣の大砲を構えた純白の聖騎士型デジモン…オメガモンのカードを掴み取ると、タツヤは裏にあるコード…UGコードをカメラで読み取った。
「セットアップ、オメガモン!」
流れるように台詞を叫び、デジヴァイスをカケモンに向ける。そこから射出された光はカケモンを包み、変化をもたらす。
0と1で構成された空間でカケモンは兜を上へ投げる。するとカケモンの体はより大きく、強靭になり再び兜をつけた。それと同時に、背後にオメガモンの幻影が浮かび上がりそこから灰色の鎧が飛翔してカケモンに装着される。カケモンは上へ飛び上がり回転すると左肩にマントが装着され、竜と獣のオーラが形成され出来上がった剣と小型化された大砲が掛け合わさった武器、ウェポンΩを手に取り着地。そして口元をバイザーで覆うと、正面をXに斬り高らかに名乗りあげる。
「アップグレード!カケモン ver.オメガ!!」
カケモン ver.オメガは嘴で攻撃してきたコカトリモンを左のマントで受け流しその背中に蹴りを入れる。その行為に激怒したのかコカトリモンは口から真っ赤な炎をカケモンに吐き出した。それを本能的な危機をで横に避けるカケモン……そして炎が当たった先である木を見ると、木が石化していたのだ。ペトラファイヤーと呼ばれるこの技は喰らうと石化してしまう性質を持つ。
タツヤはその光景を見てカケモンに向かって叫ぶ。
「カケモン、ここで暴れちゃダメだ!」
「わかった!…どぉぉおおおおりゃあああああ!!」
「ゴゲェェェェェェェェェェェ!?」
コカトリモンの元へ一気に近づき、ウェポンΩを使いすぐ近くの廃ビルへ叩き込む。廃ビルの周りならいくら石化しても問題無い。ここでならいくらでも戦える。
カケモンはウェポンΩから光弾をコカトリモンに当てながら近づき、弱らせる。だがこの行為はコカトリモンをさらに激怒させた。コカトリモンは息を限界まで吸い込むと自分の下に向けてペトラファイヤーを放つ。自分の身に危険が起きる可能性が高いがそれを考える思考は既に無い。地面は石化し、このままではカケモンまで石化する……筈だった。
「飛ぶんだ、カケモォォォンッ!!」
「はぁあああああ!!」
足に力を込めて上へと大きく跳躍するカケモン。飛行能力は持たないが今はこれで十分。ウェポンΩの大砲をチャージしコカトリモンへと向けると、一気に光弾を放った。先ほどとは威力が上の光弾はコカトリモンへと当たり、自分の技の反動も重なって膝をつかせることに成功する。
「ゴ、ゲェ…」
「これで終わりだ……」
地上へ降りたカケモンは折りたたんでいたウェポンΩの剣を展開して構える。そして銃口から出た炎を剣に纏い、竜人の幻影を見せながらコカトリモンへと突き進む。トドメを刺すその技の名は…
「ドラゴニックブレイブッ!!!」
斬り裂かれたコカトリモンは断末魔を上げる前に粒子へと変換し消えていった。それと同時に石化した木や地面が元に戻って行く。それを見て戦闘が終わったのを確認すると、タツヤはカケモンの元へやってきた。
「やったね、カケモン」
「ああ、タツヤのおかげだ」
タツヤの為にやってきたカケモンに無かった”勇気“を補ったタツヤ、偶然だとしてもデジヴァイスをタツヤに届けたカケモン。彼らは互いに欠けたものを埋めてこの戦いに勝てたのだ。二人はその目を合わせ、勝利を実感する。
「…………」
「…………」
実感す………る?
「……それ、どうやって戻るの?」
「わ、わからない…」
その体格に合わず頭を抱えるカケモン。正直早く戻らないと人が集まってしまう、結構派手にやったし。と、困り果てた矢先、どこからともなく黒い影…ワレモンがやって来た。
「––––––このバカケモンがぁぁぁぁ!!」
「ったぁ!?」
以前とは違い、今度は足に紫のオーラを纏いながらカケモンの顔を蹴るワレモン。すると今度は前回と同じようにカケモンは元の姿に戻った。さらに言えば分離した光はデジヴァイスの中へ吸い込まれるように消えていく。
ワレモンはカケモンの兜をバンバン叩きながら怒り心頭といった感じで叫んでいた。
「お前外に出んなっつったのに何出てんだクソ野郎がァ!」
「うわぁぁぁぁあん!?ご、ごめんなさいぃぃぃ…」
「ま、まぁまぁ。とりあえず家に帰ろうよ」
「チッ。まぁいいか。とりあえずジイさんもメシ作って待ってるから帰るぞ」
あれ、今何言ったんだ?と心の中で思ったが徐々に人が集まるのを感じて二体をデジヴァイスに収納しその場から撤収した。
…だが気づいていなかった。コカトリモンが最初に石にした木の裏に…ミキが居たことに。
「え、じゃあバレてたの!?」
「はっは、そりゃあタツヤがあんなに怪しい事をするからね」
家に帰ると源光がカレーの皿を持ちながら待っていた。おかえりと言った後にすぐ『他の二人も一緒に食べよう』と一言。どうやら昨日の時点で何かあると睨んでいたらしいが精々犬か猫だと思っていたらしく、カケモンが家を出る時にちゃんと実態を把握したらしい。だとしても適応力高いんじゃ無いかなと思いながらも、タツヤはカレーを口に入れた。
ふと横を見る。隣でバクバクとカレーを食べるカケモンを見て、今日も美味しいなと思いながらも自分の苦労をカレーと共に胃の中へと飲み込んだ。
二話まで見ていただきありがとうございます
この物語は主に人間界編とデジタルワールド編に分かれております
この後は人間界編を進めていきますのでよろしくお願いします
オリジナルの設定などがあるので何か不明な点がございましたら何なりとお申し付けください
てか言ってくれたほうが嬉しいですw
ちなみに話の設定や物語の主軸となるものは話し合いながら決めて文章は友人が書いています
また来週もよろしくお願いします
ないとは思いますが読んでいただける方々がたくさんいたら早めに上げていきたいと思います