ISだが、機体は岩男でも問題ないよな?   作:暁楓

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第三十九話 この妹にして、この姉あり?

 簪に会った翌日。

 調べたいことは山ほどあるものの学生である身分上、何よりまずは学業が優先である。

 そんな訳で現在グラウンドでは、一年生が全員集合してのIS実習となっていた。

 今更だがここは女子校、見渡す限り女子女子女子。加えてISスーツは水着みたいな見た目なので目のやり場に困る。とは言っても、男子は二人揃って最前列なのだが、俺が最近の渦中の人とあって嫌でも視線を感じる。勘弁してくれ。

 

「織斑、傘霧、篠ノ之、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰、更識! 前に出ろ!」

 

 いきなり専用機持ち全員が織斑先生に呼び出された。一瞬遅れそうになりながらも七人と同じく前に出る。

 

「先日の襲撃事件で、お前たちのISはすべて深刻なダメージを負っている。自己修復のため、当分の間ISの使用を禁止する」

 

「はい!」

 

「は、はい」

 

 俺だけ返事が若干遅れた。

 だって、手元にISねーのに使用禁止とか言われても実感わかねーよ。そもそも俺のISがどういう状況とか以前に、俺のISがどういうものかもロクに知らないから。一昨日テストをして以降、オメガを見てすらいません。

 しかし口にしてない心境は当然伝わることもないので話は進んでいく。

 話を纏めると、専用機が使えない代わりに『EOS』……外骨格なんたらかんたら装甲だとかエクステンド・なんとか・かんとかいう説明があったがよくわからん……とりあえずはこの兵器に乗ってデータを取れと。訳わからん。あと、一般生徒は訓練機で模擬戦だとか。先生、ロクにISもわからない俺としては訓練機でもいいからISに乗りたいです。

 そんなこと考えてると織斑先生に頭叩かれた。思考を読まれたのかと思ったが、他の専用機持ちも叩かれている辺り、ただの催促らしい。

 

「早くしろ、馬鹿ども。時間は限られているんだぞ。それとも何か? お前たちはいきなりこいつを乗りこなせるのか?」

 

「お、お言葉ですが織斑先生。代表候補生であるわたくしたちが、この程度の兵器を扱えないはずがありませんわ」

 

「ほう、そうか。ではやってみせろ」

 

 セシリアの意見に織斑先生はにやりと笑った。

 セシリアにフラグが立ったらしい。

 ……。

 …………。

 ………………。

 結論を言おう。マジでフラグだった。

 重い。ひたすら重い。おかげでセシリアを始め一夏も箒も鈴音もシャルロットも扱いに苦戦していた。ラウラは扱った経験があるのか黙々と動かしている。かく言う俺も、実際重くてキツい。

 でもなんだろ……苦しいというほどでもない。なんていうか、これのもうちょっと楽にしたようなものを経験してるような気がする。あれか、俺のISがこれとどっこいなのか?いや、それはないだろ。

 ちなみに簪はデータ計測についている。肉体の負担こそないが、国連に提出するデータであるため重要な仕事である。

 

「それではEOSによる模擬戦を開始する。基本生身には攻撃するなよ」

 

 ある程度動いたところで織斑先生の一言で模擬戦開始。

 

「行くぞ、颯斗!」

 

「へ? うおっ!」

 

 急接近してきたラウラをとっさに避ける。避けられたことが意外だったのか、少し驚いた表情をラウラは一瞬浮かべたが、すぐに切り替えてアームパンチしてきた。

 それを腕部装甲で防ぐ。模擬戦はEOSに装備された銃器のペイント弾を当てたら勝利だ。動いてる相手に弾当てる知識なんぞ俺にはない。動きを止めて至近距離で撃つしかない。

 ラウラ相手にできるか? 無理だろ。でも食らいたくないので抵抗はするさ。

 防御から攻撃に転じる。銃は使えないものとして、やるとすれば装甲と質量による近接戦、要するに殴るってことだ。生身を殴るのは危ないので、装甲を叩いて押し倒すのを狙う。

 ガッシャンガッシャン音を立て前進しながら右パンチ左パンチとラウラを攻め立てる。右パンチする勢いで左腕引いて、左パンチすればその逆でっていう感じで勢いを利用することで重量による不自由を軽減しつつ攻撃を繰り返す。しかしラウラは攻撃をひょいひょい避ける。こんなクソ重い装備身につけてよく避けれるなおい。

 そしてラウラは脚部ローラーで距離を離し、銃をこちらに向けた。あ、詰んだくせー。

 

 ダダダダダッ!

