相変わらず戦闘描写がうまいとは言えない作者のクオリティです。戦闘描写っていうか、文章力全般。
少し時間がかかりながらも見回りを終えて戻ると、一夏やメイド四人がいなかった。
「ああ、傘霧くん。ついさっき生徒会長が来てね、織斑くんや専用機持ちみんなを連れて行っちゃったのよ」
そう状況を説明してくれたのはしっかり者として定評がある鷹月さん。
……ああ、もうシンデレラが始まるのか。
「じゃあもうしばらく休みにしようぜ。どうせ生徒のほとんどは生徒会の催し物に集中してるだろ」
「え、そうなの?」
「おう。楯無さんからは聞いてなかったのか? 一夏達が向かった生徒会主催のシンデレラ、王子様役の一夏の王冠を手に入れた人は一日だけ一夏を好きにできるんだぞ」
「……えええええっ!!?」
事情を知ってるのほほんさん以外の全員が食いついた。
「え、それホント!?」
「織斑くんを一日好きにできるって、あんなことやこんなこともできるの!?」
「こうしちゃいられないわ! 今からでも間に合うかな!? 間に合うよね!?」
みんな口々に騒ぎ立て、バタバタと教室から出て行った。……残ったのは俺とのほほんさんのみ。
「のほほんさんも、改めて校内見て回ったら? てか、シンデレラに参加したら?」
「うん、そうする〜」
のほほんさんもゆっくりペースで教室を後にする。これで残るは俺一人。さて、どうするかな……。
(ああ、そうだ。簪さんの様子を見てみるか。整備室に籠もってるみたいなら、もう一度誘ってみるかな)
他にやることもない俺は、これ名案と思って教室を後にした。
◇
やはり予想通りに簪さんは四組にはいなかった。
整備室に入り、軽く見回すと、案の定簪さんの姿があった。
「簪さん」
「……。……何?」
簪さんは作業の手を止めずに尋ねてきた。簪さんの目の前には制作途中のIS『打鉄弐式』の姿がある。
「簪さん、学園祭に参加してくれてるかなーって思ったんだけど……その様子じゃあずっとここにいたみたいだな」
「……用件は?」
「俺、これから校内を見て回るんだけどさ、よかったら一緒に行かないか? 作業の合間の息抜きと思って」
「……必要、ない」
「そうは言わずにさ。こうした今までの勧誘の分も含めて、遅れた分は俺が手伝うから」
「準備に参加してもいない私に、今更学園祭に参加する資格なんて、ない」
「そんなこともないって――」
そう言いかけた時だ。整備室の扉が開く音がした。
この日に整備室に訪れる理由など簪さん以外は皆無に等しいため俺は勿論、簪さんも何事かと扉の方に顔を向ける。
「君は……」
入ってきたその人は、見知った顔だった。
その人は、校内パトロール中にぶつかった黒服黒髪の女の子だった。幼くあどけなさを宿した瞳が俺に向いている。
「……どうしたんだ? 迷子になったのか?」
とりあえず俺は女の子から事情を訊くため彼女の元へと近寄る。簪さんは相手を見て、俺が対応に向かったのを確認したらすぐに作業に戻った。
しかし次に少女から発せられた言葉に、俺は反応が一歩遅れた。
「対象捕捉。IS捕獲のため戦闘行動を開始します」
「――え?」
意味がわからず、思考が一瞬停止する。
その一瞬の隙に、少女の後ろから現れた銀色の『何か』が俺にぶつかり、俺を吹き飛ばした。
「ぐはっ!?」
「っ!? な、何?」
突然の音に状況を見てなかった簪さんは驚いて顔をこちらに向けてくる。
突然襲ってきた二体の『何か』――よく見ると、どちらも魚と蛇の中間のような姿をしていた。巨大な目のような模様もある――は、再び俺に襲いかかってくる。
「っ、エックス!」
瞬時にエックスを展開し、連射弾でそれらを撃ち抜く。すると、銀色のそれらは液状となって辺りに飛散した。模様だと思っていた目玉の形だが、そういう形状の核らしい。こいつは……
「こいつは、ISの特殊兵器だな……誰だ!?」
「……………」
この攻撃を仕掛けた少女を睨むと、少女は姿を豹変させた。
ダークカラーの装甲に包まれ、トゲのような形状に目玉のような紅いラインが入った翼が二対生える。先ほど迎撃した液体金属は目玉型の核の元に集まり、元通りの姿になって少女の元へと戻った。
「
「亡国機業……!」
少女――アフールが口にした言葉によって、ようやく原作のことを思い出す。
何やってんだ俺……せっかくの知識を忘れてどうするんだよ。アトラスさんみたいに原作にはない生徒がいるんだ、敵にもいて当然だ。加えて、敵の目的がISを奪うことなら、最も奪いやすいのは俺で、俺を狙うのも当然じゃないか……!
