魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者 作:unknown505
戦闘BGM「黒点」NARUTO
「VS 松井龍二」
健太「うぉらぁっ!」
龍二「ふっ!せいっ!」
健太「ぐぉっ!っらぁっ!」
龍二「ぬぅっ!」
健太「はぁっはぁっ!復讐だとか世界が残酷だとか・・・、マミや俺との縁を切るのに最適な理由つけてんじゃねぇよ!!」
龍二「最適な理由だと?それはお前が間違えている。」
健太「あぁっ!?」
龍二「俺は「あの日」以来この復讐を忘れたことは微塵もない・・・。何も知らないお前がそんな戯言を抜かすなぁっ!!」
健太「っ!ぐぁあっ!?」
龍二「ちぃっ!外したか!」
健太「くそっ・・・!ガードしたがまともに喰らったせいで腕が震えてやがる・・・!」
健太は龍二の強烈な怒りのパンチを何とか防ぎきるも魔力を込めた一撃であるが為に腕が震える。
龍二「・・・・・・」
健太「・・・?」
龍二「・・・止めだ。」
健太「はっ?」
龍二「今の状態のお前を殺したとしても、そこらにいるチンピラ一人倒したのと変わり無い。」
健太「俺が、チンピラ程度だってか・・・?」
龍二「そうだ、お前もこれ以上怪我したくないなら回れ右して教室に戻れ。」
健太「・・・笑わせんな・・・笑わせんなゴラァアアアっ!!」
龍二「馬鹿野郎・・・。」
健太「っ!?」
龍二「終わりだ・・・ふっ!」
健太「ガッ!?」
龍二「はっ! 」
健太「カハッ・・・!」
龍二「はぁっ!」
健太「ガァアっ!!」
チンピラ程度と言われた事やこれまでの龍二の言動にブチ切れた健太は龍二に殴りかかる。
しかしそれはあっさり見切られてしまい、ボディーブローからアッパー、そして強烈なトーキックをまともに受けた健太は吹き飛ばされ動けなくなった。
龍二「強くなりたいならもっと視野を広げろ、それが友人としての最後の教訓・・・さらばだ。」
そう言って龍二は屋上から飛び降りて龍二は姿を消した。
健太「・・・・・・」
雨は龍二に敗北した健太をまるで嘲笑うかのように強く降り続く。
健太「(・・・俺は、キュゥべえに利用されていたのか・・・?あんな大層な願いを叶えてまで生にすがりついたのに・・・あれも、全てキュゥべえの思惑通りだったのか・・・?俺はもう、何も分からねぇ・・・。)」
健太は龍二に初めて敗北した事やキュゥべえに利用されていたという負の感情が高まっていきソウルジェムの穢れが、限界に達する寸前だった。
健太「(・・・由美、悪ぃ・・・。兄ちゃん、お前を見つけらんねぇわ・・・。ごめんなぁ・・・。)」
そう思いながら健太は徐々に意識を失っていく。そして意識が完全に途切れる寸前最後に目にしたのはまどかとさやか、そしてほむらが健太のソウルジェムにグリーフシードを当てて穢れを吸収する姿だった。
−見滝原中学校 保健室−
健太「・・・・・・ぅっ・・・」
ほむら「あっ、先輩・・・!」
健太「ぅうっ・・・ここは・・・?」
さやか「ここは保健室だよ先輩。ねぇ先輩、何があったか教えてよ!」
まどか「さやかちゃんまだ先輩目が覚めたばかりだからそんな急には喋れないよ。」
健太「・・・・・・もしかして、保健室に運んでくれたのは3人か?」
まどか「はい、先輩の姿が無かったから屋上に行ったら先輩が倒れていて・・・」
ほむら「先輩のソウルジェムも濁り切る寸前だったからたまたまあったグリーフシードで浄化してさやかちゃんが運んでくれたんです。」
さやか「先輩ほんと良かったね、あたしらが屋上行かなきゃ死んじゃってたかもしれないんだから。」
健太「そうか、すまん・・・」
さやか「謝るのは、なんであそこで倒れてたのかを聞いてから!さぁ色々さやかちゃんに教えなさい!」
まどか「さ、さやかちゃん・・・。」
