アイカツ!with俺ガイル   作:クロジャ/時々シロジャ

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どうも、クロジャです。

特に報告することはないので、どうぞ。


009 本当の終わり

「ーーっていう訳で、俺は自分から抱きついてはいない。分かってくれたか?」

 

「...分かったけど.....」

 

「何か所々抜けてる気がするのです」

 

二人にはとりあえず、ユリカさま(仮)の話は省いて、単純に許可証を落としてしまった。あそこにいたのは迷子のため、とだけ伝えておいた。

 

いちごには個別に、おとめと会ったときの話をして誤解を解いておいた。

 

にしても、どうして抜けているのが分かるのかね。超能力か、何かか?

 

まぁ、もちろん本当の事を言うと殺されてしまいそうなので(主にいちごに)、絶対に気付かれてはいけない。

 

「い、いや、そんなことはないじょ」

 

........俺の馬鹿。肝心な所で噛むなよ。

 

「何かますます...」

 

「怪しいのですぅ...」

 

ほら、物の見事に怪しまれてる。というかいつの間に仲良くなったの?息がピッタリ合っているんだが。

 

「ハチマン、終わった?」

 

「あ、あぁ。今丁度終わったところだ」

 

「ジー...」

 

「ジー...ナノデス」

 

「何か二人に睨まれてるけど、なんかしたのハチマン?...って聞くだけ無駄かぁ。ハチマンは変なところ鈍感だからなぁ...」

 

「おい鈍感って何だ。俺は人に対する物は全て敏感だぞ」

 

「はぁ....。ま、鈍感さんは放っておいて、自己紹介しよう?お互いにまだ、きちんとしてないでしょ?」

 

パンっと手を叩く。その瞬間に空気が変わった気がする。何というか二人の向けてくる視線が柔んだ感じがする。

 

「じゃあ、私から。二人は知ってると思うけど、有栖川おとめちゃんは初めてだからね。私の名前は、霧矢あおい。中等部一年。誕生日は一月十六日。血液型はA型。好きな食べ物はサンドイッチで、特技は、一度見たアイドルは忘れないこと!アイドルの情報量では誰にも負ける気がしないよ!よろしくね」

 

「私は星宮いちご。あおいと同じく中等部の一年で、誕生日は三月十五日。血液型はO型。好きな食べ物はのり弁!実家がなんでも弁当っていうお店屋さんなんだ。私の特技は、ご飯をきっちりよそうこと!あと、あおいとハチ君とは、幼馴染なんだ。よろしくね」

 

「よろしくなのですぅ♪おとめは有栖川おとめ、っていうのですぅ。誕生日は五月五日で、血液型はB型なのです。好きな食べ物は、ハンバーグ・オムライス・スパゲッティ・エビフライ・プリン...えっと、たくさんあるのです。でも、苦い食べ物は好きじゃないのです...。おとめも、一年なのです!よろしくなのです♪」

 

「じゃあ皆一緒なんだ!良かったね!」

 

お互いに手を繋ぎ、三人でバンザーイと喜びを分かち合う。

 

ひとしきり喜んだ後に、今度は俺の方に目線が移動する。

 

....何だ?

 

「ハチ君は?」

 

「何が」

 

「ハチマンは自己紹介しないの?」

 

「いや必要ないだろ」

 

「して...くれないのですか?やっぱり、おとめって、邪魔なのですか...?」

 

「だから、上目遣いは...!」

 

「「「ジー」」」

 

三人の気迫に押され、自己紹介をするはめになる。

 

「はぁ...。星宮とあおいは知ってると思うが、俺の名前は比企谷八幡だ。なるべく距離感を考えて接してくれ」

 

シーン。

 

明らかに三人の目が、というか主に星宮とあおいが、えぇ...っという顔になる。ちなみにおとめは、「ひ、ひきぎゃ、や?ひきぎゃ!し、舌噛んじゃったのですぅ。痛いのです....」と、手こずっていた。可愛い」

 

「え?!あ、ありがとなのです....。カ,カワイイッテイワレチャッタノデスゥ....」

 

「ハチ君?」

 

「ハチマン?」

 

急に二人の目から、いちごは再び、ハイライトが仕事を放棄する。止めて。サボタージュしないで。

 

「え、俺何か言ったか?」

 

「...はぁ....」

 

「まぁ、ハチマンには無理な相談。だよね....」

 

二人が諦めの目で見てくる。いや、だから俺何かしたのか?

 

「~~~♪」テレテレ

 

何かおとめが両手を頬に添えて、顔を赤らめているんだが。

 

「え、えっと。俺の自己紹介は終わりでいい、のか?」

 

「...まぁ、ハチ君に期待した私たちが...」

 

「ダメだったんだろうね....はぁ...」

 

「んふふ~♪」

 

ご機嫌のおとめに、不機嫌な星宮とあおい。そして、微妙に反応に困っている俺。

 

こうして俺の災難は確実に去った。今回ばかりはフラグでもなんでもなく、本当に去ったみたいだ。

 

「...はぁ....この状況は、去ったと言えるのか?」

 

少しカオスな状況になっているが.....、いいの、か?

 

一先ず訪れた喜びと、疲れから、はぁ...と息を漏らして、この後をどうするか考えるのであった。




どうでしたか?面白かったら幸いです。

では、また。
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