魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:unknown505

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第2話

翌日、健太は単身神浜市の散策がてら「電波少女」の噂について調べていた。

 

健太「「電波少女」ねぇ、やちよさんはアテにならないって言ってたが・・・何故か気になるんだよな。・・・ん?」

 

そうして健太がふと見上げるとそこには「水名女学園」という女子だけが通う学園が立っていた

 

健太「水名女学園・・・女子高みたいなもんか。電波少女について何か知ってる奴がいるか聞いてみるか。おっ誰か出てきたな。」

 

すると学園の入口から長髪の少女が現れ、健太は声を掛ける。

 

健太「すいません、少しいいですか?」

 

「は、はい・・・?えぇっと・・・何のご要件でございますか?」

 

健太「そうだな・・・噂になってる「電波少女」についてなんか知ってる事ってないですか?」

 

「っ!?えぇっと・・・」

 

健太「ん?」

 

「し、知らないでございます・・・。」

 

健太「・・・?あんた本当に知らないのか?目が泳ぎ回ってるぞ。」

 

「知らないったら知らないでございますぅううう〜!!」

 

健太「あっ!ちょっ・・・って速っ!?もういなくなりやがった・・・!」

 

電波少女の噂を聞いた途端少女の目が泳ぎ、健太が問い詰めようとすると知らないといいながら走って姿を消した。

 

健太「めちゃくちゃ速いなおい、あの人絶対何か知ってたな・・・。ん?これは・・・」

 

健太がふと足元を見るとそこには何かのバッジが落ちていた。それを見た健太はあることを思い出した。

 

健太「このバッジ・・・久之って奴も付けてたな。・・・って事はさっきの女もマギウスか!?」

 

それに気づいた健太は顔をあげて周囲を魔力で探すが見当たらず、完全に消え去っていた。

 

健太「だぁぁぁしまったぁぁ・・・!」

 

時すでに遅しという事態になった健太は膝から崩れ落ちて愕然となる。その姿は傍から見たれば水名女学園で蹲る男子中学生であるために周りを歩いてる人は気味悪がる。

 

「(あの子膝から崩れ落ちたわよ・・・)」

 

「(声掛けたほうがいいのかな・・・)」

 

健太「そこぉっ!ボソボソ話すんじゃねぇ!ハッキリ喋れやぁああっ!!」

 

「「ひぃぃぃぃぃっ!!!」」

 

健太が一番嫌いな物はボソボソと言う事でありその地雷を踏んだ水名女学園の生徒はビビって逃げていった。

 

健太「はっ!そうだここは神浜市だ・・・。いつもの感覚でやっていたら変人扱いされちまう・・・。くそ・・・だが、あの女の通う学園は特定できた。次見つけたらただじy・・・ん?鶴乃さんからだ。」

 

そうして先の失態を反省して立ち上がりその場を去ろうとすると鶴乃から連絡が来た。

 

健太「もしもし?」

 

鶴乃『健太くん健太くん健太くん!大変だよ!』

 

健太「うぉおっ!いきなりどうしたんすか!?」

 

鶴乃『健太くんも早く中央区の電波塔に来てよ!ふんふん!』

 

健太「中央区の電波塔!?そこになんkって切れた・・・。何なんだったく・・・。」

 

急な鶴乃の連絡に困惑しつつも健太は中央区へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      −中央区 電波塔付近−

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鶴乃「やちよ〜、いろはちゃ〜ん、健太く〜ん!!こっちこっち!」

 

フェリシア「すっげーちょーおもしれーの!これ魔女かウワサだぜきっと!」

 

健太「何か見つけたのか?」

 

壮介「俺達は見たってよりも聞いたって感じだな。何か耳を澄ましたら女の子の声が聞こえたんだ。」

 

いろは「えっ・・・怖い話ですか・・・?」

 

健太「おいおい、こんな大通りだから誰かの話し声だったんだろ。」

 

鶴乃「そんな聞こえ方じゃないんだよ!なんて言えばいいのかな・・・」

 

壮介「そうだな・・・空気が喋ってるって感じか?」

 

健太「そんな馬鹿な・・・・・・ん?」

 

いろは「?健太さん・・・?」

 

すると健太が何かを感じ耳を澄ます。すると風に混じって何やら少女らしき声が聞こえている。

 

いろは「ひゃあっ!?」

 

健太「っ!?」

 

フェリシア「ほらなっ!空気が喋った!」

 

健太「一体どうなってんだ・・・?」

 

そうしてもう一度健太が耳をよく澄ますと今度は何やら笑い声が聞こえていた。

 

いろは「まま、またっ!?」

 

健太「まさかこれが「電波少女」っすか?」

 

やちよ「えぇっ、これが「電波少女」よ。ただ不思議ね・・・。」

 

壮介「不思議・・・?なんかあったんすか?」

 

やちよ「前は「助けて・・・助けて・・・」って悲痛なものだったんだけど・・・」

 

いろは「や、止めてくださいよ・・・!」

 

健太「傍から聞いたら一種の怖い話だな。」

 

壮介「ははっ確かにな!けど、前の時が悲痛なものならなんで今回は笑い声が聞こえるんだろうなぁ・・・ん?」

 

「ねぇ・・・さっきの声・・・やっぱり「うちの生徒」かな・・・?」

 

そうして壮介が考えていると横を通り過ぎた二人の女子生徒がこの電波少女の件を話していた。

 

壮介「っ!今の・・・やちよさん聞こえましたか!?」

 

やちよ「えぇっ今通り過ぎた子、何か知ってるかもしれないわね。」

 

鶴乃「よっし、私に任せて!すぐに聞いてくるから!」

 