 

「いだだだっ! てめっ、こっちが撃てないのわかってやってるだろ!」

 

「当たり前だ。相手の苦手を突くのは戦闘の常識だぞ」

 

 正論である。全身ペイントまみれになってリタイアとなった。その後も他の連中に対してラウラのワンマンゲーだった。

 ちなみに、最もラウラからペイント弾食らったのは俺だったので、ラウラに加えてラウラにペイント食らった奴らからも笑われた。くそぅ、ペイントの匂いが鼻にくるぜ。簪は心配してくれたのが唯一の救いだった。

 

 

 

   ◇

 

 

 

 時は過ぎて放課後。

 俺は、生徒会室の前にいた。

 場所については昼休みの間に一夏に教えてもらった。一夏は直接案内しようかと言ってきたが、余計な人は連れて行きたくなかったので却下。遠慮すんなと一夏は一度食い下がったのだが、箒がフォローしてくれて無事一人で行けることに。ありがてぇ。

 昼休みはその説明を聞いて覚えることに費やし、放課後に行こうとしたのだが織斑先生からオメガのテストやれと言われ、今日から使用可能となったアリーナで起動テストやって(やっぱり途中でエラーが起きた。またシエルさんに預けることになった)、それから生徒会室に行こうとして道に若干迷い、ようやく到着である。長かった。

 ここに来た理由は、楯無さんに会うためである。簪と並んで俺を知る貴重な人物の一人。

 なのにこれまで会うことがほとんどなかったというのは、簪同様なんらかの事情があるとみた方がいいのだろう。だから一夏の提案を断った。これが簪みたいに俺のことが好きーってことだったら晴れてハーレムの仲間入り……になるのか? しかし見方を変えると二股ってことだからなー……。それ言ったら一夏なんて五股になるけど。本人が無自覚ならいいのか。

 と、まあ、入る勇気を挫くようなことを考えてしまったが、それでも行かねばならない。

 いざ、扉をノック。

 ……。

 …………。

 ………………。

 

「……いない?」

 

 返事がない。まいったな、初っ端から挫いてんじゃん。

 出直した方がいいだろうか。……はっ、いや待て、昨日を思い出すんだ。昨日簪に会いに行った時、ノックして声をかけてもすぐに出てこなかったじゃないか。楯無さんと俺との間になんらかの関係があるのは確か(勝手な推察)である以上、楯無さんも同じような対応をする可能性は充分ありうる!

 とまあ、よくわからん理論を立てはしたが、そうでなくとも待ってれば来るかもしれんし、生徒会室に入っていよう。一夏の話によると俺は生徒会役員だったみたいだし、中にいても無問題。という訳でお邪魔しまーす。

 しかし扉を開けてすぐ、その足を止めることになった。

 

「いるじゃん」

 

 楯無さんがいた。机に突っ伏していてこちらに気づく様子もないことから寝ているようだ。何が楯無さんも同じような対応をする可能性だ、ただ寝てて気づかなかっただけじゃねぇか。恥ずかしー。

 でも寝てるとなると無理やり起こす訳にもいかないよなー。という訳で、お隣に失礼して、じっと待つことにする。

 ……。

 …………。

 ………………どれぐらい待ったら起きるかな。

 暇つぶししようにも、ラノベなんてないし、携帯いじるにも何すればいいかわかんないし……いや、わからないことを逆手に色々見てみるのもいいのか? その他手元にあるものでは何かできる気もしない……素直に勉強が一番いいのかな。

 しかし、そうなると何を勉強しようかな〜。一番に思いつくのはISの教本だけど、種類があるしなー。

 

「……ん、ぅ……」

 

 バッグの中から教材を探っていると、隣から小さな声が聞こえた。

 起きたかな? そう思って楯無さんを見るが、楯無さんは机に突っ伏したまま。

 

「うぅ……」

 

 また楯無さんから声が漏れる。まだ起きない。ただ気のせいか、少し苦しそうに聞こえた。

 寝言かな? と思っていると、今度ははっきりと、意味のある言葉が吐き出された。

 

「颯斗、くん……!」

 

「え……?」

 

 俺の名前が出てきたことに、少し戸惑った。しかも、聞き間違いでなければ明らかにその声に悲しみや苦しさが含まれていた。

 

(一体、どういう夢を見てるんだ……?)

 

 うなされているみたいだが、どうしようかと思い悩む。うなされてるなら起こすべきなのだろうが、ひょっとしたらこの寝言から情報を得られるかもなんて思う。加えて、俺はヘタレだ。とてもじゃないが、寝てるとはいえ女子の身体に触るなんてできません。昨日簪を撫でたろって? あれは相手が先に抱きついてきたからいいんです。

 

「颯斗くん……死んじゃいや……!」

 

(どういう夢を見てるんだよ!?)