よく見れば、相手のISも何かに似ていた。確か、ロクゼロのエルピス第二形態。それによく似ている。あの液体金属の怪物も、色や細部の形状は違えどよく似たようなものがエルピスの周りを飛んでいたっけ。
「『エルフ』」
アフールはそれだけ言う。『エルフ』と呼ばれた液状金属の怪物の一体が襲いかかってくる。
「ちっ……!」
両手のレンズを散弾型に変更。散弾を撃って吹き飛ばすが、液体金属はすぐに元の形に戻り、尻尾を俺に叩きつけた。
「ぐあっ!」
まずい。何がまずいって、まず場所が狭い。整備室自体は広いには広いが、IS戦を行うには狭い。限定空間ではエックスの機動力が殺される。それだけならまだしも、こちらには簪さんと簪さんのISがある。それらを守りながらというのははっきり言って絶望的だ。まずは彼女を避難させなくては。
「簪さん、今すぐここから逃げろ! ISを待機状態にしてここを出るんだ!」
「だ、ダメ……私のIS、まだ待機状態に、できない……!」
「なら、せめて簪さんだけでも……!」
「……逃走の計画を確認。逃走経路を遮断」
アフールはそう言うと控えていたエルフを唯一の出入り口である扉へと張り付かせ、壁となって退路を塞いだ。……つーか、そんなこともできるのかよ!?
「ちっ、簪さんは下がってろ!」
俺はそう指示して、アフールへと突貫する。
装甲の薄いエックスでは長期戦は向かない。ただでさえ空間的にこちらが不利な上、周辺被害を考えると使えるレンズが限られる。とにかく短期決着でどうにかするしかない。
アフールの眼前に両手を突き出す。だがそれと同時に、エルフが割り込んできて盾の形状に変化した。
ガァンッ! という衝突音。両手から発射された散弾によって液体金属は四散したが、アフールまでには届かない。
しかしそれは想定済み。両手をさらに伸ばし、アフールとの距離をゼロにする。
「食らえ!」
ゼロ距離での散弾発射。直撃した。手応えもちゃんとある。
だがアフールは、前方への加速と絶対防御によって強引にその場に留まり、俺の攻撃の間に構成した液体金属の剣で俺を斬りつけた。
「くっ――!?」
剣を掠めた皮膚が裂け、鮮血が散った。
これは――防御貫通攻撃。アフールがその技術を持っているのか、アフールの使うISがそれができる攻撃力を有しているのか、とにかく相手には絶対防御を貫通させて直接攻撃ができていた。
「くそっ!」
俺もプラズマブレードをコールして応戦する。が、液体金属である相手の剣はこちらの剣を容易くすり抜け、俺に斬りかかり、追い詰めていく。そしてIS整備用の台座まで追い込まれた。
(しかも、台座にあるのって――!)