健太「・・・・・・」
この時、健太は迷っていた。龍二の話したことが事実であればまどか、さやか、ほむらはきっと絶望してしまう・・・。そう感じた健太は咄嗟に思い出す。
健太「実は、龍二がマミと喧嘩してな・・・。それで俺が龍二に問い詰めたら龍二が俺とも縁を切るとか言い出したもんだから殴り合いになったんだよ。」
さやか「はっ!?龍二先輩と殴り合い!?」
まどか「やっぱりマミさん、龍二先輩と喧嘩してたんだ・・・」
ほむら「でも、肝心の龍二先輩はどこに・・・?」
健太「それが分からねぇんだ・・・。俺が最後に見たのはあの屋上から飛び降りてそれきりだ。」
さやか「一体どこに行ったんだろう・・・?龍二先輩見つけたらあたしがぶん殴ってやる!」
まどか「さやかちゃん落ち着いて、話し合いも大事だよ!」
健太「・・・・・・」
まどかとさやか、ほむらがワイワイやっている側で健太は再び考え事をしていた。
それはマミの事で、健太はマミが無理している事などを見抜いており今回の件でマミが風邪を引いておらず心底落ち込んでいることに健太も心配していた。
健太「(・・・放課後にマミの家になんかお菓子持っていくか・・・。)」
そうして健太は放課後、3人に加え杏子も連れてマミの家に向かうことにした。
−放課後 マミの自宅−
マミの家に着いた健太はチャイムを押す。しかし玄関のドアが開く気配が無かった。
健太「・・・・・・」
まどか「マミさん、出て来ませんね・・・。」
さやか「もしかして眠ってるとか?」
健太「まぁあり得なくはないが・・・あっ?」
杏子「ん?どした?」
健太「・・・ドアが、開いてる・・・。」
4人「「「「えっ?」」」」
健太「マミが鍵を閉め忘れるなんてことは・・・まさか!?」
そう言って健太は勢いよくドアを開いて中に入る。しかし、中の部屋にはマミは居らず荒らされた形跡もなかった。
健太「てっきり泥棒が入ったのかと思ったが・・・」
ほむら「でも、マミさんがいませんね。」
杏子「マミのやつ、どこに行ったんだ・・・?あたしちょっと電話掛けてみるよ。」
健太「ああ、頼む。」
まどか「あの、健太先輩・・・」
健太「ん?どうしtってなんだその紙?」
さやか「机の所に挟まってて・・・」
健太「ん?どれどれ・・・」
そう言って健太は紙に書かれていた文言を読む。すると健太の顔色が変わっていき、いきなり健太はどこかへ走り出した。
3人「「「えっ!健太先輩!?」」」
杏子「んぁっ?先輩どこ行くんだよ!!?」
さやか「健太先輩なんか焦ってたけど・・・まどか紙になんて書いてあったの?」
まどか「えぇっと・・・・・・」
そうしてまどかとさやかは紙に書かれていた文言を読んだ。
「健太君、この手紙を読んでいるという事は私はもうこの家から出て行ってるわね。
龍二君と喧嘩をして縁を切られたけど、それでも私は龍二君を忘れる事が出来なかった・・・。
あの日龍二君に助けられなかったら私は今頃この世にはいない・・・だから龍二君が抱えてる思いも全て私も背負うつもりだったわ・・・。
けど、龍二君は自らの悲願を達成するために私、健太君との縁を切って闇へ向かうつもり。
助けられた私が言えた口じゃあないけど龍二君は心のどこかで私達に助けを求めてると思う・・・。
だから私は龍二君の悲願を止めるために後を追うわ。だからごめんなさい健太君・・・。
また、どこかで会いましょう。巴マミ」
さやか「嘘・・・マジで・・・?」
まどか「読んだ感じ自殺を仄めかすような内容だけど龍二先輩は死んでないから、きっと龍二先輩を探すために・・・」
さやか「あ〜もうっ!なんでウチらの先輩は感情表現が下手くそなの!?」
ほむら「急いで健太先輩と一緒にマミさんを探そう・・・!」
そう言って、3人もマミの家から出ていき杏子にも事情を話し5人でマミ、龍二の捜索を行った。