激戦のなかに俺はいる。
「リアス部長ーーーーーーーー!」
「一誠ーーーーーーーーーーー!」
あいつらは相変わらず主人公面してる。
流れ弾がトンんで来る。
あー、死ぬんだな、俺は。
さんざんな人生だった。
ふと横をみるとサーゼクスが何か訴えている。
その唇はこうなぞっていた。
「さようなら」と。
俺は妖怪。
かなり高位な妖怪で神々とも仲が良かった。
それは他の神話まで昇った。
そんななか、悲劇が俺を襲った。
はじめは聖書の神に拉致された。
そして、天使になった。
神聖なる天照様に遣えていたのに…。
それから、何千年も過ごした。
はじめのうちは嫌だった。
けれど、長いときを過ごすうちに、
家族のような存在に変わっていった。
そんなある日、俺は他の天使に嵌められた。
『こいつが俺の恋人を殺した。
しかも笑いながら…‼』
俺の地位を気にくわなかったんだろうな。
そいつは下級の天使。
しかも、俺はみているぞ?
お前がそれを実行している所を。
しかも、俺にはアリバイがある。
俺の意見の方が通るはずだった。
が、奴は俺を見捨て、堕天使へと変えた。
それからは酷いものだった。
俺を拾ったルシフェル、否、ルシファー。(当時はまだ堕天使)
彼は俺に絶対的服従を強制させた。
脅しと、力によって。
『これに逆らえば京の都にいる妖怪を全滅させる。』
服従の印を背中に押され、逆らうことができなくなった。
そして、勝ち目のない闘いへ参加させられる。
(これが光と闇の闘いである)
結果は当然敗北。
気がかりだったのは神の横にいたあいつ。
俺と同じ力を使っていた。
つまりあいつは俺のーーーー
代用品。
その事に俺は強い殺意を覚えた。
ミカエル率いる大天使を相手にした俺たちは負けた。
天界の半分未満の兵力で攻めたところで勝ち目などない。
そんなこと、誰もがわかっていた筈だろう。
そして、堕天使たちには厳しい処遇が与えられた。
それによりルシファーたちは悪魔となった。
俺の場合は、悪の面が少なかったからか、人間になった。
これで平和な日々が過ごせると思ったのだ。
元が妖怪なことの影響だろうか?
人間の身に転生したものの寿命は長かった。
それから何年の時を過ごしただろう。
真の魔王であるルシファーたちは既に死んだ。
そして、新魔王へと政権が移った。
そんななか、俺は悪魔にラチられた。
拉致ったやつの名前はアジュカ・ベルゼブブ。
『悪魔の駒』の実験台にさせられ、俺は悪魔になった。
それから何千年もの日々を悪魔として過ごさせられた。
ついに三勢力が和平を結ぶらしい。
そして、そこへテロリスト達が襲来。
事態は冒頭に戻る。
そこで、俺の意識は途切れた…。