 

 さすがにアカンと感じ、楯無さんを起こすことにする。

 とりあえず、肩でも叩きながら声をかけようかと楯無さんに手を伸ばして、

 

「――ッ!!」

 

 ガバッと、楯無さんが顔を上げた。急に動いたものだから、伸ばしていた手を引っ込めて「うおっ」と少しビビる。

 相当の悪夢だったのか、涙を流した状態の楯無さんはキョロキョロと周囲を見回す。そして、俺と視線が合った。

 

「颯斗、くん……?」

 

「えと……はい」

 

 何を話せばいいのかわからず、とりあえず頷く俺。

 すると楯無さんは、中途半端に引っ込めていた俺の手を両手で包むかのように掴み寄せた。

 

「た、楯無さん?」

 

「……ごめん。少し、このままでいさせて……」

 

「は、はい……」

 

 割と強く握りしめてくる楯無さんに戸惑いつつ、言われた通りそのままにしておく。

 それからは互いに無言で、しばらく経ってさすがに気まずくなってきたところで楯無さんの手が離れた。

 

「……ふう、ごめん颯斗くん。もう大丈夫。それで、この生徒会室に何か御用かしら?」

 

 もう大丈夫と言われたのもも、はいそうですかとはできない。どんな夢を見ていたのかも気になるし。

 

「だいぶうなされてたみたいですけど」

 

「大丈夫よ。心配しないで」

 

「泣いてましたよね」

 

「大したことじゃないから」

 

「俺が死ぬ夢……だったんですよね」

 

「……………」

 

 気丈に振舞っていた楯無さんの顔が固まる。

 

「寝言……聞いちゃいました」

 

「……そっか」

 

「それに、昨日簪からも少し聞きました。俺が記憶喪失になったのは、襲撃してきたISから簪を庇って、大怪我したからだって」

 

「簪ちゃんは悪くないわ。颯斗くんが私達を庇うような状況にしたのは、私……颯斗くんの大怪我と記憶喪失は、私が悪いの」

 

 そういう楯無さんは、何が何でも簪を守ろうとしているかのようで……同時に、自身を責めているかのようだった。

 

「話……聞かせてもらえますか」

 

「……ええ。颯斗くんが来た時には、ちゃんと話をしようと思っていたわ」

 

 それから聞かされたのは、タッグマッチトーナメントと当日に起きた事件の詳細だった。

 敵に備えるためにタッグマッチトーナメントが開催されることとなったこと。その当日に七機もの無人ISが襲撃してきたこと。内一機を楯無さんと簪のペアが倒して、満身創痍のところに俺と無人機一機が乱入したこと。さらにもう一機の無人機が現れ、二人は撤退し、俺が救援が来るまでの間引き受けることになったこと。しかし二人が無人機の攻撃に晒され、俺が二人を助けるべく飛び込んで……結果として、二人は助かって俺が瀕死の重傷を負った。動けない俺に無人機がトドメを刺そうとし、二人は俺を助けようにも他の無人機が邪魔して近づけない状況下でオメガに異変が発生。変異を遂げたオメガは圧倒的な力で無人機達を一方的に破壊。その後事切れるようにオメガは粒子化され、俺は三日間もの間ベッドに眠り続けた……これが、事件の顛末だそうだ。

 

「学園最強が、聞いて呆れるわよね。守るべき立場の私が、逆に守られて、その上人を死にかけさせた……」

 

 学園最強である生徒会長には生徒達を守る責任がある……原作でそういう話があったかどうかは覚えてないが、楯無さんはそれを責任に感じているらしい。

 でも、それは……

 

「楯無さん、話を聞く限り、それはボロボロの二人の元に無人機と一緒に突っ込んできた俺が悪いんじゃ……」

 

「ううん、それは違うわ。窮地に陥った原因は私にあるから……」

 

 聞くと、楯無さんと簪によって仕留めたと思われたISは、まだ仕留めきれていなかったらしい。そいつの射撃が原因で窮地に陥ったのだそうだ。

 でも、とは思うが、俺にはその状況が覚えてないし、わからない。判断材料がないんじゃどうすることもできなかった。

 なので俺は、別の質問をすることにした。

 

「あの、もう一つ質問してもいいですか?」

 

「……何?」

 

「どうして、俺を避けていたんですか? 療養中も、全然来ませんでしたし……」

 

「……なんでかしらね。最初のうちは混乱している颯斗くんに混乱を上乗せさせないためって理由があった。けど、その理由が使えるのはせいぜい一日か二日程度。それからも自分から会いに行かなかったのは……今にしてみたら、こんなかっこ悪い私を見られたくなかったからかもしれない」

 

 まるで、昨日の簪みたいな理由だった。だからつい、

 

「姉妹か……」

 

 そう呟いた。

 小さく呟いたつもりだったが、距離が近かったためか楯無さんには聞こえたようで、「え?」と聞き返してきた。

 

「いや、簪も似たような理由で俺のことを避けてたみたいで……もう和解しましたけど」

 

「そう……」

 

 ああそうだ、一番大事な話もしなくては。

 

「それから、楯無さん。折り入ってお願いがあるのですが……」

 

