アイカツ!with俺ガイル   作:クロジャ/時々シロジャ

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どうも、クロジャです。

特に報告することはないので、本文を見てください。

では、どうぞ。


014 よし終わり!

「.....う...お、おい。星宮?あおい?紫吹?大丈夫か..?」

 

いま、何がどうなっているのか、さっぱり分からない。

 

荷物やら何やらが、色々と落ちてきたせいで、体も起こせない。

 

「だ、大丈夫だよハチ君...」

 

「こっちも大丈夫、ハチマンは?」

 

「俺も、大丈夫だーー....あ?なんだこれ」

 

無事を確認している際に、俺の手に何やら柔らかいような固いような、何やらよく分からない物の感触がする。

 

「この部屋にこんな物あったかーー」

 

「ひゃあ?!」

 

突然。驚いたような声がした。発生源はおそらく、紫吹だ。

 

「紫吹、か?大丈夫か?」

 

「い、いや、何かが私のーーんっ?!」

 

「お、おい?!本当に大丈夫か?」

 

おかしい。今回は俺も何かよく分からないものを触ったら、何もしない方がいいということをふまえて、何もしなかったのに。

 

何故だ?

 

「だ、誰だ!!私の、わたーーあひゃ?!」

 

....何故だろう。卑猥にも聞こえるけど、何か「美しき刃」やらと呼ばれている奴が、こんな風な声を出すと...何だか変な気分になる。

 

「ほ、本当に誰なんだ...!や、止めーーあん?!」

 

「も、もう止めてくれ!いちごか?!あおいか?!それともお前か?!誰でもいーーうにゃあ?!」

 

「....わ、私が何をしたっていーーひゃあ?!そ、そこは本当にーーはんっ?!」

 

いや本当にマズイから。もう一人の八幡が目覚めちゃうから。

 

「とりあえず、出れるやついるか?!」

 

「わ、私出れそう。いちごは?」

 

「...ん..。私は、ちょっと無理そう、かな.. ?」

 

「分かった。じゃあ、私から...。ーーよいっ、しょ!!」

 

声だしと共に、あおいが勢いよく出ていく。そしてそのまま星宮を助けにいく。

 

「....お、収まった....のか?よ、よかーーうぁ?!」

 

あおいが出たのにも、関わらず、相変わらず紫吹は嬌声を出し続けている。

 

ということは、あおいではない、のか。

 

「いちご?出すよ?」

 

「...あ....。う、うん。いいよ。引っ張って」

 

あおいが星宮の手を持って力強く引っ張る。すると、少し手こずりながらも、星宮が出てくる。

 

「よいしょ、っと。ありがと、あおい」

 

「こ、これで残るはお前だけだ!これでもおこーーあん?!...お、お前か?!」

 

「いや違うっての...!星宮とあおい。俺も出してくれ」

 

二人にそう言うと、両手を引っ張り、俺を上げる。

 

「.....と」

 

「ほ、ほらっ!お前が出た瞬間に収まっーーやぁ?!...な、何で..?」

 

やはり。というか、大方分かっていた。

 

「紫吹。おそらく、お前がさっきから苦しめられているのは...人ではなく、ただの物だぞ」

 

紫吹なそれを聞いて、出れるようになった体を、スーッと抜いていく。

 

そこには、やはりというべきか。紫吹の周りにだけ小物等が、置いてあった。

 

気付けなかったのは、錯乱状態にあったからだろう。少しでも落ち着いていれば、すぐに気付けただろうことだ。

 

「.......」

 

紫吹はそのまま無言状態のまま、枕を掴んだと思うと...

 

「ーーー!!!!」

 

投げる、ではなく、ベッドに飛び込んで、顔を埋める。

 

「.....とりあえず、落ち着くまでまつか」

 

『うん』

 

満場一致で、待機することに決定した。

 

・・・しばらくして

 

「...すまない......」

 

落ち着いたのか。紫吹は枕から顔を起こし、今度は抱き枕としながら、こちらに謝罪する。

 

「...いや。俺は大丈夫だ」

 

何とも言えないような顔をして、ペコリと頭を垂れて、もう一度言葉には出さずに謝罪する。

 

「..私も、急に押し掛けてごめん」

 

「...それはーー、別にどうでもよくはないが、大丈夫だ」

 

