魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:unknown505

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第3話

翌日、健太とやちよは中央区の電波塔付近へ出向き、いろはと待ち合わせをしていた。

 

やちよ「・・・助手さん、遅いわね・・・何かあったんのかしら・・・。」

 

健太「いろはちゃんの事だから昨日のメールにビビってスマホそのものをオフにしてる気がするな。」

 

やちよ「だとしたら怯えすぎだろ。迷惑メールなんて無視してたら収まるのに・・・あ、助手さんが来たわ。」

 

健太「お、きたきた。こっちだいろはちゃん!」

 

いろは「はぁ・・・はぁ・・・すいません、遅れちゃって・・・」

 

やちよ「あなたどうして電話に出ないの?」

 

いろは「えと・・・昨日のメールが怖くて・・・」

 

健太「あ、本当にスマホの電源が切ってあるな。」

 

やちよ「まさかそれで電源落としてたの!?」

 

健太「いろはちゃん、心配しなくても大丈夫だ。そういう類は無視してりゃあ送られてこないからさ。」

 

いろは「はい、入れておきます・・・。」

 

健太「・・・ん?うわ、昨日のメールまた来てやがる・・・。」

 

いろは「わ、私の方にもきてます・・・!」

 

二人がそれぞれのスマホに再びメールが届いてありそれは返信をしてくれというものだった。

 

健太「ちっ、鬱陶しいな・・・。まぁいいや、そういえばいろはちゃんはどうして遅れたんだ?」

 

いろは「実は「電波少女」を調べるのにももこさんが手伝ってくれて、それで遅れたんです・・・。」

 

やちよ「ももこが?じゃああの子も一緒に調べるの?」

 

いろは「いえそれは、聞いてみたんですけど・・・。」

 

やちよ「・・・そう。」

 

健太「(この感じ・・・やちよさんと姉貴の間に何か確執がありそうだな。まぁ無理に突っ込んで拗れたらマズイからな・・・。)」

 

やちよ「それで何か分かったの?」

 

いろは「はい、「電波少女」を知ってる人は皆「ホームページ」を見たみたいです。」

 

健太「ホームページ・・・そういや昨日フェリシアも言ってたな。そのホームページにはどうやってアクセスできる?」

 

いろは「それが、中に入るには「資格」が必要みたいで・・・それに「ひとりぼっちの最果て」には近づかない方がいいって言ってました・・・。」

 

健太「「資格」に「ひとりぼっちの最果て」か・・・。また奇妙なワードが出てきやがったな・・・。」

 

やちよ「「ひとりぼっちの最果て」ね・・・一体何のことかしら・・・?」

 

やちよ「それはももこさんも分からないって言ってました。」

 

健太「「電波少女」に「ひとりぼっちの最果て」・・・う〜ん・・・訳分からなすぎて余計に混乱しそうだぜ・・・。」

 

いろは「あまり深く考えすぎない方が良いかもしれませんね。・・・あれ?」

 

健太「ん、どうしたいろはちゃん。」

 

いろは「やちよさん、健太さん、あの子・・・あ、昨日「うちの学校の子?」って言ってた女の子です!」

 

やちよ「ほんと、昨日の!」

 

いろは「すぐに追いかけましょう!何か知ってるかもしれません!」

 

健太「待ていろは、あの子様子がおかしい・・・!」

 

そう言って健太はいろはを止め、通り過ぎた少女の首元を目を凝らして見る。すると少女の首元には魔女の口吻が現れていた。

 

健太「っ!魔女の口吻だ!」

 

いろは「あ、首元に!」

 

やちよ「電波塔の方に向かっていったわね。追いかけましょう!」

 

健太「了解っす!」

 

そう言って3人は少女が向かった電波塔へ追跡を開始する。周りの人々に気づかれないよう追跡し、少女は電波塔の中に入っていく。

 

健太「あの女の子どこいった?」

 

いろは「あっ!あそこにいます!」

 

やちよ「っ!エレベーターに乗るわ!」

 

健太「くそっ!先に行かれたか!なら階段で行きましょう!」

 

健太達は少女を追って急いで電波塔最上階へ向かう。

 

健太「はぁはぁはぁ・・・階段で上がるのキツすぎる・・・。エレベーターに乗れなかったのは痛かったぜ・・・。」

 

やちよ「ほんとね・・・それにしてもこんなところまで連れてきてどうするつもりかしら・・・?」

 

いろは「あの人・・・っ!非常口に向かってます!」

 

健太「なにっ非常口!?」

 

やちよ「いけない!早く止めないと外に出る気だわ!」

 

健太「周りのやつもなんで止めねぇんd・・・っ!」

 

いろは「まさか、この場にいる人皆魔女の口吻を・・・!」

 

そう言って健太は周りを見るとそこにいる人々も首元に魔女の口吻を受けている印を見つける。

 

健太「ちくしょう・・・!こんなところで集団自殺なんかされたら地獄絵図だ・・・!なんとしてでも止める!」

 

やちよ「っ!高坂君!!」

 

いろは「健太さん待ってください!」

 

魔女の影響で電波塔からの飛び降り自殺を察知した健太はダッシュで非常口を開けて階段を駆け上がる。

 

健太「おい待て!くそっ!間に合わない・・・!!」

 

そして少女は電波塔の手すりを登って飛び降りようとし健太は全力で阻止しようと走り出す。

 

健太「止めろぉおおおおおおおっ!!!・・・・・・・・・ん?落ちて・・・ない・・・?」

 

