特に言うことはないので、本文みてください。
では、どうぞ。
・・・八幡side
「...はぁ.....」
俺はため息をしながらコンビニまでの道のりを歩いていた。
目の腐った男性がため息をしながら、歩く...恐怖だな、この光景。なんだろう、俺がいるだけで恐怖のワンシーンになるな。
「...今頃何してるんだろう。あいつら、もしかして俺の悪口を...?」
あり得る。俺はあんなことをしたのだ。言われても仕方がない。
そんな事を考えている内にコンビニにつく。こんな時間でもやっているとか...流石としか言いようがない。
「こういう時便利だよな...」
ウィーンという音が聞こえた後、すぐに、いらっしゃいませー、とお決まりの台詞を言われる。
「俺はMAXコーヒーで良いとして...、星宮は何にするか。...なんだこれ、のり弁味?...これでいいか。小町は...レモンジーナでいいか」
適当に買って、星宮の財布からお金を取り出し....なんだろう、罪悪感が半端ない。
会計が終わって、ありがとうございましたー、と後ろから声がかかるのを聞いて、外に出る。
まだ話しているかもしれないので、少し遅めに歩く。
だが、その時、誰かが叫んでいるように聞こえた。しかも、どうしてか。小町の声のように聞こえた。
「ーーっ」
一瞬頭の中で悩んでしまった。俺を見捨てたやつだ、助ける義理などないと。
だが、体はそうはいかなかった。そんな考えはすぐさま消え、助けにいこうと走り出す。
「(...やっぱり俺は、シスコンなんだろうな)」
走る。
走る。
走る。
息が切れる。だが、そんなものは無視して走り出す。疲れなど気にしている暇はない。
五分ほど走ると、先程の公園に着く。
そこには、小町と星宮の二人の近くに知らない男性が、近付く光景が見えた。
すぐさま助けようと体が動くが、理性が止めにかかる。
「(いま助けに言ってもああいうタイプのやつは、証拠がないとかを言い出す。だったら....)」
俺はすぐさまスマホを取り出して、その光景を録画する。
そして...
「ハチ君ー!!」
「てめぇ!だから大きな声を「お前の方が声でかいんだよ。そんな事も分かんねぇのか?」んだと!!誰だ!!」
俺は男を蹴り飛ばし、星宮たちの前に立つ。
「てめぇ..何しやがる!!」
「こっちの台詞だ。俺の可愛い妹と幼馴染が襲われているのに、助けねぇはずないだろ」
「襲われている?はっ!俺はそんなことしてねぇよ!こんな夜中に二人の女性がいたら、助けようと思うだろうが!」
「へー?じゃあこれはなんだ?」
そう言いながら俺は先程の映像を見せる。
「ーー!てめぇ、姑息な真似しやがって...!」
「で?誰がそんなことしてないんだって?」
「この野郎...!!」
男は激昂し、殴り出す。
だがらその手も読めている。
そろそろ、来るはずだ...。
「おい、お前!」
「なっ...!」
「俺が一人で来ると思うか?ここまでやったんだ。もちろん、警察も呼ぶに決まってんだろ」
「この野郎!!」
「おい!大人しくしろ!...連れてくぞ!」
「はい!」
複数の警察官が男を連れていく。
「...ふぅ。..大丈夫か?って、どうして顔が赤いんだ?」
二人の方を向くと、どうしてか顔が赤くなっていた。
「い、いや、だって、お、お兄ちゃん、可愛いって...」
「...ハチ君から初めて言われたハチ君から初めて言われたハチ君から初めて言われた.....」
「お、おい?」
「う、うん。大丈夫だよ!」
「ーーはっ!ご、ごめん。何でもないよ!」
「..何なんだよ、一体」
「「(鈍感め!)」」
「...とりあえず、座ろうぜ」
「う、うん」
「あと、これ財布。ありがとな、今度必ず返す」
「いいよ、これぐらい」
三人でベンチに座り、先程までの喧騒から一転。静かになる。
「...お、お兄ちゃん。ありがとう、助けてくれて」
「私もありがとう。助けてくれて」
「あ、あぁ...」
「「「・・・」」」
再び、静けさが辺りを満たす。
「「あ、あの(な)」」」
「「ど、どうぞ」」
小町と完全に被ってしまい、何となく気まずくなり、お互いに黙ってしまう。
「...あーもう!二人共黙ってないでちゃんと話してあって!...小町ちゃん!ちゃんと説明して!」
