前々から書こうとは思っていたんですが、書く暇がなく。
ようやく書けました。書けましたよー!ロリペイさーん!
では、どうぞ。
私には二人の幼馴染がいた。
一人は太陽のような子だった。
幼い頃から彼女は天真爛漫という言葉がよく似合う子で、私もよく振り回されたけど。一回も苦痛には思わなかった。
私は彼女と一緒にアイドルを目指し、スターライト学園に入学した。
お互いにつまづきそうなこともあったけど、なんとか乗り越えていけた。
彼女の名前は星宮いちご。
そして、もう一人は...私の初恋だった。
彼はいつも孤独だった。
クラスで私達以外に誰かと一緒にいた事を見たことがない。
そして彼はいじめられていた。
当時の私達は頑張って守ろうとしたけどーー、多勢に無勢。勝てるわけがなかった。
それを見て、誰かが私達を脅して守ってもらっている、という噂を流した。
私達は否定し続けたけど....それも庇っていると思われて、さらに彼へのいじめが酷くなった。
ある日の教室。彼は「もういい。ありがとな」と私達に言うなり、いきなり私達をバンっと押して倒す。
何でこんな事をしているんだろうと思っていると、「てめぇらが俺の事を守らねぇから、俺がいじめられるだろうが!」と叫んで怒ってきた....フリをしてきた。
私達は一目で分かった。彼は言いながら震えていた。
でも。分かっていながらも、私達は何も出来なかった。いや、させてくれなかった。
それを見た他のクラスの人も、彼を次々に罵倒し始めた。
彼は殴られ、蹴られ、罵倒され。私達は彼を助けようとしたけど、助けられなかった。
その時、偶然にも先生が来てくれたおかげで、いじめは止まり、それ以降も先生達からの監視が入って、無くなった。
私達は彼に話しかけようとしたけどーーダメだった。
でも、毎日話している内に、彼はまた私達と話してくれた。
....それがダメだったのかもしれない。
学校内では彼は先生に守られる。でも、学校外だと、そうもいかなかった。
彼は今度、外でいじめられ始めた。
なるべく私達も一緒にいたけど、その日。私達は用事があって一緒に帰れなかった。
その次の日。私達が教室に入ると、クラスの人が一斉に私達の所に来た。
クラスの人達は、私達に「今まで守れなくてごめん」と言ってきた。
意味が分からず、理由を聞くと、昨日。彼はまたいじめられ、その際に「お前、あいつらを脅してまだ守ってもらってんのか?!」と聞かれて、彼は「あぁ、そうだが?」と言ってきたらしい。
私達にはもう何がなんだが分からなかった。でも、一つだけ分かった。
彼は私達を守ろうとしている、ということ。
私達がどう言っても、もうまともに聞いてくれず、全員が「脅されて...」と言うばかり。
その時にそのクラスのリーダー格が、私達の所に来て、私達を一緒のグループにいれたい、と言ってきた。
もちろん私達は断った。それを見たリーダー格の人は私達がまだ脅されているから、そう言ってしまっているんだと言ってきた。
それを聞いたクラスメート達は、いよいよ怒りが最高潮にまで達し、いじめという規模を越えそうになったときだった。
リーダー格の人が私達どちらかではなく、私達二人に告白してきた。しかも、放課後の教室。皆がいるところで。
他のクラスメートはからかったりして、「ひゅーひゅー」やら「お似合いだぁ!」とか「まだ付き合ってなかったのぉ?」やら。
どうしてか私達と彼が付き合っているという風に、クラスの人に認識されていた。
それを必死で否定し、そのリーダー格の告白を断り、尚且つ絶対に言われると思って先に、彼に脅されて言われていっている訳じゃない、と強く否定しておいて、そこから走って外に出た。
その時に丁度彼が通りかかった。
そして、私達を追ったリーダー格とクラスの人達も彼に気付いた。
私達は彼がまたいじめられると思って、一生懸命庇った。
それを見た彼がまた、自分を犠牲にして私達を助けようと、何かを言おうとした時。
リーダー格の人が一瞬ニヤリと笑った。
その時に私は子供ながらに頭をフル回転させ、なぜ彼がいじめられていたのかを理解することが出来た。
彼をいじめ、彼を貶めることで、私達がリーダー格の人の方に行くと思っていたんだろうと。
合っていたのか、間違っていたのか。私には分からなかったけど、体が反射的に動いて、私はリーダー格の人を右手でビンタした。
ビンタされたリーダー格の人は、何がなんだか分かっていなかったが、私は捲し立てるようにして、先ほど考えた事を言った。
すると徐々に静かだった廊下が、クラスの人達の声でざわざわし始めた。
みんなも少し思うところがあったのか、リーダー格の人を怪しみ出した。
必死でそれを否定するも、それこそ多勢に無勢。ドンドンと勢いは衰え、リーダー格の人は走って逃げていった。
それを追いにいったクラスの人達は無視して、私達は彼に向き直り、守れなかったこと、庇えなかったことを謝った。
そう言うと彼は照れながら、「...あ、ありがと、な」と言ってきた。
それからは三人で仲良く、前みたいに仲良くすることができた。
彼の名前は比企谷八幡。
ハチマンは優しい。その優しさは私達だけじゃないのは、知っている。それが、私にだけ向くことはないと知っている。
ハチマンがスターライト学園に来たことは本当に嬉しかった。また一緒にいれると思って。
それにハチマンの良さがわかる人が、何人もいてくれたことも嬉しかった。あの美月さんもハチマンを理解してくれた。
....でも。
...うれしい反面。ハチマンの心の支えが私達だけじゃなくなっていることを、嫌になっている私もいた。
喜ぶべきことなのは分かってる。
ハチマンの味方が増えて、良かったと思ってる。
でも、ドンドンとハチマンがいなくなっていくようで嫌だった。
でも、どんなに嫌がっても私はハチマンには絶対に選ばれない。
ハチマンは、私じゃない誰か。いちご、蘭、おとめちゃん、ユリカちゃん。もう何人いるのかも分からないけど。
それでもその中に、私は入っていない。
願ったって無駄。
だから、私は諦めて、いちご達を応援していた。
ねぇ、ハチマン。
私はちゃんと覚悟を決めたよ?
ハチマンに選ばれなくたってハチマンが幸せならそれで良いって思ったよ?
だから、だからさ...ハチマン。
お願いだから、私のことを優しくしないで。
気があるって思っちゃう。
私にも、って思っちゃう。
諦めなくても良いって思っちゃう。
まだ私は自分の気持ちを理性で抑えられているから。
もうやめて。
応援出来なくなっちゃう。
私の中にある私じゃないナニカが溢れ出てきそうになる。
ハチマン、私の初恋の人。
お願いだから、初恋のままでいさせて。
これ以上。ハチマンも、いちご達も、私も。
苦しませたくない、苦しみたくない、から。
私からの、一生のお願い、だよ?
どうでしたか?面白かったら、幸いです。
続き、要りますかね?つまんなかったら、これにて終わり。
では、また。