まぁ、特に言うことはないので、本文みてください。
では、どうぞ。
「...もう、大丈夫か」
「...うん、ありがとう。お兄ちゃん」
「..とりあえず、座ろうか」
なんとも言えない空気が周りに流れ、それをみかねた星宮がベンチへと誘導する。
時刻はそろそろ日付が変わろうかとする時間に近く、周りの景色は公園にある街灯がなければ見えないほど、暗い。
そんな所に目の腐った男子一人と、美しいというよりかは、可愛らしいと言うべき美少女が二人。何とも異様な光景だ。
「...小町ちゃんは、どうしてここに?」
「..あ、はい。その、お兄ちゃんが、夜遅く出たのに気がついて、心配になって探したんです。でも」
「見つからなくて、本格的に探し始めたら、私たちを見つけた、ってこと?」
「はい...」
「....」
小町と星宮が話すなか、俺は歯を食いしばり、怒りを抑えていた。
「(心配、だって?)」
俺を見捨てたくせに。
俺を裏切ったくせに。
負の感情がおさまらない。ドンドンと溢れだして、今にも溢れそうだ。
「..小町ちゃん。どうして、心配してたの?」
「そ、そんなの当たり前じゃないですか!お兄ちゃんがいなくなるなんて、そんなこと嫌に決まってーー「うるせぇよ」...お兄ちゃん..?」
星宮がなにかを呟いているが、今は関係ない。そんなことよりも、この溢れだす感情が止まらない。
「心配だと?あの一連の状況から、どうしてそんな言葉をのうのうと言える?お前は、あいつらは、俺を裏切って楽しいんだろ?傷つけて嬉しいんだろ?今さらそんな偽善者ぶったこと言われたってーー」
迷惑なんだよ、そう言う前に。
言わせまいと星宮が俺の頬を手で叩く。いまゆる→所謂(いわゆる)、ビンタというものだった。
「ーー何すんだよ」
「ハチ君、落ち着いて。今の小町ちゃんの顔、ちゃんと見えてる?」
そう言われ見てはじめて気がついた。
震えていた。
襲い掛かる恐怖に耐えるようにうずくまりながら、ごめんなさい、ごめんなさいと呟きながら涙を流していた。
ここでようやく俺の理性が、この感情を押さえつけることに成功した。
「ーーっ」
俺は何をしている。俺は何をした。何をしてしまった。
言葉が思い付かない。何を言うべきなのか。何をするべきなのか。思い付かない。
「..ハチ君、ちょっとコンビニで飲み物買ってきてくれる?ちょっと喉が乾いちゃって。お金は私のを使っていいから」
といって、財布を渡す。星宮なりの気遣いなのだろう。
いつもであれば、断り、余計なお世話と言うが、今の状況に関しては、感謝しかない。
「...分かった」
俺は逃げるようにして、その場から去っていった。
・・・小町&いちごside
「..小町ちゃん、落ち着いた?」
「..はい。ありがとう、ございます」
ハチ君が行ってから少し立って、小町ちゃんが泣き止み、話のできる状態になる。
「..小町ちゃん。話しても、いいかな?」
「....はい」
「小町ちゃんはどうして。ハチ君を傷つけるような事をしたの?」
「...小町は、お兄ちゃんを喜ばしたくて、少し前から機会を伺っていたんです」
「機会?」
「はい。小町は最近お兄ちゃんが暴力をふるわれているのを、薄々分かっていたんです。でも、お兄ちゃんは何も言いませんでしたし、小町から何か出来ることも無かったので別の方法で慰めようとしたんです」
「...」
「お兄ちゃんが大ファンの神崎美月さんのコンサートのチケットが、ゲット出来たんです。でも、普通に渡したんじゃいつも通り。お兄ちゃんの心は本当の意味で癒えないと思ったんです」
「..それで?」
「その、小町も普通に渡すのが恥ずかしくて、だからどう渡すか悩んでいたんです。そしたら、お兄ちゃんが告白して振られたっていう情報をクラスの皆が言ってきて。それで、小町は思ったんです。この事について言った後に、サプライズで渡せば、お兄ちゃんはもっと喜ぶんじゃないか、って」
「...」
「それで、お兄ちゃんが帰ってきたのを見計らって、起こ→怒っている風を装ったんです。それで、少しだけ言えば良かったんですけど、急に恥ずかしくなってきて。それで、本当はもう少し抑えて言うつもりだったんですけど、強まっちゃって..」
「それは...」
「はい、完全に小町のせいです。小町も自分で言っときながら驚いて。それで、止まれなくなっちゃって、お兄ちゃんにとって一番、嫌なことを言っちゃったんです」
「...美月さんのCDを、 売ったって...?」
「ち、違います!お兄ちゃんの部屋に残ってます!....お兄ちゃんは両親から、あまりお小遣いを貰えていませんでした。だから、あのCDを買うのに、とても苦労していたんです。小町もそれは知っていて...。なのに、小町は..!嘘とはいえ、言っちゃいけないことを...!」
「....」
...不器用だなぁ、二人共。
お互い大切な存在なのに、色々な気持ちがぶつかっちゃって、言えなくなってる。
「小町ちゃん」
「..うぐっ....はい..」
「小町ちゃんは、ハチ君と仲直りしたい?」
「勿論です..!」
「じゃあ、ハチ君が帰ってきたら、ちゃんと話し合おう?」
「はい...!」
小町ちゃんが覚悟を決めたみたい。
その時丁度良く、少し遠くの方から足音が聞こえ始める。
「あ、ハチ君じゃない?」
「え、あ、こ、この格好は流石に恥ずかしいですよ!」
「我慢我慢」
しかし、そこに現れたのはハチ君では無かった。
「あーやってらんねー!!あの野郎裏切りやがって...!!絶対に許さねぇ...!.....あ?」
明らかにヤバそうな人がそこにいた。
そしてその人は私たちを視界に入れるなり、ニヤリと気持ち悪い笑みを浮かべてこちらに近付いてくる。
「お嬢さんたち?こんな時間にこんなところで何をしてるのかな?もしかして、援交?やべー!お金払ったらヤらせてくれる?君たちみたいな子だったら、いくらでも払うよー?」
ゆっくりとこちらに近付いてくる。
小町ちゃんが恐怖のあまり、叫び声を出す。
「ーーひっ!お、お兄ちゃーん!助けてー!!」
「おい!大きな声出すんじゃねぇ!!ーー殺すぞ」
「ーーう、あ」
もう一度声を出しそうな小町ちゃんの口を抑えて、優しく宥める。
「大丈夫だよ。.....そんなんじゃありません。..私達もう行きますから」
「いやいや、待てって。大丈夫大丈夫。すぐに気持ちよーくなるからさ。ね?」
私の体に手が伸びる。
私も怖くなり、助けを呼ぶ。ハチ君を。
「ハチ君ー!!」
「てめぇ!だから大きな声を「お前の方が声でかいんだよ。そんな事も分かんねぇのか?」んだと!!誰だ!!」
「こっちだ、よ!!」
「グハッ!!」
私に触りかけていた手は誰かの蹴りによって、飛ばされる。
「ハチ君...!」
「お兄ちゃん...!」
私の救世主、ハチ君がそこにいた。
どうでしたか?
あ、そうそう。
アイカツ!を見直しているんですけど、誰かどんなのでも良いので情報くれると、助かります。どんなのでもいいです。
それでは、また。