「は、はい!」
「ハチ君もちゃんと聞く!!」
「お、おう...」
・・・説明中
「ーーっていうことなんだ。...お兄ちゃん、ごめんなさい!!」
「...」
そう、だったのか。
完全に俺は勘違いをしてしまったのか。
「...小町は、本当に俺のためにしてくれたのか?」
「あ、当たり前だよ!むしろお兄ちゃんのためだけにここまでやったんだよ!!」
「...ありがとう。でもって、悪かった」
「ーーへ?!」
俺は言うと同時に小町に抱きついて、謝る。
小町は戸惑っているが、今はこうさせてほしい。
「えっと、あーー...うん、小町もごめんね」
「あぁ」
「良かった良かった」
俺と小町を見て、微笑ましい光景をみるような顔をする。
こいつがいなかったら、俺と小町は一生分かり合えなかったのかもな。
「....星宮」
「ん?どうしたの、ハチくーー」
「ありがとな」
小町に抱きつきながら、星宮にも抱きつく。気持ち悪いと思われてもいい。そう思いながら、お礼をいう。
「ふぇ?は、ハチ君?!」
「お前がいなかったら、俺と小町は、こうして仲直りできなかった。だから、あ、ありがとな」
「あーー...うん、どういたしまして」
「あー!いちごさんばっかりずるいです!お兄ちゃん!小町も小町も!」
「お、おう」
「...私ももう少しだけ、抱き締めて?」
上目遣いで聞いてくる二人。
もちろん俺はーー
「わ、分かった」
逆らえるはずなかった。
・・・時間経過
「ん、もういいよ、お兄ちゃん」
「ありがと、ハチ君」
「...あぁ」
流石に恥ずい。美少女二人をこうして抱き締めるなんて、一生に一度あるかないかの状況。緊張しないはずがない。
「...今日はありがとな」
「うん、どういたしまして。.....あと、ハチ君」
「ん?なんだ?」
そういう星宮の顔はどこか苦しげだった。不安そうな顔でこちらを見る。
どうしたというのだろうか。
「......ごめん。ハチ君のこと、ビンタしちゃって...」
「.......いいっての、別に」
「ーーへ?」
驚いたような顔で星宮は、何度も何度も瞬きをする。
そんなにおかしなことをいった覚えはないんだが...。
「あの時、お前がビンタしてくれなかったら、俺は今頃。小町に何をしていたか分からない。だから...別に、お前が謝ることじゃない」
「.....ーー良かった」
少し暗くて見づらいが、星宮は涙を流していた。
「..流石に嫌われたかと思った。...ありがとう、ハチ君」
「お、おう。何のお礼かは分からんが。どういたし、まして?」
.....何とも言えない空気が流れる。
それを破ってくれたのは、小町だった。
「......じゃあ、お兄ちゃん。もう、帰ろ?もう遅いし、いちごさんもアイドル活動してるのに、こんな所にいたら、まずいんじゃないですか?」
「ーーえ、あ、うん。そうだね。もうこんな時間だし。私帰るね」
「お、おう」
「ーーあ、でも、待ってお兄ちゃん...」
ポツン...と呟く小町。...なんだろうか、小町が異様に可愛く見える。いや今までも可愛かったんだけども。
「おう...あー、でも明日からの学校....」
「...お兄ちゃん、無理して行かなくても、いいんだよ?」
「でもな...」
二人で悩む。
うーん、と、頭を抱えていると星宮が切り出してくる。
「あ!良いこと思い付いた!ハチ君。ハチ君って家事とか出来る?」
「は?...あぁ、まあ大方」
「じゃあさ、こっちに来なよ!」
「こっちって?」
「スターライト学園に!」
「は?いや、無理だろ、あそこは女子しかーー」
「だから、あそこで手伝えばいいんだよ!」
「手伝うって?」
「あー、なるほど。でも、それって許可がないと、無理じゃないですか?」
小町が分かったように応答する。え?小町ちゃん?どうして俺よりも先に分かったの?
「な、なんとかするよ!」
「だから、何が?」
「だから!ハチ君が!
スターライト学園で、色々なお手伝いをすればいいんだよ!!」
「...は?」
俺は脳の回転が止まったのを実感できるほど、停止する一言を星宮から告げられたのであった。
どうでしたか?面白かったら幸いです。
あと、キャラがおかしかったりしたら、報告してくれるとありがたいです。
それでは、また。