魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:マイスリッド

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第5話

健太は可能な限りの仲間を集め、ついに夜9時30分、高坂健太率いるマギアユニオンが動き出す。

 

健太「ついに、ネオマギウスと決戦だ。皆、絶対にういを救うぞ!!」

 

皆「おおー!!」

 

健太達が手を合わせ、奮起する。そして皆が家を出たタイミングでネオマギウスの構成員が現れた。

 

 

 

 

 

 

戦闘BGM「Heading for kamuro hils」龍が如く極2

 

 

 

 

 

 

構成員「いたぞ!マギアユニオンだ!」

 

構成員「もっと増援を寄越せ!!」

 

健太「皆、行くぞぉぉ!!」

 

構成員「やれぇ!マギアユニオンをぶっ殺せぇ!!」

 

 

 

 

    「新西中央ドームへ向かえ!」

 

 

 

 

 

 

健太の合図で敵に突撃していき、ネオマギウスの構成員もまた一気に突撃してくる。

 

いろは「ストラーダ・フトゥーロ!!」

 

構成員達「ぐわぁああ!!」

 

やちよ「アブソリュートレイン!はぁああ!!」

 

フェリシア「オレのハンマーを喰らいやがれ!!」

 

構成員「ぐぉあ!!」

 

構成員「この野郎!!」

 

さな「きゃっ!?」

 

俊「ういちゃん!はぁあ!!」

 

構成員「ぐわぁ!?」

 

俊「大丈夫さなちゃん!?」

 

さな「ありがとう俊君!」

 

壮介「どんどん湧いて出てきやがるな!」

 

由美「早く行かないと由美ちゃんが!」

 

鶴乃「こうなったら正面切って行くしかないね!だっらこの最強の鶴乃に任せなさーい!!」

 

由美「一応私もバックアップしますね!」

 

鶴乃「ありがとう由美ちゃん!」

 

そう言って鶴乃と由美は互いに手を合わせる「コネクト」を発動し攻撃力を一気に上げる。

 

鶴乃「行くよ!炎扇斬舞・改!ちゃらぁああ!!」

 

由美「炎術!爆遁豪炎波!!」

 

構成員達「ぐわぁああああ!!」

 

二人が放った技の威力は凄まじく、下手すれば高層ビル一つをまるごと爆破出来そうなくらいのものだった。健太達は目を丸くして驚いた。

 

やちよ「凄いわね鶴乃・・・まさかコネクトだけであんな威力が出せるなんて。」

 

いろは「これも由美ちゃんの能力なの?」

 

由美「はい、私の能力は心から信頼した人にコネクトした場合通常の攻撃から更に5倍の威力を上乗せして大ダメージを与えるんです!」

 

壮介「マジかよ!?健太知ってたのか!?」

 

健太「いや、これはまじで知らなかったぜ……。」

 

鶴乃「道が開けたから行こうよ!」

 

健太「あ、ああ!(やべぇな由美怒らせたら俺死ぬかもな)」

 

健太は本当に怒らせたら怖いのが由美だと思いつつ、先へ進む。進んでいる最中大通りに面する道に出ると、あちらこちらで人が端に寄せられて倒れている姿や、車の中で気絶か眠らされている一般人達の姿があった。 

 

フェリシア「お、おい、皆どうなっちまってんだよこれ!?」

 

健太「この気配・・・そうか、龍二のやつ、邪魔が入らないために一般人達を何かしらの術で眠らせたのか。」

 

やちよ「つまり、私達が来れやすいように新西中央ドームへの道に結界を張ったのね・・・!」

 

壮介「ちぃっ、さっそく現れやがったか!」

 

すると健太達の周りをネオマギウス達が囲む。

 

悠太「神威雷切!」

 

構成員達「うわぁ!?」

 

健太「っ!悠太さん!」

 

悠太「済まない、少し遅れたがなんとか間に合ったようだ。」

 

すると構成員達を吹き飛ばしながら悠太達が現れる。

 

ももこ「皆!ここはあたしたちにまかせてくれ!」

 

レナ「あんた達は龍二をぶっ飛ばさなきゃならないんだから早く行きなさい!」

 

かえで「悠太さんや十六夜さんもいるから全然大丈夫だよ!」

 

十六夜「さぁ早く行け!ここは任せろ!」

 

健太「分かりました!皆!行こう!」

 

そう言って健太達は引き続き新西中央ドームへ向かう。追うとした構成員達を悠太達が阻む。

 

悠太「貴様らの相手は俺達だ。覚悟するがいい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         −大通り−

