魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者 作:unknown505
再び目を開けると真っ暗な空間が広がっていた。だが、不思議と怖いという感情はなく。その先に「何か」が待ち構えている感じだ。
健太「.........」
俺は黙ったまま、ひたすら前を進む。目の前は真っ暗な闇。だが、進むにつれ赤の扉が現れた。そして手を伸ばして扉を開ける。そこには、全身がオレンジの毛を帯びたデカイ狐がいた。こいつこそ「九尾のウワサ」だろう。
九尾「......来たか、人間......。」
健太「......おう。」
九尾「わざわざ俺に憑依されに来る奴がいるとはな......。生きてきた中で一番の驚きだ......。」
健太「......そうか。」
九尾「......ビビらねぇのか?」
健太「お前みたいな奴は山ほど見てきたからな。お前にびびってたら魔法少年やってらんねぇよ。お前だって、俺がただ憑依されに来た訳じゃない事、知ってんだろ?」
九尾「......それはどうだろうな。なんなら......てめぇを殺して体乗っ取っても良いんだぜ?あの火を使う女みてぇにな。」
健太「......」
九尾「俺は、協力する気はねぇ。安心しろ、あのデカブツは俺がしっかり倒してやるからよ。他の人間共は知らねぇがなぁ?ガッハハハハ!!」
健太「......そんな事言ってる暇があるならさっさと殺せよ。」
九尾「あぁ?」
健太「俺はな、お前に殺される覚悟でお前に直談判しにきてんだ。俺は分かるんだよ。始めから、俺を殺す気なんてないことくらいな。」
九尾「へっ、減らず口だな人間。」
健太「何とでも言えチンカス。お前が始めから殺す気なら、俺が扉を開けた瞬間に殺しに来る。なんならお前が先に扉蹴破って補食しにくるだろ。」
九尾「ほぉ......。」
健太「お前は恐らく、過去にも人間に憑依したことはあるはずだ。だが今までの人間はお前からすれば不合格者だった。その度にたらい回しにされ続け、柊ねむの本の中に缶詰になっていた。違うか?」
九尾「.........」
健太「今までの人間はお前を見て、泣き叫んだり、絶望しきったり、なんなら死に物狂いで攻撃したりしてきたはず...。だが、俺は違う。寧ろお前と仲間になりたい。」
九尾「仲間になりたいだと......?」
健太「おぅ、俺は怖くないし、決してお前をウワサだからという理由で差別する気はねぇし、「一人の人間」としてお前を見る。約束する。」
九尾「.........」スッ
そう言うと九尾は静かに俺に拳を差し出してきた。
健太「ん?」
九尾「.........合格だ。俺はお前と適合性があるみたいだ。」
bgm「出陣」--NARUTO 疾風伝--
健太「みたいじゃなくて、そうなんだよ。」スッ
俺も拳を差し出し、互いに拳を当てる。そして右手の甲に渦巻きの印が現れる。
健太「これは......?」
九尾「それはウワサとの契約の印として出る呪印だ。それがつけば互いに協力するという絶対的な忠誠心の証でもある。」
健太「なるほどな......。ありがとう、九尾。」
九尾「へっ、後俺は九尾って名前じゃねぇ。「十間」だ。覚えとけ人間。」
健太「おぅ、よろしくな十間。後俺は人間って名前じゃねぇ、高坂健太だ。」
九尾改め十間「おぅ、覚えといてやるぜ健太。」
健太「よっしゃ!なら、あのデカブツをぶっ潰そうぜ!」
十間「ああ、あのデカブツは俺達ウワサにとっても害でしかねぇ。それに、あのウワサを着込んだガキも邪魔で仕方ねぇ。協力するぜ。」
そして俺は右の義手を握り、これまでの出会いを思い返す。
--過去--
第2章 決別
健太「お前らは何者だ?」
壮介「俺は風見野第三中学校3年生「長崎壮介」だ。」
壮介「行くぞ...!健太ぁああああ!!」
健太「来やがれぇええ!!」
第4章 神浜市
ももこ「神浜に帰ってきて早々に暴れてんじゃん!」
健太「こいつらが先に喧嘩売ってきやがっt...ん?後ろの女の子達は誰だ?」
かえで「はじめまして!秋野かえでって言います!」
レナ「レナの名前は水波レナだよー!よろしく!」
第5章 電波少女のウワサ
フェリシア「よろしくな健太!後小さいは禁句だぞ。」
鶴乃「私は由比鶴乃、このみかづき荘によく出入りしてるんだ~!」
やちよ「貴方が健太君ね。私は「七海やちよ」よろしく。」
いろは「私は「環いろは」って言います、よろしくお願いします!」
俊「僕は水名工業学園の(染谷俊)です。」
さな「はい、よろしくお願いします。」
これが皆との出会い、そして皆がいてくれたから今の俺がある。宗雄のおっちゃんや藤村の兄貴、みふゆさんや天音姉妹、そして見滝原の皆から色んな事を学び、敵対したが今は神浜を守るため、色んな場所で奮戦してくれている...。
健太「俺は......もう一人じゃない......。お前は、神浜の俺とタッグの......十間だ!!」
十間「っ!!」
健太「さぁ!やってやろうぜ!!」
十間「おぅ!相棒!!」
そして、意識が表の世界に戻る。
--壮介side--
健太「.........はぁああああああああああ!!!!」
全員「っ!?」
健太の体が突然光りだし、前が見えない状態になる。
壮介「なんだ!?」
俊「急に光りだしましたよ!?」
悠太「これは、一体......!?」
いろは「前が...、見えない......!?」
やちよ・鶴乃「うぅうぅ...!?」
フェリシア「一体何だってんだよー!?」
さな「まぶしい......!!」
十六夜「異常事態か......!?」
みたま「長い事魔法少女やってるけど......こんなこと初めてよ......!!」
ももこ「うぅぅ......!?」
アリナ「くぅぅ......!!」
久之「くそっ......!!往生際が悪いっての!!」
巧「うぅ......っ!?あれは!?」
全員「......っ!?」
光が収まり、目を開けるととんでもない事になっていた。何故なら......