後ろにあるものに気づいた俺は、ランス状に変形したエルフによる攻撃を受け、結果、左肩を貫かれた。
ベキッ、という嫌な音。そして一瞬遅れてやってくる激痛。
「ぐ……あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」
「《
「――っ!?」
アフールがエックスに取り付けた装置によってエックスが引き剥がされる。そうして引き剥がされたエックスのコアはアフールの手中に収まり、俺はISスーツのみの生身となる。
ISを奪った俺に用はないのか、アフールはランス状のエルフを振るって俺を放り投げた。
「がはっ……!」
「か、傘霧くん……!」
様子を見ていたのか、簪さんが物陰から飛び出してきた。
「馬鹿、来るな!」
「え……」
俺の一喝で簪さんの足が止まる。が、もう捕捉されてしまった。
「対象外操縦者確認、対処不明……排除した後にISを奪取します」
アフールはそう言って、一度解いていたエルフを再びランス状に変化させて簪さんに向ける。
(動け……動け俺の身体!)
激痛を無視して走り、呆然と立ち尽くす簪を全力で突き飛ばす。
そうしてアフールの矛先に立った俺は、脇腹を貫かれた。
「あ……あぁ……っ」
「……おい、てめぇ……無防備な簪を襲うとはどういうつもりだコラ」
ようやく状況を理解して声を震わせる簪を余所目に、攻撃を仕掛けたアフールを睨みつける。
貫かれた腹から流れ出る血が、足元に赤い水溜まりを作り始めている。
「ふざけたことやってると……ぶっ飛ばすぞ……!」
未だに無表情のままのアフールに殺意も覚えながら、右手に意識を集中させる。
……思い出せ。記憶を呼び起こせ。リムーバーによって引き離されたISには耐性ができる。その耐性によって、離れていても呼び出すことができるようになるはずだ。
イメージしろ。俺のISを。青く、何より速い翼を……!
「戻ってこい……エックス!」
「……!?」
光に包まれ、エックスの装甲と装備を纏った俺は、驚くアフールの顔面を掴んで壁まで押し込む。未だに体に刺さったままのランスが身体を抉りとるような激痛を与えてくるが、知ったこっちゃない。
壁に押し付け、すでにレンズの切り替えとチャージが完了されている集束弾を叩き込んだ。反撃が来ない内に後ろへと下がる。
「ぐっ……」
「傘霧くん!」
今度こそ簪がそばに駆け寄ってくる。彼女の目には涙が浮かんでいた。
「どうして……どうして、私や、私のISを庇って、こんな……こんなっ……!」
……実は先ほどの台座には簪のIS、打鉄弐式があった。左肩を貫いた攻撃は避けようと思えば避けれたが、その場合打鉄弐式が破壊されていたかもしれなかった。
「……一々、理由なんか、考えてられっかよ」
「え……」
「簪や簪のISを守りたいと思ったからそうした。それだけだ……」
ズキズキと痛む脇腹を押さえ、立ち直るアフールを睨む。ゼロ距離で集束弾を直撃させたものの、まだ決定打には至っていない。
どうする? どうすればいい? 左腕は使えない、レンズも制限されてる、簪やISも守らなきゃならない。この状況でどう動けば奴に勝てるんだ……!?
「……リムーバーによる奪取失敗。対象を排除し、ISを強奪する作戦へと移行します」
(くっ……!)