「……うん、わかってるわ。颯斗くんの記憶を取り戻すために、私も協力するから」

 

「ありがとうございます」

 

 俺がここに訪れた一番の理由がこれだ。順番的に最後になったが。

 今日は俺が記憶喪失になるきっかけについて教えてもらったが、他にも俺が普段どんな人だったのかとかを簪と合わせて教えてもらおうと思ってる。少しでも自分の過去に触れて、そこから思い出すのを目指そうという狙いだ。

 簪とも楯無さんとも協力を取り付けることができて、ひとまずは問題解決のスタートに立てて俺は安心した。

 

 

 

   ◇

 

 

 

 夜になって、俺は自室で手当たり次第に本を読んでいた。

 教材やノートは勿論、漫画やラノベ、雑誌など、とにかく部屋にあったものをパラ見していく。ひょっとしたら何処かに自分の記憶に繋がる手がかりがあるんじゃないかという期待から始めたことだ。まあ実際のところ、これまで記憶の先端にも引っかかった試しがないが。

 

「……はぁ」

 

 そして今読んでるのもハズレだった。ため息と共に本を閉じる。

 ここまで何か思い出しそうな収穫は一切なし。強いて言うなら、EOSの感覚がなんか懐かしい気がほんの少しだけしたぐらいだ。ラウラに負けはしたが、EOSの操作はラウラに続いて二番目で一夏達曰く「身体が覚えてるんじゃないか」とのことだが、あんなクソ重い感覚を覚えてるってどういうことだよ。結局記憶の回復にはならなかった。

 なんつーか、ここまで収穫がないと自信をなくすなぁ。これ、意外と本気で記憶は戻らないパターンなんじゃないかと思えてくる。でもそれだと後味悪くなりそうだなぁ。

 そんなことを思ってると、扉をノックする音が聞こえた。こんな時間に誰だろう?

 

「はーい?」

 

「やっほ」

 

 やってきたのは楯無さんだった。足元には何の荷物か、ダンボール箱が幾つかある。

 

「えっと、どうしたんですか?」

 

「協力するって言ったでしょ?だから来たの」

 

「はい?」

 

「今日からここに住むわ」

 

「ファッ!?」

 

 意味が、わからない……!

 待って待って、色々待って、なんでいきなり楯無さんがここに住むことになるの。というかなんでそれが協力に繋がるの。

 

「颯斗くん、あなた一昨日からここに住んでると思うけど、違和感を感じなかった?」

 

「え?」

 

 違和感は……あったな。なんで同じ男である一夏と一緒にされてないのか。なんか事情があるんだろうとは思って深く考えてなかったけど、え、それと関係あるの?

 

「実は颯斗くん、私と一緒に暮らしてたのよ」

 

「ファッ!?」

 

「だから二人っきりの時はあんなことやこんなことも――」

 

 モジモジしながらこちらに上目遣いする楯無さんは、いわゆる女の顔ってやつっぽかった。これは、マジで、やばい。具体的には俺が社会的に死ぬのもワンチャン?

 

「ちょっ、ちちょちょ、ちょっとぉ!?」

 

「ふふっ、冗談よ」

 

「え?」

 

「一緒に暮らしてたのは本当。でもちょっと遊んだことはあってもそんな行き過ぎたことまではしてないわ」

 

「な、なんだ……」

 

 どうやら、楯無さんのただのからかいらしい。そう言えば、原作でも楯無さんは一夏に色々からかってたりしてたな。そういうものか、マジでよかった。

 

「……で、なんで楯無さんが俺と暮らすことになってたんですか?」

 

「当時所属もはっきりしてなくて、後ろ盾のない颯斗くんを守るため……要は護衛よ。それから、ISのコーチや勉強の手伝いもしていたわ」

 

「あ、そうだったんですか」

 

「その記憶もなしにいきなり一緒に暮らすと混乱させちゃうから昨日までは控えてたけど、協力するって言ったし今日からまたこの部屋で過ごすわ。記憶喪失以前の行動を再現すると、そこから記憶が呼び起こされるって言うし」

 

「は、はあ」

 

 よくわからんがとりあえず頷く。

 

「さ、という訳で荷物を部屋に入れるから、手伝ってくれる?」

 

「えっと、了解です」

 

 そんな訳で荷物の運び入れと荷ほどきを手伝った。

 

「絶対に、今度は守ってみせるから……」

 

 途中楯無さんの口から小さく呟かれたその言葉は、俺の耳には届いてなかった。




 泣いてるヒロインを想像してかわいいと思う俺はゲスなのだろうか。
 いや、笑顔とかほんわかしてるのもかわいいんだけど、一番ヒロイン力が出てるのは泣いてる時なんじゃないかなって思うんですよ。今回や前回のように、ヒロインの心が折れそうになってる時とか(ゲス)。
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