戦闘bgm「my neme」--NARUTO 疾風伝--
十間「グァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
全員が真黄色になった健太がデカイ化け物の鼻に乗っていた......!!それを見た皆は驚いた。
いろは「な、何あれ!?」
壮介「まさか!?あれが九尾のウワサ!?」
すると健太がこちらを向いて、笑った。まさか......ウワサと......!?
壮介「おいマジかよ...!?......ハハ...すげぇやあいつは...!!」
ねむ「僕には分かるよ...。ついに、適合出来たんだね...!」
やちよ「まさか、ウワサと協力するとはね......。侮れないわ健太君...。藤村君にも見せてあげたかったわ!」
鶴乃「これで形勢逆転だよ!!」
フェリシア「よっしゃー!行けぇ健太ぁ!!」
うい「頑張れお兄ちゃぁぁん!!!」
灯花「頑張ってお兄さまぁぁぁぁぁぁ!!」
声が聞こえたのか健太は顔をうなずき、アリナ達を睨む。
久之「なっ...!?ふざけんな!!ウワサが何だってんだ!!」
巧「戦力じゃあこっちが上だ!」
アリナ「神浜をデストロイする前にアナタをデストロイしてあゲル!!」
するとイブが巨大な塊を生み出し、発動する準備をする。健太も負けじと九尾も口から巨大な塊を生み出した。
巧・久・ア「消えろぉぉぉ!!!!」ドギュゥゥン!
健・十「尾獣砲ぉぉぉぉ!!」ドギュゥゥン!!
互いの塊がぶつかり、塊は上へ向かい、神浜上空で大爆発を起こした。それを見た俺達は呆気に取られてしまった。
全員「.........」
--健太side--
健太「さぁ、やるか?マギウスの幹部方?つってもまずはその「デカブツ」だがな。ウワサを着こんだ者同士の喧嘩、派手にやろうや!」
アリナ「アナタがイブをペイントするためのパレットってワケ?......なら先にデストロイしてあゲル!!アッハハハハハハハハ!!」
健太「それは、お前からの挑発ととって良いんだな?なら、上等だ!行くぜ十間!!」
十間「グァァァァァァァァァァ!!!!!!」
奴の挑発を聞き、飛び出す。走って接近しイブを思い切りぶん殴る。
巧「っ!?まずい!!」
久之「くそっ!避けろ!」
アリナ「ちっ......!」
健・十「オラァァァァァァァァァ!!!!」
十間の渾身の右フックが当たり、イブは思い切り吹き飛ぶ。
間髪いれず更に叩きつけるように当てる。
そしてそこからアッパーを食らわせる。再び小型の尾獣砲を生み出し、浴びせる。
追撃でイブのツノを掴み、一回転して吹き飛ばす。吹き飛ばして更にかち上げ、イブを尾獣砲で吹き飛ばす。
アリナ「ウソ......、アリナのペイントブラシが......。」
十間「お前に俺の魔力をくれてやる。だから、ぶちかましてきやがれ!」
健太「ああ!」
イブをかなりの場所まで吹き飛ばし、確実に邪魔が入らない。これで奴と戦えるぜ!
健太「待ってやがれ!アリナ!」
巧「ふん!先へは行かせん!」
久之「ウワサを着こんだからって調子に乗ってんじゃねぇぞ!」
健太「邪魔だぁ!どけぇ!っ!?」
巧・久之「っ!?」
壮介「てめぇらの相手はぁ......!!」
俊「僕達です!!健太さん!行ってください!」
健太「壮介...!俊...!ありがとう!!」
そう言ってアリナの元へ向かう。この戦いで決着を着けてやる!