打開策が全然浮かばない。いよいよ焦りが頂点に達しかけたその時、整備室の出入り口の方で盛大に何かが破壊される音が響いた。
エルフによって塞がれていたはずの扉。そこには、
「楯無さん参上! ……ごめん颯斗くん、こっちに駆けつけるのに少し時間がかかったわ」
少し息が上がっている楯無さんが、エルフの核が突き刺さったランスを片手に立っていた。
楯無さんの言ってることは、まあ妥当だった。体育館からここまで結構な距離なんだから。
けど、助かった。ようやく助けがきた。
「……対象外操縦者、さらに一名確認。排除します」
「へえ、私を排除するですって? 心意気はいいわね。でも――」
そこまで言った次の瞬間、部分展開だったミステリアス・レイディは完全展開に変わり、同時にアフールへと斬り込んでいた。
あまりに一瞬のことに、俺と簪さんは勿論、攻撃を防いだのにアフールも驚いている。
「私のかわいい妹を襲って、お気に入りである颯斗くんを傷つけたお礼、たっぷりしてあげるわよ?」
そう言う楯無さんの瞳は、絶対零度を感じさせた。
「……!」
アフールも身の危険を感じたのか距離を取り、さらにエルフを蛇型にして楯無さんに襲わせる。
だが楯無さんはランスに内蔵されたガトリングを連射し、エルフ諸共アフールを正確に撃ち抜いた。
「くっ――!」
アフールは無事だったエルフの核を手元に手繰り寄せ、それを中心に液体金属の剣を作り出し、楯無さんに斬りかかる。
「無駄よ」
が、それはアクア・ナノマシンのヴェールに阻まれ、しまいにはアクア・ナノマシンが剣を包み込み、防がれると同時に剣がその場に固定された。
「ギリシャ第三世代試作型のISね。特殊機能として液体金属を特殊なAIコアが制御して攻撃にも防御にも使用できる。けれど、その液体金属はコアを中心に構成しなければならず、コアがなければ操作自体が不可能になる。加えて初期型であるそのISにはそのAIコア二つしか装備は存在しない。内一つは破壊されて使い物にならず、生きているもう一つも捕らわれて動けない……さあ、どうするのかしら?」
もはや詰みの状況だった。武装が無力化された今、アフールに攻撃手段がない。
「……!」
「あら」
アフールは剣を手放し、逃走を開始した。
だが、逃げられる訳がなかった。なぜなら、最速がいるのだから。
「逃げんなコラ!」
整備室を出られる直前に追いつき、俺が右手でとっつかまえる。それでもアフールは逃げようとするためレンズを変え、拘束リングで動きを封じる。
これで詰みも完了したかと思われた。が、アフールは驚きの行動に出た。
アフールが拘束されたISを乗り捨てたのである。
「は!?」
ISを自爆させる訳でもなく、ただ乗り捨てるという行為に驚きながらもすぐにアフールを捕まえようとするが、その前に彼女自身の携行品であろう閃光弾が炸裂して俺も楯無さんも怯んでしまう。その隙にアフールは整備室から飛び出していった。
「待ちやがれ!」
「ダメよ颯斗くん。無理に動いたら傷に障る」
「っ!? お、おぉぉおぉ……っ!!」
怪我した左肩を掴まれたことで激痛が走り、悶える。楯無さん、俺を止めるためとは言え、(おそらくわざと)怪我した部分を掴むとはいかがなものか。
「他の専用機持ちがあの子を追いかけるから、あなたは手当てが先。乗り捨てられたISが自爆する様子はないけれど、念のため私が様子を見るから……簪ちゃん! 颯斗くんを医療室に連れて行ってくれる?」
「……わかった」
それから簪さんに支えられて医療室へと向かった。道中奇跡的に誰とも会わなかったが、激痛に耐えるので精一杯でそんなこと気にしている余裕がなかった。
◇
ISを乗り捨てて逃亡したアフールは、IS学園の敷地内を走っていた。
颯斗のISを強奪する計画は失敗。それをどう謝ろうかとアフールは思案しながら走りつづける。目指す場所は仲間との合流地点、IS学園裏の森の中。