「私はーー....いちごを止められなくて、ごめん?」

 

「ちょ、ちょっとあおいー!そんな言い方ないよー!」

 

「ーー....ふふっ」

 

『...?』

 

星宮とあおいは紫吹が笑ったことで、ハテナを浮かべながら二人で見合わす。そして、もう一度ハテナを浮かべて頭を傾ける。

 

「いや、何でもない。仲が良いんだな...」

 

「うん!あおいとは幼馴染だよ!あと、ハチ君も!」

 

「そうか。.....ウラヤマシイナ」

 

「?何か言った?」

 

「いや、何でもないよ」

 

最後にボソッと呟いたが、何を言ったのかわからなかった。

 

そして、星宮に話した後。俺の方を向く。

 

「すまなかった。疑ったり、犯罪者を見るような目で見たりして」

 

「....え、なに。俺のこと犯罪者だと思っていたの?」

 

「だから悪かった。....それで、今さらなんだが、お前の名前を聞いてもいいか?」

 

「あ、あぁ、そういえばそうか。...俺は比企谷八幡だ」

 

「あたしは紫吹蘭...って、あたしの名前はいちご達とのやり取りで言ってたな...。まぁいいか」

 

....ほっ....良かった。何とかなった。もうダメかと思った。警察行きも覚悟していたから、尚更良かった。

 

だから今しかない...!

 

「.....で、だ。紫吹はここをーー」

 

「蘭でいい」

 

「は?」

 

「だから、蘭でいい」

 

「な、何で...?」

 

「いちごとあおいが名前で呼ぶんだ。もう一人ぐらい増えたって別にいい」

 

そう言い、頬を心なし赤くしながら、名前呼びを許可する紫吹。

 

「そ、そうか。...りゃ、りゃん?!」

 

「...ふっ.....はははっ!」

 

「....笑うな」

 

「りゃんって何だ、りゃんって。緊張し過ぎだ」

 

「...うるせぇ、こちとら、万年ボッチなんだよ」

 

何で噛んじゃうかな...と思いながら溜め息を吐くと、紫吹が、俺との顔の距離を十センチしかないほど、近付いてくる。

 

「ーー慣れてからでいいよ、八幡」

 

「ーー!!」

 

ゾクゾクゾクと背筋になにかが走る。

 

顔が近いと言ったが、気付かない内に自分の口元を耳元に近付けて、囁くように話し、フ~ッと息をかける。

 

耳が弱いのでこれはかなり破壊力がある。

 

「.....からかうなら、止めろ。本気になるぞ....」

 

「ふふっ。八幡は耳が弱いんだな。何か得した気分だ」

 

「だから、そういうのは止めーー!」

 

紫吹と話していたとき、後ろから何やら殺意を感じた。

 

恐る恐る見てみると...

 

「...何だよ」

 

「...ハチ君の鈍感」

 

「...バカ、ボケナス、八幡」

 

「いや、八幡は悪口じゃないんだけど...」

 

二人の機嫌が最高潮に悪い。反対に紫吹蘭の機嫌が最高潮とは言わないが、そこそこ良い。

 

「...で?八幡は私のことを蘭と読んでくれないのか?」

 

「.....蘭」

 

「......あ、あぁ..」

 

おそらく、紫吹は蘭とすぐには呼ばれないだろうと思っていたのだろう。というかもうすぐに話を終わらせて、星宮とあおいの機嫌を直さないと、ヤバい。主に俺の生命が。

 

「話を戻すぞ。...それで、蘭はここに俺が住むことを許可してくれるのか」

 

「...あぁ、何だ。...それなら今更だ。別にあたしがあーだこーだ言っても無駄だろ?....それに、他の奴ならまだしも....別にお前なら良い」

 

「お、おう。ありがとな...」

 

「....ハチ君のたらし..!」

 

「ハチマンの馬鹿...!」

 

二人は不機嫌のままだが、とりあえずはまぁ...良かったのか。

 

「八幡、これからよろしくな」

「ハチ君、たまには私たちの部屋に来てね」

「ハチマン、絶対に問題とか起こさないでね」

 

...良かった、のか?

 

ーーそういえば、俺が触っていたものは、何だったのだろうか。




どうでしたか?面白かったら、幸いです。

では、また。
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