健太「あの〜、あの子らもう人混みに紛れちまいましたよ・・・。」

 

鶴乃「えぇ〜!?」

 

健太・いろは「「・・・・・・」」

 

いろは「健太さん、これがもし人の声だとしたら・・・」

 

健太「あぁ、誰かがウワサに巻き込まれてる可能性があるな。尚更調べる必要がある。」

 

やちよ「高坂くんと助手さんの意見に同意よ。明日二手に分かれて「電波少女」の噂を調べましょう。」

 

健太「了解。あ、んじゃ皆と連絡先交換しないといけねぇな。」

 

そうして健太は壮介以外の全員と連絡先を交換して鶴乃は自宅に帰り、健太達もみかづき荘へ帰宅する。しかし、それを背後から一人の少女が路地裏から健太を見ていた。

 

「ふぅ〜ん、あの人が高坂健太か・・・。何だか面白くなって来ちゃった!報告報告〜!」

 

そうして少女は楽しそうな笑みを浮かべて路地裏の闇へ消えていった。

 

 

 

 

 

        −みかづき荘−

 

 

 

 

 

 

みかづき荘に帰宅し、いつものようにやちよ達の後に風呂に入って上がると何やらドタバタしていた。

 

健太「なんだなんだ?」

 

やちよ「ちょうど良かったわ高坂くん!助手さんと協力してフェリシアを捕まえて!」

 

健太「とりあえず分かりました。そりゃあっ!」

 

フェリシア「ぶわ!」

 

健太「髪が濡れてるな。ほら、ちゃんと座って髪乾かしな。」

 

フェリシア「むー!時間かかるし髪なんて勝手に乾くから良いじゃんかよ!!」

 

やちよ「せっかくきれいな髪しているのに勿体無いでしょ?」

 

フェリシア「う~!そうだ!健太がやってくれよ!」

 

健太「えっ?なんで俺が?」

 

フェリシア「たまにはいいじゃん。」

 

健太「・・・まぁ分かった。」

 

やちよ「健太君、大丈夫?無理しなくても良いのよ?」

 

健太「大丈夫っすよ。俺妹によくやってましたから。」

 

そうして健太はフェリシアの背後に座ってフェリシアの髪を乾かし始める。

 

健太「そういや、フェリシアちゃんはやちよさんといろはちゃんに会う前は傭兵をしていたのか?」

 

フェリシア「そうだぞ~、それがどうかしたか?」

 

健太「いや、俺が言うのもなんだけど傭兵をしていれば学校にも支障をきたすんじゃないかと思ってな。」

 

フェリシア「学校なんて面白くないぞ、漫画の話も出来ねーし、ウシの話も出来ねーしよ。」

 

健太「中々ハードル高いな・・・。漫画の話なら分からんでもないが、ウシの話は・・・。」

 

やちよ「それじゃあ、学校で何も話さなかったの?」

 

フェリシア「そりゃしたけどさ、アイドルとかの話だからつまらなかった。あと変なホームページの事もな。」

 

いろは「変なホームページ?」

 

健太「変なホームページ・・・それはどんな内容だったんだ?」

 

フェリシア「知らない、だって見れなかったから諦めた。」

 

健太「おいおい・・・」

 

フェリシアの返答に呆れつつも髪を乾かす。そして数分後、フェリシアの髪はすっかり綺麗に乾き、綺麗な金髪が煌めいていた。

 

健太「よし、乾いたぞフェリシアちゃん。・・・フェリシアちゃん?」

 

いろは「健太さん」

 

健太「ん?」

 

いろは「フェリシアちゃん、寝てます。」

 

フェリシア「すー・・・すー・・・」

 

健太「ありゃ寝ちまったか。それにしても・・・寝顔案外かわいいな。」

 

やちよ「ちょっと良いかしら?」

 

健太「ん?どうしたんすか?」

 

やちよ「・・・・・・えい。」

 

やちよは眠るフェリシアの頬を優しく突っつく。

 

やちよ「あら、この子のほほすごい柔らかいわ。」

 

健太「え?マジっすか?」

 

フェリシア「う・・・うぅん!」

 

健太「痛ぇ!?」

 

やちよに釣られて健太もフェリシアの頬を突っつく。すると突っつかれた事に苛立ったのか健太の指に噛みつく。

 

いろは「健太さん大丈夫ですか!?」

 

健太「大丈夫大丈夫・・・。痛て・・・この状態ならかわいいんだがな・・・。」

 

フェリシア「うぅん・・・不味い・・・。」

 

健太「俺の指フライドポテトと間違えてねぇか?」

 

いろは「あははっ・・・フェリシアちゃんもあれですし・・・。」

 

健太「まぁそうだな・・・ん?メールだ。」

 

すると健太のスマホに1通のメールが届く音がなる。

 

やちよ「あら、誰から?」

 

健太「多分見滝原の友人だと思います。・・・なんだこりゃ・・・?」

 

いろは「健太さんどうしたんですか?」

 

健太「知らない奴からメールが来たんだが意味不明なメッセージが書いてあった・・・。」

 

やちよ「何て書かれていたの?」

 

健太「「どうか助けてもらえませんか」って・・・。」

 

いろは「あ、私にも!」

 

健太といろはのスマホに届いたメールは何者かからの「救援」とも取れるようなメールだった。

 

健太「気味悪ぃなおい・・・」

 

いろは「ど、どうすれば良いですか・・・?」

 

やちよ「見るからに怪しいわね、こういうのは相手にしないほうがいいわよ。」

 

健太「っすね、分かりました。」

 

そうして健太といろははそのメールを無視して一日を終えた。

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