森の中を走りつづけると、アフールの目の前を紅いISとネイビーカラーのISが遮った。箒とシャルロットである。
「……!?」
「お前が、一夏と颯斗を狙っていた組織の者だな」
「君がいる組織が一体何なのか、話してもらうよ」
窮地に追い込まれ、アフールになすすべがなくなる。
しかし、そこにアフールの知る声がかかった。
「それは困りますねぇ。我々は秘密組織なので、明るみに出る訳にはいかないのですよ」
「「!?」」
二人が振り返ると、そこには一人の男性がいた。
肩まで伸ばした薄紫の髪と、すらりとした高い背丈が特徴の人物で、白い燕尾服を着こなしている。そんな彼は箒とシャルロットを相手に目を細め、ニコニコと笑顔を向けていた。
「誰だ!」
「そうですねぇ。敵に名前を明かす訳にはいかないので、その子のお仲間とだけ申しましょうか。後、男性であることも明かしましょう」
「……何のつもり? IS相手に、張り合えるとでも言うの?」
「まさか。絶対的兵器であるISに立ち向かうなどとんでもない」
男はそう言うが、ニコニコとした笑みを絶やさない。
しかしその男は次第に背景へと溶けていき……
「さあ、アフール。帰りますよ」
「……!?」
いつの間にか、男はアフールの手を取っていた。
「い、いつの間に!?」
「では皆さん、ごきげんよう」
「ま、待て!」
すぐに捕らえようとするが、今度は男に加えてアフールも一緒に背景に溶けていき、二人の手はただ空を掴むだけで終わった。
◇
箒とシャルロットから少し離れた地点。何もないそこからアフールと男が姿を現した。
「おや、もうエネルギー切れですか。さすがにISなしでは厳しいものですねぇ」
「……スマイル、それは?」
アフールが尋ねる。スマイルと呼ばれた男は装置を見せながら答えた。
「空間湾曲を利用した迷彩機器ですよ。元々、以前の潜入先から拝借した設計資料に書かれていたもので、第三世代ISの特殊兵装だったのですが、ISが使えない私個人でも使えるよう改良してもらったんです」
その分、バッテリーと持ち時間の問題が深刻ですがねぇ。とスマイルは付け足した。
それでもスマイルは終始ニコニコとしていた。アフールも彼の表情には何も言わない。彼女自身、笑顔以外に彼の表情を見たことがない。
「ところで、アフール?」
「……何?」
「作戦が失敗することについてはエムは予想されていましたが、ご自身のISはどうなさいましたか? 緊急時のISパージをしたにしても、ISコアは持ち帰るよう言われませんでしたか?」
「……………。……………忘れてた」
やや長い沈黙の後、ようやく返ってきた答えに、スマイルは笑顔のままやれやれと首を振った。
「そのような天然故に、あなたはアフールと呼ばれるようになられたのでは?」
「……ぷぅ」
スマイルの指摘に、アフールは頬を膨らませた。
アフール。時折彼女が起こす天然故のミスが馬鹿と言われるほどに深刻なため、馬鹿――
途中、一時的に颯斗は簪のことを呼び捨てにしてますが、そういう風に私が書いたんです。颯斗は無意識。第七巻の一夏みたいな感じ。
敵側のオリキャラ、アフールとスマイル登場。本文の通り、名前の由来は馬鹿と笑顔です。
なお、アフールのキャラに元ネタはありませんが、スマイルの方にはあります。
薄紫の長い髪で、いつもニコニコ笑顔のロックマンキャラと言えば、ロックマンDASHの三等司政官ロックマン・ジュノ。そのうち胴体と首だけになるんでしょうか(笑)
亡国機業のキャラの呼び名って、あれコードネームなのかな。犯罪組織だから本名を表に出す訳にはいかないだろうし、マドカ以外(スコールとオータム)の名前は英単語だし、マドカも仲間からはエムって呼ばれてるし、他の二次小説でも名前は英単語になってるし。とりあえずこの小説では、(少なくともアフールとスマイルは)呼び名はコードネームとさせていただきます。
アフールの天然ミスによってただ乗り捨てられたエルピス第二形態モチーフのIS。哀れ。でも、ちゃんとそのうち出番は与えます。