「はぁああ・・・間に合って良かったよぉ〜。」

 

健太「っ!お前・・・」

 

「あっ・・・!先輩・・・!?」

 

少女が飛び降りる寸前に止めたのは健太の後輩である「鹿目まどか」だった。どういう訳か神浜市で二人は再び再会を果たした。

 

健太「まどか・・・お前・・・!」

 

まどか「あっ健太先輩・・・!」

 

いろは「健太さん!」

 

やちよ「あの子h・・・ってあなたは・・・!」

 

そして後からいろはとやちよもまどかを見て驚く。

 

まどか「えっ?健太先輩の他にも・・・?」

 

やちよ「えぇ、私達も魔法少女よ。」

 

そう言ってやちよといろはも魔法少女に変身し、その姿を見せる。

 

いろは「あの、ありがとう。もう間に合わないと思って、本当によかった・・・」

 

やちよ「あなた、高坂くんの知り合い?今健太先輩って言ってたけど。」

 

まどか「あ、はい!私「鹿目まどか」っていいます。健太先輩の後輩です!」

 

いろは「健太さんの後輩なんだ。私は環いろはです。」

 

やちよ「七海やちよ、よろしくね。」

 

健太「それよりまどか、どうしてここにいるんだ?」

 

まどか「私達も先輩とは仲が良かったから見滝原で待つことが出来なかったんです・・・。」

 

健太「そうか、それで神浜市に・・・もしかしてその傍らで魔女の気配を感じてここに?」

 

まどか「はい、魔女の口吻を受けてる人を見つけて・・・」

 

やちよ「大方私達と同じね。」

 

健太「っすね、ホントは彼女を地上に下ろしたい所だが、魔女の口吻を受けた人数を考えると、下ろすよりも先に魔女をやった方が早いな・・・!」

 

やちよ「えぇ、幸い風もないしここは広いからリスクは承知で急ぎましょう!」

 

いろは「はい!まどかちゃんの魔女退治、私達も手伝いますね!」

 

まどか「ありがとう!」

 

そうして4人は魔女の結界に入り使い魔と交戦し、連携して魔女を倒し魔女の口吻を受けた人々を解放した。

 

健太「よっしゃ、何とか倒せたな。」

 

いろは「そうですね、まどかちゃんもありがとう。おかげでこの人も私達も助かったよ。」

 

まどか「私達も?」

 

健太「あぁ、この女の子に噂の事を聞きたかったんだ。」

 

まどか「それってこの街にある噂の事ですか?」

 

いろは「えっ、まどかちゃんも知ってるの?」

 

まどか「あっ、私はよく知らないの。ただ健太先輩じゃないもう一人の先輩がその噂のせいなのか、この街で行方不明になって・・・」

 

いろは「健太さんと同じ・・・という事はまどかちゃんの先輩は健太さんと同じ学年だったの?」

 

まどか「うん、そうだよ。本当は健太先輩に止められてたんだけど・・・心配なのと健太先輩だけは良くないと思って友達と来たんだけど・・・」

 

健太「まさか、あいつらもか。ん?今まどか一人って事は・・・もしかして、逸れたのか?」

 

まどか「はい・・・。気がついたら・・・」

 

健太「おいおい・・・」

 

まどか「なるほど、あなたも高坂くんと同じ事情だったのね。なら私達と一緒に行動する?」

 

まどか「えっ、良いんですか?」

 

やちよ「えぇ、構わないわよ。それにあなたと同じ学校の子がいれば安心でしょ?」

 

まどか「じゃあ、良いですか・・・?実は私一人だとちょっと不安だったから。」

 

健太「まぁ一緒にいればあいつらとも鉢合わせるだろうし。」

 

まどか「はいっ!」

 

「う・・・ううん・・・」

 

健太「あ、目が覚めたか。あんた大丈夫か?」

 

「あれ?私、どうしてこんな所に・・・?」

 

健太達が話していると少女が目を覚まし、落ち着いたタイミングで一連の事情を話した。

 

「電波少女の声、ですか・・・」

 

健太「ああ、何か心当たりはあるか?」

 

「・・・・・・・はい。実は最近行方不明になってるうちの生徒なんじゃないかって噂が・・・」

 

やちよ「行方不明の生徒・・・?」

 

「その・・・私は知らない人だと思います・・・。だけど、その子ってクラスで浮いてて幽霊みたいだって聞いたので、もしかしたら知らない内に無視したりして心を痛めて何かあったんじゃないかって・・・」

 

健太「それで不安になって、昨日ここにいたのか。」

 

「はい・・・あっでも、こんな話も聞きました。」

 

いろは「話?」

 

「私、水名女学園なんですが姉妹校に「水名工業学園」っていう男子校があるんですけどそこに通う男の子がその行方不明になってる子の幼馴染らしいんです。もしかしたらその男の子が何か知ってるかも・・・」

 

健太「「水名工業学園」の男の子か・・・。」

 

「私、その子と知り合いなんですが・・・呼びますか?」

 

やちよ「いいの?」

 

「はい、私もここに来た理由の一つでその子に電波少女の声を聞いてもらいたかったので。」

 

やちよ「分かったわ、ならここで呼ぶより近くの喫茶店で呼んでもらえるかしら?」

 

「はい。」

 

そう言って健太達は近くの喫茶店に向かい、少女水名工業学園の男の子を電話で呼び出すのだった。

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