 

 

 

 

 

 

鶴乃「この道を真っ直ぐ行けば新西中央ドームだよ!」

 

健太「ああ!っ!?」

 

すると3台の大型箱トラックが道を阻み、中から大量の構成員が出てきた。

 

構成員「やっちまえ!なんとしてでも奴らを食い止めろ!!」

 

俊「ネオマギウスも必死ですね。でも容赦はしませんよ!!」

 

みふゆ「皆さん!」

 

郁美「ケンちゃん!皆!」

 

桜子「Iいろは、皆I」

 

するとみふゆ達が援軍で現れる。

 

健太「みふゆさん!郁姉!令と月夜と月咲も!桜子まで一緒か!」

 

令「本当だったら悠太さんと援護で回りたかったんだけども先に行ったからそこでカバーしてやれって言われたんだ。」

 

桜子「Iこの場所は私達で死守する。だから先に行って。I」

 

みふゆ「ここは私達に任せて下さい!」

 

やちよ「みふゆ、あなた・・・」

 

みふゆ「大丈夫ですよ、やっちゃん。これは私なりの弔い合戦です。だから、龍二さんを私達魔法少年少女達の未来のためにも、お願いします。」

 

健太「・・・分かった。ここは任せる!」

 

やちよ「みふゆ、必ず無事でいてね。」

 

やちよはそう言うとみふゆは笑ってやちよ達を見送る。

 

月咲「みふゆさん、来ます!」

 

みふゆ「はい!ここは誰一人通しません!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−大通り 新西中央ドーム付近−

 

健太達が進んでいる最中、敵が突然現れなくなる現象が起きていた。

 

壮介「そういやこのあたりに来てからネオマギウスの奴ら姿見せなくなったな、どうなってんだ?」

 

健太「多分、総乃助さん達ががんばってせき止めてくれてるんだろうな。さっきの奴らは多分総乃助さん達が取りこぼしてしまった連中だろう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     −南凪造船 総乃助のアジト−

 

 

 

 

 

総乃助「次の信号機をハッキングして赤信号に、そして次のエリアに妨害結界を作れ!急ぐんだ!」

 

部下「了解!」

 

灯花「お兄様達の為に皆頑張ってるね…!」

 

ねむ「うん、ういを助けるために僕たちも頑張らないと!」

 

総乃助は部下達に的確に指示しながら自身もハッキングや妨害結界でネオマギウス構成員の侵入を防いでいた。

 

総乃助「取りこぼした奴らは宇佐美君達がカバーに当たっているから安心して次の妨害に移れ!」

 

部下「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    −大通り 新西中央ドーム付近−

 

 

 

 

健太「皆が各地で頑張ってくれてる以上俺達も頑張らないとな!」

 

俊「そうですね!このまま直進で行きましょう!」

 

そう言って健太達はどんどん新西中央ドームへ近づいていく。そして最付近に行くと大量のネオマギウス構成員が待ち構えていた。

 

健太「ちぃっ!なんて数だ!!」

 

さな「80人は余裕でいます!」

 

「ティロ・フィナーレ!!」

 

すると構成員達を遮るように目の前で大爆発が起きる。そして健太達の前に巴マミ達が姿を現した。

 

健太「マミ!まどか達も!」

 

いろは「まどかちゃん!」

 

まどか「いろはちゃん久しぶりだね!」

 

さやか「マミさんからいろいろ聞いてたけど決着つけるんだってね健太先輩!」

 

健太「ああ、ようやく龍二の居場所を割り出してな、今向かってる所だ。」

 

ほむら「新西中央ドームの中・・・そこにういちゃんもいるんですか?」

 

いろは「うん、龍二さんが私達をそこに来させるための口実で拐ったの。」

 

キリカ「いよいよ龍二も切羽詰まってんのか。」

 

織莉子「最後の力を振り絞る所はまるで風前の灯火ね・・・。」

 

杏子「とにかく、健太先輩達はあたしたちにここは預けてほしんだ。」

 

健太「お前の場合、大方暴れまわりたいのが本心だろ。」

 

杏子「正解だよ、最近腕が鈍っちまってな。」

 

健太「分かった、じゃあここも任せるぜ。」

 

その時、マミが呼びかける。

 

マミ「健太君!」

 

健太「ん?どうした?」

 

マミ「龍二君を、頼むわね。」

 

健太「おうよ、任せてくれ!」

 

そう言って健太達は新西中央ドームへ向かう。決戦の時は近い。


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